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第123話 ミノラルへの帰還
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「なんか久しぶりって感じがしますね」
「移動も含めると二週間振りくらいだもんな。これだけの期間ミノラルから離れたのは初めてかもしれん」
馬車下り場から下りて、ミノラルの街を歩くと少しだけ久しいような感覚に陥った。たった二週間離れてだけでも、しばらくぶりのような気がするのは不思議だった。
田舎のようなのんびりした空気と違って、活気と少しのせわしなさがあるような雰囲気。
そんな空気に当てられて、徐々に旅先からミ王都であるミノラルに帰ってきたのだなと実感していた。
「今日はどこか寄って行くんですか?」
「そうだな。馬車移動で疲れたし、そのまま屋敷に戻っちゃってもいいんだけど……とりあえず、バングさんの所にだけでも顔を出しておこう。イーナがどこにいるのかだけでも聞いておきたいしな」
俺たちはイーナに頼まれて、海魚の採取をしてきた。急ぎの用という訳ではないだろうけれど、その引き渡しは早めに済ませた方がいいだろう。
そう思って、バングがいるギルド裏の倉庫に向かったのだが、そこには思いもしなかった人物がいた。
「あ、アイクくんに、リリちゃん。おかえりなさい、旅行は楽しめた?」
「あれ? なんでイーナがここにいるんだ?」
倉庫に向かうと、簡易的な椅子に腰かけていたイーナの姿があった。
なんでこんな所にいるのだろうと思っていると、イーナは得意げな笑みを浮かべながら椅子から立ち上がって、可愛らしくウインクを一つした。
「大事なビジネスパートナーの帰還だもの。もちろん、お出迎えくらいするわよ」
「え、俺たちが帰ってくるまで待っててくれたのか?」
以前に旅行に行くと告げてから、二週間くらいが経過してしまっている。間に修行を挟んだとはいえ、人を待つにしては結構な期間だ。
まさか、俺たちを待っているとは思わなかったな。
さすがに、少し申し訳なく思えてくる。
「アイク、気にしないでいいぞ。そいつはただ別用でミノラルに残ったあと、そのまま少し王都観光してただけだ。今ここにいるのはただの偶然だと思ってくれていい」
「ちょっと、そんなにバラさなくてもいいじゃないっ」
倉庫の奥からやってきたバングの呆れるような言葉を受けて、イーナは恥ずかしさで顔を赤くしていた。
そして、それとは対照的にバングはどこか悟りを開いたような顔をこちらに向けていた。
「それで、しばらくぶりにやってきたということは……そういうことなんだよな?」
「?」
バングの顔を見て小首を傾げていたイーナだったが、俺はバングがそんな顔をする理由も分かっていた。
俺が一週間くらいミノラルから離れると、毎回馬鹿みたいな量の魔物に解体を依頼していた。
どうやら、バングは今回もそうなることを危惧しているみたいだった。それも二週間ということは単純計算で二倍だ。
そりゃあ、そんな顔もしたくはなるか。
毎回何十体も魔物をもってくれば、そんなふうに警戒されても仕方がないよな。
「いや、今回はイーナに頼まれた分の魚を渡そうと思って来ました」
「ちゃんと覚えていてくれたのね! ありがとうね、アイクくん、リリちゃん!」
イーナは俺の言葉を受けて待っていましたとでも言わんばかりの笑みを浮かべていた。どうやら、商売の血がかなり騒いでいるらしい。
感情が高ぶっているのか、前のめり気味なイーナの姿を前に、俺は少しの苦笑いを浮かべていた。
「えっと、魚ってどこに出せばいいですかね?」
「魚か。とりあえず、こっちに木箱があるからそこに入れてみるか?」
バングは近くにあった空の木箱を取ると、俺たちの前にそれを置いてくれた。両腕で抱えて持つほどの大きさの木箱だが、俺はその木箱を前に少し不安になっていた。
入りきるかな? いや、そもそも何匹くらい採ってきたんだろ?
俺はどれくらいの数の魚を採ってきたか数えていなかったので、その木箱に入る量だけでもアイテムボックスから取り出すことにした。
「【アイテムボックス】」
俺はアイテムボックスの位置を木箱の上に調整した後、ゆっくりと魚をアイテムボックスから落としていった。
「「え?」」
突然魚が落ちてきたと思ったのか、イーナとバングは少し間が抜けたよう声を漏らしていた。
木箱の上から落ちてきた魚は止まることなく木箱に積まれていった。ぴちぴちと跳ねながら積まれていく魚の姿を見ていると、すぐにその木箱は魚でいっぱいになってしまった。
とりあえず、木箱の中身がいっぱいになったので、俺はそこでアイテムボックスをしまった。
すると、魚が落ちてくるという不思議な光景はそこでピタリと止まった。
「イーナ。まだ魚いるんだけど、残りの魚はどうする? ……イーナ?」
イーナは急に目の前に積まれた魚たちを前に、言葉を失ってしまっていた。
そのまましばらく木箱を見つめた後、イーナはハッとしたように木箱から視線を外して、こちらに信じられない物を見るような目を向けてきた。
「これ、アイクくん達だけで採ってきたの?」
「まぁな。あっ、まだ結構アイテムボックスに残ってるけど、残りはどうする?」
「ま、まだって、どのくらい?」
「2、3倍くらいかな? どうだろ。もっといるかもしれないな」
俺が当たり前のようにそんなことを言うと、イーナは目を大きく見開いて驚いた後、しばらく硬直してしまっていた。
「……とりあえず、出した魚アイテムボックスに戻しといてもらっていいかしら?」
「え、戻すのか?」
「うん、お願い。ちょっと、うん。ちょっと待ってね」
先程までノリノリだったはずなのに、イーナは急にその勢いをそがれてしまったようだった。真剣な顔つきというよりも、困惑しているような顔色。
想定外の出来事を前にして、慌てている様子だった。
「……魚屋でも雇うか?」
「か、考え中」
何かを察したように冷静になったバングの声は、なんだか目の前に事態に慣れているような反応だった。
まるで、何度も経験しているかのような……いや、確かに何度も経験しているか。
あれだな。明らかに持ってき過ぎた奴だな。
イーナとバングの反応を見て、俺は少しだけ申し訳なく思うのだった。
「移動も含めると二週間振りくらいだもんな。これだけの期間ミノラルから離れたのは初めてかもしれん」
馬車下り場から下りて、ミノラルの街を歩くと少しだけ久しいような感覚に陥った。たった二週間離れてだけでも、しばらくぶりのような気がするのは不思議だった。
田舎のようなのんびりした空気と違って、活気と少しのせわしなさがあるような雰囲気。
そんな空気に当てられて、徐々に旅先からミ王都であるミノラルに帰ってきたのだなと実感していた。
「今日はどこか寄って行くんですか?」
「そうだな。馬車移動で疲れたし、そのまま屋敷に戻っちゃってもいいんだけど……とりあえず、バングさんの所にだけでも顔を出しておこう。イーナがどこにいるのかだけでも聞いておきたいしな」
俺たちはイーナに頼まれて、海魚の採取をしてきた。急ぎの用という訳ではないだろうけれど、その引き渡しは早めに済ませた方がいいだろう。
そう思って、バングがいるギルド裏の倉庫に向かったのだが、そこには思いもしなかった人物がいた。
「あ、アイクくんに、リリちゃん。おかえりなさい、旅行は楽しめた?」
「あれ? なんでイーナがここにいるんだ?」
倉庫に向かうと、簡易的な椅子に腰かけていたイーナの姿があった。
なんでこんな所にいるのだろうと思っていると、イーナは得意げな笑みを浮かべながら椅子から立ち上がって、可愛らしくウインクを一つした。
「大事なビジネスパートナーの帰還だもの。もちろん、お出迎えくらいするわよ」
「え、俺たちが帰ってくるまで待っててくれたのか?」
以前に旅行に行くと告げてから、二週間くらいが経過してしまっている。間に修行を挟んだとはいえ、人を待つにしては結構な期間だ。
まさか、俺たちを待っているとは思わなかったな。
さすがに、少し申し訳なく思えてくる。
「アイク、気にしないでいいぞ。そいつはただ別用でミノラルに残ったあと、そのまま少し王都観光してただけだ。今ここにいるのはただの偶然だと思ってくれていい」
「ちょっと、そんなにバラさなくてもいいじゃないっ」
倉庫の奥からやってきたバングの呆れるような言葉を受けて、イーナは恥ずかしさで顔を赤くしていた。
そして、それとは対照的にバングはどこか悟りを開いたような顔をこちらに向けていた。
「それで、しばらくぶりにやってきたということは……そういうことなんだよな?」
「?」
バングの顔を見て小首を傾げていたイーナだったが、俺はバングがそんな顔をする理由も分かっていた。
俺が一週間くらいミノラルから離れると、毎回馬鹿みたいな量の魔物に解体を依頼していた。
どうやら、バングは今回もそうなることを危惧しているみたいだった。それも二週間ということは単純計算で二倍だ。
そりゃあ、そんな顔もしたくはなるか。
毎回何十体も魔物をもってくれば、そんなふうに警戒されても仕方がないよな。
「いや、今回はイーナに頼まれた分の魚を渡そうと思って来ました」
「ちゃんと覚えていてくれたのね! ありがとうね、アイクくん、リリちゃん!」
イーナは俺の言葉を受けて待っていましたとでも言わんばかりの笑みを浮かべていた。どうやら、商売の血がかなり騒いでいるらしい。
感情が高ぶっているのか、前のめり気味なイーナの姿を前に、俺は少しの苦笑いを浮かべていた。
「えっと、魚ってどこに出せばいいですかね?」
「魚か。とりあえず、こっちに木箱があるからそこに入れてみるか?」
バングは近くにあった空の木箱を取ると、俺たちの前にそれを置いてくれた。両腕で抱えて持つほどの大きさの木箱だが、俺はその木箱を前に少し不安になっていた。
入りきるかな? いや、そもそも何匹くらい採ってきたんだろ?
俺はどれくらいの数の魚を採ってきたか数えていなかったので、その木箱に入る量だけでもアイテムボックスから取り出すことにした。
「【アイテムボックス】」
俺はアイテムボックスの位置を木箱の上に調整した後、ゆっくりと魚をアイテムボックスから落としていった。
「「え?」」
突然魚が落ちてきたと思ったのか、イーナとバングは少し間が抜けたよう声を漏らしていた。
木箱の上から落ちてきた魚は止まることなく木箱に積まれていった。ぴちぴちと跳ねながら積まれていく魚の姿を見ていると、すぐにその木箱は魚でいっぱいになってしまった。
とりあえず、木箱の中身がいっぱいになったので、俺はそこでアイテムボックスをしまった。
すると、魚が落ちてくるという不思議な光景はそこでピタリと止まった。
「イーナ。まだ魚いるんだけど、残りの魚はどうする? ……イーナ?」
イーナは急に目の前に積まれた魚たちを前に、言葉を失ってしまっていた。
そのまましばらく木箱を見つめた後、イーナはハッとしたように木箱から視線を外して、こちらに信じられない物を見るような目を向けてきた。
「これ、アイクくん達だけで採ってきたの?」
「まぁな。あっ、まだ結構アイテムボックスに残ってるけど、残りはどうする?」
「ま、まだって、どのくらい?」
「2、3倍くらいかな? どうだろ。もっといるかもしれないな」
俺が当たり前のようにそんなことを言うと、イーナは目を大きく見開いて驚いた後、しばらく硬直してしまっていた。
「……とりあえず、出した魚アイテムボックスに戻しといてもらっていいかしら?」
「え、戻すのか?」
「うん、お願い。ちょっと、うん。ちょっと待ってね」
先程までノリノリだったはずなのに、イーナは急にその勢いをそがれてしまったようだった。真剣な顔つきというよりも、困惑しているような顔色。
想定外の出来事を前にして、慌てている様子だった。
「……魚屋でも雇うか?」
「か、考え中」
何かを察したように冷静になったバングの声は、なんだか目の前に事態に慣れているような反応だった。
まるで、何度も経験しているかのような……いや、確かに何度も経験しているか。
あれだな。明らかに持ってき過ぎた奴だな。
イーナとバングの反応を見て、俺は少しだけ申し訳なく思うのだった。
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