クズとセフレ

にじいろ♪

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二人の巨人

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あと3日で卒業式。

僕とタケルは、結局あれからほとんど喋ることも無く時間が過ぎた。
何度か僕から話しかけたが、全て無視された。
僕は穴じゃなくなったら、タケルの目にも写らないらしい。
そう思うと、これまでの自分がバカみたいだと笑えてくる。
あんなに必死にセフレとして頑張り続けた結果が、これだ。

ナオトとは、あれからも頻繁に会ってる。
僕の話をいつも嫌な顔せずに聞いてくれる大事な友達だ。

「もう、卒業だな」

公園でナオトとブランコに座りながらジュース片手にしみじみとする。

「早いね、高校生活って。僕の青春終わっちゃったよ」

そう笑うと、ナオトはいつものように優しく励ましてくれる。

「まだこれからだろ?俺ら。ヒロキもさ、これからも新しい出会いがあるって。そもそも、あんなクズにはヒロキは勿体なかったんだよ。な?」

苦笑が漏れる。それは逆だよ。

「ナオトは優しいね。僕、ナオトみたいな人を好きになりたいよ、次は」

これは僕の本当の気持ちだ。
あんな最低な奴じゃなくて、次は僕をちゃんと見て大切にしてくれる人を見つけたい。

「・・・じゃあ、俺で良くね?」

「・・・ん?」

ナオトがいつの間にか僕の目の前に立っていた。

「俺みたいなのを好きになりたいんだろ?じゃあ、俺で良くね?」

もう一度言われた言葉は、僕の心には刺さらなかったけれど、なんとなく頭は納得した。
確かに一から始めるより、ナオトとの方が気心も知れていて楽かもしれない。
ナオトは本当に優しくて良い奴だし。
そう思うのに、タケルの顔が出て来てうるさいから手を振って頭の中から追い払う。

「たしかに・・・考えたこと無かった」

「考えてみてよ。俺、相当な優良物件よ?」

笑うナオトが緊張気味で少しぎこちなくて、僕をからかってるんじゃないことも分かった。
僕もつられて少し緊張する。

「ナオトはさ、僕のこと好きになれるの?だって男だよ?」

なんでも思ったことを素直に言えるんだ、ナオトには。

「他の男は無理だけど、ヒロキは好きになれるっていうか・・・もう、好き?」

疑問系なことに笑いそうになるけど、僕は表情筋に力を込めて真面目な顔にする。

「ほんと?僕、まだ、その」

僕の心の真ん中には、まだタケルが居座っている。
あの憎たらしい顔で。

「それでもいい。いつか俺の事を好きになってもらえるよう努力するから。俺と付き合って?」

僕は頷いていた。
自分は狡いと思う。
他の奴が好きなのに、優しくしてくれて自分を好きと言ってくれるからってだけで付き合うなんて。

「よ…よろしくお願いします」

でも僕は自分を甘やかしたい。
もう辛い思いばかりするのが嫌だったし、寂しかった。
タケルといたら辛いばかりで幸せになんてなれない。
今までも、これからも。

ナオトと手を繋いで歩いて帰る。
不思議な気がしたけど、嫌じゃなかった。
小さい頃に戻ったような気持ちでナオトといつまでも喋り続けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校から家に着くと同時にナオトから連絡が来た。

『俺たち、付き合うことになったから』

『は?俺たちって、相手誰だよ』

『ヒロキ』

『・・・あ?』

頭湧いてんのか。アイツ男だぞ。

『そういうわけだから、もうヒロキに手ぇ出すなよ』

『言われなくても出さねぇよ。もうとっくの昔からヤってねぇし』

スマホからでもナオトがホッとしたのが分かる。

『ヒロキ、約束守ってくれてんだな』

しみじみしてんじゃねーよ、こっちは溜まってんだ。他の女も寄ってこねーし。
なんだよ、この野郎。

『じゃあ、そういうことだから。まあ、もう卒業したらヒロキとタケルは関係ないけどな』

なんとなく、ナオトの言い方が鼻につく。
俺とヒロキが卒業したら切れるって言いたいんだろうし、実際、既に切れてるんだから、本当のことだけど。

『うっせーな、いちいち。んなことで電話してくんじゃねぇよ。それより溜まってんだよ、女、回せ』

くっくっくと笑う声が、またムカつく。

『いつまでも盛った犬だな、お前は。タケルにも運命の相手が見つかるといいな。俺みたいに』

思いっきり通話を切ってやった。
恋人が出来た位で上からだな、アイツ。
俺は確かに今まで誰とも付き合ってない。
いろいろ言われると面倒だからセフレしか作らなかった。
だって好きな時にヤリたいから。
それに・・・運命の相手、ね。
盛大に溜息をつく。

そんなの俺だっていたわ。
高校入学の時に。
ひと目で心を奪われた運命だと思った相手が。
でも、そいつが男だから諦めたんだ。
寄ってくる女を取っかえ引っ変えしてれば気も紛れたし忘れられた。
それが、俺を棒か道具としか見ないような淫乱だった。
それなのに…

俺が男だからと諦めたアイツを、ナオトが横からかっさらって行った。
バカみてぇだな、俺。
ヒロキがゲイじゃないから。
いつも女を紹介しろって言うから。
まさか男同士で付き合えるなんて、全く考えたことも無かった。
せめて俺にしおらしく接して欲しくて、嫌がらせでナオトとヤラせようとしたら、この結末。

「あーあ、俺の青春、終わったな」

笑うしかないって、こういう事か。
自分のマヌケ加減に、もう腹も立たない。
俺がもし告白していれば、ヒロキと付き合うことが出来たんだろうか。
そう考えて苦笑が漏れる。
いや、無理だろ。
お互いにセフレとしてしか接して来なかった。
ヒロキは俺に対して特別な気持ちなんて、これっぽっちも無いことも知ってる。

「あーあ、大学で好きになれる奴みつけよ」

自分の部屋の天井を見上げて一人呟く。
ヒロキの顔が浮かんでは消して、浮かんでは消す。
涙なんて俺は流さない。
モテ男の俺が男相手に失恋で泣くなんてありえない。
これは汗だ。目から出た汗。
なんで俺がこんな思いしなきゃなんねぇんだ。
つい先日、久しぶりに会った俺の元セフレの女から言われた。

「あんた、病気持ってるって噂だよ?」

ヒロキとヤってたのがバレてたらしく、ケツに突っ込んでる俺が病気持ちと噂されて女が寄って来なかったらしい。
ちくしょう、俺は病気なんか持ってねぇし。
でも今更、訂正しても卒業だ。
もっと早く言えよ、あのバカ女。

だから、こんなに溜まってんのも全部アイツのせいなのに。
俺ばかり苦しい思いをして、アイツはナオトと付き合って、今、幸せの中にいる。
もしかしたら、今、実際にナオトとヤってるのかも。幸せな顔でナオトの腕の中で喘いでるヒロキを思い浮かべる。

悔しくて苦しくて腹が立つ。
身体中の血液が沸騰する。
なんだよ、優しくしてくれる相手なら誰でもいいのかよ。
ナオトのこと、ほんとに好きなのか?
男なんだぞ?
お前、ゲイじゃないくせに。
俺だってゲイじゃない。
男なんて好きじゃない。
だから、付き合うことなんて出来ないから、セフレでいたのに。
それも一方的に切られた。


『…もしもし』

気が付いたら、目から汗を流しながらアイツに電話をかけていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『え?タケル?』

僕は驚いた。
タケルの声を聞くのさえ久しぶりだったから。
しかも電話なんて、今まで一度もしたことなんて無かった。
セフレの時も、LI○Eで『来い』だの『おそい』だの送られて来てただけだから。

『何してんだよ、てめえ』

凄い怒ってる。
声の低さと凄みがヤバイ。

『なにしてるって?なんのこと?』

とにかく意味不明だ。
久しぶりにタケルの声が聞こえて嬉しいのに、恐い。

『・・・アイツのこと、ほんとに好きなのかよ』

アイツって…まさかナオトのこと?
もしかして僕達が付き合うって、もう聞いたの?
今日だよ?
付き合うことになったの。

『えと、ナオトの、こと?』

『・・・』

無言が恐い。
なんでこんなに怒ってんだか。
イエスかノー位答えてよ!
僕のことで怒るはず無いのに…あ、ナオトのことか。

『そっか、ナオトはタケルの幼なじみだもんね。こんな男の僕と付き合うなんて嫌だよね』

思わず自嘲気味に笑う。
タケルは男同士で付き合うなんて考えたことも無いんだろう。

『・・・そうだな。すげぇ、やだ。マジでムカつくし許せねぇ』

はっきり言われると、かなり堪える。
胸が抉られたようで、ぎゅっと押さえる。
ギリギリで抑えていた気持ちが溢れそうになる。

『ハハ、ごめんね。今後もタケルとは会わないように気をつけるからさ』

乾いた笑いで、なんとかやり過ごそうとする。
もう電話を切りたい。
こんなに耳元でタケルの声を聞いていたら、辛くて涙が溢れるのを止められない。
喉が震えて、声も震える。

『殴らせろ』

『ふぇっ?』

驚きで涙も引っ込んだ。

『ムカつくから、一発殴らせろ。これから俺ん家、来い』

え、やだ。殴られる為に行くとか無理。

『いや、ちょっと今は・・・明日、学校じゃだめ?』

学校なら、常に周りに人が居れば殴られずに済むかも。

『来いっつったら、来い』

ドスの効いた声で言われると、それ以上は更に殴る力が強くなりそうで、僕は渋々、タケルの家に向かった。
ナオトにも連絡したけど、ちょうど繋がらなくて。LI○Eでタケルの家に向かうことだけ送っておいた。
助けに来てよ、ナオト~と、こんな時ばかり当てにする僕は、ほんと最低なヤツだ。

ピンポーン

チャイムを鳴らす。
夕陽が沈みそうな時間。
夕焼けに照らされながらドアを開けたタケルに、腕を掴まれて強引に家の中へ引っ張り込まれる。
ほんと強引なんだよ、コイツは。
思えば、最初からそうだった。
初めて、あの教室で咥えさせられて。
そこから始まった苦しいセフレの関係。
一からやり直したくて僕から切ったけど、結局やり直すことなんて出来るはずも無かった。
そもそも、タケルは僕のことなんて気にも止めていなかったんだから。

「殴るなら早くしてよ。もう覚悟したから」

僕を引っ張り込んだ癖に、こちらに背中を向けているタケルに声をかけて目を閉じる。
ぐっと奥歯に力を込めて、タケルが近づくのを気配で感じる。
くる!と思って身構えていると、唇に温かくて柔らかいものが当たった。

目を開けると、そこにはタケルのドアップ。
タケルって、まつ毛長いー!じゃない!

「んんんんんん?!」

思わず声が出る。
何?どうした?何が起きてる?

僕の後頭部をがっしり掴まれて更に深く口付けると、舌まで入れてくる。
僕、キスしたことなかったんだけど!
これ、ファーストキスなんだけど!

「んー!!んー!!」

なんとか逃れようともがくが、タケルにがっしり掴まれたら逃げられない。
ガクガクと足の力が抜けてきた僕を抱えるようにソファに押し倒す。
待って、ちょっとこれ?!

「ヒロキ?いんのー?」

ナオトが入って来た。
マズイ、マズイ!
タケルの肩を叩くけど、僕の目を睨んで更にクチュクチュと音をさせて口付けしてくる。

カチャ

居間のドアが開いた。
終わった。

「・・・は?」

ナオトの呆然とした声が頭の上の方で聞こえる。
僕はナオトの方を見たいのに、頭が掴まれてて動かせない。
視線さえ合わせられない。
涙が自然とこぼれる。

「タケル、退け」

低いナオトの声。
聞いたこともない地を這うような低音が響く。
タケルはナオトを無視して僕の身体もまさぐる。
こんなことされたことないのに。
僕の腹や乳首を優しく触ってくるから…

「んっ、ふっん」

甘い声が鼻から漏れる。
近くでナオトが見てるのに。

バキィーーーっ!!
ドオンっ!!

凄まじい音と共にタケルがテーブルに突っ込んだ。
ナオトが肩を上下させて荒く息を吐いている。
僕は自由になったけど、身体が言うことを聞かなくて、ソファでくたりと寝たまま見ていた。

「コイツに手ぇ出すなっつったろ?!ぶっ殺すぞ!!」

ナオトが、恐ろしい形相でタケルに掴みかかる。
タケルは視線も合わせない。

「お前に命令される覚えはねぇな」

ナオトがタケルに掴みかかるが、タケルが思い切り振り払って殴り返す。
ナオトも壁に吹き飛ぶ。
とんでもない音と共に背中を打ち付けてうずくまる。

え、なにこれ恐いんですけど。
もしかして僕も殺される?
そろそろと少し動くようになった身体をソファから床に移動させて2人の視界から逃れる。
上では、巨人の恐るべき取っ組み合いのケンカが激化する一方だ。
タケルの家の居間は、もはや戦場。
原因は、おそらく僕だけど仲裁なんて無理。
死ぬ。
即死。
よって逃げるの一択。
四つ這いになってドアに向けて進むただの人間は、しかし巨人に見つかる。

「どこ行く気だ、ヒロキ」

地を這う声、第2弾。
タケルの声が地獄から聞こえる。

「ヒロキィ、見てろ!!コイツを殺してすぐに俺が上書きしてやるからぁ!!」

ナオト、僕、無理だよ。
そんな戦闘狂みたいな目で見られたら甘い空気になんてなれないよ。
もう大学で新しい出会い探しますから、僕のことは綺麗さっぱり忘れて下さい。
あ、最低でいいです、僕。

「あ、僕のことは気になさらず…ちょっとトイレへ」

そそくさとドアに向かおうとすると襟首を掴まれる。
あれ、後ろに閻魔様いる?
もしくは大魔王降臨?

「トイレはあっちだろ」

逆方向へポイッと投げられる。
巨人の戦場を超えなければ玄関に行けなくなった。
僕はすごすごとトイレへ向かう。
このまま家族が帰ってくるまでトイレにこもるしかないか?
だけど、外の戦争が終わってもタケルと2人になりたくないし。
殴り合い、罵りあう声を後ろに聞きながら居間のドアを閉めて出口を探す。
浴室を見つけた。
窓は大きめで高くもないから、ここからなら逃げられそう。
僕は浴室のスクリーンシャッターを上げて窓を開ける。
お隣の家の壁はそんなに近くない。
下を見ても、一階だし飛び降りても平気だろう。
僕は靴が無いけれど、そこはもう諦めることにした。
命のほうが靴下より大事に決まってる。
窓から身体を乗り出して、ひょい、と飛び降りた。
思いのほか高さがあって足が痺れるし、よろけた。

「あいたたたた」

よろよろとしながらも、門へと向かう。
家の中からは終わりの見えない争いや家具が倒れる音が聞こえてくる。
足音を立てないよう、ソロリソロリと歩いていく。
砂利じゃなくて土で良かった。
あと少しで門…

「あら、どなた?」

タケル母登場。オワタ。

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