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高熱と謝罪
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翌日の夕方。
サンクチュアリは高熱を出しました。
そりゃそうなるさ。
あんな、最&高……ゴフン、最低な行為を延々と夜中までされて、挙げ句、寝かさずに、あの太すぎるモノで本番って。
流石に鬼畜過ぎて何も言えないわ。
BL大好物でも、あれは、やり過ぎ……てなーーいっっ!!!
「ゴホッ、ログ……乳首が……こんなに腫れちゃったよ?ねぇ……舐めて治して?」
「そんな、我が天使は熱が……ちゅるっ、甘いっ!なんて甘いんだぁぁぁあ!!!」
「ああんっ!!もっと、舐めて舐めてぇっ!!はあんっ」
「仰せのままにぃーーーっっ!!!がぶ!ーっっ!!」
はい、二人、ここに覚醒しました。
あー……夕陽が眩しい。
「んあんっ、乳首だけじゃ、やらあっ!三つ、一緒にぃ~♡」
「もちろんですっっ!!おい、クソ邪神!早く例のモノを出せっ!我が天使が待ってるだろう!!」
『……いいんですか?熱あるのに?』
「愛の炎で熱を鎮めるのだぁ!!!」
「うんっっ!!愛の炎、早く注入してっ♡」
うん………
とりあえず、全て必要なモノを置いて、私は去った。
色んな思いを抱えて。
そして泉へ戻ろうとした時、丁度、森へ背の高い男が何やら物騒な物を携えて入ろうとしていたところだった。コワモテだ。
以前にも来たことがあったような、なかったような?
BL以外は興味が無いけれど、この男の持ち物は大いに興味惹かれた。
大きな袋とゴッツイ首輪を持っている。これ、ログが着けていた奴隷のヤツだな?
ふむふむ…、しかも、この男にはご主人様がいるらしい。太っちょのご主人様か……
この心を読める能力は、ほんとありがたし!!
やせた従者と、太っちょご主人様……
あ、これ、イケるな……ふむふむ。ぐふふ……
私はソイツの真の願いを叶えてやることにした。本人が願ってるかは別にして。女神だから、なんでもアリなのだ。
「くそっ、アイツら、ただで済むと思うなよ。必ず奴隷にしてやる……」
私はその男が持ってる首輪を、ちょちょいっと男の首に着けてやった。
男は目を白黒させて慌てふためいている。
『ふはは、任せろ!調教師はお前のご主人様だ!今度こそ、理想のBL~♡やせ×ぽっちゃりも、どストライクなんだよねー!!ご主人様×奴隷のラブロマンス♡さいっこう!』
「はっ?!えっ?!!……そんな、まさか!首輪が!!クソッはずれないっ!!」
しばらく、もんどりを打って首輪を外そうと地面を転がっていたが、ようやく諦めたのか、ノロノロと立ち上がった。
うん、似合うな、首輪。
『さあ、愛するご主人様の元へ行くのだ!!そして愛を確かめ合って、ぐふふのふ……』
「ちっくしょう……なんだって、こんなことに……あの奴隷商に外す方法を聞くか……クソっ」
男には、私の声が全く聞こえていないらしい。
こうして、男は首輪を付けてノロノロと真に愛し合う予定のご主人の元へと戻って行った。
あの大きな袋には、しっかり忘れずに愛の道具を山程詰めてやったから、帰ったら即愛し合えるし、あいつも調教される喜びにすぐに目覚めるだろう。何しろ、サンクチュアリに用意した物よりも、遥かに超ハードモードの調教グッズだ。癖になったら抜けられないぞ♡
そうして街へ戻った男は、奴隷として元のご主人様に仕えることとなった。
被虐趣味のご主人様は女神からの調教グッズも大変気に入り、それからは、他の奴隷に見向きもせずに、背の高い奴隷たった一人をありとあらゆる調教で愛でて、それはそれは幸せに暮らしたとさ。
~ハッピーエンド♡~
サンクチュアリは高熱を出しました。
そりゃそうなるさ。
あんな、最&高……ゴフン、最低な行為を延々と夜中までされて、挙げ句、寝かさずに、あの太すぎるモノで本番って。
流石に鬼畜過ぎて何も言えないわ。
BL大好物でも、あれは、やり過ぎ……てなーーいっっ!!!
「ゴホッ、ログ……乳首が……こんなに腫れちゃったよ?ねぇ……舐めて治して?」
「そんな、我が天使は熱が……ちゅるっ、甘いっ!なんて甘いんだぁぁぁあ!!!」
「ああんっ!!もっと、舐めて舐めてぇっ!!はあんっ」
「仰せのままにぃーーーっっ!!!がぶ!ーっっ!!」
はい、二人、ここに覚醒しました。
あー……夕陽が眩しい。
「んあんっ、乳首だけじゃ、やらあっ!三つ、一緒にぃ~♡」
「もちろんですっっ!!おい、クソ邪神!早く例のモノを出せっ!我が天使が待ってるだろう!!」
『……いいんですか?熱あるのに?』
「愛の炎で熱を鎮めるのだぁ!!!」
「うんっっ!!愛の炎、早く注入してっ♡」
うん………
とりあえず、全て必要なモノを置いて、私は去った。
色んな思いを抱えて。
そして泉へ戻ろうとした時、丁度、森へ背の高い男が何やら物騒な物を携えて入ろうとしていたところだった。コワモテだ。
以前にも来たことがあったような、なかったような?
BL以外は興味が無いけれど、この男の持ち物は大いに興味惹かれた。
大きな袋とゴッツイ首輪を持っている。これ、ログが着けていた奴隷のヤツだな?
ふむふむ…、しかも、この男にはご主人様がいるらしい。太っちょのご主人様か……
この心を読める能力は、ほんとありがたし!!
やせた従者と、太っちょご主人様……
あ、これ、イケるな……ふむふむ。ぐふふ……
私はソイツの真の願いを叶えてやることにした。本人が願ってるかは別にして。女神だから、なんでもアリなのだ。
「くそっ、アイツら、ただで済むと思うなよ。必ず奴隷にしてやる……」
私はその男が持ってる首輪を、ちょちょいっと男の首に着けてやった。
男は目を白黒させて慌てふためいている。
『ふはは、任せろ!調教師はお前のご主人様だ!今度こそ、理想のBL~♡やせ×ぽっちゃりも、どストライクなんだよねー!!ご主人様×奴隷のラブロマンス♡さいっこう!』
「はっ?!えっ?!!……そんな、まさか!首輪が!!クソッはずれないっ!!」
しばらく、もんどりを打って首輪を外そうと地面を転がっていたが、ようやく諦めたのか、ノロノロと立ち上がった。
うん、似合うな、首輪。
『さあ、愛するご主人様の元へ行くのだ!!そして愛を確かめ合って、ぐふふのふ……』
「ちっくしょう……なんだって、こんなことに……あの奴隷商に外す方法を聞くか……クソっ」
男には、私の声が全く聞こえていないらしい。
こうして、男は首輪を付けてノロノロと真に愛し合う予定のご主人の元へと戻って行った。
あの大きな袋には、しっかり忘れずに愛の道具を山程詰めてやったから、帰ったら即愛し合えるし、あいつも調教される喜びにすぐに目覚めるだろう。何しろ、サンクチュアリに用意した物よりも、遥かに超ハードモードの調教グッズだ。癖になったら抜けられないぞ♡
そうして街へ戻った男は、奴隷として元のご主人様に仕えることとなった。
被虐趣味のご主人様は女神からの調教グッズも大変気に入り、それからは、他の奴隷に見向きもせずに、背の高い奴隷たった一人をありとあらゆる調教で愛でて、それはそれは幸せに暮らしたとさ。
~ハッピーエンド♡~
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