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白目

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ログの様子は、明らかにおかしかった。

「ログ?!ねぇ、大丈夫?!ログ?!」

何度も呼びかけるが、返答は無く白目を向いて呆然自失となっている。もしかして、僕が余計なことしたから?
でも、とりあえず全裸でいるよりは、服を着せないと……

「ほら、ログ?家の中に入りますよー?」

ぽけーっとした白目のログを連れて僕は家に戻った。
僕の頭の中は女神様からの神託で埋め尽くされていたから、勿論、余計なことばっかり考えていた。

「えっと……とりあえず、その……ソコを治療するから、寝台で横になって……あ、あくまで治療だから……」

白目のログを、そっと寝台に横にする。
僕よりも身体が大きいのに、ものすごく素直だから全然重くなく動いてくれる。
その辺りは、いつものログ。

何度も名前を呼びたいと思っていたから、今日、知れて良かったな、と胸が暖かくなる。何度も何度も胸の中で反芻して呼び掛ける。ログ、ログ、ログ………僕の愛しいログ。

『あ、これ、万能治療薬でーす!どこに塗ってもオッケー♡勿論、穴という穴にも塗れまーす!そんでもって、濡れまーす♡特別大量サービスしちゃうから、バンバン使っちゃってね♡』

女神の声がどこからともなく聞こえたかと思えば、寝台の上に横大量の小瓶が降って来た。もはや小山が出来ている。

「え………あの…………女神様?これは一体」

『まーまー♡いいから、使っちゃって♡治療にも、イイことにも使える女神の雫♡今なら無料!!アッハッハ!!じゃっ♡』

あの女神様、どこかで見てない……よな?

辺りをキョロキョロ見渡すが、やはり女神の姿は見えなかった。考え過ぎか……と山積みの小瓶を一つ手に取る。
見たこともない美しい形の小瓶だ。蓋を開ければ中身はとろりとして、芳醇な花の香りがした。何だろう、ものすごく効きそう。頭がちょっとぼんやりするような香りだ。

僕は、白目のログを振り返り、仰向けで呆然としているログに跨った。これは、あくまで治療だからと言い聞かせながら。

「ちょっと冷たかったら、ごめんね」

小瓶の中身を僕の掌に垂らして、温める。なんとも言えないヌルヌルとした感触が気持ち良い。その掌で、ログの赤くなった先端に、そっと包んだ。

「??!!!??!!!」

ログが白目から、いつもの美しい瞳になった。本当に綺麗な瞳だ。深く澄んだ泉のように美しい。

「これ、万能治療薬なんだって……少し、我慢してもらえる…かな?ごめんね……」

そのまま、先端に両手でヌッチヌッチと薬を塗り込んでいく。先程から、ほとばしるように透明の液体が出てくるから、それも合わさって、物凄いイヤラシイ音が部屋に響く。僕まで息が上がってしまう。
悪いことしてるみたい……

ログは、歯を食いしばって、敷布を両手で掴み、懸命に耐えているらしい。

「ログ……耐えなくて良いよ?いつでも、その……吐き出して良いから……我慢しないで?えっと、治療、だから……」

ログの顔は、真っ赤に染まっていたが、歯を食いしばるのをやめた。と同時に、ビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルビュルっ!!と大量に吐き出された。
僕に向けて。

「っっっ!!!!!」

ログは、大慌てだ。アワアワと、僕の顔や髪に付いたソレを布で拭こうとしているが、その布にもたっぷり付いているから、余計に塗り拡げている。

「う、うん、大丈夫だよ。ちょっと服を脱ぐね。あとで洗濯すれば平気だから気にしないで?」

物凄くへこんでいるログを元気付けようと、僕はパパパっと脱いだ。
ふと、ログの視線で気づいた。

寝台で、二人とも、全裸になった。
僕は、必要も無いのに、下着まで脱ぎ捨てた。
あれ?何で全裸になったんだっけ?

『今日中に交わらなければ死ぬのよ?あなた♡彼の首輪も外れないわ♡ほら、万能治療薬で、何でも出来ちゃうから♡これは女神からの神託よ』

また女神の声がしたかと思えば、あのコトをせっつかれた。
分かってる。それは、ログの首輪を外す為の行為であって、あくまで……でも、僕はログのことが好きだから、どうしても意識してしまう。
肌が触れ合ったら、元の関係になんて戻りたく無くなってしまう。愛してしまう。でも、ログは、僕のことなんて……

『はい、強制執行入りまーす』

僕の視界はぐるっと回転した。
気付けば僕は仰向けで、両脚を自分でかっ開いて固定していた。

「ん??はっ?!えっ!」

『ほら、ログ。ご主人様を待たせたらダメよ?その治療薬で、穴をよーくほぐしてから、あんたのマグナムをぶち込んで差し上げて♡』

「なっ!!!め、女神!!!??」

本当に女神なんだろうか、あの声……
そんなことを考えている暇は無かった。
ヌル、という感触と共に、普段は排泄にしか使ったことのない穴に、ログの指が挿ってきた。

「えっ、ロ、ログ?!ひゃんっ」

不安気に僕の表情を伺うログに、僕はいつもの調子で笑いかけてしまった。

「だ、大丈夫だよ、上手だから、その調子……あっ」

僕の笑顔でホッとしたのか、ログは僕の開いた両脚の間にすっぽりと嵌り、ソコをグチャグチャと掻き回し始めた。
うん、学習能力高過ぎ。

「はあっ、あんっ、あっあっ、指がっ、多いっ」

気付けば二本の指がグチャグチャと動いていて、僕は多過ぎるという意味で言ったが、ログは反対に取ったらしい。
指が多い方が良い、と。

「あはぁんっ!ひんっ、ふあっ、らめっそこっ」

指は三本から四本になり、もう訳が分からない。僕のソコは、大洪水を起こしていた。

「ひっあぁぁぁぁああああっっ!!!」

急に身体がビリビリと痺れて、気付けば白濁を吐き出していた。自分でも信じられなかったが、ログはニヤリと笑って、再び同じシコリを弄り始めた。

「そこ、らめっ、あぁぁぁぁあっ!!!」

また、ビクビクと身体を痙攣させながら何度も白濁を吐き出す。

なに、これ……こんなの、知らない……

「ログ……キス、してぇ」

僕は自分が怖くなった。こんな始めての経験で、今までの僕と変わってしまうことが、本当に怖かった。
だから、ログとキスがしたかった。
ログの唇は、それはそれは優しく僕の唇に吸い付いた。
と同時に、その大き過ぎる異物感に慄いた。

さっきまで指が縦横無尽に動いてたソコに、ピタリと付けられた巨大なソレの感触。
新しい恐怖に、思わず身体にも力が籠もる。けれど、ログのキスは優しく柔らかくて、恐怖を全て忘れさせてくれるものだった。
そうして、身も心もトロトロになった瞬間に、僕の中へ挿ってきた。

女神曰く、マグナムが。
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