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実家
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「ごめんなさい、ごめんなさい……」
彼の、涼のお母さんは、泣きながら、ずっと謝っている。
「いえ、謝って欲しい訳じゃないんです。涼さんのことを教えて欲しいんです。これまで、彼はどういう暮らしをしてきたんですか?」
ここは彼の実家。
一度だけ訪れたことのある彼の実家を私は今、一人で訪れている。
彼はアパートに置いてきた。
ぼんやりとした彼は私を見送った。
「これまで……ですか」
彼のお父さんが、ぽつりと呟く。
もう結婚しているから義理の父だけど、実感が無さすぎる。
だって、どこも似ていないから。
「その……あの子は、少し変わっていて」
言いにくそうにお母さんが答える。
「変わっているというのは?具体的にどういう?」
急に訪れた私に驚きながらも、ご両親は私を客間に通してくれた。
初対面の時が思い出される。
あの時は詐欺師だと思ってたなぁ。
「……小さい頃から、ずっと女の子を探していたんです。会ったことも無い子を」
「会ったことも無い…まさか、私、ですか?」
涙を流すお母さんが、躊躇いがちに答える。
「ええ…早乙女……愛という女の子を探していました」
「やっぱり……」
お父さんもお母さんも、ズーン、と沈んでいる。葬式よりも暗い。
「ですから…ずっと病院で先生に診てもらっていました…」
「それが精神科ですか?どんな薬を貰っていたんですか?」
矢継ぎ早に尋ねると、お母さんが戸惑ったように俯く。
「そうです……心のお医者さんです。まさか、本当にあの子が言う人がいるなんて思わなかったものですから…てっきり…」
お母さんがハンカチで口元を覆って涙を流す。なんだか私が悪人のようだ。
「涼の妄想だって医者からも言われていましたから。治療が必要だったんです……でも入院はしていません。外来通院だけで高校卒業する頃には寛解したと言われ安心していました。どうにか大学まで卒業して、晴れて公務員になってくれて、本当に、本当に……」
お父さんまで男泣きだ。
あー、私、どうしたらいいんだろ。
「まさか、あんな…整形までするなんて…」
「整形?!」
お母さんの呟きは寝耳に水。
いや、薄っすらと疑わなかったと言えば嘘かもしれない。
こんなに似ていないんだもん。
「昔の写真ありますか?」
「……はい、少し待って下さい」
お母さんが、ゆっくり立ち上がって奥の部屋へ向かう後ろ姿を見送る。
お父さんが、泣きながらお茶を啜る。
私も、所在なくて、一緒にお茶を啜る。
「本当に……あなたが、涼の探していた早乙女愛さんなんですか?偶然、名前が同じなのではなくて?」
「ええ……それは、先程も説明したように間違い無いと思います。彼が言う亡くなった幼なじみは、確かに私の幼なじみですし、プロポーズの話しも事実です」
お父さんは、深い深い溜息を吐いた。
「そうですか…それなら、私達が涼の話を信じなかったのが間違いだったんですね。あの子は心の病気なんかじゃ無かった」
「いえ、御自分を責めないで下さい。誰だって、生まれ変わりなんて簡単に信じられないですから」
私の慰めが聞こえていないのか、お父さんが、何やらブツブツと呟いている。それは涼に懺悔しているような口ぶりだ。
「あの…大丈夫ですか?」
急に顔を挙げたお父さんの目の瞳孔が開いているように一瞬見えた。まるで涼みたいに。
背筋がゾクリと震えたが、すぐにお父さんの目は元に戻った。気の所為か。
「あなたのお陰で……涼が病気で無いとわかりました。それに、絶対に無理だと思っていた結婚も出来て、立派に家庭を持てた。愛さん、あなたには感謝しても仕切れません。ありがとうございます」
ずず、と後退って頭を下げられた。
どげーざーー!!!
ジャパニーズ土下座ーー!!
「あのっ、お父さん、それはっ」
「ごめんなさい、遅くなりました。写真ありました……お父さん!?」
お母さんが、目を腫らしてアルバムを持って戻って来た。
なんてタイミング!ちょ、待ってよ!誤解です!
「お父さん……そうね。愛さん、私からも御礼を言わせて下さい。涼があなたのお陰でまともだったと分かったんです。初めにお会いした時は、とても信じられ無くて詐欺か誘拐か涼の妄想に付き合わされてるのかと思ったんですけど……こうしてお話出来て確信しました」
真っ赤な目のお母さんが微笑んで、これまた土下座する。
もう、やだ~っ。何この状況。
ようやく顔を挙げてもらうと、涙ぐんだお母さんと目が合う。
「あなたが涼の言っていた運命のお嫁さんなんですね。これからも、どうぞ宜しくお願いします」
「はぁ……えーっと…それは…」
否定したいのに良心が痛み過ぎて、それきり黙って私はアルバムの写真を見つめた。赤ん坊の頃から高校生くらいまで、愛情たっぷりの写真が貼られている。
「これが、涼さんですか……」
「ふふ…全然違いますよね、今とは」
そこに映っていたのは確かに私の知る涼では無い。
けれど、素直で優しそうな少年が写真の中で笑っている。私の中で時が止まった、あの日の幼なじみに雰囲気が似ている。
「整形なんてしなくて良かったのに……でも、この涼さんも今の涼さんも同じ人ですよね」
「愛さんっ!!そうなんです!今の涼も、昔の涼も、素直で本当に良い子なんです!」
急にドアップにまで近付いたお母さんの目の瞳孔が開いて見えて、びくっと後ずさる。いや、気の所為だった。普通のお母さんだよね?
「私達が悪かったんだ。あの子を病気と決め付けて精神科なんかに通わせて……かえって深く傷付けてしまった。母さん、これからでも償おう。二人が幸せになれるよう全力で応援しような」
「本当に、もう二度とあの子を疑うことなんてしないわ。愛さん、何かあれば私達を頼って下さいね。言い難いことがあれば私から涼に言いますから」
散々泣いて土下座までしたお父さんとお母さんが、今は満面の笑み。
情緒、大丈夫?
この両親あってこその涼だわ。
あんなに似てないと思っていたけど、今は完全な親子だと思える。
「その…今後のことについては、涼としっかり話し合って決めたいと思いますので」
「愛さん、それは…」
ご両親が、途端に不安気に顔を見合わせている。
何なの、この罪悪感。私は普通のことを言っているんじゃないだろうか?
「私、涼さんが整形していたことも精神科に通っていたことも知りませんでしたから。その、薬も…」
「そうですか…申し訳ない…あの子は昔から言葉足らずで…悪気は無いと思うんですが…」
「そうなんです。優し過ぎて大切なことを言い出せない子なんです…ごめんなさい。でも大切なお嫁さんに大事なことを言わないなんてダメよね。夫としての自覚が甘いのよ。キツく私からも注意しますから」
あ、なんか無理。もうこの両親と話してるの無理。急に姑感を出されても、全然受け入れられない。私、既に離婚しようと思ってるし。
「あ、大丈夫です。すみません、急にお邪魔しまして。これで失礼致します」
「えっ?愛さん、待って下さいっ」
私はすくっと立ち上がった。
途端に目の前がグルリと回って膝から崩れた。
「おっと、危ない」
私はガッシリとした腕に支えられた。
男泣きしたお父さん?違う。
見慣れた腕に振り返れば奴がいた。
「涼……?」
「愛、大丈夫?めまい?疲れてるのに僕の両親の話し相手なんてしたら倒れちゃうよ」
「ふふ、やあね、涼ったら遅いわよ。愛さん待ちくたびれちゃうじゃない」
「そうだぞ。奥さんの体調管理くらい出来ないと夫失格だぞ?無理させて愛さんに何かあったらどうするんだ」
急にご両親が笑って気さくに話しだした。
なに?この人たち。寒気がする。
「ちょっと、涼、離して」
腕を引こうとしても離せない。
というか私の身体から力が抜けていく。
「父さんも母さんも、愛は夜勤明けで疲れてるから帰るね。また今度、僕と一緒に来るから」
「涼……その、今まで、すまなかった。私達が間違っていた。お前は普通だったんだよな。分かってやれなくて、申し訳無かった」
「ごめんなさいね、涼。私達、あなたのことを信じてあげられなくって。これからは愛さんと涼を支えていくから何でも言って」
ご両親、また泣いてます。
今度は嬉し涙?何なの、本当に何?
「…分かってくれたなら、もう良いんだ。やっぱり愛のお陰だよ。僕と両親の仲まで取り持ってくれるなんて……ね?愛は僕の女神でしょ」
「ええ、本当に…涼、結婚式にも呼んで貰えるかしら」
「ああ、勿論だよ。僕らを祝福してくれるなら。ね?愛」
私は涼を殴ろうとした。
が、腕が挙がらない。
「らに、ゆって」
口も回らない。どんどん身体が重くなっていく。瞼も重くなる。
「ほら、愛が限界だから。また連絡するよ……二人とも、僕を愛して育ててくれてありがとう。お陰で愛と結婚出来たよ。父さん、母さん、感謝してる」
「「涼……!!!」」
三人が泣いて笑って、謎の親子復縁感動シーンを涼の腕に抱えられながら半目で見る。
殴ってやりた……い……と思いながら私の意識は暗転した。
彼の、涼のお母さんは、泣きながら、ずっと謝っている。
「いえ、謝って欲しい訳じゃないんです。涼さんのことを教えて欲しいんです。これまで、彼はどういう暮らしをしてきたんですか?」
ここは彼の実家。
一度だけ訪れたことのある彼の実家を私は今、一人で訪れている。
彼はアパートに置いてきた。
ぼんやりとした彼は私を見送った。
「これまで……ですか」
彼のお父さんが、ぽつりと呟く。
もう結婚しているから義理の父だけど、実感が無さすぎる。
だって、どこも似ていないから。
「その……あの子は、少し変わっていて」
言いにくそうにお母さんが答える。
「変わっているというのは?具体的にどういう?」
急に訪れた私に驚きながらも、ご両親は私を客間に通してくれた。
初対面の時が思い出される。
あの時は詐欺師だと思ってたなぁ。
「……小さい頃から、ずっと女の子を探していたんです。会ったことも無い子を」
「会ったことも無い…まさか、私、ですか?」
涙を流すお母さんが、躊躇いがちに答える。
「ええ…早乙女……愛という女の子を探していました」
「やっぱり……」
お父さんもお母さんも、ズーン、と沈んでいる。葬式よりも暗い。
「ですから…ずっと病院で先生に診てもらっていました…」
「それが精神科ですか?どんな薬を貰っていたんですか?」
矢継ぎ早に尋ねると、お母さんが戸惑ったように俯く。
「そうです……心のお医者さんです。まさか、本当にあの子が言う人がいるなんて思わなかったものですから…てっきり…」
お母さんがハンカチで口元を覆って涙を流す。なんだか私が悪人のようだ。
「涼の妄想だって医者からも言われていましたから。治療が必要だったんです……でも入院はしていません。外来通院だけで高校卒業する頃には寛解したと言われ安心していました。どうにか大学まで卒業して、晴れて公務員になってくれて、本当に、本当に……」
お父さんまで男泣きだ。
あー、私、どうしたらいいんだろ。
「まさか、あんな…整形までするなんて…」
「整形?!」
お母さんの呟きは寝耳に水。
いや、薄っすらと疑わなかったと言えば嘘かもしれない。
こんなに似ていないんだもん。
「昔の写真ありますか?」
「……はい、少し待って下さい」
お母さんが、ゆっくり立ち上がって奥の部屋へ向かう後ろ姿を見送る。
お父さんが、泣きながらお茶を啜る。
私も、所在なくて、一緒にお茶を啜る。
「本当に……あなたが、涼の探していた早乙女愛さんなんですか?偶然、名前が同じなのではなくて?」
「ええ……それは、先程も説明したように間違い無いと思います。彼が言う亡くなった幼なじみは、確かに私の幼なじみですし、プロポーズの話しも事実です」
お父さんは、深い深い溜息を吐いた。
「そうですか…それなら、私達が涼の話を信じなかったのが間違いだったんですね。あの子は心の病気なんかじゃ無かった」
「いえ、御自分を責めないで下さい。誰だって、生まれ変わりなんて簡単に信じられないですから」
私の慰めが聞こえていないのか、お父さんが、何やらブツブツと呟いている。それは涼に懺悔しているような口ぶりだ。
「あの…大丈夫ですか?」
急に顔を挙げたお父さんの目の瞳孔が開いているように一瞬見えた。まるで涼みたいに。
背筋がゾクリと震えたが、すぐにお父さんの目は元に戻った。気の所為か。
「あなたのお陰で……涼が病気で無いとわかりました。それに、絶対に無理だと思っていた結婚も出来て、立派に家庭を持てた。愛さん、あなたには感謝しても仕切れません。ありがとうございます」
ずず、と後退って頭を下げられた。
どげーざーー!!!
ジャパニーズ土下座ーー!!
「あのっ、お父さん、それはっ」
「ごめんなさい、遅くなりました。写真ありました……お父さん!?」
お母さんが、目を腫らしてアルバムを持って戻って来た。
なんてタイミング!ちょ、待ってよ!誤解です!
「お父さん……そうね。愛さん、私からも御礼を言わせて下さい。涼があなたのお陰でまともだったと分かったんです。初めにお会いした時は、とても信じられ無くて詐欺か誘拐か涼の妄想に付き合わされてるのかと思ったんですけど……こうしてお話出来て確信しました」
真っ赤な目のお母さんが微笑んで、これまた土下座する。
もう、やだ~っ。何この状況。
ようやく顔を挙げてもらうと、涙ぐんだお母さんと目が合う。
「あなたが涼の言っていた運命のお嫁さんなんですね。これからも、どうぞ宜しくお願いします」
「はぁ……えーっと…それは…」
否定したいのに良心が痛み過ぎて、それきり黙って私はアルバムの写真を見つめた。赤ん坊の頃から高校生くらいまで、愛情たっぷりの写真が貼られている。
「これが、涼さんですか……」
「ふふ…全然違いますよね、今とは」
そこに映っていたのは確かに私の知る涼では無い。
けれど、素直で優しそうな少年が写真の中で笑っている。私の中で時が止まった、あの日の幼なじみに雰囲気が似ている。
「整形なんてしなくて良かったのに……でも、この涼さんも今の涼さんも同じ人ですよね」
「愛さんっ!!そうなんです!今の涼も、昔の涼も、素直で本当に良い子なんです!」
急にドアップにまで近付いたお母さんの目の瞳孔が開いて見えて、びくっと後ずさる。いや、気の所為だった。普通のお母さんだよね?
「私達が悪かったんだ。あの子を病気と決め付けて精神科なんかに通わせて……かえって深く傷付けてしまった。母さん、これからでも償おう。二人が幸せになれるよう全力で応援しような」
「本当に、もう二度とあの子を疑うことなんてしないわ。愛さん、何かあれば私達を頼って下さいね。言い難いことがあれば私から涼に言いますから」
散々泣いて土下座までしたお父さんとお母さんが、今は満面の笑み。
情緒、大丈夫?
この両親あってこその涼だわ。
あんなに似てないと思っていたけど、今は完全な親子だと思える。
「その…今後のことについては、涼としっかり話し合って決めたいと思いますので」
「愛さん、それは…」
ご両親が、途端に不安気に顔を見合わせている。
何なの、この罪悪感。私は普通のことを言っているんじゃないだろうか?
「私、涼さんが整形していたことも精神科に通っていたことも知りませんでしたから。その、薬も…」
「そうですか…申し訳ない…あの子は昔から言葉足らずで…悪気は無いと思うんですが…」
「そうなんです。優し過ぎて大切なことを言い出せない子なんです…ごめんなさい。でも大切なお嫁さんに大事なことを言わないなんてダメよね。夫としての自覚が甘いのよ。キツく私からも注意しますから」
あ、なんか無理。もうこの両親と話してるの無理。急に姑感を出されても、全然受け入れられない。私、既に離婚しようと思ってるし。
「あ、大丈夫です。すみません、急にお邪魔しまして。これで失礼致します」
「えっ?愛さん、待って下さいっ」
私はすくっと立ち上がった。
途端に目の前がグルリと回って膝から崩れた。
「おっと、危ない」
私はガッシリとした腕に支えられた。
男泣きしたお父さん?違う。
見慣れた腕に振り返れば奴がいた。
「涼……?」
「愛、大丈夫?めまい?疲れてるのに僕の両親の話し相手なんてしたら倒れちゃうよ」
「ふふ、やあね、涼ったら遅いわよ。愛さん待ちくたびれちゃうじゃない」
「そうだぞ。奥さんの体調管理くらい出来ないと夫失格だぞ?無理させて愛さんに何かあったらどうするんだ」
急にご両親が笑って気さくに話しだした。
なに?この人たち。寒気がする。
「ちょっと、涼、離して」
腕を引こうとしても離せない。
というか私の身体から力が抜けていく。
「父さんも母さんも、愛は夜勤明けで疲れてるから帰るね。また今度、僕と一緒に来るから」
「涼……その、今まで、すまなかった。私達が間違っていた。お前は普通だったんだよな。分かってやれなくて、申し訳無かった」
「ごめんなさいね、涼。私達、あなたのことを信じてあげられなくって。これからは愛さんと涼を支えていくから何でも言って」
ご両親、また泣いてます。
今度は嬉し涙?何なの、本当に何?
「…分かってくれたなら、もう良いんだ。やっぱり愛のお陰だよ。僕と両親の仲まで取り持ってくれるなんて……ね?愛は僕の女神でしょ」
「ええ、本当に…涼、結婚式にも呼んで貰えるかしら」
「ああ、勿論だよ。僕らを祝福してくれるなら。ね?愛」
私は涼を殴ろうとした。
が、腕が挙がらない。
「らに、ゆって」
口も回らない。どんどん身体が重くなっていく。瞼も重くなる。
「ほら、愛が限界だから。また連絡するよ……二人とも、僕を愛して育ててくれてありがとう。お陰で愛と結婚出来たよ。父さん、母さん、感謝してる」
「「涼……!!!」」
三人が泣いて笑って、謎の親子復縁感動シーンを涼の腕に抱えられながら半目で見る。
殴ってやりた……い……と思いながら私の意識は暗転した。
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