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普通のエッチ
しおりを挟む「ご褒美ちょうだい」
「うん、ご褒美あげる」
涼に手渡されたのは細めの小筆。
ベッドの上で両脚を開脚した彼の足の間に私は座っている。なんで?涼に座るよう言われたから。それだけ。
「ココ、それでクチュクチュして?」
ココとは、彼の完全に勃起したソレである。その先端からは透明な粘液が垂れている。彼が自分で根本を掴んで私に先っぽを向ける。
「うん、クチュクチュする」
私は抵抗無く、柔らかい小筆の毛で先端の穴をくちゅりと弄る。
「んっ、んんっ」
彼の腰がぴくんと揺れる。
私はそのまま、クチュクチュと小筆の先で穴の中を出し入れする。
どんどん透明な粘液が溢れて彼の声も大きくなる。
「はあっ、きもち、いいっ」
「うん、気持ちいい」
彼を弄る私のナカには、振動する大人のおもちゃが挿入されている。
ソレはナカと同時に私の小豆さんも刺激するタイプで、私はさっきから何度も小さくイっている。
小さくイきながら、彼の先端を小筆で弄っているのだ。
「そのまま、中にも入れて?」
「うん、入れる」
小筆の先を言われるがまま、穴にずぶ、と挿入する。
「ひいっ!!ああっ!」
ズブズブと出し入れすると、彼から汗が滴る。身体がビクビクと大きく揺れる。
「あ、愛!一旦、抜いてぇ!!」
「うん、抜く」
ズル、と引き抜けば、筆からタラタラと粘液が垂れている。
「はぁ、はぁ…今日は、コレも挿れて欲しいんだ、僕に」
「うん、入れる」
彼が差し出したのは、先端が丸みを帯びた細い棒。
自分でローションをたっぷりと屹立に垂らして、その穴にも注いでいる。
「それを、ゆっくり挿し込んで」
「うん、挿し込む」
私は言われるがまま、彼から受け取った棒をズブブ……とゆっくり挿し込んでいく。
「がっ…あっ……」
胸を反らし喘ぐ彼の中に入っていく棒を私は無感情に眺めている。
トン、と棒の先が奥に突き当たる。行き止まりらしい。
「ぐっ、はっ、はっ、そのまま、トントンて、突い、て」
「うん、トントン突く」
言われるがまま、細い棒で奥をトントンと突くと、彼は更にビクビクと背中を反らせている。
「はあっ、はっ、はっ…今度は…コッチも…」
全身から滝のような汗を流しながら、涼はお尻の穴を自分の指で開いて見せてくる。ローションを中に仕込んでいたらしく、中からとろりと垂れてくる。
「これ、いれ、て、はあっ」
「うん、入れる」
今度は変な曲線の道具を渡された。
細いのに、肩もみの道具のような形。
それを機械的にグリグリとお尻の中に押し込んでいく。
特別な感情は無い。
これも、ごく普通のことだから。
「ああっ!!良い!!ソコ、ああっ!!」
前をトントンしながら、後ろを出し入れしてあげれば、涼は涙を流して打ち震えている。細い棒の隙間から白い粘液まで溢れさせて。この前後で挟まれる所が悦いらしい。少し強くすれば涎を垂らして喘ぐ。
私も、さっきからイってはいるけれど物足りない。もっと、もっと、と身体がもとめている。
「あい、あいの、番、だね」
「うん、私の番」
「ぼく、ふつう?」
「うん、普通。涼は普通」
私のナカから振動する道具がぬるん、と抜かれる。
イキ続けていた身体がビク、と大きく揺れる。
「これからすることも、全部、ふつうだよ」
「うん、普通」
乳首にローションがたっぷり塗られる。
その快感に腰が勝手に揺れる。
両手で、ぬりゅぬりゅとしばらく弄られ、ぷっくり膨らんだところで透明の道具が付けられる。
低いモーター音と共に乳首が道具の中の小さなプロペラに蹂躙される。
「ふあぁぁあっ」
背中がそり返る程の快感。気持ち良くて全部どうでも良くなる。違和感なんて消し飛ぶ。
「今度はこっちね」
私の小さな小さな小豆にローションが垂らされる。そこへ、小さな丸い道具が当てられる。
これも低いモーター音と共に動き出す。
途端に私の小豆が狂ったように刺激され快感の波に飲まれる。
イくのが止まらない。
彼は細い棒を抜いた。とぷ、と白濁がこぼれた。
「これ大好きだよね、愛。このまま挿れられるのが好きなんだよね。ずっとイきっぱなしが癖になっちゃったから、僕が責任取るよ。これからも、ずっとシてあげる」
彼の極太なモノがヒタリと充てがわれ、私は自然と後退ろうとした、らしい。
自覚なんて無い。何も考えて無いんだから。
「僕から逃げちゃダメだって言ってるじゃない。ほら、見てて。愛に挿っていくよ」
ズブブ………と押し込まれる。
パールが縦に列になってボコボコとした屹立が私のナカを蹂躙していく。あまりの快感に涙も鼻水も気にしていられない。
「ーーっあがががっ」
ガクガクと達しながら彼を受け入れる。
これが当たり前なんだ。普通。
安堵感と共に潮が噴き出した。
「綺麗だよ、愛。もっと、もっと、たくさんシようね。ほら、ナカが痙攣して僕を締め付けてくる。かわいいなぁ、愛は。僕も、お尻のナカも愛のナカも、最高に気持ちいいよ♡」
声にならない声で叫ぶ。
そんな私を、彼は愛おしそうに見詰めて、何度も何度もキスをされる。
私、愛されてる。
胸に身体に充足感が満ちる。お尻の下に生暖かい感覚が広がる。
「気持ちよくて、おしっこ漏れたね。いいよ、その調子。ほら、ナカにたっぷり精子出すから飲んで…はあっ」
ビュービューと勢い良く中に注がれる。
はあ、はあ、と肩で息をしながら、私は無意識にお腹を撫でる。たくさん注がれた。
「僕の精子、好き?」
「うん、涼のせいし、すき」
「じゃあ、もっと出してあげる」
ズパン、ズパン!と激しく腰が打ち付けられ、いつの間にか目の前が真っ白になっていた。
「あーっ、あーっ、ぎもぢいいっ!すきっ、すきっ、愛、愛、愛!!」
ひたすらに喘ぎながら腰を打ち付ける彼の姿を瞼に焼き付けて私は意識を手放した。
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