友達の医者

にじいろ♪

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神崎成也

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俺には、数年前から不思議と仲良くしてる友人がいる。
神崎成也(かんざき せいや)同い年なこともあって、話が合うし、一緒にいて気楽だから、ほとんど毎日のように飲んでいる。

神崎は、超がつくイケメンだ。
いつ鍛えてるのか知らないが、腹筋はバキバキに割れてるらしい。細マッチョというやつか。細いけど逆三角形だ。
脚もえらく長い。
190センチはあるだろう長身。肌は少し焼けて浅黒いが、少し長めの黒髪と相まってエキゾチックで格好良い。
しかも、医者だ。

これで、モテないはずが無い。
だが、俺が知る限りでは、彼女はずっといないらしい。

「今は貴大と遊ぶ方が楽しいからさ」

こんな誰もが羨むイケメンから、そんなことを言われれば、悪い気はしない。
優越感ってやつだ。

神崎は誤解されやすいタイプだが、実は真面目で良い奴なんだ。親切だし、励まし上手。お陰で、しがない子会社の万年平社員の俺(彼女いない歴=年齢)のメンタルはかなり救われている。

神崎は、本当に良い奴なんだが、少し正直過ぎるところがたまに傷だ。
神崎との出会いとなった合コンは、惨憺たる光景だった。
かなりハイペースで飲んでいたと思ったら、突然、神崎にしなだれかかる女の子達を払い除けて叫んだ。

「触んじゃねえ、ブース!!」

そこからは、阿鼻叫喚。神崎は大暴れだった。やっぱり医師ってストレス溜まるんだろな。
神崎を誘った幹事の野上は、神崎を止めることも出来ず、顔を真っ青にして女の子達に謝罪してタクシー代も渡していた。きっと、二度と野上は合コンを開催しないだろうと分かった。少なくとも、このメンツでは。あれから、俺も野上とは会って無い。

でも、阿鼻叫喚の最中にいた神崎をとてもおもしろいと思った。
泥酔したとは言え、こんなに思ったことを言えるって羨ましい。俺も、正直、同じことを思ってたから。
神崎は、時々独り言も無意識に言っちゃう、ちょっぴり天然なんだ。そういう空きがあるのもモテる秘訣か。

俺は金も無いし、見るからに安っぽいスーツと時計、通勤は電車。出世の予定も意欲も無い。
なんというか、女の子の視界にすら入れて貰えない立ち位置。そこから見える世界は、きらびやかどころかグロテスクだと思った。
着飾って、濃いメイクをした彼女たち。
その努力を別の方向にした方がモテるんじゃないかとさえ思う。男はナチュラルが好きなんだ。それに見た目だけじゃない。
可愛いは、性格を指す。
見た目をどんなに繕っても性格が悪ければ、それは可愛くない。
逆に見た目が範囲外でも、中身が最高なら、それは可愛い、だ。

少なくとも、俺はそう。

そう、見た目じゃないんだ。

見た目じゃ…………



「ん、また出た」

ノォォオオオオオオオオーーーっ!!!

今、現在、俺の愚息は、神崎先生の口や手で、ピュッピュッと機嫌良く吐き出している。
もはや、俺の身体ではないと言っても過言では無い。そうだ、これは、俺の身体じゃない。
だから、俺に責任は無い………

「貴大……キモチ良い?」

「うぐっ……きもち、いい……」

良すぎる顔面で下から上目遣いで覗かれたら、思わず頷いてしまった。
その手には、まだパンツに包まれた愚息。もはや、自由にならない手足は気にならない。それより、俺は、俺は、俺は………

イーキーたーいぃぃぃぃーーーーーっっ!!!

身体が熱くて熱くて仕方ない。
射精が普段の一人よりも、数倍気持ち良いのだ。やばい、癖になったらどうしよ……

「その、神崎先生…そろそろ……」

癖になるから終わりにして、と言おうとしたが、その手には赤いタオルが握られていた。んん?

「だな。そろそろだな」

んんん?

あれよあれよと、俺の視界は真っ赤になった。いや、真っ黒か?どっちか分からないが、タオルで目を隠された。はて?
箱の中身当てるクイズじゃないよな?

そして、次は口に丸いボールを咥えさせられた。はあ?なんじゃこりゃあ!!!

「うん、ちゃんと息出来るな。涎は宝だから、そのまま流すんだぞ」

???何を仰るウサギさん。
そしたら、亀も~………
はあ??現実逃避しても、逃げ切れないんですけど??

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」

「なに?慣れるまで、少し不自由かもしれないけど、大丈夫。これが一番安全だから」

安全??セーフティ?なにが?

「ちょっと待ってろ。説明書読みながら着けていくから」

説明書??なんの??
え、エッチって説明書読みながらヤルものだったの?!
その説明書を俺に読ませてくれ!!

全身の自由が効かない中でも、ウネウネと身体をくねらせると、急に乳首が何かに捕まった。

「どれどれ……えっと、この真ん中に乳首が来るように当てて……あ、先にローション入れないと」

冷たいローションが胸に掛けられ、再び何かに右乳首が捕まった。

意味がわからない。何が起きてる?

男の乳首なんざ、何をしても仕方ない、ただの飾りなのに。

「で、これが、スイッチっと……ポチッとな」

「!!!!!!!!!!」

ビュルルルルルと振動音と共に、俺の乳首が蹂躙された。何をされてるのかは良く分からないが、とにかく気持ちいいのだ。
腰がヘコヘコと勝手に動くのが止められない。胸を突き出して汚い声を挙げる他なかった。

「ングググーーーっ!!!」

「お、良いみたいだね。じゃあ、次は反対側~」

こんなの、片方だけでも凄いのに、両方なんて死ぬ。死んでしまう。
俺は必死に首を振った。縄が食い込むとか、もうどうでも良い。
涎も、とっくに諦めた。だが、それだけは諦められない。

「え?やだ?んー、じゃあ、仕方ないか」

諦めてくれた……ふぅ、と身体の力が少し抜けた瞬間。

ブイーーーーーーーーンンンンンン


「ヒギイィィィイィ!!!!」

まさかの、パンツの前から俺のブツを出して、その先端に着けたのだ。この機械音がする超絶技巧のテクニシャンを。

当然、速攻射精した。
だが、止まらない。
何がって、機械が!!!
だから、射精も止まらない!!
俺は涙も涎も鼻水も垂れ流しながら、懇願した。

「おお、はめへ~」

『もう、やめて』である。

何度も何度も何度も訴えた。
その度に、神崎は考え込むようにしながら、俺の尻を揉んでいた。そんなの良いから、早く外してくれ!と俺は泣いていた。

そうこうする内に、ツプリ、と変な感覚がした。
何かが、俺の尻に刺さっている。
だが、俺はそれどころては無かった。
ビュクビュクと潮を噴いていたのだ。
もはや、白目になった俺は訳が分からないまま、打ち上げられた魚のように診察台で身体を跳ねさせていた。

そうして意識が朦朧とする世界を漂っていたが、気付けば、愚息の機械は止まっていた。
乳首は変わらず捏ねられているが、何より気になることがあった。
いつの間にか、俺の尻に太い何かがめり込んでいたのだ。
何やらゴツゴツとしている。

「お、目が覚めた?じゃあ、スイッチ、オーン」

ブブブブブブ…………と再びの低い機械音。
俺の尻の穴に刺さった太いモノが、振動してうねっている。
初めての感覚に、気持ち良いのか悪いのかも分からない。

ただ、耐えるしか無かった。
世の中の女の子達は、みんな、こんなことに耐えてるのか……俺、ほんとに彼女達の苦労を分かって無かった。
これを知ってれば、もっと女の子に優しく出来た。そうしたら、俺にも彼女だって出来てたのか……
今更ながら、涙が溢れる。もっと早く知りたかった。

「泣いてる?痛むか?」

首を振った。尻は痛くない。心が痛むだけだ。次に女の子と会ったら、円座をあげよう。みんな、苦労してるはず。

「もう少しで気持ち良いところ見つけるから。ちょっと待ってろよ」

太いモノで、内側をグリグリと確かめるように押される。変な感覚だ。
だが、ある一点を押されたところで、俺は失神した。
俺のキャパを超えたらしい。

俺の名を焦ったように呼ぶアイツの声を最後にブラックアウトした。
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