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第一章
完結
しおりを挟む「ふぅ、切ないにゃ…」
枕元で、呟く声が聞こえる。
ふ、と意識が浮上する。
「…ん、フワ…?」
目を開けると、そこにはフワがいた。
泣いた跡が目元にある。
「泣いた…のか?」
目元をスリ、と撫でる。
その手に、フワが頬を寄せてくる。
かわいいなぁ。
幼い頃の弟や妹を思い出す。
「どうした?何かあったのか?」
声が掠れる。
散々、喘いだからだろうか。
身体は軽いが、まだぼんやりとする。
「ドミル…うっ、僕なら、こんな目に合わせないにゃ…もっと、大切に、ぐすっ」
ああ、俺の為に泣いてくれてたのか。
心配かけて、すまなかったな。
「ふふ、大丈夫だ。俺は、フィガルに大切にされているし、愛されている。俺も、フィガルを心から愛してるんだ。だから、心配しなくてい」
出来るだけ、安心させるように笑ったつもりだったが、更にフワは泣いてしまった。
「にゃ、にゃん、だよ、それ…ひどいよ、宰相様も、こんなこと…僕の気持ち、知ってるくせに…にゃあ…」
「うん?よく聞こえないんだが?もう一度言ってくれないか?」
小声で呟くフワの声は、ぼんやりした俺の耳には入らなかった。
「ぐずっ…おめでとうにゃ、ドミル。末永く…もし、もし、魔王様に振られたら、このフワ様が慰めてやるからにゃ!お前は一人じゃないにゃ!僕のことを忘れたら怒るからにゃ!」
かわいい。
ほんとにフワはかわいい弟だ。
「うん、ありがとう、フワ。俺は一人じゃないな、ふふふ、頼もしいぞ。でも、フィガルと離れることは生涯無いから、安心してくれ」
安心させようと言うのに、フワは、また涙を溜める。
「うあーーんっ!バカドミル!鈍感!鈍チン!次に魔力過剰摂取で倒れても、看病なんてしてやらないんだからなっ!!お前なんて、お前なんて、ばぁーーーーかぁっ!!」
タオルを顔にペチンと投げられて、フワが部屋から飛び出して行った。
「魔力過剰摂取…?」
ポカンと扉を見つめていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ですから、このように、少しずつ魔力に慣れさせていくことが重要なのです」
メリアの講義を真剣に聞いて、我はメモを取っていた。
「そのために、長期間かけて、少しずつ魔王様の魔力を注いだ飲み物を与えていたというのに…まあ、それが無ければ、とっくにドミル殿は死んでいたでしょうけどね」
「すまん…」
がくり、と肩を落とす我を、メリアはフン、と見下ろす。
「まあ、初めての恋に浮かれてしまっているのですから、私もあらかじめ伝えておくべきでした」
メリアも、溜息をつきながら、ようやく少し落ち着いたらしい。
「とにかく、少しずつ、ですからね。でも、もうアレだけ注いだんだから、相当に魔力は浴びているでしょうけど」
「はい…分かりました…」
もう、何も言い返せない。
頭が上がらない。
「それでも…良かったですね」
「うえ?」
急に優しくなったメリアに聞き返す。
こんなに優しいメリアは、見たことがない。
「悠久の時を共に在ることをドミル殿が望んでくれたんですね。本当に良かったですね、想いが叶って」
ふわっとメリアが笑う。
うん、と頷く。
「あ、ああ…良かった…ん?」
よく思い出す。
あのとき、ドミルは確かに望んでくれた…か?
「どうしました?まさか…」
メリアの目が半目になる。
「いや、望んでくれた…はず?だよな?うん?言った?あれ…?」
段々と不安になってくる。
「あれ程、きちんと本人の了承を得るように言いましたよね?必ず魔族と同じ時を生きることを説明して、同意を得た上にでなくてはならない、と言いましたよね?」
鼓動が早くなる。
トキメキじゃない。
自分の危機を感じて、だ。
「いや、あの、えぇ?ちょ、ちょっと、ドミルに確認を…」
パアン!と我が角を叩かれた。
ひん!大事な角なのに!
「こんの、バカ者が!!今すぐ土下座して、許しを請いて来い!それから、仕事は5日間休み無しだからな!心を入れ替えろ、愚か者め!!これ以上、ドミル殿を大切にしなければ、本当に私が貰うからな!さっさと行けー!!!」
蹴り飛ばされながら、転がるようにドミルの元へ向かう。
「ドミルーーっ!!」
「ああ、フィガル」
笑ってる。
天使!我が天使!
「あっ、あの!その、えと、」
急に恥ずかしくなった。
こんな天使に、そんなこと聞いていいのか。
「なんだ?フィガル」
美し過ぎて、目が潰れる!!
ぎゃあーーーーっ!!
「いや、その…あの、我は、ちゃんと言ったろうか?」
「うん?なにを?」
首を傾げるドミル、かわいいーーっ!!
「その…ドミルも、魔族と同じように、我と同じように、人間よりも遥かに長く生きるようになるってこと…」
「??なんのことだ?」
ガガーーーーーんっ!!!!
「え?だって、あのとき、たしかに…」
言ってない。
確かに、ドミルは言ってない。
「どうした?フィガル?また具合悪いのか?」
心配そうに覗き込む愛しき伴侶。
なんてことだ…
「すまないっ!ドミルっ!!」
額を床に打ち付けて、床の大半が崩れ落ちる。
だが、そんなことに構っていられない。
「うわっ、あぶなっ、え?ちょっ、待っ」
「我は、夢中でっ、ドミルが、我の魔力を受け止めて、共に永い時を生きてくれると、了承してくれたんだと、思ってっ」
ぐらぐらする寝台を、がっしり掴んでドミルを見つめる。
ドミルは、寝台にしがみついている。
なぜ、そっちにしがみつくのだ?
しがみつく相手は、我じゃないのか?!
まさか、もう我は嫌われた?!
「いや、あの、フィガルっ、あぶな」
「ドミルっ!!お願いだ!嫌いにならないでぇっ!我と、共に生きると約束してくれっ!頼むっ!ドミルがいない世界などーーー」
ドミルは、ぎゅっうっと目を閉じた。
これは、き、キス…?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やめんか、この魔力バカ王が」
思い切り後ろから蹴り上げられて、フィガルが止まる。
全く痛みなどは無いようだが、ギギギ、と硬い戸のように後ろを振り返る。
「メリ…いや、宰相殿…如何されましたか…」
珍しくフィガルが丁寧語だ。
どうかしたんだろうか。
それより、寝台が落ちそうだから助けて欲しい。
「このバカは、私の方で一旦、預かりますね。こら、バカ王め、さっさと床を直さんか!ドミル殿が怯えているのが分からんのか!」
角をグリグリされて、フィガルは、ハッとして床を直してくれた。
あっという間に床は元通りになり、むしろちょっと豪華になった。
安定した寝台に、ようやくホッと息をつける。
「あ、ありがとうございます、メリア殿。落ちなくて良かった…」
「いえ、こちらこそ、まっことに申し訳ないことを致しました。ほんと、このバカが…いや、ゴミクズが…ゴホン。ところで、ドミル殿は、このバカ…いえ、魔王様と共に添い遂げるつもりはお有りで?」
急にメリア殿から神妙に聞かれて、思いもよらない質問に頬が熱くなる。
「え、あ、それは、もちろん…はい」
「ほ、ほんとうか?!ドミル!」
フィガルが、思い切り抱き着いて来たかと思えば、天に祈りを捧げ始める。
「神様!ありがとう!ドミルが我が伴侶となりました!!これから毎日、祈ります!!」
「魔王が神に感謝すな」
横腹をメリア殿に蹴られても、フィガルは一切気にも止めていない。
やはり強いんだな、フィガルは。
なんて頼もしくて心強く、優しくて、美しくて、全てが完璧な魔王と添い遂げるなんて…ああ、神に感謝したい。
「そこも!ドミル殿!今、頬を染めるとこじゃないだろ!!」
「「え?」」
二人で声を合わせて、思わず見詰め合い、微笑み合う。
「だって、なあ」
「ふふ、そうだな」
はぁーっと、メリアの長い溜息が心地よい。
慣れた響きが二人を祝福している。
「ドミル…我と永遠の愛を誓ってくれるか」
「…はい。喜んで。でも…俺だけって誓ってくれますか?」
二人で手を取り合って見詰め合う。
唇は今にも重なり合う程に近い。
フィガルの瞳は、なんて美しいんだ。
吸い込まれてしまう。
いや、むしろ吸い込まれたい。
「ああ、もちろんだ。神に誓って永遠にドミル唯一人を愛し続ける」
「嬉しい…俺も、神に誓ってフィガル一人を愛し続けよう」
二人で額を寄せ合い、メリア殿を見遣る。
「おい、私を神父扱いするな。その目で見るのヤメロ」
メリアの前で、二人で固く指を絡め合い、触れるだけの優しい誓いのキスを交わした。
ちゅっ、と離れた唇が寂しい。
「あー、もう。はいはい、神に誓って、二人を永遠の伴侶と認めます。アーメン」
雑に誓われたけれど、それは間違いなく聖なる誓いだった。
「「アーメン」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「「「おめでとうございます!!!」」」
魔族は人間のような結婚式というものは行わない。
別に、誰と何をしようと勝手だし、魔族を増やすのは分裂するだけだ。
だが、我は、どうしても!!
ドミルと人間のような結婚式を挙げたかった。
そこで魔族全体に声を届け、この城で結婚式を大々的に挙げることにした。
これで、魔国中にドミルが我の伴侶であると知らしめることが出来る。
ドミルに手を出したら、当然その場で殺すことも出来るだろう。
「ありがとう!ありがとう!」
ドミルも笑顔で嬉しそうだ。
笑顔が今日も麗しい。眩しい。
こんなに真っ白な衣装が似合う者がいるだろうか?
いや、居ない。
そもそも存在しないんだ、ドミルよりも尊い者など。
待てよ…こんなに美しいドミルを見て、皆、なんと思うか…
皆、ドミルを手に入れたいと願うのでは?
いや、普通に考えて間違いないだろう。
それも、ここには魔国中の魔族が揃っている。
ということは、全魔族がドミルを狙う…?
魔族は、魔力の強さこそ全て。
我の魔力は、魔国随一。
だが、果たして全魔族と闘って勝てるのだろうか…
しかし、我はドミルを失うことなど、決して出来ない。
ならばーーーー
『お前たち…分かっているだろうな。我が伴侶に懸想でもしてみろ。塵一つ残さず消し去るからな』
魔族だけに伝わるよう、全魔族へと予め伝達しておいた。
皆、ピシリと固まっている。
やはり、懸想していたか。
急に目を逸らす者達に、ドミルが首を傾げる。
「あれ?みんな、あんまり喜んでくれてないのか?俺が…人間だから…こんなに格好良くて強いフィガルに釣り合わないから…」
落ち込んでいる!ドミルがむしろ泣きそうだ!
なんてことだ!
おのれ、魔族め~~~!!!
『全魔族に告ぐ。全力でドミルを喜ばせよ。我が伴侶を悲しませるなど、万死に値する』
全員が、急にワアワアと盛り上げ始め、ドミルはびっくりしながらも皆の必死の歓迎ムードに喜んで微笑んでくれた。
その微笑みに頬を染めた者達を見つけ、一生忘れないとその顔を睨みつけると恐怖で顔を青褪めさせ倒れそうになっている。
許すとでも思っているのか、愚か者め。
その存在自体、消し炭に…
「いい加減にしろ、この阿呆」
パシン、と背中を思い切り叩かれた。
メリアだ。
最近は、これにも大分慣れた。
魔王にこんなことして許されるのもメリアだけだが。
「なんだ?邪魔するな、これは二人の結婚式」
「自分で魔族集めといて威圧すんな!勝手な伝達すんな!アホ色ボケ魔王!!祝われたいなら、余計なこと言わずに黙ってニコニコ笑っとけっ!」
納得出来ない。
ドミルを守る為なのに。
「だが、こんなに美しいドミルに懸想しない者などいないだろう?」
「あー、はいはい。後ろのお前が恐すぎて、消し炭覚悟でトライするような猛者いねぇわ!いたらバカだろ!逆に見てみたいわ!」
「ドミルぅ~っ!こっちこっち~っ♡僕、諦めないからねぇ~っ!大好きだよ~っ♡」
フワが、他の魔族に隠れながら、こっそりドミルに話しかけている。
なんだ、あのちんちくりんは。
許せん!消し炭第一号だ。
「あー…そういやぁ、いたわ。魔国一のバカが。まったく、バカでも分かるように、あんなに見せつけておいたのに。諦めの悪いバカ者が…仕方ない」
メリアが、ちんちくりんを泡に入れて、ふわふわと空に飛ばした。
「えーっ?!ちょっと、宰相様~っ?!助けてー!僕の方が、先にドミルを好きになったんだよっ!?ねぇっ?!お世話だって、ほら、下の世話もっ」
メリアが遥か彼方へ飛ばしたから、当分は戻って来ないだろう。
声も聞こえなくなった。
あー、清々する。
「はい、問題解決。あとは、さっさと初夜でも楽しんで下さい。あ、ヤリ過ぎ注意ね?間違っても、変な蓋しないように。ちゃんと全部掻き出して下さいよ。魔王様の魔力は強すぎるし、アレからヤってないんだから、しっかり加減して。また魔力過剰摂取になっちゃうでしょ!もうドミル殿も知ってますね?尻の穴から魔王様の魔力、つうか精液を過剰摂取、つまり中出しをたくさんされると…」
「ちょっと、そんな言い方…」
ドミルが真っ赤になっていて、かわいい。
どんどん下半身が熱くなって、耐えられない程に興奮する。
もう、待てない。
「行こうか、ドミル」
最後に、もう一度、魔族全体に睨みを効かせながら笑顔で手を振り、二人で寝室へと向かう。
「えと、これから、末永く宜しくお願いします」
「わ、我こそ、その、命尽きるまで、貴方を守る故、その、末永く…宜しくお願いします…」
寝台の上で、二人で手を合わせて誓い合う。
ドミルの潤んだ瞳に我が映る。
まるで、この世に二人しか存在しないようだ。
嬉しすぎる。
ドミルと結婚して初夜なんて、夢のようだ。
「で、でわ、しょ、初夜、を…」
「ひゃ、ひゃいっ!」
二人ともぎこちない。
けれど、お互いを見つめる目は熱が籠もる。
息も上がる。
「「…好きだ」」
神に感謝したっていいじゃないか、元勇者と魔王だもん。
完
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