上 下
13 / 14
第一章

完結

しおりを挟む

「ふぅ、切ないにゃ…」

枕元で、呟く声が聞こえる。
ふ、と意識が浮上する。

「…ん、フワ…?」

目を開けると、そこにはフワがいた。
泣いた跡が目元にある。

「泣いた…のか?」

目元をスリ、と撫でる。
その手に、フワが頬を寄せてくる。
かわいいなぁ。
幼い頃の弟や妹を思い出す。

「どうした?何かあったのか?」

声が掠れる。
散々、喘いだからだろうか。 
身体は軽いが、まだぼんやりとする。

「ドミル…うっ、僕なら、こんな目に合わせないにゃ…もっと、大切に、ぐすっ」

ああ、俺の為に泣いてくれてたのか。
心配かけて、すまなかったな。

「ふふ、大丈夫だ。俺は、フィガルに大切にされているし、愛されている。俺も、フィガルを心から愛してるんだ。だから、心配しなくてい」

出来るだけ、安心させるように笑ったつもりだったが、更にフワは泣いてしまった。

「にゃ、にゃん、だよ、それ…ひどいよ、宰相様も、こんなこと…僕の気持ち、知ってるくせに…にゃあ…」

「うん?よく聞こえないんだが?もう一度言ってくれないか?」

小声で呟くフワの声は、ぼんやりした俺の耳には入らなかった。

「ぐずっ…おめでとうにゃ、ドミル。末永く…もし、もし、魔王様に振られたら、このフワ様が慰めてやるからにゃ!お前は一人じゃないにゃ!僕のことを忘れたら怒るからにゃ!」

かわいい。
ほんとにフワはかわいい弟だ。

「うん、ありがとう、フワ。俺は一人じゃないな、ふふふ、頼もしいぞ。でも、フィガルと離れることは生涯無いから、安心してくれ」

安心させようと言うのに、フワは、また涙を溜める。

「うあーーんっ!バカドミル!鈍感!鈍チン!次に魔力過剰摂取で倒れても、看病なんてしてやらないんだからなっ!!お前なんて、お前なんて、ばぁーーーーかぁっ!!」

タオルを顔にペチンと投げられて、フワが部屋から飛び出して行った。

「魔力過剰摂取…?」

ポカンと扉を見つめていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…ですから、このように、少しずつ魔力に慣れさせていくことが重要なのです」

メリアの講義を真剣に聞いて、我はメモを取っていた。

「そのために、長期間かけて、少しずつ魔王様の魔力を注いだ飲み物を与えていたというのに…まあ、それが無ければ、とっくにドミル殿は死んでいたでしょうけどね」

「すまん…」

がくり、と肩を落とす我を、メリアはフン、と見下ろす。

「まあ、初めての恋に浮かれてしまっているのですから、私もあらかじめ伝えておくべきでした」

メリアも、溜息をつきながら、ようやく少し落ち着いたらしい。

「とにかく、少しずつ、ですからね。でも、もうアレだけ注いだんだから、相当に魔力は浴びているでしょうけど」

「はい…分かりました…」

もう、何も言い返せない。
頭が上がらない。

「それでも…良かったですね」

「うえ?」

急に優しくなったメリアに聞き返す。
こんなに優しいメリアは、見たことがない。

「悠久の時を共に在ることをドミル殿が望んでくれたんですね。本当に良かったですね、想いが叶って」

ふわっとメリアが笑う。
うん、と頷く。

「あ、ああ…良かった…ん?」

よく思い出す。
あのとき、ドミルは確かに望んでくれた…か?

「どうしました?まさか…」

メリアの目が半目になる。

「いや、望んでくれた…はず?だよな?うん?言った?あれ…?」

段々と不安になってくる。

「あれ程、きちんと本人の了承を得るように言いましたよね?必ず魔族と同じ時を生きることを説明して、同意を得た上にでなくてはならない、と言いましたよね?」

鼓動が早くなる。
トキメキじゃない。
自分の危機を感じて、だ。

「いや、あの、えぇ?ちょ、ちょっと、ドミルに確認を…」

パアン!と我が角を叩かれた。
ひん!大事な角なのに!

「こんの、バカ者が!!今すぐ土下座して、許しを請いて来い!それから、仕事は5日間休み無しだからな!心を入れ替えろ、愚か者め!!これ以上、ドミル殿を大切にしなければ、本当に私が貰うからな!さっさと行けー!!!」

蹴り飛ばされながら、転がるようにドミルの元へ向かう。

「ドミルーーっ!!」

「ああ、フィガル」

笑ってる。
天使!我が天使!

「あっ、あの!その、えと、」

急に恥ずかしくなった。
こんな天使に、そんなこと聞いていいのか。

「なんだ?フィガル」

美し過ぎて、目が潰れる!!
ぎゃあーーーーっ!!

「いや、その…あの、我は、ちゃんと言ったろうか?」

「うん?なにを?」

首を傾げるドミル、かわいいーーっ!!

「その…ドミルも、魔族と同じように、我と同じように、人間よりも遥かに長く生きるようになるってこと…」

「??なんのことだ?」

ガガーーーーーんっ!!!!

「え?だって、あのとき、たしかに…」

言ってない。
確かに、ドミルは言ってない。

「どうした?フィガル?また具合悪いのか?」

心配そうに覗き込む愛しき伴侶。
なんてことだ…

「すまないっ!ドミルっ!!」

額を床に打ち付けて、床の大半が崩れ落ちる。
だが、そんなことに構っていられない。

「うわっ、あぶなっ、え?ちょっ、待っ」

「我は、夢中でっ、ドミルが、我の魔力を受け止めて、共に永い時を生きてくれると、了承してくれたんだと、思ってっ」

ぐらぐらする寝台を、がっしり掴んでドミルを見つめる。
ドミルは、寝台にしがみついている。
なぜ、そっちにしがみつくのだ?
しがみつく相手は、我じゃないのか?!
まさか、もう我は嫌われた?!

「いや、あの、フィガルっ、あぶな」

「ドミルっ!!お願いだ!嫌いにならないでぇっ!我と、共に生きると約束してくれっ!頼むっ!ドミルがいない世界などーーー」

ドミルは、ぎゅっうっと目を閉じた。
これは、き、キス…?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やめんか、この魔力バカ王が」

思い切り後ろから蹴り上げられて、フィガルが止まる。
全く痛みなどは無いようだが、ギギギ、と硬い戸のように後ろを振り返る。

「メリ…いや、宰相殿…如何されましたか…」

珍しくフィガルが丁寧語だ。
どうかしたんだろうか。
それより、寝台が落ちそうだから助けて欲しい。

「このバカは、私の方で一旦、預かりますね。こら、バカ王め、さっさと床を直さんか!ドミル殿が怯えているのが分からんのか!」

角をグリグリされて、フィガルは、ハッとして床を直してくれた。
あっという間に床は元通りになり、むしろちょっと豪華になった。
安定した寝台に、ようやくホッと息をつける。

「あ、ありがとうございます、メリア殿。落ちなくて良かった…」

「いえ、こちらこそ、まっことに申し訳ないことを致しました。ほんと、このバカが…いや、ゴミクズが…ゴホン。ところで、ドミル殿は、このバカ…いえ、魔王様と共に添い遂げるつもりはお有りで?」

急にメリア殿から神妙に聞かれて、思いもよらない質問に頬が熱くなる。

「え、あ、それは、もちろん…はい」

「ほ、ほんとうか?!ドミル!」

フィガルが、思い切り抱き着いて来たかと思えば、天に祈りを捧げ始める。

「神様!ありがとう!ドミルが我が伴侶となりました!!これから毎日、祈ります!!」

「魔王が神に感謝すな」

横腹をメリア殿に蹴られても、フィガルは一切気にも止めていない。
やはり強いんだな、フィガルは。
なんて頼もしくて心強く、優しくて、美しくて、全てが完璧な魔王と添い遂げるなんて…ああ、神に感謝したい。

「そこも!ドミル殿!今、頬を染めるとこじゃないだろ!!」

「「え?」」

二人で声を合わせて、思わず見詰め合い、微笑み合う。

「だって、なあ」

「ふふ、そうだな」

はぁーっと、メリアの長い溜息が心地よい。
慣れた響きが二人を祝福している。

「ドミル…我と永遠の愛を誓ってくれるか」

「…はい。喜んで。でも…俺だけって誓ってくれますか?」

二人で手を取り合って見詰め合う。
唇は今にも重なり合う程に近い。
フィガルの瞳は、なんて美しいんだ。
吸い込まれてしまう。
いや、むしろ吸い込まれたい。

「ああ、もちろんだ。神に誓って永遠にドミル唯一人を愛し続ける」

「嬉しい…俺も、神に誓ってフィガル一人を愛し続けよう」

二人で額を寄せ合い、メリア殿を見遣る。

「おい、私を神父扱いするな。その目で見るのヤメロ」

メリアの前で、二人で固く指を絡め合い、触れるだけの優しい誓いのキスを交わした。
ちゅっ、と離れた唇が寂しい。

「あー、もう。はいはい、神に誓って、二人を永遠の伴侶と認めます。アーメン」

雑に誓われたけれど、それは間違いなく聖なる誓いだった。

「「アーメン」」 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「「「おめでとうございます!!!」」」


魔族は人間のような結婚式というものは行わない。
別に、誰と何をしようと勝手だし、魔族を増やすのは分裂するだけだ。

だが、我は、どうしても!!
ドミルと人間のような結婚式を挙げたかった。
そこで魔族全体に声を届け、この城で結婚式を大々的に挙げることにした。
これで、魔国中にドミルが我の伴侶であると知らしめることが出来る。
ドミルに手を出したら、当然その場で殺すことも出来るだろう。


「ありがとう!ありがとう!」

ドミルも笑顔で嬉しそうだ。
笑顔が今日も麗しい。眩しい。
こんなに真っ白な衣装が似合う者がいるだろうか?
いや、居ない。
そもそも存在しないんだ、ドミルよりも尊い者など。

待てよ…こんなに美しいドミルを見て、皆、なんと思うか…
皆、ドミルを手に入れたいと願うのでは?
いや、普通に考えて間違いないだろう。
それも、ここには魔国中の魔族が揃っている。
ということは、全魔族がドミルを狙う…?

魔族は、魔力の強さこそ全て。

我の魔力は、魔国随一。
だが、果たして全魔族と闘って勝てるのだろうか…
しかし、我はドミルを失うことなど、決して出来ない。

ならばーーーー


『お前たち…分かっているだろうな。我が伴侶に懸想でもしてみろ。塵一つ残さず消し去るからな』

魔族だけに伝わるよう、全魔族へと予め伝達しておいた。
皆、ピシリと固まっている。
やはり、懸想していたか。
急に目を逸らす者達に、ドミルが首を傾げる。

「あれ?みんな、あんまり喜んでくれてないのか?俺が…人間だから…こんなに格好良くて強いフィガルに釣り合わないから…」

落ち込んでいる!ドミルがむしろ泣きそうだ!
なんてことだ!
おのれ、魔族め~~~!!!

『全魔族に告ぐ。全力でドミルを喜ばせよ。我が伴侶を悲しませるなど、万死に値する』

全員が、急にワアワアと盛り上げ始め、ドミルはびっくりしながらも皆の必死の歓迎ムードに喜んで微笑んでくれた。
その微笑みに頬を染めた者達を見つけ、一生忘れないとその顔を睨みつけると恐怖で顔を青褪めさせ倒れそうになっている。
許すとでも思っているのか、愚か者め。
その存在自体、消し炭に…

「いい加減にしろ、この阿呆」

パシン、と背中を思い切り叩かれた。
メリアだ。
最近は、これにも大分慣れた。
魔王にこんなことして許されるのもメリアだけだが。

「なんだ?邪魔するな、これは二人の結婚式」

「自分で魔族集めといて威圧すんな!勝手な伝達すんな!アホ色ボケ魔王!!祝われたいなら、余計なこと言わずに黙ってニコニコ笑っとけっ!」

納得出来ない。
ドミルを守る為なのに。

「だが、こんなに美しいドミルに懸想しない者などいないだろう?」

「あー、はいはい。後ろのお前が恐すぎて、消し炭覚悟でトライするような猛者いねぇわ!いたらバカだろ!逆に見てみたいわ!」

「ドミルぅ~っ!こっちこっち~っ♡僕、諦めないからねぇ~っ!大好きだよ~っ♡」

フワが、他の魔族に隠れながら、こっそりドミルに話しかけている。
なんだ、あのちんちくりんは。
許せん!消し炭第一号だ。

「あー…そういやぁ、いたわ。魔国一のバカが。まったく、バカでも分かるように、あんなに見せつけておいたのに。諦めの悪いバカ者が…仕方ない」

メリアが、ちんちくりんを泡に入れて、ふわふわと空に飛ばした。

「えーっ?!ちょっと、宰相様~っ?!助けてー!僕の方が、先にドミルを好きになったんだよっ!?ねぇっ?!お世話だって、ほら、下の世話もっ」

メリアが遥か彼方へ飛ばしたから、当分は戻って来ないだろう。
声も聞こえなくなった。
あー、清々する。

「はい、問題解決。あとは、さっさと初夜でも楽しんで下さい。あ、ヤリ過ぎ注意ね?間違っても、変な蓋しないように。ちゃんと全部掻き出して下さいよ。魔王様の魔力は強すぎるし、アレからヤってないんだから、しっかり加減して。また魔力過剰摂取になっちゃうでしょ!もうドミル殿も知ってますね?尻の穴から魔王様の魔力、つうか精液を過剰摂取、つまり中出しをたくさんされると…」

「ちょっと、そんな言い方…」

ドミルが真っ赤になっていて、かわいい。
どんどん下半身が熱くなって、耐えられない程に興奮する。
もう、待てない。

「行こうか、ドミル」

最後に、もう一度、魔族全体に睨みを効かせながら笑顔で手を振り、二人で寝室へと向かう。

「えと、これから、末永く宜しくお願いします」

「わ、我こそ、その、命尽きるまで、貴方を守る故、その、末永く…宜しくお願いします…」

寝台の上で、二人で手を合わせて誓い合う。
ドミルの潤んだ瞳に我が映る。
まるで、この世に二人しか存在しないようだ。
嬉しすぎる。
ドミルと結婚して初夜なんて、夢のようだ。

「で、でわ、しょ、初夜、を…」

「ひゃ、ひゃいっ!」

二人ともぎこちない。
けれど、お互いを見つめる目は熱が籠もる。
息も上がる。

「「…好きだ」」


神に感謝したっていいじゃないか、元勇者と魔王だもん。






    
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

うちの拾い子が私のために惚れ薬を飲んだらしい

トウ子
BL
冷血大公と呼ばれる私は、とある目的のために孤児を拾って厳しく育てていた。 一世一代の計画を目前に控えたある夜、様子のおかしい養い子が私の寝室を訪ねてきた。どうやら養い子は、私のために惚れ薬を飲んだらしい。「計画の成功のために、閣下の恋人としてどう振る舞えばよいのか、教えて下さいませ」と迫られ……愚かな私は、華奢な体を寝台に押し倒した。 Twitter企画【#惚れ薬自飲BL】参加作品の短編でした。 ムーンライトノベルズにも掲載。

【完結】祝福をもたらす聖獣と彼の愛する宝もの

BL
「おまえは私の宝だから」 そう言って前世、まだ幼い少年にお守りの指輪をくれた男がいた。 少年は家庭に恵まれず学校にも馴染めず、男の言葉が唯一の拠り所に。 でもその数年後、少年は母の新しい恋人に殺されてしまう。「宝もの」を守れなかったことを後悔しながら。 前世を思い出したヨアンは魔法名門侯爵家の子でありながら魔法が使えず、「紋なし」と呼ばれ誰からも疎まれていた。 名門家だからこそ劣等感が強かった以前と違い、前世を思い出したヨアンは開き直って周りを黙らせることに。勘当されるなら願ったり。そう思っていたのに告げられた進路は「聖獣の世話役」。 名誉に聞こえて実は入れ替わりの激しい危険な役目、実質の死刑宣告だった。 逃げるつもりだったヨアンは、聖獣の正体が前世で「宝」と言ってくれた男だと知る。 「本日からお世話役を…」 「祝福を拒絶した者が?」 男はヨアンを覚えていない。当然だ、前世とは姿が違うし自分は彼の宝を守れなかった。 失望するのはお門違い。今世こそは彼の役に立とう。 ☆神の子である聖獣×聖獣の祝福が受け取れない騎士 ☆R18はタイトルに※をつけます

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

生贄として捧げられたら人外にぐちゃぐちゃにされた

キルキ
BL
生贄になった主人公が、正体不明の何かにめちゃくちゃにされ挙げ句、いっぱい愛してもらう話。こんなタイトルですがハピエンです。 人外✕人間 ♡喘ぎな分、いつもより過激です。 以下注意 ♡喘ぎ/淫語/直腸責め/快楽墜ち/輪姦/異種姦/複数プレイ/フェラ/二輪挿し/無理矢理要素あり 2024/01/31追記  本作品はキルキのオリジナル小説です。

【完結】ハードな甘とろ調教でイチャラブ洗脳されたいから悪役貴族にはなりたくないが勇者と戦おうと思う

R-13
BL
甘S令息×流され貴族が織りなす 結構ハードなラブコメディ&痛快逆転劇 2度目の人生、異世界転生。 そこは生前自分が読んでいた物語の世界。 しかし自分の配役は悪役令息で? それでもめげずに真面目に生きて35歳。 せっかく民に慕われる立派な伯爵になったのに。 気付けば自分が侯爵家三男を監禁して洗脳していると思われかねない状況に! このままじゃ物語通りになってしまう! 早くこいつを家に帰さないと! しかし彼は帰るどころか屋敷に居着いてしまって。 「シャルル様は僕に虐められることだけ考えてたら良いんだよ?」 帰るどころか毎晩毎晩誘惑してくる三男。 エロ耐性が無さ過ぎて断るどころかどハマりする伯爵。 逆に毎日甘々に調教されてどんどん大好き洗脳されていく。 このままじゃ真面目に生きているのに、悪役貴族として討伐される運命が待っているが、大好きな三男は渡せないから仕方なく勇者と戦おうと思う。 これはそんな流され系主人公が運命と戦う物語。 「アルフィ、ずっとここに居てくれ」 「うん!そんなこと言ってくれると凄く嬉しいけど、出来たら2人きりで言って欲しかったし酒の勢いで言われるのも癪だしそもそも急だし昨日までと言ってること真逆だしそもそもなんでちょっと泣きそうなのかわかんないし手握ってなくても逃げないしてかもう泣いてるし怖いんだけど大丈夫?」 媚薬、緊縛、露出、催眠、時間停止などなど。 徐々に怪しげな薬や、秘密な魔道具、エロいことに特化した魔法なども出てきます。基本的に激しく痛みを伴うプレイはなく、快楽系の甘やかし調教や、羞恥系のプレイがメインです。 全8章128話、11月27日に完結します。 なおエロ描写がある話には♡を付けています。 ※ややハードな内容のプレイもございます。誤って見てしまった方は、すぐに1〜2杯の牛乳または水、あるいは生卵を飲んで、かかりつけ医にご相談する前に落ち着いて下さい。 感想やご指摘、叱咤激励、有給休暇等貰えると嬉しいです!ノシ

第二王子の僕は総受けってやつらしい

もずく
BL
ファンタジーな世界で第二王子が総受けな話。 ボーイズラブ BL 趣味詰め込みました。 苦手な方はブラウザバックでお願いします。

王子!今日こそ貴方様から逃げさせていただきます!

krm
BL
ランヴェルセ王子の幼馴染であり世話係でもある僕、ルセットには悩みがある。 それは、王子が僕のことを好き過ぎるということ。僕はただの従者なのに、彼はまるで恋人に接するかのように接してくるのだ。度が過ぎるスキンシップに耐えられなくなった僕は――。 俺様王子×天然従者のすれ違いラブコメディ!ハッピーエンドです。 *はR18です。 ムーンライトノベルズにも投稿しています。

R18、最初から終わってるオレとヤンデレ兄弟

あおい夜
BL
注意! エロです! 男同士のエロです! 主人公は『一応』転生者ですが、ヤバい時に記憶を思い出します。 容赦なく、エロです。 何故か完結してからもお気に入り登録してくれてる人が沢山いたので番外編も作りました。 良かったら読んで下さい。

処理中です...