8 / 28
葛藤
しおりを挟む
数え切れない程に口付けをして、互いの唾液が混ざり合う心地良さに酔いしれた。
「あるとっしゃあんっ♡もっと、ちゅう♡」
「ブレイブさんっ、はぁっ、かわいい♡」
俺たちの身体は離れることなく、小刻みに揺れながら、奥を押し込みながら、快楽を享受していた。
ゴツゴツとして岩のように大きな身体の俺がアルトさんに股を開いてキスを強請る姿は、滑稽だっただろう。けれど、アルトさんは笑ったりしないで、俺の求めに応じて、何度も何度も奥を突いて、敏感な膨らみを摺り潰してくれていた。
俺は、すっかり、不浄の穴から背筋を駆け上がる快楽の虜になっていた。
「やらあっ、またっ出るぅっ」
「ふっ、ブレイブさんは、何度も出せて偉いですねっ、ほら、出して?」
グリュンっと膨らみを抉られれば、俺の身体は簡単に登り詰めた。背筋を反らせながら、ドクドクと溢れさせる。
俺の腹も顔もぬるぬるとした液体でドロドロだ。
でも、それは俺だけじゃなく。
「ブレイブさんのココから溢れて来てますよ?ほら、突く度に溢れちゃって、いやらしいなぁ」
「ひうんっ、いわないでぇっ、あんっ♡」
何度も何度も俺のナカへ注ぎ込むアルトさんの身体も、収まりきらず溢れ出る自身の子種と俺の子種でドロドロに濡れていた。
「これがっ、神儀なんですね?ちゃんと出なくなるまで、頑張りましょう、ねっ♡」
出したばかりで敏感過ぎる先端を指先でキュムッと握られた。俺の全身が雷に撃たれたようにビクンッと大きく揺れる。
「らめぇっ、しょこっ、らめっ」
「ココのことですか?ほんと、かわいいなぁ」
ナカをゆっくりと大きく突かれながら、先端をクリクリと指先で弄られる。先端の穴にもツプツプと指を挿入されれば、顎を反らせて喘ぐしかなかった。
「ぎもぢぃがらっ、それ、らめっ」
涎も涙も垂れ流して懇願する。勝手に涙が溢れて止まらない。
「あーっ、かわいい。僕なんかがブレイブさんを気持ち良く出来るなんて嬉しいです。神儀ですから、頑張りましょう」
クリュクリュと先端を弄ばれながら、膨らみをアルトさんの先端が狙い撃ちされる。
目の前が真っ白に霞んで、もうアルトさんの顔さえ見えなくなってきた。
「たすっ、たふけっ」
「僕も、そろそろ出ますっ、また溢れちゃいますねっ!はあっ!」
バジュッバジュッバジュッバジュッと粘度の高い音が鼓膜を麻痺させる。
段々と目も耳も効かなくなって、ただ身体を駆け抜ける快感だけに身を委ねる。
ブシュッと俺の先端から、何か出たような気がしたけれど、もう分からなかった。
同時にアルトさんに激しく奥を突かれてナカでドクッドクッと出ている感覚に俺のナカが喜んで収縮してしまったから。
「うん?何だろ、これ?あとでブレイブさんに聞いてみよう······ブレイブさん?大丈夫ですか?おーい」
薄らいでいく意識の中で、俺はアルトさんとの夢のあまりの激しさに『俺の妄想力半端ない』と思ったのを最後に意識が途絶えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、ブレイブさん!大丈夫ですか?」
目覚めると、明るい朝陽の中、アルトさんの美しいご尊顔が目の前にあった。
「うわあぁぁっ!」
余りに驚いて、俺は後ろへ飛び退こうとして、固まった。
飛び退けない理由がある。
世の中には、いつも理由がある。
「ごめんなさい、抜こうとするとブレイブさんが嫌がるみたいに締まるから、その、抜くに抜けなくて········」
俺の不浄の穴がアルトさんと繋がっていた。俺達の全身はガビガビで、アルトさんの髪も床も酷い有様だった。
昨夜のは夢じゃない?え、まさか。だが、これは明らかに。
俺、なんてことを······!!という心の葛藤を表には出さずに冷静を装う。
「嫌でなければ、一緒に洗いに行きませんか?」
「あ、はい······その、あの、まずは抜きませんか?」
「抜くんですか?本当に?」
「??ええ、そうしないと歩けませんから。アルトさんの邪魔になってしまいます」
「じゃあ、抜きますよ?」
「はい·····ひあんっ♡」
ズズ、とナカを擦られる感覚に身体がビクビクと反応してしまう。俺の穴はキツく締め付けているらしい。
「ああっ!キツいです、少し緩められますか?」
「む、むり、です、ああんっ♡らめっ動かさないでえっ」
俺の穴とアルトさんのモノが、ピッタリと嵌ってしまったようだった。少しでも動かせば逃げられない快感に打ちのめされて俺の身体が勝手にアルトさんをキツく締め付けてしまう。
「ふぅっ、どうしましょうね」
「はぁっ、どうしましょうね」
俺達は抱き合った体勢のまま見詰め合う。ドキドキと胸が煩い。
「あの·····向きだけ変えても大丈夫ですか?」
「向き?とは?」
「その·····僕が後ろへ回るように。そうすれば歩けるんじゃないかと」
「·······アルトさんは天才ですね」
「ふふっ、ブレイブさんは大袈裟で優しいですね」
二人で、こんな状態なのに笑いあった。明るい陽射しの中、小屋の中だけが幸せな空気に満ちていた。
「じゃあ、やりますよ?出来るだけ力を抜いて下さい」
「はい、頑張ります」
俺の脚を大きく開いて、アルトさんのモノが俺のナカをグリュっと動く。反射的に俺の身体に力が入るが、それをどうにか逃す。少し抜いた状態でアルトさんが俺の背後に回った。
「ふぅ、大丈夫ですか?」
「はっ、はいぃっ、大丈夫ですっ」
だいぶ感じてしまったとは言い難い。こんな状態にさせてしまって、俺の穴が我儘過ぎて憎い。
「じゃあ、洗いに行きましょうか。近くに川でもあればいいんですけど」
「ありますよ、案内します。こんな格好でも、この辺りには誰も来ないから平気でしょう」
二人で息を合わせてヨイショ、と起き上がる。と、そこで問題が生じた。
「あああっ!!らめえっ」
「まっ待って!待って!しゃがんで!」
俺とアルトさんの身長差だ。
普通に俺が立ち上がるとアルトさんのモノが俺のナカから抜けそうになり、俺のナカが吸い付いて離そうとせず、アルトさんが宙づりのようになってしまう。
一旦、俺は四つ這いになって落ち着く。アルトさんも、ほっと一息つく。
「どうしましょうね」
「うーん·····ブレイブさんが嫌で無ければ、その······」
アルトさんの提案は流石だった。天才だ。
だが、俺にとっては苦難の道だった。
「ブレイブさん、本当に大丈夫ですか?」
「えあっ、ひゃいっ、傷もっ塞がってるからあっ、らいりょーぶれすっ」
アルトさんをおぶって川まで歩くことになった。当然、全裸で繋がっている。
歩く度に揺れと振動でナカが擦られて快感に脚が震えるが、アルトさんを落とす訳にはいかない。ギュッと力を込めれば、また与えられる快感が倍増して喘いでしまう。
「あっあっあっきもち、い、れす」
「ブレイブさん、ごめんなさい。こんなことになって·······負担ばかり掛けてしまって」
心無しか挿送が大きくなっている。道が凸凹しているからだろうか。俺のナカが歓喜に湧いてビクビクと震えながら前に進む。
「僕、ブレイブさんのことが好きなんです。昨日、ブレイブさんは怪我でぼんやりとしてたから、その········」
「俺もっ、アルトさんっ大好きれすっ、ああんっ♡」
どちゅんっと奥が突かれて、思わず近くの木に手を付いた。
川までは、あと少しなのに、やけに遠く感じる。脚が震えるからか。
「本当っですかっ?ブレイブさんっ」
木を支えにした俺の背中で、アルトさんが腰を振っている。どちゅどちゅと濡れた音が森に響く。
その音で耳の奥まで犯される。
「しゅきっしゅきっ、アルトしゃんっ」
ビュルるるっと二人同時に精を吐き出した。
互いに荒い息を吐きながら、また歩き出す。甘くナカを擦られながら。
「僕も、大好きです、ブレイブさん。神儀が出来て嬉しいです」
とちゅとちゅと優しく突かれるだけでも、俺の先端からは精がピュッピュッと溢れてしまっていた。太腿を震わせ、だらしなく地面に垂らしながら、ようやく川へ辿り着いた。
「と、とりあえず、洗いましょ」
「そうですね、その浅い所へ」
俺が四つ這いになって川へ身体を沈ませる。カピカピの俺の腹や胸を後ろからアルトさんが洗ってくれる。優しい。けど、色々と問題があった。
「あっ、ソコはっ」
「え、ここですか?何か問題でも?」
アルトさんがカピカピになった精液を川の水で擦り落としてくれるのだが、水に濡れるとカピカピがぬるぬるになるのだ。
そうして、ぬるぬるになったソレが、俺の乳首にも纏わり付いていて·······
「んんっ、あっ♡」
「腰が揺れてますけど、大丈夫ですか?」
まだ二人は繋がっているから、俺が揺れてしまえば、アルトさんに全て伝わってしまう。でも、止められない。
乳首を指でニュルニュルされると、とんでもなく気持ち良いのだ!!
「はあんっ、やっ、ソコばっかりぃっ♡」
「男の人が、乳首で感じるなんて知りませんでした。止めますか?」
乳首をニュルニュルと上下に引き絞るように擦られ、腰がヘコヘコ揺れると奥を突かれる。先端をグリグリと押されれば背中が勝手に反り上がる。
腹や脇腹も一緒に擦られ、俺は喘ぎ続けた。
「今度は、ゆっくり抜いて行きましょう。頑張りましょうね、ブレイブさん」
「も、もう、らめっ」
すっかり火照ったソコは、僅かに引き抜かれ水が入り込むと、キュムッと引き締まった。形がすっかり分かる程に締め付ける。
「ああっ!ダメですよ、締めちゃ!」
「ごめん、なさいっ!ひゃうっ!」
更に引き抜かれると、ナカのぬるぬるの代わりに水が流れ込む。冷たさも快感になりそうで、グッと我慢する。抜かれる気持ち良さに全身が泡立つ。
「······ふぅ、抜けました」
「あふ、ありが、と、ざました」
「わぁ、中に随分と残ってますね。今、出しますから、もう少し脚を開いて待ってて下さい」
「えっ、いや、それはっ」
アルトさんの指が突き入れられた。何本?分からない。バラバラにナカを擦って掻き出していく。あの膨らみは、蹂躙され続けて膨らみを増したかもしれない。
「ひゃあっ!あっ!あっ、ひゃめっ」
「手首まで入った。凄いですね、ブレイブさん」
嬉しそうな声音に身体が強ばる。
何が手首まで?え、は?
恐る恐る振り返ると、俺の不浄の穴にアルトさんの手首までが呑み込まれていた。
「ほら、これなら奥まで掻き出せる!安心して下さい。馬のお産は立ち会ったことありますから」
馬のお産????まさか、え?
俺の身体から血の気が引いた。逃げようとするが、ここまでの道すがらで身体に力が入らなくなっていた。
「やらあぁぁぁぁあっっっ!!!」
思わず叫び水の中で手を伸ばす。何も掴まれる物は無かった。
「ほら、大丈夫ですよ。全部だしちゃいましょうね」
グポォッと人の身体から出るとは思えない音と共にアルトさんの手首が容赦なく突き進んだ。
「あるとっしゃあんっ♡もっと、ちゅう♡」
「ブレイブさんっ、はぁっ、かわいい♡」
俺たちの身体は離れることなく、小刻みに揺れながら、奥を押し込みながら、快楽を享受していた。
ゴツゴツとして岩のように大きな身体の俺がアルトさんに股を開いてキスを強請る姿は、滑稽だっただろう。けれど、アルトさんは笑ったりしないで、俺の求めに応じて、何度も何度も奥を突いて、敏感な膨らみを摺り潰してくれていた。
俺は、すっかり、不浄の穴から背筋を駆け上がる快楽の虜になっていた。
「やらあっ、またっ出るぅっ」
「ふっ、ブレイブさんは、何度も出せて偉いですねっ、ほら、出して?」
グリュンっと膨らみを抉られれば、俺の身体は簡単に登り詰めた。背筋を反らせながら、ドクドクと溢れさせる。
俺の腹も顔もぬるぬるとした液体でドロドロだ。
でも、それは俺だけじゃなく。
「ブレイブさんのココから溢れて来てますよ?ほら、突く度に溢れちゃって、いやらしいなぁ」
「ひうんっ、いわないでぇっ、あんっ♡」
何度も何度も俺のナカへ注ぎ込むアルトさんの身体も、収まりきらず溢れ出る自身の子種と俺の子種でドロドロに濡れていた。
「これがっ、神儀なんですね?ちゃんと出なくなるまで、頑張りましょう、ねっ♡」
出したばかりで敏感過ぎる先端を指先でキュムッと握られた。俺の全身が雷に撃たれたようにビクンッと大きく揺れる。
「らめぇっ、しょこっ、らめっ」
「ココのことですか?ほんと、かわいいなぁ」
ナカをゆっくりと大きく突かれながら、先端をクリクリと指先で弄られる。先端の穴にもツプツプと指を挿入されれば、顎を反らせて喘ぐしかなかった。
「ぎもぢぃがらっ、それ、らめっ」
涎も涙も垂れ流して懇願する。勝手に涙が溢れて止まらない。
「あーっ、かわいい。僕なんかがブレイブさんを気持ち良く出来るなんて嬉しいです。神儀ですから、頑張りましょう」
クリュクリュと先端を弄ばれながら、膨らみをアルトさんの先端が狙い撃ちされる。
目の前が真っ白に霞んで、もうアルトさんの顔さえ見えなくなってきた。
「たすっ、たふけっ」
「僕も、そろそろ出ますっ、また溢れちゃいますねっ!はあっ!」
バジュッバジュッバジュッバジュッと粘度の高い音が鼓膜を麻痺させる。
段々と目も耳も効かなくなって、ただ身体を駆け抜ける快感だけに身を委ねる。
ブシュッと俺の先端から、何か出たような気がしたけれど、もう分からなかった。
同時にアルトさんに激しく奥を突かれてナカでドクッドクッと出ている感覚に俺のナカが喜んで収縮してしまったから。
「うん?何だろ、これ?あとでブレイブさんに聞いてみよう······ブレイブさん?大丈夫ですか?おーい」
薄らいでいく意識の中で、俺はアルトさんとの夢のあまりの激しさに『俺の妄想力半端ない』と思ったのを最後に意識が途絶えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、ブレイブさん!大丈夫ですか?」
目覚めると、明るい朝陽の中、アルトさんの美しいご尊顔が目の前にあった。
「うわあぁぁっ!」
余りに驚いて、俺は後ろへ飛び退こうとして、固まった。
飛び退けない理由がある。
世の中には、いつも理由がある。
「ごめんなさい、抜こうとするとブレイブさんが嫌がるみたいに締まるから、その、抜くに抜けなくて········」
俺の不浄の穴がアルトさんと繋がっていた。俺達の全身はガビガビで、アルトさんの髪も床も酷い有様だった。
昨夜のは夢じゃない?え、まさか。だが、これは明らかに。
俺、なんてことを······!!という心の葛藤を表には出さずに冷静を装う。
「嫌でなければ、一緒に洗いに行きませんか?」
「あ、はい······その、あの、まずは抜きませんか?」
「抜くんですか?本当に?」
「??ええ、そうしないと歩けませんから。アルトさんの邪魔になってしまいます」
「じゃあ、抜きますよ?」
「はい·····ひあんっ♡」
ズズ、とナカを擦られる感覚に身体がビクビクと反応してしまう。俺の穴はキツく締め付けているらしい。
「ああっ!キツいです、少し緩められますか?」
「む、むり、です、ああんっ♡らめっ動かさないでえっ」
俺の穴とアルトさんのモノが、ピッタリと嵌ってしまったようだった。少しでも動かせば逃げられない快感に打ちのめされて俺の身体が勝手にアルトさんをキツく締め付けてしまう。
「ふぅっ、どうしましょうね」
「はぁっ、どうしましょうね」
俺達は抱き合った体勢のまま見詰め合う。ドキドキと胸が煩い。
「あの·····向きだけ変えても大丈夫ですか?」
「向き?とは?」
「その·····僕が後ろへ回るように。そうすれば歩けるんじゃないかと」
「·······アルトさんは天才ですね」
「ふふっ、ブレイブさんは大袈裟で優しいですね」
二人で、こんな状態なのに笑いあった。明るい陽射しの中、小屋の中だけが幸せな空気に満ちていた。
「じゃあ、やりますよ?出来るだけ力を抜いて下さい」
「はい、頑張ります」
俺の脚を大きく開いて、アルトさんのモノが俺のナカをグリュっと動く。反射的に俺の身体に力が入るが、それをどうにか逃す。少し抜いた状態でアルトさんが俺の背後に回った。
「ふぅ、大丈夫ですか?」
「はっ、はいぃっ、大丈夫ですっ」
だいぶ感じてしまったとは言い難い。こんな状態にさせてしまって、俺の穴が我儘過ぎて憎い。
「じゃあ、洗いに行きましょうか。近くに川でもあればいいんですけど」
「ありますよ、案内します。こんな格好でも、この辺りには誰も来ないから平気でしょう」
二人で息を合わせてヨイショ、と起き上がる。と、そこで問題が生じた。
「あああっ!!らめえっ」
「まっ待って!待って!しゃがんで!」
俺とアルトさんの身長差だ。
普通に俺が立ち上がるとアルトさんのモノが俺のナカから抜けそうになり、俺のナカが吸い付いて離そうとせず、アルトさんが宙づりのようになってしまう。
一旦、俺は四つ這いになって落ち着く。アルトさんも、ほっと一息つく。
「どうしましょうね」
「うーん·····ブレイブさんが嫌で無ければ、その······」
アルトさんの提案は流石だった。天才だ。
だが、俺にとっては苦難の道だった。
「ブレイブさん、本当に大丈夫ですか?」
「えあっ、ひゃいっ、傷もっ塞がってるからあっ、らいりょーぶれすっ」
アルトさんをおぶって川まで歩くことになった。当然、全裸で繋がっている。
歩く度に揺れと振動でナカが擦られて快感に脚が震えるが、アルトさんを落とす訳にはいかない。ギュッと力を込めれば、また与えられる快感が倍増して喘いでしまう。
「あっあっあっきもち、い、れす」
「ブレイブさん、ごめんなさい。こんなことになって·······負担ばかり掛けてしまって」
心無しか挿送が大きくなっている。道が凸凹しているからだろうか。俺のナカが歓喜に湧いてビクビクと震えながら前に進む。
「僕、ブレイブさんのことが好きなんです。昨日、ブレイブさんは怪我でぼんやりとしてたから、その········」
「俺もっ、アルトさんっ大好きれすっ、ああんっ♡」
どちゅんっと奥が突かれて、思わず近くの木に手を付いた。
川までは、あと少しなのに、やけに遠く感じる。脚が震えるからか。
「本当っですかっ?ブレイブさんっ」
木を支えにした俺の背中で、アルトさんが腰を振っている。どちゅどちゅと濡れた音が森に響く。
その音で耳の奥まで犯される。
「しゅきっしゅきっ、アルトしゃんっ」
ビュルるるっと二人同時に精を吐き出した。
互いに荒い息を吐きながら、また歩き出す。甘くナカを擦られながら。
「僕も、大好きです、ブレイブさん。神儀が出来て嬉しいです」
とちゅとちゅと優しく突かれるだけでも、俺の先端からは精がピュッピュッと溢れてしまっていた。太腿を震わせ、だらしなく地面に垂らしながら、ようやく川へ辿り着いた。
「と、とりあえず、洗いましょ」
「そうですね、その浅い所へ」
俺が四つ這いになって川へ身体を沈ませる。カピカピの俺の腹や胸を後ろからアルトさんが洗ってくれる。優しい。けど、色々と問題があった。
「あっ、ソコはっ」
「え、ここですか?何か問題でも?」
アルトさんがカピカピになった精液を川の水で擦り落としてくれるのだが、水に濡れるとカピカピがぬるぬるになるのだ。
そうして、ぬるぬるになったソレが、俺の乳首にも纏わり付いていて·······
「んんっ、あっ♡」
「腰が揺れてますけど、大丈夫ですか?」
まだ二人は繋がっているから、俺が揺れてしまえば、アルトさんに全て伝わってしまう。でも、止められない。
乳首を指でニュルニュルされると、とんでもなく気持ち良いのだ!!
「はあんっ、やっ、ソコばっかりぃっ♡」
「男の人が、乳首で感じるなんて知りませんでした。止めますか?」
乳首をニュルニュルと上下に引き絞るように擦られ、腰がヘコヘコ揺れると奥を突かれる。先端をグリグリと押されれば背中が勝手に反り上がる。
腹や脇腹も一緒に擦られ、俺は喘ぎ続けた。
「今度は、ゆっくり抜いて行きましょう。頑張りましょうね、ブレイブさん」
「も、もう、らめっ」
すっかり火照ったソコは、僅かに引き抜かれ水が入り込むと、キュムッと引き締まった。形がすっかり分かる程に締め付ける。
「ああっ!ダメですよ、締めちゃ!」
「ごめん、なさいっ!ひゃうっ!」
更に引き抜かれると、ナカのぬるぬるの代わりに水が流れ込む。冷たさも快感になりそうで、グッと我慢する。抜かれる気持ち良さに全身が泡立つ。
「······ふぅ、抜けました」
「あふ、ありが、と、ざました」
「わぁ、中に随分と残ってますね。今、出しますから、もう少し脚を開いて待ってて下さい」
「えっ、いや、それはっ」
アルトさんの指が突き入れられた。何本?分からない。バラバラにナカを擦って掻き出していく。あの膨らみは、蹂躙され続けて膨らみを増したかもしれない。
「ひゃあっ!あっ!あっ、ひゃめっ」
「手首まで入った。凄いですね、ブレイブさん」
嬉しそうな声音に身体が強ばる。
何が手首まで?え、は?
恐る恐る振り返ると、俺の不浄の穴にアルトさんの手首までが呑み込まれていた。
「ほら、これなら奥まで掻き出せる!安心して下さい。馬のお産は立ち会ったことありますから」
馬のお産????まさか、え?
俺の身体から血の気が引いた。逃げようとするが、ここまでの道すがらで身体に力が入らなくなっていた。
「やらあぁぁぁぁあっっっ!!!」
思わず叫び水の中で手を伸ばす。何も掴まれる物は無かった。
「ほら、大丈夫ですよ。全部だしちゃいましょうね」
グポォッと人の身体から出るとは思えない音と共にアルトさんの手首が容赦なく突き進んだ。
10
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートの威力はすさまじくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
狼騎士は異世界の男巫女(のおまけ)を追跡中!
Kokonuca.
BL
異世界!召喚!ケモ耳!な王道が書きたかったので
ある日、はるひは自分の護衛騎士と関係をもってしまう、けれどその護衛騎士ははるひの兄かすがの秘密の恋人で……
兄と護衛騎士を守りたいはるひは、二人の前から姿を消すことを選択した
完結しましたが、こぼれ話を更新いたします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる