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不出来な俺
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「まあ、醜いねえ。あれじゃあ指が太すぎるよ」
「あんな身体では布の一枚どころか、織り機を壊してしまう。いや、壊したんだったね。恐ろしい」
「あんな大男に娘は嫁がせられない。糸紡ぎも出来なくては稼げないし、大事な娘が死んでしまうぞ」
ヒソヒソと囁かれる陰口には慣れている。俺は幼い頃から身体が大きく、まるで大岩のようだった。それは今も変わりない。
この村では昔から機織りが生業となっており、男も女も指が細く繊細で器用で無ければ金を稼げず家庭を持てない。つまり、結婚出来ない。
俺は、指が太いどころか身体全体が太く大きく、確かに機織りの機械を壊してしまったこともある。ほんの少し動かそうとしただけだったが。
村に代々伝わる大切な機織り器を壊すことは重大な罪だ。そんな罪を犯した上に、この身体。成人しても結婚相手は見つからなかった。
「ブレイブ、隣村からも、その隣の村からも断られた」
「そうですか······そうでしょうね。お手数おかけしました。もう諦めます」
俺は成人から二年。村で身を縮こませて息を潜めて生きて来た。結婚相手が見つからなければ、この村から身一つで出なければならない。それを、この村長が可哀想だと、あちこち散々掛け合ってくれていたのだ。俺を親代わりとして育ててくれた村長の優しさに更に身体が縮こまる。やっぱり身体は大きいけれど。
「もう、村を出ます。一人でも、この身体なら、なんとか生きて···」
いつもの台詞を吐き出そうとして、村長に手で遮られた。
「そこでだ····禁忌とされていたが、大昔にはあったという、忌み婚儀の打診があった。山二つ向こうの村だ」
「········禁忌?忌み婚儀?それは·····俺が結婚出来るということですか?」
僅かな希望に胸が高鳴る。こんな俺が結婚出来る可能性があるなんて夢のようだ。
「それはその······詳しい話しは、追い追いしていく。山二つ向こうのリマ村の者だそうだ。丁度、互いの村の間、山一つ向こうの山の麓で暮らしてはどうかと話がまとまってな。鶏を三羽と蚕を少し持って行くと良い。暮らしの足しになるだろう」
「え!良いんですか?!ありがとうございます、養父さん!」
村長もとい養父さんの目に涙が滲んでいた。だがこれは、喜びの涙では無いのだろう。目の奥が悲しみに沈んでいる。
「お前を幸せにしてやりたかったが、こんなことになって済まない。お前が、この村でずっと辛かったことは理解している。どうか、この村の人間を恨まないでやってくれ」
「·····ええ、分かってます。俺こそ、沢山、迷惑をかけてしまってごめんなさい。準備をしたら、出来るだけ早く出立します」
後悔と悲しみを宿した養父さんの目が俺を見て頷いた。村長として辛い決断をしなくてはならなかったのが容易に想像出来る。村人からの批判や中傷を受け続けながらも俺を守り続けて来てくるたんだ。
後悔が胸を攫っていく。
「悪いが明日の朝、出立してくれ·····すまないが忌み婚儀では見送りは出来ない習わしだ。細かい説明と必要な物は出立までに間に合わせる······こんな急に追い出すような形になって、ブレイブ······」
背を丸めて涙を流す養父さんは、一人の父親だった。
村の決まりは重役達の意見に左右される。村長だけの権限では決められない。
つまりは、そういうことだ。
「問題ありません。今までありがとうございました」
俺は深々と鼻面が地面につくまで頭を下げた。思ったより急だったが、二年も延長して貰えただけ幸運だった。
今夜が、この村で過ごす最後の夜になった。遠くで獣の鳴き声が響く。
星が綺麗な夜だったが、鼻の奥がツンと痛んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さようなら。ありがとうございました」
村を朝靄の掛かる早朝に出立する。
誰も見送りに来なかった。当たり前だ。
忌み婚儀なのだから。
こうして、鶏や蚕を与えて貰っただけでも、養父さんの優しさが身に沁みる。
きっと村からの祝いでは無い。
迷惑しか掛けて来なかった出来損ないの養子である俺への最大限の餞だ。
養父さんは、きっと村長を降りるつもりなんだろうと察しも付いていた。そのくらいの交換条件で俺を二年も匿い、忌み婚儀にまで漕ぎ着けた。俺なんかの為に。
山道を軽い荷物を抱えてザックザックと歩く。山は静かで考え事に良い。
「忌み婚儀か·····まさか、そんなものがあるとはなぁ」
忌み婚儀の内容を養父さんから聞いて、俺は驚いた。想像したことも無かった内容に頭がついていかなかった。
だが、詳しく聞けば道理に適っており納得もした。それに、村に伝わる儀式も簡単にだが一通り教わり、これも大切な神儀だと村長の顔をした養父に言われれば、戸惑う自分に言い聞かせた。
「これは、不出来な俺が出来る唯一の神儀だ。相手には申し訳無いが、何とか我慢して協力してもらおう」
何か手土産を、と道すがら可憐な花を見付けて相手に贈ろうと思い付くが、伸ばした手を止める。
「こんな無骨な手で花を贈られても気味が悪いだけだ」
村人からの嘲笑が蘇る。俺はとにかく醜いのだから、それを自覚しなくては。
麻袋に入った鶏を担ぎ直して、足早に進む。俺の足なら、麓まで半日もあれば着くだろう。リマ村からの相手は、もう着いているだろうか。俺を見て恐れ慄かないだろうか。嫌われて逃げられたらどうしよう。
「·····いや、それが普通か。そうなれば、一人で暮らそう。狩りなら得意だ····いや、それしか出来ないのだから」
足元を見ながら歩いていたせいだろうか。視界がぼやけて、雫が落ちた。一人きりになったからか、急に涙が溢れ出てくる。拭いても拭いても零れ落ちる。
村では泣いたことなど無かったのに。
「蚕など貰っても、俺には糸も紡げないし、布も織れない。けど、養父さんからの贈り物は無碍には出来ない····そうだ、蚕を育てて増やしたら、こっそり村へ届けよう。養父さんが喜んでくれるかもしれない」
俺はほんの少しだけ自分を勇気付けて、歩みを進めた。本当は二度と村へ戻ることが出来ないことは分かっている。
だが、そう思わなければ、これから婚儀の相手に会う不安で挫けてしまうから。拒絶されれば、当たり前でも、きっと俺は傷付く。こんな大きな身体なのに。
早く着きたいような着きたく無いような。そんな想いを胸に到着した麓には、誰も居なかった。
「あんな身体では布の一枚どころか、織り機を壊してしまう。いや、壊したんだったね。恐ろしい」
「あんな大男に娘は嫁がせられない。糸紡ぎも出来なくては稼げないし、大事な娘が死んでしまうぞ」
ヒソヒソと囁かれる陰口には慣れている。俺は幼い頃から身体が大きく、まるで大岩のようだった。それは今も変わりない。
この村では昔から機織りが生業となっており、男も女も指が細く繊細で器用で無ければ金を稼げず家庭を持てない。つまり、結婚出来ない。
俺は、指が太いどころか身体全体が太く大きく、確かに機織りの機械を壊してしまったこともある。ほんの少し動かそうとしただけだったが。
村に代々伝わる大切な機織り器を壊すことは重大な罪だ。そんな罪を犯した上に、この身体。成人しても結婚相手は見つからなかった。
「ブレイブ、隣村からも、その隣の村からも断られた」
「そうですか······そうでしょうね。お手数おかけしました。もう諦めます」
俺は成人から二年。村で身を縮こませて息を潜めて生きて来た。結婚相手が見つからなければ、この村から身一つで出なければならない。それを、この村長が可哀想だと、あちこち散々掛け合ってくれていたのだ。俺を親代わりとして育ててくれた村長の優しさに更に身体が縮こまる。やっぱり身体は大きいけれど。
「もう、村を出ます。一人でも、この身体なら、なんとか生きて···」
いつもの台詞を吐き出そうとして、村長に手で遮られた。
「そこでだ····禁忌とされていたが、大昔にはあったという、忌み婚儀の打診があった。山二つ向こうの村だ」
「········禁忌?忌み婚儀?それは·····俺が結婚出来るということですか?」
僅かな希望に胸が高鳴る。こんな俺が結婚出来る可能性があるなんて夢のようだ。
「それはその······詳しい話しは、追い追いしていく。山二つ向こうのリマ村の者だそうだ。丁度、互いの村の間、山一つ向こうの山の麓で暮らしてはどうかと話がまとまってな。鶏を三羽と蚕を少し持って行くと良い。暮らしの足しになるだろう」
「え!良いんですか?!ありがとうございます、養父さん!」
村長もとい養父さんの目に涙が滲んでいた。だがこれは、喜びの涙では無いのだろう。目の奥が悲しみに沈んでいる。
「お前を幸せにしてやりたかったが、こんなことになって済まない。お前が、この村でずっと辛かったことは理解している。どうか、この村の人間を恨まないでやってくれ」
「·····ええ、分かってます。俺こそ、沢山、迷惑をかけてしまってごめんなさい。準備をしたら、出来るだけ早く出立します」
後悔と悲しみを宿した養父さんの目が俺を見て頷いた。村長として辛い決断をしなくてはならなかったのが容易に想像出来る。村人からの批判や中傷を受け続けながらも俺を守り続けて来てくるたんだ。
後悔が胸を攫っていく。
「悪いが明日の朝、出立してくれ·····すまないが忌み婚儀では見送りは出来ない習わしだ。細かい説明と必要な物は出立までに間に合わせる······こんな急に追い出すような形になって、ブレイブ······」
背を丸めて涙を流す養父さんは、一人の父親だった。
村の決まりは重役達の意見に左右される。村長だけの権限では決められない。
つまりは、そういうことだ。
「問題ありません。今までありがとうございました」
俺は深々と鼻面が地面につくまで頭を下げた。思ったより急だったが、二年も延長して貰えただけ幸運だった。
今夜が、この村で過ごす最後の夜になった。遠くで獣の鳴き声が響く。
星が綺麗な夜だったが、鼻の奥がツンと痛んだ。
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「さようなら。ありがとうございました」
村を朝靄の掛かる早朝に出立する。
誰も見送りに来なかった。当たり前だ。
忌み婚儀なのだから。
こうして、鶏や蚕を与えて貰っただけでも、養父さんの優しさが身に沁みる。
きっと村からの祝いでは無い。
迷惑しか掛けて来なかった出来損ないの養子である俺への最大限の餞だ。
養父さんは、きっと村長を降りるつもりなんだろうと察しも付いていた。そのくらいの交換条件で俺を二年も匿い、忌み婚儀にまで漕ぎ着けた。俺なんかの為に。
山道を軽い荷物を抱えてザックザックと歩く。山は静かで考え事に良い。
「忌み婚儀か·····まさか、そんなものがあるとはなぁ」
忌み婚儀の内容を養父さんから聞いて、俺は驚いた。想像したことも無かった内容に頭がついていかなかった。
だが、詳しく聞けば道理に適っており納得もした。それに、村に伝わる儀式も簡単にだが一通り教わり、これも大切な神儀だと村長の顔をした養父に言われれば、戸惑う自分に言い聞かせた。
「これは、不出来な俺が出来る唯一の神儀だ。相手には申し訳無いが、何とか我慢して協力してもらおう」
何か手土産を、と道すがら可憐な花を見付けて相手に贈ろうと思い付くが、伸ばした手を止める。
「こんな無骨な手で花を贈られても気味が悪いだけだ」
村人からの嘲笑が蘇る。俺はとにかく醜いのだから、それを自覚しなくては。
麻袋に入った鶏を担ぎ直して、足早に進む。俺の足なら、麓まで半日もあれば着くだろう。リマ村からの相手は、もう着いているだろうか。俺を見て恐れ慄かないだろうか。嫌われて逃げられたらどうしよう。
「·····いや、それが普通か。そうなれば、一人で暮らそう。狩りなら得意だ····いや、それしか出来ないのだから」
足元を見ながら歩いていたせいだろうか。視界がぼやけて、雫が落ちた。一人きりになったからか、急に涙が溢れ出てくる。拭いても拭いても零れ落ちる。
村では泣いたことなど無かったのに。
「蚕など貰っても、俺には糸も紡げないし、布も織れない。けど、養父さんからの贈り物は無碍には出来ない····そうだ、蚕を育てて増やしたら、こっそり村へ届けよう。養父さんが喜んでくれるかもしれない」
俺はほんの少しだけ自分を勇気付けて、歩みを進めた。本当は二度と村へ戻ることが出来ないことは分かっている。
だが、そう思わなければ、これから婚儀の相手に会う不安で挫けてしまうから。拒絶されれば、当たり前でも、きっと俺は傷付く。こんな大きな身体なのに。
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