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第一章
ゴール?
しおりを挟むサルシンの白濁液が、僕の顔にたっぷりかかった。
でも、全然嫌じゃない。
むしろ、頭がふわふわして嬉しくて…指で拭って全部舐めた。
少ししょっぱい味は、なぜだか美味しくて。
サルシンは、僕のそんな姿を、じっと見つめている。
その目を見つめながら指を舐ると、僕は更にドキドキと熱が上がるようだった。
まだ、サルシンの大きなモノはしっかり大きいままで、やっぱり先っぽから、ネバネバした液体が漏れてる。
僕は嬉しい。
こんな僕に、サルシンは興奮してくれてるんだ。
それが嬉しくてたまらない。
もっと、喜ばせたい。
そっと、サルシンの先っぽに口付ける。
びくんっとソレが大きく脈うつ。
「なっなにをっ?!ムンス?」
僕も、自分に驚いてる。
こんなことするなんて、考えたことも無かったのに。
サルシンと出会ってから、僕はおかしくなってしまったのかもしれない。
いつか、こうなりたいと願っていたなんて恥ずかしくて言えないけれど。
そっと口に含む。
大きくて、先っぽしか口には入らない。
そのまま、周りをぐるりと舌で舐る。
「ふっんふっ」
美味しい。
どんな食べ物よりも、サルシンのココが美味しい。
ちゅっちゅるっと味わう。
「はっあっだめだよっムンスっ俺、そんなことされたらっまたっ」
腰が揺れている。
息も上がっている。
こんな、初めてで下手くそだろう僕で感じてくれてるなんて。
僕は、頭を上下に大きく動かしながら、口の中のサルシンを舐め啜る。
ジュルジュルっ
太い竿は、両手でゴシゴシと上下に擦る。
僕の唾液に濡れたそこは、すごくきれいで、いやらしい。
「ひもちひひ?」
上目遣いでサルシンを見て聞くと同時に、サルシンは、僕の口の中に大量の白濁を出した。
「あああっごめんっムンスぅっ」
あんなに男らしくて格好良いサルシンが泣いて謝ってる。
僕は、口の中に出された白濁を全て飲み込んだ。
先っぽから、少しだけ覗いていた残りも、全て啜った。
ジュルジュル、といやらしい音がする。
「ひあああっ」
サルシンは、僕の隣に沈んで肩で息をしている。
なんとも言えない充足感が僕を包む。
サルシンの髪を恐る恐る触ってみる。
サラサラとして、すごくきれいだから、いつか触りたいと願っていたんだ。
「サルシン、きれい…」
思わず口から零れていた。
カッと目を見開いたサルシンが、僕を寝台に押し倒した。
「まさか、こんなことをムンスにさせてしまうなんて、俺は…俺は…」
泣いてる。
僕は、なぜだか嬉しくて、笑って話しかける。
出来れば、サルシンにも笑っていて欲しい。
「サルシンと…その、こういうことが出来るなんて、夢みたいだ。実はね、僕も…」
ゆっくり上体を起こして、下着をずり下げて見せる。
恥ずかしいけど、お互い様だ。
「その、こんなことになっちゃってたんだ」
僕も、とっくに爆ぜていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は、その時、初めて秘書の言っていた意味が分かった。
俺はムンスを壊すかもしれないと、自分が恐ろしくなった。
それ程、暴力的な程の欲望が、自分の中で膨れ上がった。
気付けば力づくで、ムンスの服を剥ぎ取っていた。
隙間から見えていた、あの胸の頂きに舌を這わせる。
反対側は、指で捏ねてさすって、ピンと弾く。
こんなこと初めてなのに、部下から教わった情報だけなのに、勝手に身体が動く。
「っ!あっあっあっあっ!」
ムンスが、肩を揺らして細かく息を吐いている。
美しい涙が流れているけれど、もう止められない。
カリコリと歯を立てると、ムンスの背中がしなる。
更にむしゃぶりついて、舌を離さない。
思い切り吸うと、ムンスの叫び声が聞こえる。
ムンスの小ぶりだが、しっかり猛った前から再び白濁が吹き出した。
急いで口を寄せて、全て飲む。
周りに散らばったものも、全て。
ムンスの全てを、自分のものにしたい仄暗い欲望ばかりで頭が占領されている。
理性は、既に遥か彼方。
ムンスの全身をくまなく舐め上げる。
足の指も、その隙間も。
尻の穴の中も、その周りも。
全てが甘く、飢えが満たされない。
もっと、もっと、もっと…
試しに、少し尻の穴に指を入れてみる。
「あうっ」
ムンスが声を上げる。
更に下半身が重くなる。
話に聞いていた通り、寝台の横にある小瓶を手に取る。
流石、高級な宿だけある。
用意が万端だ。
蓋を開けると良い香りのトロリとした液体が入っている。
中身を手に取り、指にたっぷり纏わせてムンスの尻の穴に入れてみる。
「んひいっ!あっあっあっ」
嫌がってはいないようだ。
白濁がぴるぴる、と少しずつ垂れている。
ムンスの尻の穴に、夢中で指を出し入れする。
少しずつ拡がるそこは、俺の指を吸い込んで舐る。
ああ、ここに入れたら、さぞかし気持ち良いだろうな。
だが、もっと拡げなければ。
こんな狭くては、きっと傷付けてしまう。
俺は、ひたすらに拡張し続けた。
「もっむりぃっ、おねがっ、もうっ」
ムンスの息が絶え絶えになっている。
あれからどれくらい経ったのか。
俺は、まだムンスの尻に夢中だった。
いつの間にか、俺の愚息が入るくらい拡がったそこは、ピンク色で俺を誘ってくる。
「はあっ、ムンスっムンスっ」
うわ言のようにムンスの名前を呼びながら、その中に少しずつ挿っていく。
「い"っあ"あぁぁっ」
ムンスの目が開かれている。
痛いのか心配になる。
「ムンス?大丈夫か?痛くないか?」
俺の声は、もはや聞こえていないらしい。
涎を、口からも、屹立からも垂らしている。
目の焦点が合ってないが、気持ち良いようで安心する。
浅い腹側に、膨らみがある。
もちろん俺の先っぽで、ぐりっと押上げる。
「ーっ!ふっぐああああっ!ふっふっはぁっ」
もう出ないと思ったムンスから白濁がタラタラと漏れる。
相当気持ち良いようだな。
良かった。痛くならなくて。
すっかり気分を良くして、存分にそこを押してやる。
ムンスは、俺の先っぽでぐりぐりされるのが余程気に入ったのか、きゅうきゅうと何度も締め付けて達していた。
締め付けられる度に、ぐりぐり押しあげながらムンスの中を味わう。
そうして暫く味わい、ようやく満足すると更に奥へ奥へと進む。
今度は突き当りを見つけ、そこを思う存分突き上げた。
俺のモノを全て受け止めたムンスの腹は、ポコリと膨らんでいて、それがまた興奮させた。
どれくらい続けていたか、ムンスがひときわ高い声を上げたかと思うと、そのままパタリと動かなくなった。
俺は青ざめた。
「ムンス?!ムンスっ!」
呼んでも起きない。
急いで抜いて、回復魔法をかける。
しばらくヒールをかけていると、ムンスが目を覚ました。
「ムンスっ大丈夫かっ」
ほわーっとしたムンスと視線が合う。
ムンスは、わあっと泣き出した。
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