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揃った八犬士
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山を下りた先の村。
赤岩一角に化けたあの化け猫がいるらしい。
みんなが寝静まった夜中に、私が村雨くんにいやらしい事をしていたなんて誤解を解くためには、左目を怪我した偽物の赤岩一角を見つけ出さなければならない。
でも、ここにはもう一人の八犬士もいる。
「八犬士もこの村にいるのですか?」
信乃ちゃんがたずねてきた。
「はい。そのようです」
「どちらを先にされますか?」
どちらを先に?
私としては、さっさと変な誤解を解きたい。
でも、どこにいるか分からない偽物の赤岩一角を探すより、居場所を感じられるもう一人の八犬士を探す方が楽。
「八犬士を先に訪ねましょう」
「赤岩は後回しでいいのですか?」
私の答えに村雨くんが言った来た。
以前、利根川に落ち、大怪我をした信乃ちゃんを前に、どうして先に八犬士を味方にしないのかと言われた事があった。
あの時のお返しのチャンス!
「そうよ。
だってね、村雨くん。この八犬士がもしも、人を探す妖力を持っていたら、それで一気に解決でしょ?」
「そうそう運のいい事が何度もあるなんて、思っているんですか?」
村雨くんの目は冷たい!
これまた、あんたばかぁ? と思っていそう。
この前のお返しのつもりが、またまた言い負かされた気分。
何なの、この子。
私の味方なの? 敵意かなんか持ってるんじゃないかと思っちゃう時もある。
ここで村雨くんとの立場を大逆転するためには、その八犬士を見つけて、私の考えが正しかった事を証明してみせるしかない。
その確率は?? 薄いかもだけど……。
ちょっと肩を落としながら歩き続け、草庵にたどり着いた。
「ここにその八犬士がいるのですか?」
私が静に頷いて見せた時、背後に一人の男が現れた。中年、小太り気味で、丸い顔にぼさぼさの髪。左目に怪我をしていないところから言って、赤岩一角ではなさげ。
「なにか、わしの息子にご用でしょうか?」
「あなたは?」
「わしは赤岩一角と申す者。
ここに暮らしているのは犬村角太郎、わしの息子です」
信乃ちゃんたちは赤岩一角と言う名に、お互いを見つめあった。
なんで?
それが私の正直な感想。
あの幽霊が言った赤岩一角と言う名の人物は確かにいた。
でも、左目は怪我していなかった。
化け猫の左目は確かに潰した。
その化け猫が赤岩と言う人物に化けているのなら、赤岩の左目は怪我をしているはず。と、思っていた。
だと言うのに、目の前に現れた赤岩の左目は怪我していない。
どう言う事?
あの時、幽霊を見るのが怖くて、はっきりとその容姿をとらえていなかったので、あの時の人物と目の前の人物の容姿が一致するのかどうかも分からない。
「ところで、赤岩殿は今日は何の目的で?」
村雨くんが赤岩にたずねた。
どもりもせず、はっきりとした口調で。
「なに、角太郎は妻を離縁しておってなぁ。
復縁の話をしに参ったと言う訳じゃ」
「そうですか。
ところで、昨晩もあの山頂近くの岩窟で、出会いましたですよね?」
村雨くんが昨日寝床にした岩窟があった山を指さして言った。
どうやら、昨日の幽霊と容姿が一緒なのかも知れない。
幽霊の言葉を信じるなら、目の前の男は化け猫。
だとしたら、なんで左目は怪我していないの?
「おお。そうでしたかな。
夜の事ゆえ、はっきりとは覚えてはおりませぬでなぁ」
「夜の事ははっきり覚えていない理由が、よく分かんないんですけど」
思わず、化け猫かも知れない男に突っ込んでしまった。
「はっはっはっは」
赤岩は笑い飛ばしただけで、何も答えようとしない。
その時、草庵から一人の男が出て来た。
細長い顔に通った鼻筋が特徴的な感じ。外の騒がしさに出て来たのか、怪訝な顔つきで私たちを見た。
「父上、こちらの方々は?」
息子に話をしに来たと言う話は嘘ではなかったらしい。
父上と呼んで、事情をたずねた。
「ふむ。昨晩、ちょっと顔見知った程度でな」
そう言って私たちを無視して、息子の犬村角太郎のところに近づいて行った。
草庵に入って、このまま立ち去るつもりらしい。
「あっ、そう言えば、その前にも会いましたですよね?」
そんな赤岩に、村雨くんが言葉を続けた。
「はて?」
赤岩は立ち止まって、私たちに振り返りながら、考え事をしているかのように小首を傾げて見せた。
「左目を潰されて、怒っているんじゃないんですか?」
その言葉に男の表情が強張った。
信乃ちゃんたちも、村雨くんの意外な言葉にざわめき始めた。
「村雨殿、どう言う事ですか?」
「この者、怪我などしてはおりませぬが」
「昨晩の事を隠すためとはいえ、そのような事を言われては」
村雨くんの言葉を誰も信じていない。
それは私も。目の前の赤岩一角を名乗る男は左目はおろか、どこにも怪我をしている風ではない。
「はー、はっはっは。
何を言っているのか、全く分かりませぬなぁ。
ほれ、このとおり、わしの左目は何ともなってはおらぬ」
男が自分の左目を指さして言った。みなの視線は、その指先にある黒い瞳を携えた男の左目に集中した。
チャッ!
誰かが刀を抜こうとした?
そう思った瞬間、目の前の男の姿は化け猫に変化した。
思わず後ずさりする私。
一瞬、強張った後、一斉に抜刀する八犬士たち。
村雨くんにも、目を向けてみる。
鎺が鞘からのぞいて見える。
それ以上抜くと、竹光だと言う事がばれるので、そこで止めて、とりあえず戦う風を装っているらしい。
「ち、ち、父上」
犬村角太郎が腰を抜かしそうなほど、驚いている。
「どうした、みんな。
角太郎、どうしたんじゃ?」
「角太郎さん。
あなたの父上の幽霊と、昨晩お会いしました。
この化け猫退治に失敗し、殺されたそうです」
村雨くんは落ち着いた声で、昨晩の幽霊の事を話した。
「えっ?」
犬村角太郎が後ずさりして、化け猫から離れた。
「だから、化け猫退治から戻って来てから、人が変わったようだったのか。
つまり、こいつは我父の仇?」
「わしの幻術が破られたと言うのか?
あの時も、幻術が破られたのか。
もっと早く気付くべきであったわ。
この中に」
「今です!」
化け猫が話をしている隙を狙うかのように、村雨くんが信乃ちゃんたちに向けて言った言葉に、信乃ちゃんたちが反応した。
構えていた刀で、化け猫を襲った。
信乃ちゃんたちの攻撃に、化け猫はひとたまりもなかった。
地面に転がる化け猫の死体。広がる黒みを帯びた赤い血。
「ささ、早く決め台詞を」
村雨くんが何事もなかったかのように、言った。
確かに、このまま化け猫の死体を見ていても仕方がない。
私は右手を差し出した。
信乃ちゃんたちが私のその手に視線を集中させる。
犬村角太郎は一体何が起きるのかと、怪訝な顔つきで私を見ている。
「お手!」
「ワン!」
犬村角太郎が、差し出している私の右の手のひらの上に、自分の右手を重ねた。
その瞬間、私の脳内に真っ白な霧の光景が送り込まれてきた。
また霧?
扇谷の巨田助友の軍勢を斬殺した時のよう。
この人の力は何?
「姫様。
私、犬村角太郎は姫様に忠誠を誓いまする。
この幻術の力、お役に立てていただきとうございまする」
幻術?
幻術使いが、化け猫の幻術に騙され続けていたのはちょっと因果を感じずにいられない。
「よろしくお願いします」
とりあえず、そう言って、頭を下げた。
それから、八犬士、最後の一人 犬江親兵衛と出会い、仲間にした。
親ちゃんこと犬江親兵衛は文ちゃんの甥っ子で、地の妖力を持っていた。
これで、八犬士勢ぞろい。
妙椿を倒せば、きっと私は元の時代に帰る事ができるはず。
そんな期待に身を包みながら、妙椿が支配する私のご先祖筋 里見の城に向かって行った。
赤岩一角に化けたあの化け猫がいるらしい。
みんなが寝静まった夜中に、私が村雨くんにいやらしい事をしていたなんて誤解を解くためには、左目を怪我した偽物の赤岩一角を見つけ出さなければならない。
でも、ここにはもう一人の八犬士もいる。
「八犬士もこの村にいるのですか?」
信乃ちゃんがたずねてきた。
「はい。そのようです」
「どちらを先にされますか?」
どちらを先に?
私としては、さっさと変な誤解を解きたい。
でも、どこにいるか分からない偽物の赤岩一角を探すより、居場所を感じられるもう一人の八犬士を探す方が楽。
「八犬士を先に訪ねましょう」
「赤岩は後回しでいいのですか?」
私の答えに村雨くんが言った来た。
以前、利根川に落ち、大怪我をした信乃ちゃんを前に、どうして先に八犬士を味方にしないのかと言われた事があった。
あの時のお返しのチャンス!
「そうよ。
だってね、村雨くん。この八犬士がもしも、人を探す妖力を持っていたら、それで一気に解決でしょ?」
「そうそう運のいい事が何度もあるなんて、思っているんですか?」
村雨くんの目は冷たい!
これまた、あんたばかぁ? と思っていそう。
この前のお返しのつもりが、またまた言い負かされた気分。
何なの、この子。
私の味方なの? 敵意かなんか持ってるんじゃないかと思っちゃう時もある。
ここで村雨くんとの立場を大逆転するためには、その八犬士を見つけて、私の考えが正しかった事を証明してみせるしかない。
その確率は?? 薄いかもだけど……。
ちょっと肩を落としながら歩き続け、草庵にたどり着いた。
「ここにその八犬士がいるのですか?」
私が静に頷いて見せた時、背後に一人の男が現れた。中年、小太り気味で、丸い顔にぼさぼさの髪。左目に怪我をしていないところから言って、赤岩一角ではなさげ。
「なにか、わしの息子にご用でしょうか?」
「あなたは?」
「わしは赤岩一角と申す者。
ここに暮らしているのは犬村角太郎、わしの息子です」
信乃ちゃんたちは赤岩一角と言う名に、お互いを見つめあった。
なんで?
それが私の正直な感想。
あの幽霊が言った赤岩一角と言う名の人物は確かにいた。
でも、左目は怪我していなかった。
化け猫の左目は確かに潰した。
その化け猫が赤岩と言う人物に化けているのなら、赤岩の左目は怪我をしているはず。と、思っていた。
だと言うのに、目の前に現れた赤岩の左目は怪我していない。
どう言う事?
あの時、幽霊を見るのが怖くて、はっきりとその容姿をとらえていなかったので、あの時の人物と目の前の人物の容姿が一致するのかどうかも分からない。
「ところで、赤岩殿は今日は何の目的で?」
村雨くんが赤岩にたずねた。
どもりもせず、はっきりとした口調で。
「なに、角太郎は妻を離縁しておってなぁ。
復縁の話をしに参ったと言う訳じゃ」
「そうですか。
ところで、昨晩もあの山頂近くの岩窟で、出会いましたですよね?」
村雨くんが昨日寝床にした岩窟があった山を指さして言った。
どうやら、昨日の幽霊と容姿が一緒なのかも知れない。
幽霊の言葉を信じるなら、目の前の男は化け猫。
だとしたら、なんで左目は怪我していないの?
「おお。そうでしたかな。
夜の事ゆえ、はっきりとは覚えてはおりませぬでなぁ」
「夜の事ははっきり覚えていない理由が、よく分かんないんですけど」
思わず、化け猫かも知れない男に突っ込んでしまった。
「はっはっはっは」
赤岩は笑い飛ばしただけで、何も答えようとしない。
その時、草庵から一人の男が出て来た。
細長い顔に通った鼻筋が特徴的な感じ。外の騒がしさに出て来たのか、怪訝な顔つきで私たちを見た。
「父上、こちらの方々は?」
息子に話をしに来たと言う話は嘘ではなかったらしい。
父上と呼んで、事情をたずねた。
「ふむ。昨晩、ちょっと顔見知った程度でな」
そう言って私たちを無視して、息子の犬村角太郎のところに近づいて行った。
草庵に入って、このまま立ち去るつもりらしい。
「あっ、そう言えば、その前にも会いましたですよね?」
そんな赤岩に、村雨くんが言葉を続けた。
「はて?」
赤岩は立ち止まって、私たちに振り返りながら、考え事をしているかのように小首を傾げて見せた。
「左目を潰されて、怒っているんじゃないんですか?」
その言葉に男の表情が強張った。
信乃ちゃんたちも、村雨くんの意外な言葉にざわめき始めた。
「村雨殿、どう言う事ですか?」
「この者、怪我などしてはおりませぬが」
「昨晩の事を隠すためとはいえ、そのような事を言われては」
村雨くんの言葉を誰も信じていない。
それは私も。目の前の赤岩一角を名乗る男は左目はおろか、どこにも怪我をしている風ではない。
「はー、はっはっは。
何を言っているのか、全く分かりませぬなぁ。
ほれ、このとおり、わしの左目は何ともなってはおらぬ」
男が自分の左目を指さして言った。みなの視線は、その指先にある黒い瞳を携えた男の左目に集中した。
チャッ!
誰かが刀を抜こうとした?
そう思った瞬間、目の前の男の姿は化け猫に変化した。
思わず後ずさりする私。
一瞬、強張った後、一斉に抜刀する八犬士たち。
村雨くんにも、目を向けてみる。
鎺が鞘からのぞいて見える。
それ以上抜くと、竹光だと言う事がばれるので、そこで止めて、とりあえず戦う風を装っているらしい。
「ち、ち、父上」
犬村角太郎が腰を抜かしそうなほど、驚いている。
「どうした、みんな。
角太郎、どうしたんじゃ?」
「角太郎さん。
あなたの父上の幽霊と、昨晩お会いしました。
この化け猫退治に失敗し、殺されたそうです」
村雨くんは落ち着いた声で、昨晩の幽霊の事を話した。
「えっ?」
犬村角太郎が後ずさりして、化け猫から離れた。
「だから、化け猫退治から戻って来てから、人が変わったようだったのか。
つまり、こいつは我父の仇?」
「わしの幻術が破られたと言うのか?
あの時も、幻術が破られたのか。
もっと早く気付くべきであったわ。
この中に」
「今です!」
化け猫が話をしている隙を狙うかのように、村雨くんが信乃ちゃんたちに向けて言った言葉に、信乃ちゃんたちが反応した。
構えていた刀で、化け猫を襲った。
信乃ちゃんたちの攻撃に、化け猫はひとたまりもなかった。
地面に転がる化け猫の死体。広がる黒みを帯びた赤い血。
「ささ、早く決め台詞を」
村雨くんが何事もなかったかのように、言った。
確かに、このまま化け猫の死体を見ていても仕方がない。
私は右手を差し出した。
信乃ちゃんたちが私のその手に視線を集中させる。
犬村角太郎は一体何が起きるのかと、怪訝な顔つきで私を見ている。
「お手!」
「ワン!」
犬村角太郎が、差し出している私の右の手のひらの上に、自分の右手を重ねた。
その瞬間、私の脳内に真っ白な霧の光景が送り込まれてきた。
また霧?
扇谷の巨田助友の軍勢を斬殺した時のよう。
この人の力は何?
「姫様。
私、犬村角太郎は姫様に忠誠を誓いまする。
この幻術の力、お役に立てていただきとうございまする」
幻術?
幻術使いが、化け猫の幻術に騙され続けていたのはちょっと因果を感じずにいられない。
「よろしくお願いします」
とりあえず、そう言って、頭を下げた。
それから、八犬士、最後の一人 犬江親兵衛と出会い、仲間にした。
親ちゃんこと犬江親兵衛は文ちゃんの甥っ子で、地の妖力を持っていた。
これで、八犬士勢ぞろい。
妙椿を倒せば、きっと私は元の時代に帰る事ができるはず。
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