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塀を乗り越えた村雨くん
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旅を続けて数日が過ぎた。
私を捕まえるための関所のようなものは、あれからは無かった。
そして、ようやく私は八犬士の一人の存在を感じていた場所にたどり着いた。
そこは今までに見た事も無い異様な場所だった。木で造られた塀が張り巡らされ、何か所かある門の近くには櫓が造られていて、私が最初にいた城よりも堅牢そうな要塞のような場所だった。
「これって、お城みたいなものなのかなぁ?」
関所でいやらしい事をされて以来、村雨くんとは距離を置き、会話も用事がある時以外していなかった村雨くんにたずねてみた。
「このような場所に、城はありません。
何かの独立勢力かと」
「入れてくれるかなぁ?」
「無理でしょうね」
きっぱりと、村雨くんは言ってのけた。
「じゃあ、どうするのかな?
八犬士の人が出て来るのを待つとか?」
村雨くんがにこりとした笑みを私に向けた。
その笑みの意味は心の中で、あんた、ばかぁ? と思っている感じ。
じゃあ、どうするって言うのよ。
そんな思いで、黙って村雨くんを見ていると、木で出来た塀を指さした。
「あれを乗り越えるって事かな?」
「はい。
私が肩車で押し上げて差し上げます」
塀の高さは2m50cmほど、おそらくこの浜路姫の体は1m55cmくらい。村雨くんは私より少し背が高い。
確かに二人なら、乗り越えられそう。
「か、か、か、肩車! ありすは足を開いてください。
私が入れさせていただきます!」
塀に視線を向けている私に,村雨くんがどもりながら言葉を続けた。
なぜにどもる?
しかも、目が泳いでいるじゃない。
何か違ういやらしい事を考えていそう。
「なんで私が塀を乗り越えなきゃいけないのかなぁ?」
「村雨殿。私を肩車していただけませんでしょうか?」
不満げに即拒否の私に対し、おあきちゃんが村雨くんの前に出て来て言った。
「ありがとう、おあきちゃん。
でも、私の代わりに危険な目に遭わせられないわ」
「お、お、お、おあきが一人で塀の向こうに言っても仕方ないだろ?」
私に続いて、村雨くんはそう言うと、今度は泳いでいた目を止めて、私に視線を向けた。
「八犬士を見つけられるのは、ありすだけですよね?
行くのはありすしかいないかと」
さっきのちょっといやらしさを滲ませた言葉とは裏腹に、論理的な理由ときりりとした表情。やましい考えを隠し、自分は正しいと言う立場で私の足を開かそうと。もとい、私を肩車させようとしているとしか考えられないじゃない。
「確かにそうなんだけど、何か違わない?
私がここを乗り越えたとして、中の人たちに取り囲まれたら、どうするのかな?」
「それは自分で考えてください」
「なにそれ?
村雨くんが乗り越えるってのはないのかな?
そして、門を開けてくれたらよくない?」
私だって何もできやしないけど、きっと村雨くんだって、中に入って何かできる訳もないはず。でも、それでも、行くとしたら私じゃなく、剣を持った男の子のはず。
「それでもいいんですけど、私を押し上げてもらわなければならないですよ」
私が村雨くんを押し上げることになる。
だから、自分が塀を乗り越えると言うのはだめなんだと言う理屈らしい。
「だったら、私が」
そう言って、おあきちゃんが塀のところまで走り寄り、塀を見上げた。
「うーん、それたぶん、無理じゃないかな。
竜と戦うほどの村雨くんなんだから、こんな塀くらい、一人で飛び越えると言うのは無いのかなぁ?」
塀の高さを村雨くんが飛び越えるなんて、あり得ない事を分かりつつも、ちょっと意地悪気分。関所での事を思い出せば、意地悪もしたくなる。
「分かりました」
村雨くんはそう言うと、塀に向かって、ぴょんぴょんと飛び跳ね始めた。
垂直跳びの高さで、きっと30cmほど。
村雨くんの手の先は塀のてっぺんに届かない。
言葉ではなく、行動で無理だと言う事を私にアピールしているとしか思えない。
でも、そんな事で折れる気分じゃない。
「一つ聞いていいかな?」
私の問いかけに、飛び跳ねるのをやめて、村雨くんが振り返った。
「なんでしょうか?」
「竜と戦う時って、これくらいの高さを飛び越えたりはしないの?」
「私の封印を解いたら、飛び越えられますよ」
「封印解くといけないのかな?」
「とんでもない事になりますから」
「じゃあ、私が押してあげるよ。
見た中で一番小さかったあそこの門を開けてきね」
意地悪気分MAXな私は左側を指さしながら、そう言った。
「さ、村雨くん」
泣いたり、謝ったら、許してやろうと思いつつ、村雨くんを押し上げるため、肩車の体勢に入ろうとした私をおあきちゃんが突き飛ばした。
「だめ!
それは私がするの」
私にそんな役はさせられないと言う事なんだろうけど、ちょっと力が入り過ぎていたし、今も私におあきちゃんが向けている視線はちょっと敵意を感じてしまう。
なんで??
「えぇーっと、何か私に恨みでも?」
「こんな事、ありす様にして欲しくないんですっ」
「そう言う事ね。
でも、おあきちゃんにできるの?」
「できますっ!」
そう言うとおあきちゃんは村雨くんの足の間に頭を入れて、肩車し始めた。
そう大きくない村雨くんとは言え、私より小さなおあきちゃんの体では負荷は大き過ぎて、立ちあがりそうにない。
「ありすも押すと言うのはないのですか?」
「じゃあ、一人で行くって事でいいんだよね?」
村雨くんの言葉はちょっと癪に障った。
売り言葉に買い言葉。元々村雨くんを一人で行かせようと本気で思っていた訳じゃないのに、そう言われたら、行かしてあげようじゃないのとなってしまう。
「せーのーで、私も押すから、村雨くんは飛び上がって!」
そう言って、私は村雨くんの後ろに回り、お尻に手を当てた。
「せーのー!」
ジャンプした村雨くんのお尻を押し上げる手に力を込めた。
目いっぱい気合を入れた私の腕はすかっとした空振り感を残して、大きく上に伸び、村雨くんの姿はひょいと塀を飛び越えて、姿を消した。村雨くんのジャンプとおあきちゃんの背筋力と、私の力が見事にかみ合ったらしい。
ひぇぇぇ。
自分でした事とは言え、とんでもない事をした気分。
塀の向こうで、男たちに殴られたりなんかしてませんように!
大丈夫でありますように!
そんな事を祈りながら、自分が指さした門の方向に沿って、歩いていく。
とりあえず塀の向こうは静かで、特に村雨くんが見つかった気配はない。
中に入った村雨くんの心配をしながら歩いていると、もう門を開けたらしい村雨くんが姿を現して手招きした。
早っ! 心配して損した気分。
「村雨殿!」
おあきちゃんが駆け出して行った。
「中の人たちに、見つからなかったのね」
そう声をかけた私に、村雨くんはにこりとだけ微笑み返して、私を塀の内側に引き入れた。
私を捕まえるための関所のようなものは、あれからは無かった。
そして、ようやく私は八犬士の一人の存在を感じていた場所にたどり着いた。
そこは今までに見た事も無い異様な場所だった。木で造られた塀が張り巡らされ、何か所かある門の近くには櫓が造られていて、私が最初にいた城よりも堅牢そうな要塞のような場所だった。
「これって、お城みたいなものなのかなぁ?」
関所でいやらしい事をされて以来、村雨くんとは距離を置き、会話も用事がある時以外していなかった村雨くんにたずねてみた。
「このような場所に、城はありません。
何かの独立勢力かと」
「入れてくれるかなぁ?」
「無理でしょうね」
きっぱりと、村雨くんは言ってのけた。
「じゃあ、どうするのかな?
八犬士の人が出て来るのを待つとか?」
村雨くんがにこりとした笑みを私に向けた。
その笑みの意味は心の中で、あんた、ばかぁ? と思っている感じ。
じゃあ、どうするって言うのよ。
そんな思いで、黙って村雨くんを見ていると、木で出来た塀を指さした。
「あれを乗り越えるって事かな?」
「はい。
私が肩車で押し上げて差し上げます」
塀の高さは2m50cmほど、おそらくこの浜路姫の体は1m55cmくらい。村雨くんは私より少し背が高い。
確かに二人なら、乗り越えられそう。
「か、か、か、肩車! ありすは足を開いてください。
私が入れさせていただきます!」
塀に視線を向けている私に,村雨くんがどもりながら言葉を続けた。
なぜにどもる?
しかも、目が泳いでいるじゃない。
何か違ういやらしい事を考えていそう。
「なんで私が塀を乗り越えなきゃいけないのかなぁ?」
「村雨殿。私を肩車していただけませんでしょうか?」
不満げに即拒否の私に対し、おあきちゃんが村雨くんの前に出て来て言った。
「ありがとう、おあきちゃん。
でも、私の代わりに危険な目に遭わせられないわ」
「お、お、お、おあきが一人で塀の向こうに言っても仕方ないだろ?」
私に続いて、村雨くんはそう言うと、今度は泳いでいた目を止めて、私に視線を向けた。
「八犬士を見つけられるのは、ありすだけですよね?
行くのはありすしかいないかと」
さっきのちょっといやらしさを滲ませた言葉とは裏腹に、論理的な理由ときりりとした表情。やましい考えを隠し、自分は正しいと言う立場で私の足を開かそうと。もとい、私を肩車させようとしているとしか考えられないじゃない。
「確かにそうなんだけど、何か違わない?
私がここを乗り越えたとして、中の人たちに取り囲まれたら、どうするのかな?」
「それは自分で考えてください」
「なにそれ?
村雨くんが乗り越えるってのはないのかな?
そして、門を開けてくれたらよくない?」
私だって何もできやしないけど、きっと村雨くんだって、中に入って何かできる訳もないはず。でも、それでも、行くとしたら私じゃなく、剣を持った男の子のはず。
「それでもいいんですけど、私を押し上げてもらわなければならないですよ」
私が村雨くんを押し上げることになる。
だから、自分が塀を乗り越えると言うのはだめなんだと言う理屈らしい。
「だったら、私が」
そう言って、おあきちゃんが塀のところまで走り寄り、塀を見上げた。
「うーん、それたぶん、無理じゃないかな。
竜と戦うほどの村雨くんなんだから、こんな塀くらい、一人で飛び越えると言うのは無いのかなぁ?」
塀の高さを村雨くんが飛び越えるなんて、あり得ない事を分かりつつも、ちょっと意地悪気分。関所での事を思い出せば、意地悪もしたくなる。
「分かりました」
村雨くんはそう言うと、塀に向かって、ぴょんぴょんと飛び跳ね始めた。
垂直跳びの高さで、きっと30cmほど。
村雨くんの手の先は塀のてっぺんに届かない。
言葉ではなく、行動で無理だと言う事を私にアピールしているとしか思えない。
でも、そんな事で折れる気分じゃない。
「一つ聞いていいかな?」
私の問いかけに、飛び跳ねるのをやめて、村雨くんが振り返った。
「なんでしょうか?」
「竜と戦う時って、これくらいの高さを飛び越えたりはしないの?」
「私の封印を解いたら、飛び越えられますよ」
「封印解くといけないのかな?」
「とんでもない事になりますから」
「じゃあ、私が押してあげるよ。
見た中で一番小さかったあそこの門を開けてきね」
意地悪気分MAXな私は左側を指さしながら、そう言った。
「さ、村雨くん」
泣いたり、謝ったら、許してやろうと思いつつ、村雨くんを押し上げるため、肩車の体勢に入ろうとした私をおあきちゃんが突き飛ばした。
「だめ!
それは私がするの」
私にそんな役はさせられないと言う事なんだろうけど、ちょっと力が入り過ぎていたし、今も私におあきちゃんが向けている視線はちょっと敵意を感じてしまう。
なんで??
「えぇーっと、何か私に恨みでも?」
「こんな事、ありす様にして欲しくないんですっ」
「そう言う事ね。
でも、おあきちゃんにできるの?」
「できますっ!」
そう言うとおあきちゃんは村雨くんの足の間に頭を入れて、肩車し始めた。
そう大きくない村雨くんとは言え、私より小さなおあきちゃんの体では負荷は大き過ぎて、立ちあがりそうにない。
「ありすも押すと言うのはないのですか?」
「じゃあ、一人で行くって事でいいんだよね?」
村雨くんの言葉はちょっと癪に障った。
売り言葉に買い言葉。元々村雨くんを一人で行かせようと本気で思っていた訳じゃないのに、そう言われたら、行かしてあげようじゃないのとなってしまう。
「せーのーで、私も押すから、村雨くんは飛び上がって!」
そう言って、私は村雨くんの後ろに回り、お尻に手を当てた。
「せーのー!」
ジャンプした村雨くんのお尻を押し上げる手に力を込めた。
目いっぱい気合を入れた私の腕はすかっとした空振り感を残して、大きく上に伸び、村雨くんの姿はひょいと塀を飛び越えて、姿を消した。村雨くんのジャンプとおあきちゃんの背筋力と、私の力が見事にかみ合ったらしい。
ひぇぇぇ。
自分でした事とは言え、とんでもない事をした気分。
塀の向こうで、男たちに殴られたりなんかしてませんように!
大丈夫でありますように!
そんな事を祈りながら、自分が指さした門の方向に沿って、歩いていく。
とりあえず塀の向こうは静かで、特に村雨くんが見つかった気配はない。
中に入った村雨くんの心配をしながら歩いていると、もう門を開けたらしい村雨くんが姿を現して手招きした。
早っ! 心配して損した気分。
「村雨殿!」
おあきちゃんが駆け出して行った。
「中の人たちに、見つからなかったのね」
そう声をかけた私に、村雨くんはにこりとだけ微笑み返して、私を塀の内側に引き入れた。
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