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第一章-幼き頃の回廊
思い出し
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「思い出し.....ましたか?....」
ルルは隣に座って居るリュクセンに顔を近づけ眉を下げながら聞いてみた
「そんな犬みたいな顔で聞いて来ないで下さい....それと顔近いです....」
「殿下に....ずっと会いたかったから.....それにお礼を....恩返しを.....」
「分かりましたから!もうこれ以上近づかないで下さい!」
鼻と鼻が触れ合う距離まで迫ってきたルルの顔を勢いよく掴んで引き離そうとした
「思い出して...くれ..ました.....?」
「思い出した思い出したから
どうかその顔を引いてくれるかい?」
その言葉を聞いたルルは少し距離を引いた
「助けたつもりは無かったけど
気になっていた事のついでにした事だし。君には凄く困らせたけどね,あんな幼児に君みたいな巨体を運ばせるなんて....」
当時の事を思い出して苦笑いする
自分より大きい少年を引きずって安全の場所まで置き
燃えても怪しまれない場所から灯油を溢しながら地下牢に火を放ちさも自然火災如く証拠隠滅したら
悩んだ末錬生物を殺してくれた彼にお礼をしようと思い彼を奴隷から解放して,幸い馬が乗れるから医館へ荷車に乗せて連れて行った。
「この命に変えても....このご恩を....返します....俺はもう貴方のもの...です」
真剣の眼差しがリュクセンを捕らえる
「はぁ....感謝するのは良いが僕は君に自由になって欲しかったから契約もせず一人にしたのに,君が僕の側近になったら僕に縛られるのではないか」
恩を返す事について何を言っても無駄だと悟ったリュクセンはため息をしながら少し残念の表情を浮かべた
「大丈夫....殿下になら.......縛られても」
「やめてください,僕はまだ7歳です」
「俺が....貴方を守ります....」
(話を逸らしたな......)
「分かりましたからこの手を解いてくれません?」
気づいたられ彼に両手を強く握られていて
それに気づいたルルは慌てて手を解いた
それにしても誰が裏で禁止されてる筈の生物錬成を研究をしているのか二年も経って全く手掛かりが無い......
難しい顔をしていると心配そうにルルがリュクセンに聞く
「殿下.....?どう...されました?」
「いや,何でもない
それより君はどうやって騎士になったんだ?」
「兵士...の召集を見て.....入隊して....片っ端から強い奴を倒したら...騎士団の団長に....入れられた」
「あぁ....なるほど理解した」
現騎士団長は強い奴を見るなり入隊試験をさせ騎士団に貴族では無い人間にも特例として入団させている
「やっと...貴方の側に...辿り着けた....これからは...俺が貴方を守ります」
そう言い終わったルルはリュクセンの手を取り軽く唇を当て忠誠を誓う騎士の礼をした
リュクセンは少し動揺したがすぐさま王子の姿勢に戻り
「良いだろう。
ルル・マレイユ君を死ぬまでコキ使ってあげる」
そして艶めかしい笑みを彼に向けた
ルルは隣に座って居るリュクセンに顔を近づけ眉を下げながら聞いてみた
「そんな犬みたいな顔で聞いて来ないで下さい....それと顔近いです....」
「殿下に....ずっと会いたかったから.....それにお礼を....恩返しを.....」
「分かりましたから!もうこれ以上近づかないで下さい!」
鼻と鼻が触れ合う距離まで迫ってきたルルの顔を勢いよく掴んで引き離そうとした
「思い出して...くれ..ました.....?」
「思い出した思い出したから
どうかその顔を引いてくれるかい?」
その言葉を聞いたルルは少し距離を引いた
「助けたつもりは無かったけど
気になっていた事のついでにした事だし。君には凄く困らせたけどね,あんな幼児に君みたいな巨体を運ばせるなんて....」
当時の事を思い出して苦笑いする
自分より大きい少年を引きずって安全の場所まで置き
燃えても怪しまれない場所から灯油を溢しながら地下牢に火を放ちさも自然火災如く証拠隠滅したら
悩んだ末錬生物を殺してくれた彼にお礼をしようと思い彼を奴隷から解放して,幸い馬が乗れるから医館へ荷車に乗せて連れて行った。
「この命に変えても....このご恩を....返します....俺はもう貴方のもの...です」
真剣の眼差しがリュクセンを捕らえる
「はぁ....感謝するのは良いが僕は君に自由になって欲しかったから契約もせず一人にしたのに,君が僕の側近になったら僕に縛られるのではないか」
恩を返す事について何を言っても無駄だと悟ったリュクセンはため息をしながら少し残念の表情を浮かべた
「大丈夫....殿下になら.......縛られても」
「やめてください,僕はまだ7歳です」
「俺が....貴方を守ります....」
(話を逸らしたな......)
「分かりましたからこの手を解いてくれません?」
気づいたられ彼に両手を強く握られていて
それに気づいたルルは慌てて手を解いた
それにしても誰が裏で禁止されてる筈の生物錬成を研究をしているのか二年も経って全く手掛かりが無い......
難しい顔をしていると心配そうにルルがリュクセンに聞く
「殿下.....?どう...されました?」
「いや,何でもない
それより君はどうやって騎士になったんだ?」
「兵士...の召集を見て.....入隊して....片っ端から強い奴を倒したら...騎士団の団長に....入れられた」
「あぁ....なるほど理解した」
現騎士団長は強い奴を見るなり入隊試験をさせ騎士団に貴族では無い人間にも特例として入団させている
「やっと...貴方の側に...辿り着けた....これからは...俺が貴方を守ります」
そう言い終わったルルはリュクセンの手を取り軽く唇を当て忠誠を誓う騎士の礼をした
リュクセンは少し動揺したがすぐさま王子の姿勢に戻り
「良いだろう。
ルル・マレイユ君を死ぬまでコキ使ってあげる」
そして艶めかしい笑みを彼に向けた
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