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望まないお茶会

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(媚薬/豊胸/搾乳/大量射精)


 ここはどこだろう。
 公爵夫人のお屋敷から咄嗟に逃げ出してきた私は後悔していた。折角匿ってくれた料理人には碌々お礼を言うこともできなかった。
 それに双子の兄もあんなことはあったが元は自分を匿ってくれたのだ。それに対して随分と非礼なことをしてしまったと冷静になってから気付いた訳だが、気付いた時には全く知らない場所にいた。
 肌を重ねてしまったことに関しては最早何も言うまい。ここでまともな倫理観を持っている人間など居ないのだろうと既に諦めている。問題は私がそれを受け入れることに段々と拒否感がなくなってしまっていることだ。戻ってきて私の倫理観。

 木漏れ日の美しい森の中をさまよっていると、不意に開けた場所に出た。そこにあった長テーブルの上に所狭しとスイーツが並べられていた。そしてティーポット、ティーカップを始めとしてシュガーポットやティーコジーなどがあちこちに散乱している。
 ここは不思議の国のアリスで言ういかれ帽子屋のお茶会の会場なのかもしれない。そう判断した私はくるりと踵を返した。理由は簡単。嫌な予感しかしないからだ。
 しかし既に遅かったらしい。いつの間に現れたのやら、背後から拘束するように抱き締められた。私が目を白黒させながら振り返れば、頭頂部からウサギの耳を生やした美丈夫が興奮を隠さない目で私を見下ろしていた。

「なぁんで逃げるの? お茶会しようよォ♡」
「ちょ、何なの!? 離して!」

 耳元で囁かれたのは妙に甘ったるい声音で、どう聞いてもお茶会に誘っている雰囲気ではなかった。このままベッドに引きずり込まれるのではないかと言う予感がひしひしとするくらい、淫靡な声だった。
 胴にまわされた腕は外されることなく、そのまま抱き上げられた私は無理矢理長テーブルへと運ばれてしまう。逃げ出すのがちょっと遅かったらしい。
 前門のテーブル、後門のウサギ耳の男。見事に退路を絶たれた私は地面に足が着いたにも関わらず逃亡が叶うことはなかった。むしろ背後から伸びてきた手が脇を通り、服の上から私の胸を無遠慮に揉みしだいているではないか。

「マシュマロみたいに柔らかいねぇ。俺勃ってきちゃった♡」
「いやっ、ぁっ、もう……っ!」

 うなじにかかる荒い息遣いと背中に押し付けられる硬い物の感触。この世界で散々犯されてきたのだ。布越しといえどそれが何かくらい解る。
 エプロンドレスを脱がすことなくぐにぐにと胸を揉まれることに苛立つ余裕もなかった。なにせこの男、うまいのだ。下着をつけていないせいもあるが、服越しに乳首を的確に当ててくる。優しく擦られ、乳首はすぐに硬くなった。
 その硬くなった乳首を指の間に挟み、また胸を揉みはじめる。乱暴でありながら繊細なテクニックが垣間見え、そのギャップに子宮がきゅんと疼く。むしろ服越しに爪先で乳首をカリカリと引っかかれることがもどかしくすら感じる。
 いつの間にか私はこの男に身を委ねていた。ああ、だめだ。どんどん快感に弱くなってる。

「俺はねぇ、三月ウサギって言うんだぁ。よろしくねぇ♡」
「は、ぁ……ん♡ ぁ、あ♡」

 耳元で囁かれそのまま凹凸をなぞるように舐めあげられ、ちゅぷくちゅとわざと音を立てながら耳の穴を犯される。
 私が快感に蕩けていると不意に胸から離れていった掌が、ティーセットのミルクピッチャーを手に取った。私の掌に乗るくらいの小さなそれの中身を三月ウサギは豪快に煽る。何をするのかとそれを見上げていれば、そのまま私の顎をとって強制的に上を向かせた彼と唇を重ねる羽目になった。
 口の中に注がれるミルク。濃厚でほんのりと甘いそれは、一口二口飲んだだけでもかなり良い品だと解る。口移しで飲まされたそれを吐き出すわけにもいかず、私は喉を鳴らして嚥下するしかなかった。

「けほっげほっ、いきなり、何なの……っ」
「んっ、うま。ミルク美味しいねぇ。今からこっちにもたぁくさんミルク飲ませてあげるからねぇ♡」

 そう言ってすりすりと下腹部を撫でられる。とても気分屋らしい彼に私の言葉は果たして届いているのだろうか。
 私を誘うような口調と手つきは淫靡極まりなく、するするとスカートの裾を捲りあげて太ももを撫で回す。触れるか触れないかの微妙なラインで内腿を撫で回され、身を捩って抵抗するも三月ウサギは離してくれそうにない。
 そうしている内に段々と火照り始めた。じくじくと子宮が疼き、延々と揉まれている胸もなんだか張ってきた気がする。

「ぁ……ん、ふぅ……」
「いいねぇ、その甘ったるい息。蜂蜜みたいで俺ちょー好き♡」
「やぁ、ん……っ♡ むね、やぁ……♡」
「何で? ほら、こんなに気持ち良さそうなのに」

 私の口だけの抵抗に愉快だというように笑う三月ウサギが、私の服を脱がせて上半身を露わにさせる。ぷるんと揺れて外気に触れた胸。火照った体は服を脱がされたことで暑さが和らぎ気持ちがいいくらいだった。
 しかし自分の胸を見下ろし、違和感を覚える。私はこんなに胸が大きかっただろうか? 首を傾げる前に背後から伸びてきた手がきゅっと両方の乳首を摘み上げ、突然の刺激に私の身体はびくんと跳ねた。同時に乳首からあふれ出した母乳にぎょっとする。

「ぁ、なんで……ぁっ♡」
「ミルク美味しそ♡ ほら、びゅーって出して♡」

 混乱する私を余所に三月ウサギは乳首を摘み上げて乳を搾る。びゅっ♡ ぴゅっ♡ と冗談みたいに母乳が噴き出す光景に私は更に混乱を加速させた。母乳を噴き出す度になんともいえぬ快感を感じてしまうところも性質が悪い。
 噴き出した母乳がテーブルの上に滴り落ち、カップを、紅茶を、スイーツ達を濡らしていく。それが妙に背徳的な光景に見えて、私は知らず知らずのうちに熱い吐息を漏らしていた。
 そんな私の心情を見透かしたように、にやりと口元をゆがめた三月ウサギが耳元で囁く。

「おっぱい出すの、きもちい?」
「え、あ……ちが」
「へぇ? じゃあ確かめてみよっかぁ」

 反射的に否定した私を嘲るように笑った三月ウサギの手が再度スカートをたくし上げ、私の秘部にそっと指を這わせる。
 指が触れた割れ目は言い訳のしようもないほどに愛液で溢れていて、掬い取った愛液でべったりと濡れた指先を眼前にさらされた私はカッと頬を赤くした。

「うそつき♡」

 愉しそうに言われた言葉に私が反論する前に、蜜壷に指が突き立てられる。じゅぶっぐちゅっとわざと水音を立てながら蜜壷をかき回す長い指先。
 待っていましたというようにその指をきゅぅきゅぅと締め付けながらくわえ込む自分の身体のなんと淫猥なことか。駆け上がる快感は今までの比ではなく、背中をのけぞらせて悲鳴じみた声を上げる私を見ろ押し、三月ウサギはくすくすと笑う。

「ぁっ、あーっ♡♡ はっ、ぁっ、やぁっ、あ♡♡ あっ、だめっ、だめえっ♡♡♡」
「ダメじゃないでしょ? きもちいーって言うの。ほら、言ってごらん? そしたらもーっと気持ちよくしてあげる♡」
「あっ、やぁあっ♡♡♡ はげしっ、あっ、ぁああっ!♡♡ はっあ、擦っちゃ、やぁんっ♡♡♡」
「違うでしょォ。もっとしてー、きもちいーって素直に言って? 言えたらご褒美あげるからさぁ」

 激しい指使いに翻弄された私の心情を慮ることもなく、それどころか出来の悪い子供に言い聞かせるような口調で囁かれる。
 びりびりと甘い電流が迸る身体は言うことを聞いてくれない。三月ウサギに誘導されテーブルに両手を付きながら、体中に響く鮮烈な快感から逃れたい一心で三月ウサギの言葉を復唱した。

「ぁ、あっ♡ きもち、ぃっ♡♡ あっきもひぃ♡♡♡ からぁっ♡♡♡ あっぁあっ、待って♡♡ そこっ、そこぉっ♡♡♡」
「ここ? ここきもちい?」
「きもちぃのっ♡♡♡ おねが、まっ、ひぁんっ!♡♡ あっぁあーっ♡♡ あっぁあっ♡♡ んぁあっ!♡♡♡」

 言われたとおりにしたのに二本に増やされた指でお腹の裏側をごしごしと強く擦りあげられ、更なる快感に喉を震わせる。もう片方の手で時折乳首をつまみ上げられ、ぴゅっ♡ と母乳を噴き出し更に快感が増す。
 溢れた愛液が太ももを伝う感触、三月ウサギの甘ったるい声音とうなじに這わされる舌、全てが快感を助長していて我慢などさせてもらえる筈もなかった。

「ぁーっ♡♡ イくっ、くるっ♡♡ きちゃぅっ♡♡ きちゃぅぅうっ♡♡♡」
「えっちぃ♡ イっちゃえ♡」

 容赦のない責め立てに身体が解放を求めるのは当然のことだ。こみ上げる絶頂感に爪先立ちになっていたら顎に手を添えられる。そのまま強制的に上を向かされたかと思うと強引に口付けられた。
 同時に襲い掛かってきた荒波のような快感に耐え切れず、私の嬌声は三月ウサギの口に全て食べられてしまう。にんまりと細められた瞳に見下ろされ、口付けられながら果てることのなんと甘美なことか。私はびくびくと身体を震わせ、幾度体験しても慣れそうにない快楽に酔いしれる。
 それと共に唇を割り開き無遠慮に入り込んできた三月ウサギの舌と舌を擦り合わせる気持ちよさにうっとりとした。

 しばしの間指を引き抜かれたあとも舌を絡めあっていたのだが、私を正気に引き戻したのはお尻に擦り付けられた熱く硬いものの感触だった。
 何度か割れ目にこすり付けられたかと思うと、愛液を纏った硬く逞しいものがいまだ余韻の引かない中に荒々しく突きたてられる。その間にも唇は離してもらえず、私の悲鳴はまたしても三月ウサギの口の中に消えていった。

「ぷはぁ……あっちぃ、中ビクビクしてて、絡み付いてきて……ちょーきもちいー♡」
「ぁ……あ、はぁ……っ♡ 待って、まだ、動いちゃ♡ だめぇ……っ♡♡」
「なんでぇ? 飴玉舐めるみたいに美味しそうに俺のちんこしゃぶってんじゃん?♡ ほら、もっと食べていいよォ?」

 そう言ってぐりぐりと奥を抉ってくるものに私は大きく口を開けてか細い呼吸を繰り返す。必死に息をする私を見下ろしていた三月ウサギは楽しそうに唇を歪めたかと思うと、私の腰を掴んで激しいピストン運動を開始した。
 ばちゅっ♡ ぱちゅっ♡ と結合部からお茶会に相応しくないいやらしい水音が響きわたる。ごりごりと内壁を擦りあげられ、子宮口を狙ったように突き上げられ、私は今までで一番大きな声で喘いだ。
 だって、激しいのだ。強引で、それでいて手馴れていて、そんなセックスに耐えられる筈もない。

「んぁあっ!♡♡♡ あっあんっ♡♡ あっ、ひぁっ♡♡ きもち、ぃっ、あんっ、あっそこっ♡♡ そこそこ、きもひぃのぉっ♡♡♡♡」
「そうそう、きもちいーならそう言わなきゃ。マカロンみたいにかわい♡ ご褒美に、いーっぱい突いてあげるねぇ♡」

 そう言って三月ウサギは的確に私が気持ちがいいといったところを刺激する。腰から駆け上がるぞくぞくとした快感。瞼の裏でばちばちと火花が散り、口の端からは飲み下せない涎が零れ落ちたが、ソレもぺろりと舐め取られる。
 はぁはぁと舌を突き出して喘ぐ私を見下ろす彼は腰の動きを止めない。むしろ私の喘ぐ姿に興奮しているのだろうか。腰を掴む手に力が込められ、中に入れろというように子宮口ばかり突き上げ、カリ首でお腹の裏側をがしがしと擦りあげ、私を更なる快感の海へと落としていく。
 そうなれば一度イって頭が馬鹿になった私が耐えられる筈もなく、精液の味を知ってしまった子宮もまたもっと飲みたいというように口を開き始める。

「あっぁあ゛ーっ♡♡ ~~っ♡♡♡♡ きもち、ぁんっ♡♡ あっぁあーっ♡♡ ──っ、またっ、またきちゃぅっ♡♡♡ きちゃうぅっ♡♡♡」
「あー、いいよ、もっと締めて、きもちいっ♡ はーっ♡ 中出ししてあげるから、もっとぎゅーって、俺のちんこ食べて……っ♡」
「きちゃっ、あっぁんっ♡♡♡♡ あっ、っ、ひぁっ♡♡♡♡ っ、あぁあぁああっ♡♡♡♡」

 ラストスパートをかけるように今までで一番激しくなったピストン。されるがままに揺さぶられる私もまたいつの間にか三月ウサギに合わせて腰を振っていた。
 そしてやってくるのは、頭の中を真っ白にする絶頂。いつの間にかしっとりと汗ばんでいた肌。その背中に口付けを落とされながら、私は三月ウサギの言うとおりに彼のものを全て蜜壷の中に収め、息を止めて絶頂する。
 中のものを搾り取るようにきゅぅきゅぅと締め付ければ、降りてきた子宮口に先端をはめ込み三月ウサギもまた精を吐き出した。直接子宮の中に吐き出される精液のなんと熱いことか。満たされていく充足感と幸福感に恍惚としながら、私は生理的な涙を流す。
 いつの間にか気のせいでは済まされないほどに胸が大きくなっていたことにこの時点でようやく気付いたものの、それを疑問に思うだけの頭が今の私にはなかった。

「あーきもちい♡ はーっ、せーし全部飲んでねぇ、零しちゃだめだよ?♡」
「んっ、飲む、飲みますぅ……だから、ぐりぐり、やぁん……っ♡♡」
「やぁじゃないでしょ? なんて言うの? ちゃんと教えたでしょ?」
「あっ、ぁんっ♡ ぁ……きもちい♡♡ はぁ、あ♡♡ きもちいい♡♡」
「そうそう。いい子だねぇ♡♡」

 イったばかりの子宮口をぐりぐりと丸い先端で抉られる。余韻を煽るように、しかし蕩けるような気持ちよさに私は素直に気持ちがいいと答えた。
 それに気を良くしたのか三月ウサギは私の頭を撫で、頭頂部にキスを落としてくる。褒められて嬉しくなった私はキスをねだろうとしたのだが、無粋な悲鳴によって私の理性は強引に引き戻されてしまった。

「ああーっ!! 何をしてるんだ三月ウサギ!!」

 先程とは違う意味でびくりと肩を震わせた私が見たのは、眼鏡をかけサイズの合っていないハットを被った男性だった。咄嗟に胸元を隠しつつ三月ウサギから離れようとしたのだが、三月ウサギは私の腰を抱き寄せて深く深く繋がって離れてくれない。
 そしてその時点でいまだ三月ウサギのものが硬いままだとようやく気付く。やって来た眼鏡の男性は三月ウサギにぷりぷりと怒っていて私の存在は歯牙にもかけていないようだったが、それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。

「今はお茶会の時間なんだぞ!! そもそもお茶会をしたいと言い出したのはお前だろうが!! お前があんなにしつこく言うからスイーツだってお茶のセットだって僕が準備して……ああーっ!!」

 よく叫ぶ人だなとどこか他人事のように考えていたら、私の前のテーブルの惨状を見て再度大声を上げた。嫌な予感が鎌首をもたげる。
 頭を抱えた男性の眼下にあったのは、空っぽになったミルクピッチャーと私の母乳を被って濡れてしまったスイーツとティーセットだった。
 ようやく男性が私を見て、そしてキッと私を睨みつける。身を引く私をぎゅっと抱き締めながら三月ウサギは楽しそうに言った。

「ごめんねぇ、ミルク美味しかったから、全部この子にあげちゃったァ♡」
「ふざけるなよっ!! あんたもアンタだ!! アレはこのお茶会のための貴重なミルクだったのに!!」
「え、ご、ごめん、なさい……?」

 顔を真っ赤にして地団駄を踏み始める男性に、思わず謝罪の言葉を口にする。そもそも好きで飲んだわけでもないしむしろ強引に飲まされた口なのだが、余りにも子供じみた怒り方に理不尽だと言う暇もない。
 男性は謝った私を再度キッと睨みつけると、弁償してもらおうか!!と高らかに言うではないか。

「べ、弁償って言われても、ぁんっ♡」
「いいねぇ、今ならきっと甘くて美味しいミルクがたぁくさん出るよぉ♡」

 私が返事をする前にこつんと奥を叩かれ、思わず甘い声が漏れる。そして三月ウサギは目の前の男性に賛同しながら、私の両乳首をつまみ上げ母乳を搾り出した。
 弁償の意味が解った私が制止をかける前に、三月ウサギがピストン運動を再開する。三月ウサギの腰使いに私の口は反論の言葉ではなく嬌声ばかり紡ぎ上げる。
 見知らぬ男性を眼前にセックスを再開させる男の神経が解らなかったが、再度全身を伝播する甘い電流にすぐに何も考えられなくなってしまう。ああ、私どんどん馬鹿になってる気がする。

「ふあっあっ、ぁんっ♡♡ あっ、待って、待ってぇ♡♡ はぁっあっ、あぁんっ♡♡」
「気持ちがいいねぇ♡ ほら、帽子屋も絞るなら早くしなよぉ」
「ふん、お前に言われずとも絞らせてもらうさ。だがまずはその前に味見だ」

 そう言って帽子屋と呼ばれた男性はテーブルに乗り上げてきたかと思うと、私の乳房を掴んで乳首を口に含んだ。ぢゅぅっ♡ と強く吸い上げられ、予想外の快感にのけぞる。

「すっげ、今めっちゃ締まった♡ 帽子屋、もっと吸ったげてぇ♡」
「味は悪くないな」
「はっあ♡♡ あっぁあっああっ♡♡♡ あっ、ぁあっ♡♡ ぁああっ♡♡♡ あ、きもちぃ、ぁあっ♡♡ んぁ、ぁああっ、はぁっん♡♡♡♡ 噛んじゃ、だめぇっ♡♡♡♡」

 ぢゅっぢゅぅうっ♡ と容赦なく乳首を吸われ、それどころかこりこりと甘噛みされる気持ちよさに思わず腰を振る。
 そうすれば中が締まるのだろう。機嫌が良さそうな声を上げた三月ウサギが背後から私にしがみついてくる。

「俺のちんこめっちゃ締め付けるねぇ。そんなに気持ちい?」
「きもちいっ、あっぁあっ♡♡♡ ァあっ、はっ、おっ、あっ、ぁあっ、あんっ♡♡♡♡」
「そっかぁ♡ これからもーっと気持ちよくなるよォ、帽子屋、アレ使ったげてよ」
「アレか。まぁ丁度いいだろう。ストックも欲しかったしな」

 ちゅぽ、と乳首から口を離した帽子屋が三月ウサギの提案に頷くと、テーブルの下からあるものを取り出した。その間にも小刻みに奥を叩かれ、重点的にお腹の裏側を擦りあげられ私はひたすらに喘いでいる。
 ただ先程の激しいピストンに比べれば、正直な所ぬるいといわざるをえない。気持ちがいいけどこのままでは上り詰めるのに時間がかかるだろう。
 そしてその間に帽子屋が取り出したものを私に取り付け始める。まず目に入ったのはプラスチック製のお椀型のカップが二つだ。それらからは細い管が伸びていて、その先はタンクのようなものがあった。

「ぁ、あっ♡ まって、まさかっ♡♡ あっ、ひあっ♡♡」
「今からいーっぱい、おっぱい絞ってあげる♡」

 初めて見たものだった。けど用途はすぐに解った。それは私の母乳を絞る為の機械だったのだ。
 カップが乳首に当てられ、ポンプで中の空気が抜かれたかと思うとぴたりと肌に吸い付く。それだけでも充分だろうと思うのに、しゅこしゅことポンプで空気を抜く手は止まりそうにない。乳首が引っ張られる気持ちよさに私は身を捩るが、帽子屋の手は止まらない。

「このタンクが一杯になるくらい、出してもらうからな」
「そん、なのっ♡ むり、ぃっ♡♡ ぁ、ぁあっっ♡」

 透明なカップの中で硬く立ち上がった乳首がよく見えた。私の抗議を聞き流した帽子屋はしっかりとカップが吸い付いていることを確認すると、ポケットから取り出したリモコンのようなものを操作し始める。
 途端に今までで一番強い勢いで乳首を吸われる感覚に腰が跳ねる。搾乳機が稼働し始めたのだ。
 カップの中で自分の乳首からぴゅっぴゅっと母乳が噴出し始めているのが見えた。何故かそれが卑猥な光景に見えて、ぞくぞくとした快感が駆け上がるのが止められない。

「ぁ、ぁあ~~♡♡ あっ、おっぱい、出てっ♡♡♡ あっぁあっ♡♡ はぁっ♡♡ ぁ、きもちぃっ、あ、やぁっ♡♡」
「これでいい。三月ウサギ、もういいぞ」
「やったぁ♡ それじゃあ、いーっぱい楽しもうねぇ♡」
「ひぅっ!? あっあぁああっ!? あっ待って、急にっ♡♡ あっ、はげしっ♡♡♡ あっ、うあっあ、あんっ♡♡♡ あっ、ぁあっぁんっあ、ぁあぁっ!!♡♡♡♡」

 搾乳機が取り付けられ、帽子屋がもういいと言ったところで三月ウサギの腰使いがまた変わった。
 先程までのぬるま湯に浸るような気持ちよさはどこへやら、またガツガツと私を貪るような激しい律動へと変化したのだ。そこでようやく理解する。彼が大人しかったのは、私に搾乳機をつけさせるため手加減してただけだったのだと。
 容赦なく中を穿たれる快感にすぐに理性は解きほぐされ、私はただただ喘ぐだけの雌になる。肌と肌を打ち付ける音に水音が混じりあい、卑猥な水音が響く。だというのに目の前では涼しい顔をした帽子屋が不服そうな顔で紅茶を啜っていて、何故かそれが更に私を興奮させる。
 
「ふあっあ♡♡ あっぁあ~~っ♡♡♡♡ あっあんっあっぁあっ、きもちいっ♡♡♡♡ あっぁあっあ、あっ、ぁ、ああぁっ!♡♡♡♡」
「もっと欲しい?♡ ほら、もっとって言って、もっとして~って♡」
「んっ♡♡ もっと、もっとぉっ♡♡♡ もっとして、ぁっ、~~っ♡♡ にゃか、ぁ、ぁあ~~っ♡♡♡」

 三月ウサギが私を揺さぶる中、耳元で囁く。その言葉の意味を理解しないまま言われたとおりにおねだりすれば、くぽっ♡ くぽっ♡ と先端を子宮口に嵌めこんでいたところを更に奥深く穿たれる。そしてそのまま中に精を吐き出され、私は舌を突き出して再度中を満たしていく熱いものにビクビクと震えた。
 しかしそれに浸っている暇は無かった。三月ウサギはびゅうびゅうと熱いものを吐き出しながら腰を打ち付けてくるのを止めなかったのだ。先端を子宮の中に収めたまま浅い抽送を繰り返しつつ中に精液を吐き出し続ける。
 その度にカリ首が子宮口を擦りあげ中に吐き出される精液。今まで体験したことのない快楽に、私は全身の筋肉を強張らせながら必死に呼吸をした。

「はひっ♡♡ はっ、ぁ、あっ♡♡ ぁ♡♡♡ あ、ぁっ♡♡♡♡ あ、くる……っ、イく、イくぅ……っ!♡♡ ん~~っ♡♡♡♡♡」

 激しさはない。けれど深い絶頂に涙を流しながら浸る。そうして果てた瞬間にぷしゃぁ♡ と乳首が母乳を噴き出し、それが余韻を煽った。背後では気持ち良さそうに三月ウサギが呻いていて、何度も私のうなじに口付けては全身を撫で回している。
 イって敏感になった身体は撫でられるだけで過剰に反応してしまう。その度に彼のものをきゅ、きゅぅと締め付けるのが気持ちいいのか嬉しそうな低い笑い声が耳に届いた。

「はぁー……中出し、さいっこぉ♡ きもちいいねぇ♡♡」
「ぁ……はぁ、ん♡♡ きもちぃ、んっ、ぁ♡♡」
「もっと。もーっとシよ? 俺もっと出したい。ここ、俺のせーしでたっぷんたっぷんにしてあげる♡」
「うぁっ、あ♡ こしゅれ、て♡ ぁっ♡」

 さすさすと下腹部を撫でられる。お腹の外側と内側両方から子宮を押される気持ちよさに浸る。
 それを見た三月ウサギがぐぐっと外から子宮を抑えるものだから、子宮内におさまったままの彼のものがごりごりと子宮内壁を擦りあげるのがまた気持ちがよくてたまらない。
 私が気持ちよさに喉を震わせれば、舌なめずりをした三月ウサギがまた腰をふり始める。

「ぁっぁあ~っ♡♡ あっ、ぁっあぁっ♡♡♡ あっちょっと、休ましぇっ♡♡♡♡ あっ、おくぅっ!?♡♡♡♡」

 外側から子宮を抑えたまま打ち付けられるせいで、本当に子宮の奥の奥まで突き上げられた。びりびりとした今まで感じたことのない気持ちよさにイったばかりの身体が過剰反応して碌々息もできなくなる。
 酸欠になった頭は更に馬鹿になって、もう気持ちがいいことしか考えられなくなっていた。ばちゅっぶちゅっ♡ と下品な音を立てて突き上げられながらまた絶頂すれば、ぷしゃぁ♡♡ とまた母乳を噴き出したことに更に快感を煽られ、終わりのないループに顔をぐちゃぐちゃにしながらひたすらに喘ぐ。

「うぁっ、ぁああっ♡♡♡♡ あっぁあーっ♡♡♡ あ゛ぁあっ♡♡♡♡ あっ、い゛ぁっ♡♡♡♡ ん~~っ♡♡♡♡♡ あ゛ぁあっ!!♡♡♡♡♡♡」
「ふむ、もう少し強く絞っても大丈夫そうだな」
「帽子屋の鬼畜~♡」
「お前に言われたくない」

 そう答えながらも帽子屋は冷静にリモコンを操作した。目の前で私が尊厳など感じさせない勢いで泣き喚き喘いでいようと、彼には関係ないのだろう。
 更に強く乳首が吸い上げられ、母乳が噴き出し快感を煽る。カップの中で痛いくらいに勃起した乳首が見える。心なしか大きくなっているように見えて、このまま戻らなかったらどうしようと頭の片隅で考える。が、すぐにそんな思考も流され消えた。
 そんなことよりも射精感がこみ上げてきたらしい三月ウサギの腰使いが激しくなり、何とか呼吸をしようと必死になったから。そしてその苦しさすら、今の私にとって快感を煽るものの一つでしかない。駆け巡る絶頂感に全身を捩るが、三月ウサギは私を抱え込んで離さない。

「ひっん、ぁっ、んっんーーっ♡♡♡♡ あっイくっ♡♡♡♡ いきゅぅっ♡♡♡♡♡♡ んっ、んんっ……♡♡♡♡♡ は、ぁ、ひ……っん♡♡」
「それより今回は何回出すつもりだ?」
「あー……今、三回目出そう……っ、んっ……あー。今まで十二回が最高だったから……抜かずの十五回、目指そうかなっ♡」
「そうか。なら代えのタンクを取りに行った方がいいな」
「んぁああっ!?♡♡♡♡♡♡ あっぁあーっ♡♡♡♡ あっ、もう、入らな、ぁっ♡♡♡♡♡ あっ、んにゃぁあっ♡♡♡♡ あ゛っ、きもちぃっあ、ぁあーっ♡♡♡♡♡♡」

 目の前の無情な会話も理解できないまま、私はただただ喘ぐ。
 頭の中でバチバチと火花が散って、大事な何かが壊れていく。でもそれすらも気持ちよくて、中にびゅうびゅうと精液を吐き出されながらこちゅっ♡こちゅっ♡と子宮口を擦りあげられるのが気持ちよくて。胸を痛いくらいに強く吸われているのも、イく度に母乳を出すのも、最早全部が気持ちよくて、何でイっているのかすら解らなくなる。
 既に子宮は三月ウサギの精液でぱんぱんなのに、三月ウサギはまだまだ止める気はないというように中をかき混ぜ私の身体を快感で染め上げていく。

「あっぁあ゛あぁあっ!!♡♡♡♡ ぅあっ、あっぁん♡♡♡ ひっ、んっ、んんっ、ん~~っ、ふっぅ……ぁ、~~っ!!♡♡♡♡♡♡」
「はー、またイったねぇ♡ 気持ちよくて腰とまんね♡ まだまだせーし出せるからさぁ、ちゃんと付き合ってね。俺のせーし飲んでくれるって言ったもんねぇ♡」

 どちゅんっ♡ と音がしそうなほど強く中を突き上げ、三月ウサギは笑う。
 意識を失うことすら出来ないほどの苛烈な快楽の海の中、私はただ彼を受け入れ、淫らに喘ぐことしかできなかった。
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