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出られない部屋

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(壁尻/中出し/子宮姦)

 私は後悔していた。この世界はおかしい。性的な意味に振り切れて、それでいてソレが異常と認識されていない。
 コレが私の夢なのかそうでないのか未だに解らないが、夢ならさっさと醒めてほしいと思う程度にこの世界に辟易している。

 子宮が疼きを堪えながら何とか回復した私は出口を求めてさ迷っていたのだが、鬱蒼とした森の中でウサギに遭遇し、咄嗟に身を隠した。当然だろう。どうせ碌なことにならない。
 しかし私の判断は今一歩遅かったらしく、隠れようとした私を無理矢理引きずり出したウサギは私をメアリ・アンと呼んだ。そして大急ぎで部屋から手袋を取ってくるように言いつけるではないか。
 私はメアリ・アンとやらではないと主張したのだが聞き入れてもらえず、私と同程度のサイズにまで大きくなっていたウサギに背中を押され、玩具みたいなカラフルな家の中に押し込まれてしまった。
 こうなっては仕方がない。物凄く急いでいたようだから、とってきたからといって犯されることもないだろう。それよりもあの形相、断った後のほうが怖い。
 そう結論を出した家の中を歩き回り、二階の寝室と思しき部屋を見つけた。ただし、扉はとても小さかった。またこのパターンか。ウサギなら通れても人間の私にはとても無理なサイズだ。

 どうしたものか迷った末、隣にあるもう少し大きなサイズの窓から入ることにした。此方なら私でも通れない事もないサイズに見える。そう判断して窓を開け、寝室に入り込もうとした私は……なんということでしょう、窓に嵌って動けなくなってしまったではありませんか。
 だって通り抜けようとしている時に窓のサイズが変わるなんて思わないじゃないか。理不尽が過ぎる。もうヤダこの夢。もうちょっと待てば隣の扉が人間サイズになるなら誰か教えて欲しかった。切実に。

 こうなってはまた窓が大きくなるのを待つしかない。これ以上小さくなった場合は……うん、そうならないことを祈るしかないだろう。問題はどれくらい待てば窓が大きくなるのかだ。幸い足は着く高さではあるが、それでも体勢的に辛いことには変わりない。
 どうしたものかと頭を抱えていると、私の帰りが遅いことに腹を立てたのか怒ったウサギが家の中に入ってきたかと思うと、自分で手袋を探して出て行ってしまった。私要らなかった。

 当然助けてもらえる筈もなく、取り残された私は呆然と窓が変形するのを待つ無為な時間を過ごすことになるのだが……どれくらい時間が経ったのだろう。不意にお尻に誰かが触れたような感触にびくりと身体が跳ねる。

 後ろに、誰かがいる……。

「だ、だれ!?」

 咄嗟に声を上げるが返事はない。振り返ってもそこにあるのはパステルカラーの壁だけだ。続けてお尻を撫で回す人の手の感触に、気のせいという選択肢は呆気なく消えた。

「やっ、やだっ、離してっ、触らないでっ」

 どう考えても痴漢だ、セクハラだ。この世界の異常性は既に身に染みている。それに今までは対人でなかったからまだ良かったが、今回は人の手なのは間違いない。
 冗談ではない。好いてもいない人間と行為をする趣味はない。これ以上触れてくるならば此方も容赦はしないという意志を込めて蹴り上げたのだが、その足を抱え込まれた私は無様にも自ら足を開く形になってしまった。
 カッと頬に熱が集まるのを感じながら、するすると足を撫でていく手の感触。フェザータッチでふくらはぎを、膝裏を、太ももを撫で回していく。嫌悪感とは違う、ぞくぞくとした感覚が私を襲った。今まで散々嬲られてきたせいで、身体が快感に素直になってしまっている。
 何より他人が意思を持って私に快楽を与えようとしているという事実に私の身体は歓喜に沸いていた。

「ぁ……ふ……ぅん」

 私の情欲に火をつけようと肌に触れてくる掌。呼応するようにこみ上げてくる快感を堪えるように、必死に声を噛み殺す。しかしソレも長く続くことはなく、スカートを捲りあげられ下着のつけていない秘部が露わになった。同時に足を下ろされたが、最早抵抗する気にはなれなかった。
 羞恥から頬が熱くなるが、掌はまるで感触を楽しむようにお尻を撫でている。そしてそっと割れ目に触れると、そこからとろりと溢れている愛液を指にまぶすように撫でまわし始める。媚肉を優しく撫で、両手でくぱぁと割れ目を開いて真っ赤に充血している私の秘部を開いているのが解った。
 気持ちがいいと言うよりも羞恥心で震える私を楽しんでいるのか。しばしの間秘部を開いたまま動こうとしない。もしかして見られているのだろうか。愛液をだらだらと垂れ流すそこを眺めている見知らぬ誰かを想像して泣きそうになる。

「もう、やだぁ……」

 泣きそうになる私に気付いたのかは解らないが、誰かは動いた。はぁ、と熱い吐息がかかり顔が間近にあるのが解る。びくりと腰を跳ねさせる私に構うことなく、ぬるりとしたものが秘部を這う。舐められている。ちろちろと柔らかく温かなものが肉芽に触れている。
 前々回の責めで未だにぷっくりと膨れたままのそれを、優しく舐めあげ、舌先で突き、両手で割り開くように皮を剥いてむき出しにしたそこに舌を這わせている。私の反応が良いと知ると、舌で左右に弾くように動かされる。
 びくびくと腰を跳ねさせながら意思を持って与えられる快感に酔いしれる。今までとは違う優しく甘やかな責め立てに舌を突き出しはぁはぁと喘ぐ。完全に勃起した肉芽を指先でこねくりまわされながら、先端を舌先でちろちろと舐められた辺りで、耐え切れなくなった私の官能は一度はじけた。

「ぁ、ぁあ~!♡ イく、いっちゃう、ぁ、あぁっ♡ ん、んんっ!!♡♡」

 びくんと腰が跳ねた。今までで一番甘い絶頂だった。涙で膜の張った視界の中、人の手によって与えられた快感に酔いしれながら全身の力を抜く。私が震えている間肉芽に触れられることもなかったので、じっくりと余韻に浸ることが出来た。
 そして私の呼吸が少し落ち着いたあたりでまた肉芽に這わされる舌。かすかに足を震えさせていると、今度はむき出しになった肉芽をぱくりと食べられた。柔らかく温かな口内の感触に溶けてしまいそうな錯覚を覚えながら、ちゅっちゅぅっと音を立てながら肥大化した肉芽を吸われ、舌で転がされる快感に打ち震える。
 イったばかりで敏感になっているそこを飴でも転がすように口の中で苛められる。私の両足を抱え込みながら繰り出される丁寧なクンニリングスに私はうっとりと蕩けていた。
 そして蜜壷から溢れる愛液がぽたぽたと床に滴り落ちるほどに身体が解された頃、ようやく私の肉芽は解放される。しかし終わりではない。肉厚な舌は肉芽を解放した後、滝のように愛液を滴らせている蜜壷へと移動したからだ。

「くぁ……ぁ、にゃか、ぁ♡ なか、舐めちゃ、だめぇ♡ ……っん、ぁ、あんっ♡ んんっ、入ってきちゃ、ぁ、やぁんっ♡♡」

 ちゅぷ♡ にゅぷ♡ といやらしい音が聞こえた。中を嘗め回される快感にお尻を振ると、咎めるように優しくお尻を叩かれる。そしてじゅるじゅると音を立てて愛液を吸い上げられたかと思うと、隅から隅まで味わうと言うように縦横無尽に舌が動き回る。
 それだけではない。先程まで散々嬲られてひくついていた肉芽を指先でこちょこちょと擽るようにいじくられて、まさかの二点責めに一気に限界まで追い詰められた私の腰ががくがくと震えた。

「ぁ、ぁ~~♡ ぁっ、あぁっあ、いく♡ また、またくる♡ きちゃぅっ♡ は……っあ、ぁ♡ ……んぁああっ!!♡♡♡」

 絶頂と共にぷちゅっと溢れた愛液を全て舐め取られ、私はまた頭がぼうっとするような余韻に浸った。がくがくと腰が震えているのを感じながら、蜜壷から舌が抜けていく感覚に一抹の寂しさを覚える。同時に秘部に当たっていた吐息が消え、誰かの顔が離れていったのがわかった。
 はふ、と息をつきそうになったが何か熱いものが蜜壷の入り口に宛がわれた感覚に安堵している場合ではないと知る。そして宛がわれたものの正体に思い至った私が焦る間もなく、ずぶん♡ と熱く太く硬いものが奥まで叩き込まれた。

「はっ♡ ……あ、ぁ……ぁー……っ♡ んんっ♡♡」

 間違いない。男性のものだ。私は今、顔も知らない誰かと体を繋げてしまっている。ぞくぞくとしたものが背中を駆け上がった。丁寧に解された身体は痛みなど欠片も感じることなく、従順に快感だけを感じ取る。
 中をみっちりと埋めているものは無機物とは違う熱量を持っていて、駄目だと思うのに身体は喜んでしまっている。熱いものの先端が口を開けた子宮口にぴったりとはまり込んでいるのが解った。気持ちがいい。気持ちがいい。たまらない。腰が溶けてしまいそうだ。

「ぁ、あー♡ ……あんっ!♡♡」

 ずず、と引き抜かれたそれに絡みつくように蠢く蜜壷。そしてそれに応えるように、再度勢いよく入ってくる肉棒。たったそれだけの動きにぞくぞくとした快感が背中を駆け上がる。コレを待っていたのだと子宮が歓喜に咽び泣いているのが解る。
 私が痛がっていないのが解ったのかゆっくりと始まったピストン運動は段々とスピードを早め始める。最初はとんとんと子宮口をノックしていたのに、すぐに奥を突き破らんばかりの突き上げに変わったのだ。カリ首が内壁を擦りあげるのが、丸い先端が子宮口にはまり込むのが気持ちよくて震えが止まらない。私の口からはひっきりなしに甘い声が漏れ続けている。

「ぁっぁあーっ♡ あっ、あぁ~っ♡ はっあ、ぁあっ♡ んっんあっあ♡ あんっ♡ あっ、そこ♡ そこぉっ♡♡」

 私の腰を掴んで何度も何度も突き上げられる度に甘い痺れが四肢の隅々まで走りぬけ、全身を支配する。とろとろに蕩けた思考回路では快感に酔いしれることしかできない。
 無意識のうちに伸びた掌が服の上から自分の胸の突起を摘み上げていた。合わせて腰をふれないのがもどかしい。体勢を変えたいのに、壁に嵌ったままではそれもできない。
 ぷちゅんっ♡ ぱちゅんっ♡ と愛液を飛び散らせながらとろとろになった中を何度も何度も突き上げられて耐え切れる筈もなく、私は三度目の絶頂に打ち震えた。
 びくびくと痙攣しながら中の物を搾り取るように締め付ける。するとぐりぐりと先端を子宮口にはめ込まれながら中のものが一瞬だけ膨らんだかと思うと、とぷんとぷんと熱いものが直接子宮に吐き出される。子宮口が一滴たりとも零すまいというようにしゃぶりつき、最後の一滴まで絞りとっているのが解った。

「ぁ、あ~♡♡ ……赤ちゃん、できちゃうぅ……♡ でも、きもちい……♡ ぁ、あ……っ♡♡」

 ずるん、とやわらかくなったものが引き抜かれていった。中を満たしていたものが抜けていくことに喪失感を覚えながらも、事後特有の気だるさに身を任せていると誰かがお尻に触れてくるのが解った。
 見えないと解っていながら慌てて振り返る。当然何も見えないわけだが、先程中に出されたばかりの蜜壷にずぶずぶと入り込んでくる熱く硬いもの。先程よりも太く、そして長い。
 ぐりぐりと子宮口を押し上げられることで唇が戦慄く。先程とは別人だと嫌でも解った。

「待って、一人じゃ、なっ、あっぁあっ!♡ はげしっ、待って、まってぇっ!♡♡」

 今度の人物から与えられる荒々しい突き上げに、自然と体が跳ね上がった。壁越しに肌と肌がぶつかる音が聞こえる。それに混じって聞こえるぶちゅっ♡ ぱちゅっ♡と結合部からの卑猥な水音。イったばかりの身体には辛い突き上げに身悶えていると、やはり先端を子宮口にがっちりとはめ込んで射精していく。
 びゅーびゅーと熱いものが勢いよく中に吐き出されていくことにすら快感を感じてしまう。そして中を満たされ精液を吐き出されることに悦んでいる子宮が少しだけ憎かった。

「ぁ……♡ あっ、は、ぁ……終わっ、た?」

 一滴残らず吐き出していったものが抜けていく感覚に呆然としながらそう呟くと、やけにざらついた掌がお尻を撫で秘部を割り開く間隔に私は震えた。もしや壁の向こうではまだ何人もの男が私を犯すために列を成しているのではないかと。そしてソレを肯定するようにまた違う誰かのものが中にずぶずぶと埋め込まれていく。
 先程絶頂することが出来なかった私はこの男との交合の最中に呆気なく絶頂してしまった訳だが、それで精を吐き出すことのなかった男は容赦なくピストン運動を再開した。イったばかりの身体を無理矢理割り開き、突き上げられる快感に身悶えるが当然容赦などしてくれる筈もない。
 そしてやはり彼もまた、私の子宮口に強引に先端をはめ込んで、どぷどぷと子宮の中へ直接精を吐き出していく。三人分の精液が子宮の中でたぷん♡と揺れた気がした。

「はぁ、はぁ……ぁ、また、あ♡ ……あっ、お願い、休ませ、ぁ、あ~~っ!!♡♡」

 また入ってくる誰かのもの。
 間違いない。まだいるのだ、何人もの男の人が。念入りに解されていたのはこのためだったのだ。

「ぁっ、ぁあ~っ!♡♡ あ、らめ♡ そこっそこぉっ♡♡ あっ、入っちゃ、だめ♡♡♡ ぁ、ぁっ、あっ♡ こちゅこちゅ♡ って♡ らめ♡ だめぇっ!♡♡」

 とっくに開ききっている子宮口をこちゅこちゅと弄くるように小刻みに突かれるのがまたたまらない。そうすれば先端が子宮口の中に入り込み、くぽっ♡ くぽっ♡ と音を立てながら開ききった子宮口を擦りあげてくる。カリ首がそこを出入りするたびにじんじんとした快感が腰を駆け上がって、到底耐えられるものではない。
 入り口を塞がれた状態で直接中に精液を吐き出される快感に無理矢理絶頂させられた。

「ぁ、あ~♡ ……おっき♡ ぁ、こしゅれ♡♡ あっ……~~っ♡♡ そこっそこだめっ♡ そこ弱いのっ♡♡ ぁっ、あんっ!♡♡♡」

 次に入ってきたものは子宮口を貫くほどの長さはなかったが、とても太くてカリ首がそりあがっているものだった。Gスポットを抉るように何度も何度も角度をつけて突き上げられる。お腹の裏側を強く擦りあげられるのが弱いと解ると執拗にそこを責め立て始めた。
 身悶えるのにあわせ蜜壷が痙攣し中のモノを締め付ける。それが気持ち良いのか、お尻をぺちぺちと叩きながら何度も何度も強く内壁を擦りあげられ、私は潮を噴きながらもう何度目か解らない絶頂を迎える。
 どろどろした精液が中を満たしていく感覚に余韻を煽られ、ぶるりと全身を震わせた。

「ぅ、あ……おねが、ぁ、休ませ、ぁっ、あ、あ……っ♡ また、ぁ……っ♡♡」

 それから何人受け入れたのかは覚えていない。ただただ終わらない交合に幾度となく果て、気付いたころには私の意識はブラックアウトしていた。
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