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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
169.悪役令嬢は不埒な冒険者を尋問する
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男は私の微笑に何故か恐ろしいモノを見るような表情を見せ、視線を左右に動かすが閣下に抑え付けられているせいでどうすることも出来ない――が、可哀想とは露とも思わない。なぜ、そんなに怯える?
「で、貴方は何者なのかしら?」
私の質問に男は再び視線を動かして何かを言いたげな雰囲気を見せながらも、口ごもった。言いたくない――と、いうことなのだろうか。
「先ほど、彼が言ったようにミストリアへの反逆罪になるわ。まぁ、そのつもりが無いのならしっかりと言う事を聞いた方が身の為でなくって?」
男はイマイチ乗らない感じがある。誰かを庇っている? もしくは自身に権限が無い?
そんな事を思っていると押し黙っていた男の視線が気になり、私は閣下に声を掛けた。
「どうやら、後ろの髪の毛の無い男が話したいようです」
「――そうか」
と、閣下は素早く男の元へ行き、強引に放り投げて私の前へ連れて来て、猿轡を外し先程の男と同じように動けないように押さえ付けた。
「『黒狼』殿、我は何もせん。すまぬがどいてもらえぬか……」
彼がそう言うと閣下が私に視線を向け、私はコクリと頷くと閣下は男からスッと離れ「少しでもおかしな動きをしたら、分かっているな?」と、圧を掛けるが、男は小さく「フッ」と息を吐くだけだった。
「貴方が『幻魔』なのかしら?」
私の言葉に男は何も答えず、周囲に沈黙が広がる。閣下とエルーサが凄い殺気を出しているのだけど、抑えて貰えるかな。
「――正確にはこの怯えた男と我で『幻魔』だ」
「冒険者ギルドでは一人に対して一つの登録だと思っていたけれど、違うのかしら?」
そう言うのを聞いて男は小さく笑う。少し小馬鹿にされたような感じがして、イラっとするけれど、それくらいでキレるほど私はバカじゃない。
「言えぬわけでは無いが、言っても我らに得は無し――そうだな。お主らが本当にハーブスト公爵に与する者か証明して頂こうか?」
そう言いながら男は妙な魔力の動きを見せ、複数の魔法を発動させようとするが、私はソッとそれを解除すると、男は驚きの表情を見せる。
「何をしようとしたのかは知らないけれど、私の前でそういう動きは良く無いわね――次、同じように動こうとしたら、私が殺す前に『黒狼』か私の専属メイドが貴方を殺すわよ」
そう言うと男はムッとした表情で押し黙る。
「一応、証明だけはしておきましょう。こちらの指輪を見なさい、貴方くらいの冒険者であれば分かるでしょう?」
私が嵌めている幾つかの指輪の中でお母様が用意してくれた空間収納
になっている指輪にはハーブスト公爵家の紋章が象られている。これは私がハーブストの公女である証明のひとつとなっているし、自身がどの家に所属しているかを証明する為に指輪に紋章を付ける事は貴族家でよくあることなのだ。
男はそれを見て「なるほど……」と、何かを納得するような雰囲気を見せた。
「さぁ、証明したわよ。とりあえず話して貰おうかしら?」
「――仕方あるまい。相手の認識を眩ませる魔法を使って、我の隣にいる男と我が同じ人間だと認識させて登録を誤魔化した。当然、魔力登録は一人だ」
なるほど、相手の認識を眩ませる――ね。精神感応、洗脳とかの魔法か、これは問題大ありかもしれない。そもそも、古来から人心を狂わせる魔法というのは大帝国内でも禁呪として扱われているハズだ。
「貴様、禁呪と分かっていて話したのか?」
「クックックッ、その通りだ。それに我が受けたのは王家からの依頼だ。今までも、これからも、王家からの依頼で――グホォッ」
なんだか、ムカついたので思わず顔面に蹴りを入れてしまったわ。
「残念ながら、王家は関わって無いわよ。いま、王宮は大変なことになっているでしょうね。全く、女王陛下の意に反するクソが貴方のような危険な者を使っていたと知れば、もっと大変な事になりそうだわ」
「エステリア、いいか?」
と、アリエルが苛立ちを見せてこちらにやって来る。そして、男の前で剣を取り出す。
「さすがにここで殺すとかは止めなさい」
「分かってる。名も聞く気も起こらんクソ野郎。我が王家、いや、我が母を愚弄するクソめ! いいか、お前は私を襲おうとしたのだぞ? 理解しているのか?」
男は流石に混乱しているようだ、私に蹴られたダメージさえも吹っ飛んだように目を丸くしている。
「一体、何が? どういうこと……だ?」
「ハーブスト公爵令嬢が居て、『黒狼』のような【白金】冒険者、複数の王家の影、普通はありえんだろう? なんだ、私は彼女の付き人か何かと思っていたのか? ふむ、悲しいな~、私はそんなに存在感が無いのか?」
王女様モードに入ったアリエルは色んな意味で面白いが、楽しんでいるわね。そして、頑張って魔法を使おうとしても、私が魔法解除して無効化されるから、必死よね。
「じょ、冗談では無いっ! な、なんなのだっ!!!」
「【白金】冒険者『幻魔』――いえ、ただの暗殺者ね。こちらにいらっしゃるのはアリエル・ミストリア、王位継承権第一の姫君、頭が高いわよ」
「何故だ! どうしてこうなった? なぜ、魔法が使えぬ!!!」
うん、ダメだな。情報も出てこなさそうなので、会話も面倒臭くなってきた。
「殿下、コレは使えなそうなので、止めましょう」
「む? エステリアどうしたのだ?」
と、不思議そうな顔をするアリエルを少し離れた場所へ連れて行き、耳打ちするのだった。
「なんだか、不毛な会話を繰り返しそうな雰囲気だから、そろそろ止めようかなって。とりあえず、お縄にして連れ帰って貰おうと思ったけど、禁呪使われても困るし」
「しかし、ここでヤルのか? いいのか?」
「とりあえず、魔導洞窟の糧になって貰おうかな……って」
「――なんだか、悪人みたいだけど、どうなの?」
「まぁ、悪役令嬢だし、とりあえず、世にいてはいけない人もいるし、あの魔法は危険すぎる」
こうしている間に魔法を使われてもエルーサがいるから大丈夫だけど、私達が居ない間に相手の魔法を封じる隙が無いし、方法も無い。と、いうかそういう魔道具も作った方がいいかもしれないなぁ。ってか、世の中には存在はしているんだけど――かなりの貴重品だからね。
「でもなぁ。いや、結局、遅かれ早かれって話ではあるのか……」
「まぁね。いい人であれば、心が痛む部分もあるんだけど、あのハゲ、色々とヤバそうだし」
「まぁ、だよね」
と、私とアリエルは決断するのであった。
「で、貴方は何者なのかしら?」
私の質問に男は再び視線を動かして何かを言いたげな雰囲気を見せながらも、口ごもった。言いたくない――と、いうことなのだろうか。
「先ほど、彼が言ったようにミストリアへの反逆罪になるわ。まぁ、そのつもりが無いのならしっかりと言う事を聞いた方が身の為でなくって?」
男はイマイチ乗らない感じがある。誰かを庇っている? もしくは自身に権限が無い?
そんな事を思っていると押し黙っていた男の視線が気になり、私は閣下に声を掛けた。
「どうやら、後ろの髪の毛の無い男が話したいようです」
「――そうか」
と、閣下は素早く男の元へ行き、強引に放り投げて私の前へ連れて来て、猿轡を外し先程の男と同じように動けないように押さえ付けた。
「『黒狼』殿、我は何もせん。すまぬがどいてもらえぬか……」
彼がそう言うと閣下が私に視線を向け、私はコクリと頷くと閣下は男からスッと離れ「少しでもおかしな動きをしたら、分かっているな?」と、圧を掛けるが、男は小さく「フッ」と息を吐くだけだった。
「貴方が『幻魔』なのかしら?」
私の言葉に男は何も答えず、周囲に沈黙が広がる。閣下とエルーサが凄い殺気を出しているのだけど、抑えて貰えるかな。
「――正確にはこの怯えた男と我で『幻魔』だ」
「冒険者ギルドでは一人に対して一つの登録だと思っていたけれど、違うのかしら?」
そう言うのを聞いて男は小さく笑う。少し小馬鹿にされたような感じがして、イラっとするけれど、それくらいでキレるほど私はバカじゃない。
「言えぬわけでは無いが、言っても我らに得は無し――そうだな。お主らが本当にハーブスト公爵に与する者か証明して頂こうか?」
そう言いながら男は妙な魔力の動きを見せ、複数の魔法を発動させようとするが、私はソッとそれを解除すると、男は驚きの表情を見せる。
「何をしようとしたのかは知らないけれど、私の前でそういう動きは良く無いわね――次、同じように動こうとしたら、私が殺す前に『黒狼』か私の専属メイドが貴方を殺すわよ」
そう言うと男はムッとした表情で押し黙る。
「一応、証明だけはしておきましょう。こちらの指輪を見なさい、貴方くらいの冒険者であれば分かるでしょう?」
私が嵌めている幾つかの指輪の中でお母様が用意してくれた空間収納
になっている指輪にはハーブスト公爵家の紋章が象られている。これは私がハーブストの公女である証明のひとつとなっているし、自身がどの家に所属しているかを証明する為に指輪に紋章を付ける事は貴族家でよくあることなのだ。
男はそれを見て「なるほど……」と、何かを納得するような雰囲気を見せた。
「さぁ、証明したわよ。とりあえず話して貰おうかしら?」
「――仕方あるまい。相手の認識を眩ませる魔法を使って、我の隣にいる男と我が同じ人間だと認識させて登録を誤魔化した。当然、魔力登録は一人だ」
なるほど、相手の認識を眩ませる――ね。精神感応、洗脳とかの魔法か、これは問題大ありかもしれない。そもそも、古来から人心を狂わせる魔法というのは大帝国内でも禁呪として扱われているハズだ。
「貴様、禁呪と分かっていて話したのか?」
「クックックッ、その通りだ。それに我が受けたのは王家からの依頼だ。今までも、これからも、王家からの依頼で――グホォッ」
なんだか、ムカついたので思わず顔面に蹴りを入れてしまったわ。
「残念ながら、王家は関わって無いわよ。いま、王宮は大変なことになっているでしょうね。全く、女王陛下の意に反するクソが貴方のような危険な者を使っていたと知れば、もっと大変な事になりそうだわ」
「エステリア、いいか?」
と、アリエルが苛立ちを見せてこちらにやって来る。そして、男の前で剣を取り出す。
「さすがにここで殺すとかは止めなさい」
「分かってる。名も聞く気も起こらんクソ野郎。我が王家、いや、我が母を愚弄するクソめ! いいか、お前は私を襲おうとしたのだぞ? 理解しているのか?」
男は流石に混乱しているようだ、私に蹴られたダメージさえも吹っ飛んだように目を丸くしている。
「一体、何が? どういうこと……だ?」
「ハーブスト公爵令嬢が居て、『黒狼』のような【白金】冒険者、複数の王家の影、普通はありえんだろう? なんだ、私は彼女の付き人か何かと思っていたのか? ふむ、悲しいな~、私はそんなに存在感が無いのか?」
王女様モードに入ったアリエルは色んな意味で面白いが、楽しんでいるわね。そして、頑張って魔法を使おうとしても、私が魔法解除して無効化されるから、必死よね。
「じょ、冗談では無いっ! な、なんなのだっ!!!」
「【白金】冒険者『幻魔』――いえ、ただの暗殺者ね。こちらにいらっしゃるのはアリエル・ミストリア、王位継承権第一の姫君、頭が高いわよ」
「何故だ! どうしてこうなった? なぜ、魔法が使えぬ!!!」
うん、ダメだな。情報も出てこなさそうなので、会話も面倒臭くなってきた。
「殿下、コレは使えなそうなので、止めましょう」
「む? エステリアどうしたのだ?」
と、不思議そうな顔をするアリエルを少し離れた場所へ連れて行き、耳打ちするのだった。
「なんだか、不毛な会話を繰り返しそうな雰囲気だから、そろそろ止めようかなって。とりあえず、お縄にして連れ帰って貰おうと思ったけど、禁呪使われても困るし」
「しかし、ここでヤルのか? いいのか?」
「とりあえず、魔導洞窟の糧になって貰おうかな……って」
「――なんだか、悪人みたいだけど、どうなの?」
「まぁ、悪役令嬢だし、とりあえず、世にいてはいけない人もいるし、あの魔法は危険すぎる」
こうしている間に魔法を使われてもエルーサがいるから大丈夫だけど、私達が居ない間に相手の魔法を封じる隙が無いし、方法も無い。と、いうかそういう魔道具も作った方がいいかもしれないなぁ。ってか、世の中には存在はしているんだけど――かなりの貴重品だからね。
「でもなぁ。いや、結局、遅かれ早かれって話ではあるのか……」
「まぁね。いい人であれば、心が痛む部分もあるんだけど、あのハゲ、色々とヤバそうだし」
「まぁ、だよね」
と、私とアリエルは決断するのであった。
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