71 / 232
第二章 悪役令嬢は暗躍する
71.悪役令嬢はお父様と話をする
しおりを挟む
アリエル達との二次会という名の密談を終えて、待たせていた公爵家の馬車で家に戻った。
家に着くとお父様とお母様が出迎えてくれて、よく頑張ったと褒めて貰った。気恥ずかしさはあったけれど、嬉しさが込み上げてきて思わず泣いてしまった。
しばらく、お母様に抱き付いてガン泣きしてしまったワケだけど、落ち着いてきたところでお父様が私の頭を撫でて言った。
「着替えが終わったら、私の執務室で少しこれからの話をしよう」
「はい、お父様」
と、お父様と約束をして私は部屋に戻り、エルーサに着替えさせて貰い、少しだけ休憩をしてお父様の執務室へ向かった。
因みにハーブスト公爵邸には執務室が複数あり、基本的にお父様が使う執務室。お母様が使う執務室。お父様、お母様が共用で使う執務室があり、他にも様々な場面で使用する執務室が分けられているらしい。アイザックお兄様用の執務室も用意されているらしいけど、現在は領地運営を任されているので王都の公爵邸にある部屋は当分使われる事は無いと思われる。頑張れ、お兄様。
そして、廊下を進み、お父様の執務室の前に来る。扉の前には公爵家の騎士団にも所属している護衛が二人、扉を守っている。そして、私の姿を確認すると騎士の敬礼を行い、扉を三回叩く。
その返答が扉を二回叩く音で返ってくる。すると、騎士はさらに三度、扉を叩くと、扉が開けられる。セキュリティーの為に彼らは扉を叩く回数と叩く調子によって暗号を設けているらしく、このやり取りは何度見ても面白いのだが、非効率だと思ってしまう。因みにセキュリティー用の個人認識をする魔道具自体は結構前に作ったのだけど、我が家でまだ一部の場所にしか取り入れられていない。
理由は複数登録が必要だったり、登録し直しだったりを考えると、あまりにも単純な術式構築だと簡単に解除される可能性を見つけてしまったからで、ここらの魔術回路はまだ研究中なのだ。
「お待たせしました、お父様」
「ああ、エステリア。待っていたよ、そこにお掛け」
「はい」
私はお父様に促されてソファに腰掛ける。テーブルを挟んでお父様も席に着き、小さく「さて」と、呟いた。
「エステリアはどうありたいと願っているか、聞かせて貰ってもいいかな?」
「はい?」
私は思わず、素っ頓狂な声を出してしまう。もっと核心的な話をするのかと思ったのだけど、私がどうありたい――か? とりあえず、断罪回避です。とは答えれない。けれど、ひとつ思っている事はある。
「私の願いは美味しい食べ物と気の良い仲間と魔術の研究が出来る環境です。あ、家族みんなで幸せに暮らせれれば、いう事はありません」
これは本心だけど、結構難しい事も分かっている。お父様は優しく微笑む。
「私もそうだ。家族皆の幸せを願わぬ日は無い。アイザック、ディラン、エステリアと三人は私の宝物だ。当然、公爵という大きな重しを持っているから、出来る事と出来ない事は普通の余人と比べて違うという事も分かっている。だからこそ、キチンとエステリアの気持ちを聞いておきたかったんだ」
聞いたうえで、絶対無理って言われたらショックで倒れる人もいるんじゃないですか? そんな事を思いつつ私は小さく頷いた。
「そんなお優しいお父様だからこそ、お母様は王族を捨ててまで選んだのですね」
「うーん、そこはどうなんだろうね。ほら、そもそも公爵家は王家のスペアでもあるわけで……まぁ、そういうのを抜きにしても彼女が私を選んでくれて、本当に嬉しかったよ。エステリアにもそういう相手と結婚して欲しかった……と、私は婚約については反対の立場を貫いたのだけどね」
「お父様は最後まで反対していたのですね」
そう言うと、お父様は優しいお顔で「当たり前だ」と身を乗り出して勢いよく言った。いつものクールな雰囲気のお父様からすると随分と柔らかい感じに私は思わず笑ってしまう。
「本当にすまないな、エステリアに面倒な事を押し付けてしまった形になって」
「いいえ、お父様。契約の事はご理解していると思います。私、絶対に条件達成をすると以前にも言いましたよね?」
「まぁ、確かにそうだね。私も分かっているから色々と協力をしているわけだし」
そうだ、この計画はお父様、お母様含め多くの人達がいてこそ成り立つ者なのだ、私達、子供だけで達成する事は不可能だと、私は初めから考えている。まぁ、財力という点ではある程度、個人で賄える部分もあるけど、それはまた別の話だ。
「それにしても、首尾はどうだい?」
「グラファス侯爵家の兄妹を引き込めそうです。妹のルアーナは私の騎士になりたいと言っております。とりあえず、小学、高学の間は傍に置いておくのがいいかと思っています」
「なるほど、それは手配しよう――と、いうことは兄のマルコはクリフト殿下の側近にとでも言ったのかい?」
「はい、そちらもお父様に手配を頼みたいと思っております。ファルリオ君からも情報が上がってくるとは思っていますが、上手くいけばマルコ君から視点の違う情報が齎される可能性もあります」
「上手にやるんだよ。後、危険な時は第一に逃げる事、分かってるよね?」
同年代だと私より強い相手は存在しませんよ、お父様。ま、油断は禁物だとは思っていますが、現状だと対抗出来るのはアリエルくらいで、いい勝負した上で油断さえしなければウィンディ――な感じだよね。
「小学の間はまだ王都の屋敷から通うの貴族では一般的だから、出来るだけ状況を小学の間に整えるのが望ましい」
「はい、可能な限りは……」
確かに小学までに派閥的な均衡は作っておきたいけど、高学に入ると学園都市での寮生活が待っている。ま、これは貴族や有力商家、優秀な子供を一か所にまとめる事で人質という意味合いも強い。ただし、王家の子供も同じ場所で生活する事を考えると元々の仕組みも形骸化している部分もあるだろう。
「そう言えば、お父様。聞きたい事があるんですが」
「なんだい?」
お父様は私の瞳を興味深そうに見つめて微笑んだ。
家に着くとお父様とお母様が出迎えてくれて、よく頑張ったと褒めて貰った。気恥ずかしさはあったけれど、嬉しさが込み上げてきて思わず泣いてしまった。
しばらく、お母様に抱き付いてガン泣きしてしまったワケだけど、落ち着いてきたところでお父様が私の頭を撫でて言った。
「着替えが終わったら、私の執務室で少しこれからの話をしよう」
「はい、お父様」
と、お父様と約束をして私は部屋に戻り、エルーサに着替えさせて貰い、少しだけ休憩をしてお父様の執務室へ向かった。
因みにハーブスト公爵邸には執務室が複数あり、基本的にお父様が使う執務室。お母様が使う執務室。お父様、お母様が共用で使う執務室があり、他にも様々な場面で使用する執務室が分けられているらしい。アイザックお兄様用の執務室も用意されているらしいけど、現在は領地運営を任されているので王都の公爵邸にある部屋は当分使われる事は無いと思われる。頑張れ、お兄様。
そして、廊下を進み、お父様の執務室の前に来る。扉の前には公爵家の騎士団にも所属している護衛が二人、扉を守っている。そして、私の姿を確認すると騎士の敬礼を行い、扉を三回叩く。
その返答が扉を二回叩く音で返ってくる。すると、騎士はさらに三度、扉を叩くと、扉が開けられる。セキュリティーの為に彼らは扉を叩く回数と叩く調子によって暗号を設けているらしく、このやり取りは何度見ても面白いのだが、非効率だと思ってしまう。因みにセキュリティー用の個人認識をする魔道具自体は結構前に作ったのだけど、我が家でまだ一部の場所にしか取り入れられていない。
理由は複数登録が必要だったり、登録し直しだったりを考えると、あまりにも単純な術式構築だと簡単に解除される可能性を見つけてしまったからで、ここらの魔術回路はまだ研究中なのだ。
「お待たせしました、お父様」
「ああ、エステリア。待っていたよ、そこにお掛け」
「はい」
私はお父様に促されてソファに腰掛ける。テーブルを挟んでお父様も席に着き、小さく「さて」と、呟いた。
「エステリアはどうありたいと願っているか、聞かせて貰ってもいいかな?」
「はい?」
私は思わず、素っ頓狂な声を出してしまう。もっと核心的な話をするのかと思ったのだけど、私がどうありたい――か? とりあえず、断罪回避です。とは答えれない。けれど、ひとつ思っている事はある。
「私の願いは美味しい食べ物と気の良い仲間と魔術の研究が出来る環境です。あ、家族みんなで幸せに暮らせれれば、いう事はありません」
これは本心だけど、結構難しい事も分かっている。お父様は優しく微笑む。
「私もそうだ。家族皆の幸せを願わぬ日は無い。アイザック、ディラン、エステリアと三人は私の宝物だ。当然、公爵という大きな重しを持っているから、出来る事と出来ない事は普通の余人と比べて違うという事も分かっている。だからこそ、キチンとエステリアの気持ちを聞いておきたかったんだ」
聞いたうえで、絶対無理って言われたらショックで倒れる人もいるんじゃないですか? そんな事を思いつつ私は小さく頷いた。
「そんなお優しいお父様だからこそ、お母様は王族を捨ててまで選んだのですね」
「うーん、そこはどうなんだろうね。ほら、そもそも公爵家は王家のスペアでもあるわけで……まぁ、そういうのを抜きにしても彼女が私を選んでくれて、本当に嬉しかったよ。エステリアにもそういう相手と結婚して欲しかった……と、私は婚約については反対の立場を貫いたのだけどね」
「お父様は最後まで反対していたのですね」
そう言うと、お父様は優しいお顔で「当たり前だ」と身を乗り出して勢いよく言った。いつものクールな雰囲気のお父様からすると随分と柔らかい感じに私は思わず笑ってしまう。
「本当にすまないな、エステリアに面倒な事を押し付けてしまった形になって」
「いいえ、お父様。契約の事はご理解していると思います。私、絶対に条件達成をすると以前にも言いましたよね?」
「まぁ、確かにそうだね。私も分かっているから色々と協力をしているわけだし」
そうだ、この計画はお父様、お母様含め多くの人達がいてこそ成り立つ者なのだ、私達、子供だけで達成する事は不可能だと、私は初めから考えている。まぁ、財力という点ではある程度、個人で賄える部分もあるけど、それはまた別の話だ。
「それにしても、首尾はどうだい?」
「グラファス侯爵家の兄妹を引き込めそうです。妹のルアーナは私の騎士になりたいと言っております。とりあえず、小学、高学の間は傍に置いておくのがいいかと思っています」
「なるほど、それは手配しよう――と、いうことは兄のマルコはクリフト殿下の側近にとでも言ったのかい?」
「はい、そちらもお父様に手配を頼みたいと思っております。ファルリオ君からも情報が上がってくるとは思っていますが、上手くいけばマルコ君から視点の違う情報が齎される可能性もあります」
「上手にやるんだよ。後、危険な時は第一に逃げる事、分かってるよね?」
同年代だと私より強い相手は存在しませんよ、お父様。ま、油断は禁物だとは思っていますが、現状だと対抗出来るのはアリエルくらいで、いい勝負した上で油断さえしなければウィンディ――な感じだよね。
「小学の間はまだ王都の屋敷から通うの貴族では一般的だから、出来るだけ状況を小学の間に整えるのが望ましい」
「はい、可能な限りは……」
確かに小学までに派閥的な均衡は作っておきたいけど、高学に入ると学園都市での寮生活が待っている。ま、これは貴族や有力商家、優秀な子供を一か所にまとめる事で人質という意味合いも強い。ただし、王家の子供も同じ場所で生活する事を考えると元々の仕組みも形骸化している部分もあるだろう。
「そう言えば、お父様。聞きたい事があるんですが」
「なんだい?」
お父様は私の瞳を興味深そうに見つめて微笑んだ。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
『悪役』のイメージが違うことで起きた悲しい事故
ラララキヲ
ファンタジー
ある男爵が手を出していたメイドが密かに娘を産んでいた。それを知った男爵は平民として生きていた娘を探し出して養子とした。
娘の名前はルーニー。
とても可愛い外見をしていた。
彼女は人を惹き付ける特別な外見をしていたが、特別なのはそれだけではなかった。
彼女は前世の記憶を持っていたのだ。
そして彼女はこの世界が前世で遊んだ乙女ゲームが舞台なのだと気付く。
格好良い攻略対象たちに意地悪な悪役令嬢。
しかしその悪役令嬢がどうもおかしい。何もしてこないどころか性格さえも設定と違うようだ。
乙女ゲームのヒロインであるルーニーは腹を立てた。
“悪役令嬢が悪役をちゃんとしないからゲームのストーリーが進まないじゃない!”と。
怒ったルーニーは悪役令嬢を責める。
そして物語は動き出した…………──
※!!※細かい描写などはありませんが女性が酷い目に遭った展開となるので嫌な方はお気をつけ下さい。
※!!※『子供が絵本のシンデレラ読んでと頼んだらヤバイ方のシンデレラを読まれた』みたいな話です。
◇テンプレ乙女ゲームの世界。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げる予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます
水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか?
私は、逃げます!
えっ?途中退場はなし?
無理です!私には務まりません!
悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。
一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる