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本当にあった不思議な話 海外編
新居の謎
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さて、今日も本当にあった不思議な話し、海外編を始めさせて頂きます。
不思議な存在を感じた築200年のコテージを離れ、私達夫婦はイギリスでは珍しい新築のテラスハウスへと越しました。
そこは現代に建築されただけあり、
太陽光も以前よりも入り、陰気臭さや
湿っぽさを微塵にも感じさせない、
快適な物件でした。
私達夫婦はそこで息子を授かり、幸せな
日々を過ごしていました。
しかし、息子が3歳になった頃からまた
始まったのです。
見えない存在の侵略が。。。
あの日をきっかけに、物凄いエネルギーを
持った何物かが私達家族を襲い出したのです。
あの日、、
それは朝日が差し込む穏やかな日曜日の朝でした。
1階には夫と息子が、
私は2階で着替えようとクローゼットを開けた時でした。
「うぎゃー、え~ん、え~ん」
息子のけたたましく泣き叫ぶ声が下から聞こえてきたのでした。
慌てて一階に降りて、声のする方に行ってみると、息子が作りたての熱いコーヒーを
身体中に浴びて泣き叫んでいたのです。
「パパはどこ?」
息子は庭を指差しながら痛い痛いと繰り返して泣き叫んでいました。
慌てふためいていると、庭掃除をしていた夫がキッチンに入ってきました。
夫はすぐに火傷の処置をとまずは冷水を息子の身体にかけました。
しかし、火傷は酷く胸部に至ってはすでに皮が剥けて直ぐに処置が必要とされる状態でした。
私は直ぐに救急車を呼び、息子は医療機関で処置を受けることになりました。
そして、処置後に医師と私達は事故の経緯について話すことになり、それがいささか不可解な内容だったのです。
「熱い飲み物は危険です。今後子供の近くに置いて1人にしないように」
医師は監督府行きだと我々を咎めました。
しかし夫は狐にでもつままれたかのような表情を浮かべてこう言ったのです。
「分かっています。言い訳では無いのですが、子供が絶対に届かない高い場所に置いておきました。もしかしたらこの子にもあそこにコーヒーがあるなど見えないくらい高くて安全な場所です。」
その時落ち着きを取り戻した息子が以外な事を言ったのでした。
「触ってないよ」
「え?」
「僕触ってないよ。」
医師は首を振って苦笑いをしながら言った。
「大丈夫だよ、お父さんが逮捕されるとかではないから嘘つかなくても」
息子は瞬き一つせずこう言ったのでした。
「飛んできたんだよ」
医師は咳払いをして笑いを堪えている様でした。
しかし私はこの言葉を聞いて腑に落ちたのです。
なぜならいつもコーヒーを置くその高い場所に息子は絶対に手が届かないからです。
そしてまた始まったと背筋が凍る思いと共に息子だけは巻き込んで欲しくないと切望した事を記憶しています。
しかしこの日を境に見えない存在は再び暴れ出しました。
今回はポルターガイストという見えない力を使って。
この家で起こった数々の更なる不可解な出来事については次回にお話しさせて頂きます。
不思議な存在を感じた築200年のコテージを離れ、私達夫婦はイギリスでは珍しい新築のテラスハウスへと越しました。
そこは現代に建築されただけあり、
太陽光も以前よりも入り、陰気臭さや
湿っぽさを微塵にも感じさせない、
快適な物件でした。
私達夫婦はそこで息子を授かり、幸せな
日々を過ごしていました。
しかし、息子が3歳になった頃からまた
始まったのです。
見えない存在の侵略が。。。
あの日をきっかけに、物凄いエネルギーを
持った何物かが私達家族を襲い出したのです。
あの日、、
それは朝日が差し込む穏やかな日曜日の朝でした。
1階には夫と息子が、
私は2階で着替えようとクローゼットを開けた時でした。
「うぎゃー、え~ん、え~ん」
息子のけたたましく泣き叫ぶ声が下から聞こえてきたのでした。
慌てて一階に降りて、声のする方に行ってみると、息子が作りたての熱いコーヒーを
身体中に浴びて泣き叫んでいたのです。
「パパはどこ?」
息子は庭を指差しながら痛い痛いと繰り返して泣き叫んでいました。
慌てふためいていると、庭掃除をしていた夫がキッチンに入ってきました。
夫はすぐに火傷の処置をとまずは冷水を息子の身体にかけました。
しかし、火傷は酷く胸部に至ってはすでに皮が剥けて直ぐに処置が必要とされる状態でした。
私は直ぐに救急車を呼び、息子は医療機関で処置を受けることになりました。
そして、処置後に医師と私達は事故の経緯について話すことになり、それがいささか不可解な内容だったのです。
「熱い飲み物は危険です。今後子供の近くに置いて1人にしないように」
医師は監督府行きだと我々を咎めました。
しかし夫は狐にでもつままれたかのような表情を浮かべてこう言ったのです。
「分かっています。言い訳では無いのですが、子供が絶対に届かない高い場所に置いておきました。もしかしたらこの子にもあそこにコーヒーがあるなど見えないくらい高くて安全な場所です。」
その時落ち着きを取り戻した息子が以外な事を言ったのでした。
「触ってないよ」
「え?」
「僕触ってないよ。」
医師は首を振って苦笑いをしながら言った。
「大丈夫だよ、お父さんが逮捕されるとかではないから嘘つかなくても」
息子は瞬き一つせずこう言ったのでした。
「飛んできたんだよ」
医師は咳払いをして笑いを堪えている様でした。
しかし私はこの言葉を聞いて腑に落ちたのです。
なぜならいつもコーヒーを置くその高い場所に息子は絶対に手が届かないからです。
そしてまた始まったと背筋が凍る思いと共に息子だけは巻き込んで欲しくないと切望した事を記憶しています。
しかしこの日を境に見えない存在は再び暴れ出しました。
今回はポルターガイストという見えない力を使って。
この家で起こった数々の更なる不可解な出来事については次回にお話しさせて頂きます。
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