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◆無心になりました
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マサオの挨拶が終わった後は、カーティスさんが自身を含め教員の紹介をして式はなんとか終わった。
「では、明日から宜しくお願いします」
「「「お願いします!」」」
カーティスさんの挨拶を最後に式は終了し俺もマサオと帰ろうとするが、襟を掴まれグエッとなる。
「もう、誰なの? って、デューク様……どうかしましたか?」
「お前、なんでなんの説明もなしに帰ろうとしているんだよ」
「え? どういうことですか?」
「そのどういうことなのか、それを説明して欲しいんだよ」
「え~」
デューク様に襟首を掴まれたままガンツさん達に助けを求めるが、俺と目を合わせようともせずにそそくさと壇上から姿を消す。
「まずは、話せる場所に移動しようじゃないか」
「……はい。分かりました」
そう言ってデューク様に連れてこられたのは校長室だった。ガンボさんは「なんでここに来るんだ」とでも言いたげに見ていたが、俺に言わないで欲しい。
「さあ、話してもらおうか」
ソファに座ったデューク様は向かいに座る俺を見て、そう切り出す。そして、その横には何か面白い話が聞けるかもと期待している王太子が座っていた。
「いきなり話せと言われても何を話せばいいんですか?」
「ハァ? そうか。お前は自分が何をしたのか分かっていないんだな」
「俺、何かしましたか?」
「ハァ~ガンボよ。お前は何も感じないのか?」
デューク様は俺の回答に嘆息すると今度は自分の椅子に座っているガンボさんに話しかける。
「すみませんが、ワシにも質問の意図が分かりません」
「ハァ~お前もかよ。ガンツ、お前は分かるよな?」
「ワシ? いや、サッパリだな」
「マジかよ!」
「ぷはは!」
ガンボさんとガンツさんの対応にデューク様は呆れ、王太子は笑いを堪えきれなかったみたいで笑い出す。
「王太子殿下……殿下は何が大事なのか分かって頂けると思っていましたが?」
「ああ、悪いな。デュークよ。しかし、此奴らはそのナニが分かっていないようだぞ」
「そうなんですよ。それが一番大事だってのに……ハァ~」
「ケイン様。旦那様が気にしているのは……」
デューク様達が気にしていることが全く分からず困惑しているとデューク様は嘆息を繰り返すばかりで、それを見たセバス様が横から助け船を出す形で俺に説明してくれた。
まずはあれだけの制服をどうしたのか?
あの通学カバンとはなんだ?
新入生全員に持たせている道具箱とはなんだ?
そもそもあの筆記具はなんなんだ?
そして紙箱に入っていたあの菓子はなんだ?
「あ~そのことですか」
セバス様が説明してくれたのでデューク様が気にしていたことが分かった。では一つずつ説明しましょうと姿勢を正す。
「まずは制服とカバンですね」
「ああ、そうだ。普通なら服を誂えるのは平民には大変なことだ。それをアレだけの数を一体どうやって用意したと言うんだ?」
「前にも説明したと思いますが……」
デューク様には前にも既製品の概念を説明したと思ったが、もう一度説明する。個々人の体型ではなく一般的なサイズを段階的に用意すること。縫製は裁断機を使って部位毎に裁断し、後はミシンを使って縫製していることを説明する。
デューク様は思い出したのか、「あ!」と反応し、王太子は「なるほど」と感心していた。
「服とカバンについては分かった。ならば、あの道具箱はなんだ?」
「あ~コレですね」
俺はインベントリから道具箱を取り出すと、蓋を開けて一つずつ説明する。
「まずは時計の模型、それにクレヨン、色鉛筆、のり、ハサミ、セロテープ、折り紙……ですね」
「ハァ~」
「ほう」
俺が説明した後にデューク様は溜め息を吐き、王太子は感心している様子だ。そしてデューク様がゆっくりと話し出す。
「時計の模型は分かる。これで時間の見方を教えようってことなんだろう」
「ええ、その通りです」
「だが、このクレヨンに色鉛筆ってのはなんだ! 俺は聞いてないぞ!」
「え? そうなんですか? そうなのガンツさん?」
「ん? ワシに聞かれても困るが、あっても困る物じゃないだろ。それに子供だけじゃなくアンジェもそのクレヨンを気に入っていたぞ。保育所の子供達とお絵かきや、自分でも何かをデザインしたりするのに使っていたな」
「……ってことですけど。何が問題なんですか?」
「何がってお前な! 全部だよ、全部!」
「え? ガンツさん、どういうこと?」
「さあな」
「お前ら……」
「ぷっ……クハハ」
道具箱の中身が問題だとデューク様に言われ、困ってガンツさんに助けを求めるもデューク様の期待する答えではなかったらしく呆れた様子で俺達を見ているデューク様がおかしかったのか王太子はここでもツボにはまったらしく笑い声が漏れ出す。
「殿下……笑い事じゃないんですよ」
「いや、悪い。でも、そんなに悪いことではないだろう」
「それはそうなんですが……まあいい、これを問題だとして回収したら暴動になりそうだからな。だが、これから新しい物を出す時には俺への報告だけはするように! いいな!」
「はい」
「セバス、頼むぞ」
「分かりました。なるべくケイン様の邪魔にならない範囲でお手伝いさせて頂きます」
「いやいやいや、セバスよ。まだお前の主は俺だからな」
「……そうでしたね」
「ったくお前は。ケイン、そういうことだ。頼むぞ」
「ええ。で、次は筆記具でしたね」
「それはもういい。さっきので十分だ」
「そうですか」
新入生に配った筆記具の鉛筆と鉛筆削り、ノートに付いて説明しようとしたら、それはいいとデューク様に断られたが王太子は鉛筆と鉛筆削りを手に取り不思議そうにしていると、セバス様に手解きを受け、楽しそうに鉛筆を削り出す。
「でだ、あの……箱の中のお菓子だが」
『シャリシャリシャリ……』
「ああ、紅白饅頭ですね」
『シャリシャリシャリ……』
俺はインベントリから箱に入った紅白饅頭を取り出すと蓋を開けてテーブルの上に出す。
『シャリシャリシャリ……』
「殿下……もう、そのくらいでよろしいかと……」
「え? あ! ごめん、聞いてなかった。何?」
「……いえ、そのもう十分な程、削れているのではと」
「あ! あ~やっちゃったか。すまない」
王太子は鉛筆を削る感触が楽しかったのか、テーブルの上には鉛筆の削りカスが小さな山になり、持っていた鉛筆は三割が削られていた。
「では、明日から宜しくお願いします」
「「「お願いします!」」」
カーティスさんの挨拶を最後に式は終了し俺もマサオと帰ろうとするが、襟を掴まれグエッとなる。
「もう、誰なの? って、デューク様……どうかしましたか?」
「お前、なんでなんの説明もなしに帰ろうとしているんだよ」
「え? どういうことですか?」
「そのどういうことなのか、それを説明して欲しいんだよ」
「え~」
デューク様に襟首を掴まれたままガンツさん達に助けを求めるが、俺と目を合わせようともせずにそそくさと壇上から姿を消す。
「まずは、話せる場所に移動しようじゃないか」
「……はい。分かりました」
そう言ってデューク様に連れてこられたのは校長室だった。ガンボさんは「なんでここに来るんだ」とでも言いたげに見ていたが、俺に言わないで欲しい。
「さあ、話してもらおうか」
ソファに座ったデューク様は向かいに座る俺を見て、そう切り出す。そして、その横には何か面白い話が聞けるかもと期待している王太子が座っていた。
「いきなり話せと言われても何を話せばいいんですか?」
「ハァ? そうか。お前は自分が何をしたのか分かっていないんだな」
「俺、何かしましたか?」
「ハァ~ガンボよ。お前は何も感じないのか?」
デューク様は俺の回答に嘆息すると今度は自分の椅子に座っているガンボさんに話しかける。
「すみませんが、ワシにも質問の意図が分かりません」
「ハァ~お前もかよ。ガンツ、お前は分かるよな?」
「ワシ? いや、サッパリだな」
「マジかよ!」
「ぷはは!」
ガンボさんとガンツさんの対応にデューク様は呆れ、王太子は笑いを堪えきれなかったみたいで笑い出す。
「王太子殿下……殿下は何が大事なのか分かって頂けると思っていましたが?」
「ああ、悪いな。デュークよ。しかし、此奴らはそのナニが分かっていないようだぞ」
「そうなんですよ。それが一番大事だってのに……ハァ~」
「ケイン様。旦那様が気にしているのは……」
デューク様達が気にしていることが全く分からず困惑しているとデューク様は嘆息を繰り返すばかりで、それを見たセバス様が横から助け船を出す形で俺に説明してくれた。
まずはあれだけの制服をどうしたのか?
あの通学カバンとはなんだ?
新入生全員に持たせている道具箱とはなんだ?
そもそもあの筆記具はなんなんだ?
そして紙箱に入っていたあの菓子はなんだ?
「あ~そのことですか」
セバス様が説明してくれたのでデューク様が気にしていたことが分かった。では一つずつ説明しましょうと姿勢を正す。
「まずは制服とカバンですね」
「ああ、そうだ。普通なら服を誂えるのは平民には大変なことだ。それをアレだけの数を一体どうやって用意したと言うんだ?」
「前にも説明したと思いますが……」
デューク様には前にも既製品の概念を説明したと思ったが、もう一度説明する。個々人の体型ではなく一般的なサイズを段階的に用意すること。縫製は裁断機を使って部位毎に裁断し、後はミシンを使って縫製していることを説明する。
デューク様は思い出したのか、「あ!」と反応し、王太子は「なるほど」と感心していた。
「服とカバンについては分かった。ならば、あの道具箱はなんだ?」
「あ~コレですね」
俺はインベントリから道具箱を取り出すと、蓋を開けて一つずつ説明する。
「まずは時計の模型、それにクレヨン、色鉛筆、のり、ハサミ、セロテープ、折り紙……ですね」
「ハァ~」
「ほう」
俺が説明した後にデューク様は溜め息を吐き、王太子は感心している様子だ。そしてデューク様がゆっくりと話し出す。
「時計の模型は分かる。これで時間の見方を教えようってことなんだろう」
「ええ、その通りです」
「だが、このクレヨンに色鉛筆ってのはなんだ! 俺は聞いてないぞ!」
「え? そうなんですか? そうなのガンツさん?」
「ん? ワシに聞かれても困るが、あっても困る物じゃないだろ。それに子供だけじゃなくアンジェもそのクレヨンを気に入っていたぞ。保育所の子供達とお絵かきや、自分でも何かをデザインしたりするのに使っていたな」
「……ってことですけど。何が問題なんですか?」
「何がってお前な! 全部だよ、全部!」
「え? ガンツさん、どういうこと?」
「さあな」
「お前ら……」
「ぷっ……クハハ」
道具箱の中身が問題だとデューク様に言われ、困ってガンツさんに助けを求めるもデューク様の期待する答えではなかったらしく呆れた様子で俺達を見ているデューク様がおかしかったのか王太子はここでもツボにはまったらしく笑い声が漏れ出す。
「殿下……笑い事じゃないんですよ」
「いや、悪い。でも、そんなに悪いことではないだろう」
「それはそうなんですが……まあいい、これを問題だとして回収したら暴動になりそうだからな。だが、これから新しい物を出す時には俺への報告だけはするように! いいな!」
「はい」
「セバス、頼むぞ」
「分かりました。なるべくケイン様の邪魔にならない範囲でお手伝いさせて頂きます」
「いやいやいや、セバスよ。まだお前の主は俺だからな」
「……そうでしたね」
「ったくお前は。ケイン、そういうことだ。頼むぞ」
「ええ。で、次は筆記具でしたね」
「それはもういい。さっきので十分だ」
「そうですか」
新入生に配った筆記具の鉛筆と鉛筆削り、ノートに付いて説明しようとしたら、それはいいとデューク様に断られたが王太子は鉛筆と鉛筆削りを手に取り不思議そうにしていると、セバス様に手解きを受け、楽しそうに鉛筆を削り出す。
「でだ、あの……箱の中のお菓子だが」
『シャリシャリシャリ……』
「ああ、紅白饅頭ですね」
『シャリシャリシャリ……』
俺はインベントリから箱に入った紅白饅頭を取り出すと蓋を開けてテーブルの上に出す。
『シャリシャリシャリ……』
「殿下……もう、そのくらいでよろしいかと……」
「え? あ! ごめん、聞いてなかった。何?」
「……いえ、そのもう十分な程、削れているのではと」
「あ! あ~やっちゃったか。すまない」
王太子は鉛筆を削る感触が楽しかったのか、テーブルの上には鉛筆の削りカスが小さな山になり、持っていた鉛筆は三割が削られていた。
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