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◆緊張しました
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「え~オズワルド王太子様からの祝辞でした。皆様、もう一度盛大なる拍手をお願いします」
カーティスさんが言い終わる前にもう一度体育館が割れんばかりの拍手が巻き起こる。
こんな場所に出なきゃ行けないのかと、少しだけ陰鬱な気持ちになりながらマイクに近付こうとすると、ガンボさんが俺を制してカーティスさんのマイクを取り上げ話し出す。
「皆、済まないが少しだけ話を聞いて欲しい」
「「「ん?」」」
ガンボさんがそう切り出したところで拍手はピタリと止み、ガンボさんの行動に注目する。
「うん、話を聞いてくれるんだな。ならば、少しだけ俺の話を聞いて欲しい」
ガンボさんが話し出すとカーティスさんは「予定が押しているのに……」とぼやくが、肝心のマイクはガンボさんが手に持っているのでカーティスさんはガンボさんが話し終わるのをジッと待つしかない。
「ワシやガンツ達が挨拶をしたが、肝心の奴がまだ話していないんだ。だから、まずは此奴の話を聞いてはくれないか。と、言う訳で本当の意味でのこの学校の創設者であるケインから挨拶をしてもらう。ケインについては細かい説明はしない。しないが、ドワーフタウンの主要設備を作った奴だと言えば……それだけで十分だろう。では、ケインよ」
ガンボさんは俺を中央のマイクの前に立たせると、ガンボさん自身は一歩引きカーティスさんにマイクを返す。
話をしろと言われても何を話せばいいのかとマイクの前で頭を真っ白にしていると、前の方から「ケインお兄ちゃんだ!」と声がするので、見てみるとマールが座って俺に向けて手を振っているので、俺も軽く手を振り返す。すると今度は別の方から「ケイン!」と声がするので、その方向に目を向けるとヨサックさんが手を振っていた。
その声で少し落ち着き周りを見ることが出来た。そうすると皆の顔が俺に集中していることが分かるが、今までこういう場面がなかった訳ではない。そう思うと段々と緊張が解けていく。
「え~ケインです。知っている人はこんにちは。知らない人は初めまして」
「「「こんにちは~」」」
マールを中心に大きい声で答えてくれたのは保育所から入学する子達だった。すると、それに続いて「初めまして!」という声も返される。多分、これは領都からの通学組だろう。
「ありがとうございます。ここにいる方々はもう既にこのドワーフタウンの交通網や建物などを見てもらったことと思います。どうでしたか?」
「「「凄かった!」」」
「「「楽しかった!」」」
「「「大きかった!」」」
子供達を中心に色々な感想が飛んで来た。
「ありがとう。ガンツさんやガンボさん達と一緒にこの街、ドワーフタウンを住みやすい街にしようと頑張ったら、ここまで大きくなりました。そうして、働いてくれる人も増えたけど反対に困る人も増えたんです」
「「「え~どうして?」」」
俺の言葉に子供達が素直に反応する。
「働く場所はあるけど人が少ないから、色んな人に声を掛けるけど『子供がいるから難しい』と言われるのが多かった。だから、まずは小さい子供を預かってくれる保育所を作りました」
「おう、アレは助かったぞ」
「うん、そうよね」
「お友達もたくさん出来たしね」
保育所を作ったことで知らない内にいろんな人に感謝してもらえていたようで嬉しくなる。
「でも、文字や計算を教えてくれる人や場所がないことが残念でした。幸いなことに俺は商人である親から習うことが出来ました。他の子供達も同じ様に親から習うしかないということを知り、なんとかしたいと思いました。そして、ガンツさん達と相談してないのなら作ってしまおうとなり、この学校を作りました! これから、ここでたくさんのことを学び、たくさんの友達を作り、たくさんの思い出を作ることと思います。これから始まる学校でのいろんなことを楽しんで下さい!」
そこまで話したところでマイクの前から一歩引き軽くお辞儀をするとワッと拍手が巻き起こる。ウワッと思っているとガンボさん、ガンツさんがこちらを向き親指を立て、下手なウィンクをしていた。デューク様は軽くこめかみを押さえ、王太子は腕を組み何かを考えているようだ。そして、マサオは次は自分の番だなと少し興奮気味だ。
カーティスさんは俺が元の位置に戻るとマイクを持ち直し式を進行しようとするが、ここでまたガンボさんがカーティスさんからマイクを奪う。
「また……今度はなんですか?」
「まあ、そう言うな。すぐに済むから。マサオ!」
『おう!』
ガンボさんに呼ばれたマサオがマイクの前に立つ。マイクの高さはちょうどマサオの口の高さの位置だ。まあ、座った状態でも俺とそう大して変わりはない。そして、マサオは先程の興奮状態から一転、緊張気味だ。
「「「ワンワン!」」」
『あ……』
「「「あ?」」」
「え? 今、喋った?」
「ああ、確かに聞いたぞ」
「し! 黙ってろよ。聞こえないだろ」
マサオの第一声に一部の人達に緊張が走る。まあ、ドワーフタウンの人達には今更なんだろうけど、他の街から来た人達は驚くだろうな。
『俺の名前はマサオだ。訳あってケインと一緒に暮らしている。そして、おれはワンワン……犬じゃねえ! 狼だ! いや、フェ……グエ』
「はい、そこまで」
マサオが余計なことまで話そうとしたので慌てて口を抑えると、マサオは俺のことをジト目で「邪魔するんじゃない!」とばかりに訴えてくるが、言わせる訳にはいかない。なのでマサオの耳元で小声で話す。
「マサオの正体がばれたら剥製だからね」
『……剥製』
「分かったら、挨拶はここまでにしようか。ね?」
『……ああ、分かった』
マサオを納得させ、マイクの前から遠ざける。
「今、『フェ』って言ったよな?」
「そう言われれば……」
「まさか、フェンリルって言おうとしたのか?」
「いやいやいや、それこそまさかだろ。もし、いたとしたら今頃は剥製だろうさ」
「それもそうだな、それにフェンリルって確か神獣とか高貴な感じだもんな」
「そうそう、あのマサオがそれだなんて悪い冗談だよ」
「そりゃそうだ。ガハハ」
「でもよ。あれだけ話せるんだぞ。もしかしたらってのもあるんじゃねえのか?」
「あ~お前知らないんだな。あのなアンジェさんが飼っている子犬も喋るんだぞ」
「え? マジか!」
「ああ、マジだ。今度、暇な時にでも山の麓の方を見学してみなよ。喋る犬が見張っているんだからよ」
マサオの発言に興味を持った保護者の人達の会話が少しだけ聞こえてきて『マサオに限ってそれはない』ってことに落ち着いたみたいだが、この街では『犬が話すのは当たり前』らしい。
カーティスさんが言い終わる前にもう一度体育館が割れんばかりの拍手が巻き起こる。
こんな場所に出なきゃ行けないのかと、少しだけ陰鬱な気持ちになりながらマイクに近付こうとすると、ガンボさんが俺を制してカーティスさんのマイクを取り上げ話し出す。
「皆、済まないが少しだけ話を聞いて欲しい」
「「「ん?」」」
ガンボさんがそう切り出したところで拍手はピタリと止み、ガンボさんの行動に注目する。
「うん、話を聞いてくれるんだな。ならば、少しだけ俺の話を聞いて欲しい」
ガンボさんが話し出すとカーティスさんは「予定が押しているのに……」とぼやくが、肝心のマイクはガンボさんが手に持っているのでカーティスさんはガンボさんが話し終わるのをジッと待つしかない。
「ワシやガンツ達が挨拶をしたが、肝心の奴がまだ話していないんだ。だから、まずは此奴の話を聞いてはくれないか。と、言う訳で本当の意味でのこの学校の創設者であるケインから挨拶をしてもらう。ケインについては細かい説明はしない。しないが、ドワーフタウンの主要設備を作った奴だと言えば……それだけで十分だろう。では、ケインよ」
ガンボさんは俺を中央のマイクの前に立たせると、ガンボさん自身は一歩引きカーティスさんにマイクを返す。
話をしろと言われても何を話せばいいのかとマイクの前で頭を真っ白にしていると、前の方から「ケインお兄ちゃんだ!」と声がするので、見てみるとマールが座って俺に向けて手を振っているので、俺も軽く手を振り返す。すると今度は別の方から「ケイン!」と声がするので、その方向に目を向けるとヨサックさんが手を振っていた。
その声で少し落ち着き周りを見ることが出来た。そうすると皆の顔が俺に集中していることが分かるが、今までこういう場面がなかった訳ではない。そう思うと段々と緊張が解けていく。
「え~ケインです。知っている人はこんにちは。知らない人は初めまして」
「「「こんにちは~」」」
マールを中心に大きい声で答えてくれたのは保育所から入学する子達だった。すると、それに続いて「初めまして!」という声も返される。多分、これは領都からの通学組だろう。
「ありがとうございます。ここにいる方々はもう既にこのドワーフタウンの交通網や建物などを見てもらったことと思います。どうでしたか?」
「「「凄かった!」」」
「「「楽しかった!」」」
「「「大きかった!」」」
子供達を中心に色々な感想が飛んで来た。
「ありがとう。ガンツさんやガンボさん達と一緒にこの街、ドワーフタウンを住みやすい街にしようと頑張ったら、ここまで大きくなりました。そうして、働いてくれる人も増えたけど反対に困る人も増えたんです」
「「「え~どうして?」」」
俺の言葉に子供達が素直に反応する。
「働く場所はあるけど人が少ないから、色んな人に声を掛けるけど『子供がいるから難しい』と言われるのが多かった。だから、まずは小さい子供を預かってくれる保育所を作りました」
「おう、アレは助かったぞ」
「うん、そうよね」
「お友達もたくさん出来たしね」
保育所を作ったことで知らない内にいろんな人に感謝してもらえていたようで嬉しくなる。
「でも、文字や計算を教えてくれる人や場所がないことが残念でした。幸いなことに俺は商人である親から習うことが出来ました。他の子供達も同じ様に親から習うしかないということを知り、なんとかしたいと思いました。そして、ガンツさん達と相談してないのなら作ってしまおうとなり、この学校を作りました! これから、ここでたくさんのことを学び、たくさんの友達を作り、たくさんの思い出を作ることと思います。これから始まる学校でのいろんなことを楽しんで下さい!」
そこまで話したところでマイクの前から一歩引き軽くお辞儀をするとワッと拍手が巻き起こる。ウワッと思っているとガンボさん、ガンツさんがこちらを向き親指を立て、下手なウィンクをしていた。デューク様は軽くこめかみを押さえ、王太子は腕を組み何かを考えているようだ。そして、マサオは次は自分の番だなと少し興奮気味だ。
カーティスさんは俺が元の位置に戻るとマイクを持ち直し式を進行しようとするが、ここでまたガンボさんがカーティスさんからマイクを奪う。
「また……今度はなんですか?」
「まあ、そう言うな。すぐに済むから。マサオ!」
『おう!』
ガンボさんに呼ばれたマサオがマイクの前に立つ。マイクの高さはちょうどマサオの口の高さの位置だ。まあ、座った状態でも俺とそう大して変わりはない。そして、マサオは先程の興奮状態から一転、緊張気味だ。
「「「ワンワン!」」」
『あ……』
「「「あ?」」」
「え? 今、喋った?」
「ああ、確かに聞いたぞ」
「し! 黙ってろよ。聞こえないだろ」
マサオの第一声に一部の人達に緊張が走る。まあ、ドワーフタウンの人達には今更なんだろうけど、他の街から来た人達は驚くだろうな。
『俺の名前はマサオだ。訳あってケインと一緒に暮らしている。そして、おれはワンワン……犬じゃねえ! 狼だ! いや、フェ……グエ』
「はい、そこまで」
マサオが余計なことまで話そうとしたので慌てて口を抑えると、マサオは俺のことをジト目で「邪魔するんじゃない!」とばかりに訴えてくるが、言わせる訳にはいかない。なのでマサオの耳元で小声で話す。
「マサオの正体がばれたら剥製だからね」
『……剥製』
「分かったら、挨拶はここまでにしようか。ね?」
『……ああ、分かった』
マサオを納得させ、マイクの前から遠ざける。
「今、『フェ』って言ったよな?」
「そう言われれば……」
「まさか、フェンリルって言おうとしたのか?」
「いやいやいや、それこそまさかだろ。もし、いたとしたら今頃は剥製だろうさ」
「それもそうだな、それにフェンリルって確か神獣とか高貴な感じだもんな」
「そうそう、あのマサオがそれだなんて悪い冗談だよ」
「そりゃそうだ。ガハハ」
「でもよ。あれだけ話せるんだぞ。もしかしたらってのもあるんじゃねえのか?」
「あ~お前知らないんだな。あのなアンジェさんが飼っている子犬も喋るんだぞ」
「え? マジか!」
「ああ、マジだ。今度、暇な時にでも山の麓の方を見学してみなよ。喋る犬が見張っているんだからよ」
マサオの発言に興味を持った保護者の人達の会話が少しだけ聞こえてきて『マサオに限ってそれはない』ってことに落ち着いたみたいだが、この街では『犬が話すのは当たり前』らしい。
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