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2巻

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 2 計画しました


 セバス様の手配した馬車に揺られ、お屋敷に着く。
 会議室に案内されると、デューク様の他に初対面の人が数人着席していた。どうやらこの人達は、デューク様の部下らしい。
 俺とガンツさんとセバス様が座ると、デューク様が話を切りだす。

「ケイン、わざわざ来てもらってすまなかったな。前に遷都について提案してもらったが、どうもこいつらがな。車もバイクも想像がつかないと言って、話が前に進まないのだ」
「そうだったんですね。まぁ無理もないですね。では教習所まで行って、実際に車に乗ってもらうのが早そうですね。その後は路上教習コースを走りましょう」

 デューク様にそう言って、ガンツさんにお願いする。

「ガンツさん、そういうわけで頼める?」
「構わんよ。車なんて乗ってみないと分からんだろう。じゃあ行くか」

 俺とデューク様以外が席を立ち、ガンツさんとセバス様について会議室を出ていった。
 セバス様は別に教習所に行く必要ないと思うんだけど、車好きっていうか、スピード狂な一面があることが発覚したからな。
 車って聞いたら我慢できないんだろう。

「ケインよ、この時間を利用して聞きたいことがあるんだが」
「え、なんでしょう?」

 みんなが戻ってくるまでひまだな~と思っていたら、デューク様に尋ねられた。

「最近、ガンツとお前が乗りまわしている乗り物はなんなんだ? 見た目は少し前に出たキックボードとほぼ同じだが、地面をることなく走っていると聞いた。どういう仕組みなんだ?」
「あ~それはですね……」

 俺が魔導キックボードのことを説明すると、そもそも動力はなんなのか? という話になり、蒸気機関のことや、蒸気機関と魔導モーターの違い、モーターが磁力で動く仕組みなども説明することになった。

「なるほどなぁ。ところでその『魔導キックボード』はここに持ってきてはないのか?」

 説明が終わると、デューク様が即座に言ってきた。
 この人、本当に理解してるのかな。
 ただ単に新しい乗り物に早く乗りたいだけなんじゃ。
 なんて思いつつも「ありますよ。これです」と、魔導キックボードをデューク様の前に出す。

「ちょっと借りるぞ」

 言うなり、デューク様は魔導キックボードに乗って廊下ろうかに出ていった。

「ヒャッフォ~」

 遠くからデューク様の声がする。

「ハァ~これはしばらく帰ってこないな」

 そしてどうせ帰ってきたら、自分にも作ってくれとせがむんだろうな。
 とか思っているうちに、いつの間にか時間が経ってたみたいで、ガンツさん達が戻ってきた。
 初めて車に乗った感想を、それぞれ興奮気味に話し合っている。
 みんなが落ち着くのを待っているうちに、今度はデューク様が部屋に飛び込んできて「ケイン、俺の分も作ってくれ!」とさけびだしたが、セバス様になだめられてとにかく会議を進めることになった。


 というわけで、改めて全員で座り、お互いに自己紹介をする。

「都市計画担当のリース・ダグラスといいます。よろしくお願いしますね」
法務ほうむ担当のジーク・ライアンです。よろしく」
財政ざいせい担当のマイク・チェスターです。よろしくね」
通商つうしょう担当のケリー・クラークといいます。よろしくお願いします」
「領主補佐のウィリアム・マードックです。よろしくお願いします」
「同じく領主補佐のビル・クリフォードです。よろしくです」

 うわ~、覚えられる気がしないと心の中で思ったのは置いといて、「僕はケインといいます。よろしくお願いします」と言って頭を下げた。
 それから、改めて俺から遷都の提案について詳しいことを説明する。
 するとデューク様の部下達がそれぞれ自分の意見を述べていく。
 まず都市計画担当のリースさんが挙手してから、話しだした。

「都市計画の面から見ると、遷都は適切でしょうね。車が走りまわることを考えると、今のこの都市の道幅では難しいと思います。また、今は人も荷馬車も同じ道を利用しています。これでは、それぞれの乗り物が安全に走ることは不可能だと思います。ただ懸念として、遷都にかかる費用や、遷都先をどこに決定するかという問題があります。今は領地の海の近くを含め、いくつかの場所を検討中です」

 次に財政担当のマイクさんが言う。

「遷都にかかる費用は、今の段階では見当けんとうがつかないというか、回答できませんね。費用をかければかけるだけいい都市になるわけですが、どこまで出すべきかという判断材料が足りません。ただ、何か人手を減らす方法があれば、多少は予算が抑えられるかと」
「ふむ、ケインよ。何かあるか?」

 デューク様に聞かれて、俺のアイディアを伝える。

「『重機じゅうき』を俺が作れば、必要な人手は半分くらいにできるかもしれません。重機は土を運んだり掘ったり、土木工事や建設工事を迅速じんそくに進めるための道具です。ただ重機自体が大きいので、組み立てに広い場所が必要になります。場所があれば、三週間くらいでできるかと思います」
「うむ、分かった。では次に遷都ではなく都市の拡張を行いたい者の意見を言ってくれ」

 デューク様がうながす。
 え? てっきり遷都一択で決まったと思ってたけど、この領都を拡張したいって人もいるんだ。
 今度は領主補佐のウィリアムさんが、挙手してから話しだす。

「領主補佐の立場からは、現在の都市の拡張を提案します。メリットは遷都では移住をしぶる者が出る可能性がありますが、拡張であればその心配がない点です。また遷都先に人口が集まってしまった場合、現在の都市の過疎化かそかが問題になるでしょうが、その点も考える必要がありません。デメリットは新しい道路の整備が難しく、工事期間が遷都に比べて長引くことでしょうか」
「ああ。拡張するとなると、まずは城壁の拡張から始めるハメになるからな……その後は現在の都市をブロック単位に分けて順次工事を進めるといったところか……確かに大変そうだ」

 デューク様はそれを聞いてなやんでいる様子だった。
 ふーん、遷都にしろ拡張にしろ、一長一短って感じなのか。
 でも、俺の発明を使ったらいい感じの折衷案せっちゅうあんが出せそうだなと思い、手を挙げて発言の許可を得る。

「ケインか。何か言いたいことがあるのか?」
「はい。遷都も拡張もどちらもやるっていうのはだめでしょうか?」
「またわけが分からないことを……ケインよ、説明してくれ」

 デューク様にハァ~と嘆息たんそくされながら言われる。

「便宜上、遷都した後の領都を『新都市しんとし』、今現在の領都を『旧都市きゅうとし』と呼びますね。遷都の候補地の一つである川の河口かこう付近の土地は馬車だと半日くらいの場所ですが、車なら一時間で行けます」
「そんなに短い時間で⁉」
「それなら新都市に通勤して働き、旧都市に自宅を持つということも可能そうだ」

 俺の発言に、デューク様の部下達がざわつく。

「車のライセンスを取れない人もいるかもですが、その人達用に『バス』という乗合馬車のような大型の車の開発も考えています。これなら新都市は工業都市、旧都市は農業都市みたいな感じで産業を別にすれば、片方の都市が極端に過疎化することも防げるかなと思います」
「ほう、なるほどな」
「これは面白そうですね」
「ちなみに都市計画はこんな感じでどうですかね」

 デューク様や部下達が納得してくれたので、俺はテーブルの上に自分のイメージしている新都市の模型を魔法で「えぃっ」と作っていく。
 新都市の模型には交通整備のことを考えて、八車線の主要道路とか、円環えんかん型の高架こうかの上を走る電車とかを配置した。
 都市の中央には、行政施設や商業施設を立体駐車場とあわせて建設し、住民用に高層の集合住宅も作るつもりだ。
 作りまくって楽しくなってきたところで、デューク様から「そのへんでよかろう」と声を掛けられたのでやめた。

「これがケインが考える理想都市か」
「交通の便べんはかなりよさそうですね。これが実現すると思うと楽しみです」

 それから俺はデューク様や部下達に高層の建物はエレベーターで移動できることとか、魔道具で水道、電気、ガス、冷暖房れいだんぼうのようなインフラが整備できることとかを伝える。

「ほう、そこまで考えているか。ならあとはお前達で検討できるだろう。いいか?」
「「「はい!」」」

 部下達が返事をするとデューク様は満足げにうなずき、俺に聞いてくる。

「でな、ケインよ。この模型はしばらく借りてていいか?」
「いいですよ。ご自由に」

 というわけで、遷都するには遷都するんだけど、新都市を作るのに加え、旧都市もいい感じに運用していくという感じでいちおう話がまとまった。

「なぁ~デューク様よ~」

 ひと通りの話が終わったところで、悪い顔をしたガンツさんが話に入ってくる。

「ついでに聞くが、酒の醸造所じょうぞうじょとかの土地を用意してもらえるって話はどうなったんだ?」
「あ~その話もまだだったな~。そうだな、新都市に用意した方がいいかもな。それでもいいか?」
「ワシはそれで問題ない。だがな、それ以外のプラスアルファ何かもらえないのか? どうせ都市作りにあたってはワシもこき使う気なんだろ?」

 ガンツさんは思うところがあるのか、デューク様に対し、少しくらいのワガママは通るだろうと言わんばかりに問いかける。

「ま、俺の領地内だから土地をガンツ達に与えるのは自由にできる。だが、その分は働いてもらうぞ」
「だから、さっきから言ってるだろ。新都市に関して依頼があるならプラスアルファの褒美ほうびを用意してもらわないとなぁ~。口約束だけじゃなく、何かしらの契約を残してくれ。ワシは貴族様はあまり信用できないのでな。それに新しい酒を作れると仲間に話してしまったんだ」

 ガンツさんは、領都でウイスキーの醸造や熟成じゅくせいをやっていることを故郷にいる仲間のドワーフに手紙で報告済みらしい。
 そしてそのお酒を目当てに、ドワーフ達がたくさん領都に向かってきてるみたいだ。

「だから、もしその蒸留酒じょうりゅうしゅの施設ができていないどころか、建設予定の場所すらないとなれば、やって来たドワーフの仲間が暴れるかもしれないなぁ~」

 ガンツさんがニヤリと笑ってデューク様に言う。
 いくらお酒好きな種族であるドワーフだからって、こんなおどしまがいのことまでやるなんて、ガンツさんのアル中ぶりは怖い。
 ハァ~と嘆息するデューク様。

「やむをえないな。今は口約束にはなってしまうが、褒美は必ず考えておく。形になった時点でお前に報告するから、それまで暴動が起きないよう監視かんしを頼むぞ」
「うむ、分かった。それで結構だ。では失礼するかな、ケイン行こうか」
「はい、では失礼しますね」

 そんなこんなで、俺とガンツさんは会議室から出てお屋敷をあとにした。


 ガンツさんとお屋敷を出てから、俺は工房に戻って、別の発明について考えることにした。
 液晶えきしょう画面が作れれば、いろいろな発明に応用ができる気がするんだよな~。液晶ってことは、まずはガラス板を作ればいいのかな?
 でも液晶って別にガラスでできてるわけじゃないよね? うーん分からん。
 でも「えぃっ」っでなんとかなるだろ。
 ひとまず、0から9までのアラビア数字を電光でんこうで表示する部品である「7セグ」こと「7セグメントディスプレイ」に挑戦するか。
 とりあえず光の魔道具を使えば数字を光らせるのはできそう。
 あとはここから、魔法陣をどう改造するかだよな~。
 いつもは魔法陣に描かれている図形を解析して、目的に応じて自己流に図式を変更しているんだよね。これで「磁力を出す」もできたから、「好きな箇所を好きなように光らせる」魔法陣も作れるでしょ。
 ってことで魔導リューターで「0から9までのアラビア数字を電光で表示する」魔法陣を描いてみて、魔力を流すとイメージ通りの7セグができた。

「できたね~。これができるといろんなものに使えるな~」

 何に使えるかをいろいろ考えながらメモに書き込んでいく。
 エレベーターの階数表示、温度計、湿度計、携帯電話の番号表示、あとは電卓ができるかも。
 まずは電卓が欲しいな。でも構造はよく分からない。
 ということで前世でぼんやり覚えている8ビットとかメモリとか四則演算しそくえんざんとか適当な電卓知識をイメージしつつ、7セグの魔法陣を組み込み、「えぃっ」と電卓を作る。
 それっぽいものが完成したので、とりあえずインベントリに収納する。
 窓の外を見るともう夕方だったので、工房をあとにした。


 家に帰ると次兄じけいのクリス兄さんがソファに座っていたので、試作品の電卓を取り出しクリス兄さんに渡す。

「ケインこれは何?」
「『電卓』だよ、クリス兄さん。試しにボタンを押して計算してみて」
「分かった。やってみるね」

 ボタンを押し結果が表示されたのを見て、クリス兄さんの目の色が変わった。
 それからクリス兄さんはいくつかのボタンを押した後、電卓の表示を見て笑う。
 たぶん、暗算した結果と合っていたのだろう。
 クリス兄さんは俺を見ながら大きい声を出す。

「凄い! ケイン、凄いよ! これは!」
「クリス、何を興奮してるんだ?」

 騒いでたら長兄ちょうけいのサム兄さんが様子を見に来た。
 ちなみにサム兄さん、クリス兄さんのことは、まとめて兄ズって呼んでる。

「サム兄さん、これはケインが作ったんだけど、ボタンを押すだけで計算ができるんだ。ソロバン以上だよ」
「そんなに興奮するほどか?」

 クリス兄さんと違い、サム兄さんは何が凄いのか理解していない。

「チッチッ、分かってないな~サム兄さんは。ソロバンは使い方を覚えるまでに一定の期間が必要だけど、電卓は誰でもすぐに計算が可能になるんだ。ほんと凄いよ、これは!」
「そんなに凄いのか?」

 今度は父さんがやって来て、興奮冷めやらぬクリス兄さんに確認する。

「父さん、これを使えば今まで面倒だった店の経理がかなり楽になるよ。ケイン、これはもらっていいの? もらったら返さないよ!」

 嬉しそうに俺に電卓をねだるクリス兄さんに頷く。

「クリス兄さんなら価値を理解してくれると分かってたからね……って、あ。そうだ」

 俺はそこであることを思い出してみんなに言う。

「みんな携帯電話を持ってきてもらえる? 機種変更したいから」
「「「機種変更?」」」

 一斉に首をひねる父さん達に「ま、いいからとりあえず持ってきてよ」とお願いすると、父さん達は持ってきた携帯電話をテーブルに置く。

「はい、これが新しい携帯電話。番号は前のままだから」

 俺は電卓を作った後にパパッと作っておいた液晶画面つきの携帯電話をみんなに配り、使い方を説明する。

「なるほど。かける相手の番号が表示されるようになったんだな。これだけでもありがたいな」
「それだけじゃないよ。電話をかけてきた相手の番号も表示されるんだ」
「へ~、いいな」

 父さんと会話していると、母さんもリビングに来た。

「はいはい、ご飯にするからテーブルの上は片付けてね」
「「「は~い」」」

 父さん達と返事をしながら母さんを見て、ミキサーのことを思い出す。

「あ、そうだ母さん、今度これを使ってみてよ」

 インベントリから取り出した魔導ミキサーを、テーブルの上に置く。

「ん? ケイン、なんなのこれは?」
「『魔導ミキサー』だよ。これで玉ねぎを刻んだり、肉を細かくすることができるんだ」
「これを使うと玉ねぎのみじん切りが簡単にできるってことでいいのね、でも肉を細かくしてどうすんの? 細切こまぎれの肉なんて美味おいしくないでしょ?」
「試しにさ、細かくした肉と玉ねぎをお団子だんごにしたらどうかな?」
「あら、それはいいわね。分かったわ、今日は無理だから明日試してみるわ」

 よし、これでハンバーグが食べられるかもしれない。

「ありがとう! 母さん」
「あら、大げさね。試してみるだけなのに。さ、食べましょ」
「「「いただきま~す」」」



 3 視察しさつしました


 翌朝、工房に行くとガンツさんに声を掛ける。

「ガンツさん、今日はデューク様のお屋敷に行って用事を済ませてしまおうよ」
「用事? 何かあったか」
「遷都先の土地をね、先にもらってしまおうと思って」
「なるほどな。なかなかもらえないのなら、自分達で取りに行こうってか。いいぞ、乗った!」

 ということでデューク様のお屋敷に移動し、応接室に通してもらう。

「で、ガンツにケインよ、話とはなんだ?」

 デューク様が俺達に話を振ってくる。
 それに対し、ガンツさんが話し始める。

「先日の土地の話なんだがな。遷都候補の土地のうち、ワシ達の分だけ先に確保できないかなと思ってな」
「またその話か。決まってから連絡すると言ったばかりだろう。まあいちおう候補地は決めてはいるから、そこでもいいか?」

 デューク様に聞かれて、俺が答える。

「どちらにしても、今の領都の中にはもうもらえる土地がないですよね? なら新都市で俺達が開発した場所を報酬ほうしゅうとして欲しいんです」
「悪くはないがな。一体どれだけの土地が必要なんだ?」
「まずは自分達の工房ですね。それに車の製造工場、重機の製造工場、醸造所、職人の住宅、車を更に改良する前提なら、レース場とか作ってもいいかもしれませんね……まだまだ増えるかもしれませんが、思いつくのはこんなところですか」
「おいおい、まったく遠慮えんりょがないな。まあいい、セバスよ地図を頼む」

 セバス様から地図を受け取り、デューク様がテーブルの上に広げる。

「候補地として考えているのは、この辺りだ」

 デューク様が指さしたのは、川が海へ流れ込む河口付近一帯の土地だ。
 領都からの距離は馬車で一日ほどで、今はサイカ村という小さな漁村ぎょそんがあるだけらしい。

「最初はみなとを作ろうと思っていたが、水深すいしんの浅い遠浅とおあさの地形でな。大型の船が入ってこられないので諦めたんだ」
「そうなんですね。じゃあサイカ村の対岸たいがんの、無人の地域をもらって開発しますね。ガンツさんもそれでいい?」
「ワシは土地さえもらえるならいいぞ」
「では視察に行ってきますので、ダンさんをお借りできますか?」

 俺はデューク様の部下で、教習所で車のライセンスを取ったダンという人に運転を頼み、早速新都市の候補地に向かう。


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