389 / 468
連載
◆纏めることにしました
しおりを挟む
ガンツさんに言われマサオのことを思い出し、少しだけ気にはなるが……放っておいてもいいかな。
「それよりさ、バーツさんはお酒を造りたいんでしょ?」
「まあな」
「でも、今はこの街に住みたいと思っている……でしょ?」
「あ、ああ、そうだ。ダメなのか?」
「ダメとかはないけど、でもそれだと里でのお酒造りはどうなるの?」
「そりゃ、スーガンがなんとかするだろうよ」
「え? 僕?」
バーツさんにいきなり名指しされたスーガンさんが自分の顔を指差し驚く。
「何をそんなに驚くことがある? もう、酒造りに関しては充分に教えただろうが」
「でも、それでもいきなり一人で造れって言われても……」
「いや、別に一人じゃないだろ。周りにもいるんだし」
「……」
「バーツ兄さん、ちょっといいかな?」
そんなバーツさんとスーガンさんのやり取りを見ていたガンツさんが口を挟む。
「なんだガンツ?」
「バーツ兄さん、いきなり一人でやれと言われてもスーガンも気後れするだろうから、最初の酒造りくらいは手解きしてやってもらえないか。頼む!」
「ガンツ……」
「父さん……」
「親父……」
そう言って、ガンツさんがバーツさんに頭を下げる。そして、その様子にイーガンさん達子供も驚く。言われたバーツさんもガンツさんの様子に驚いているようだ。
「ガンツ、まさかお前がそこまでするとわな」
「バーツ兄さん、バーツ兄さんがいなくなって酒の味が変わったらどうするんだよ!」
「「「え? そこ……」」」
「なんだ?」
ガンツさんが言うことに皆が驚き、その様子にガンツさんは何がおかしいのか分からないといった様子だ。まあ、ガンツさんらしいとも言えるが、スーガンさん達子供は微妙だろうな。
「ハァ~そうだよなぁやっぱ、親父ならそうだよなぁ」
「そうだよね。僕も一瞬喜んだけど……でも、父さんの言うことも一理はあるかな」
「だよな。そこは俺もそう思う」
イーガンさん、スーガンさん、ウーガンさんもそれぞれにガンツさんの言うことに感想を言うがガッカリした様子は見受けられない。これは喜んでいいことなのかは分からないが、多分ガンツさんらしいということでいいのかな。
「なんだよ。酒の味は大事なことだろうが」
「まあ、お前の言うことも分かるが……」
バーツさんはチラリと俺の方を見る。俺に何かを期待している様な目だ。さすがにガンツさんと兄弟だけあって似ている。で、ガンツさんも同じ様に俺の方を見ているが、俺に何をしろというのだろう。
「ハァ~もう、分からないけど分かったよ」
「「お! 分かってくれたか!」」
バーツさんとガンツさんの二人が喜び俺に抱き着いてくる。
「もう、いいから離れてよ!」
「なんだよ、そんなに邪険にするなよ」
「そうだぞ。折角の抱擁なのによ」
「あのね、ガンツさんに抱き着かれてもプラスはないんだよ? 分かってる?」
「ぐっ……」
「ガハハ、ガンツよ。言われたな! ガハハ」
「バーツさん、なにを笑っているんですか。あなたも同じですよ」
「え?」
「ダァハッハ、バーツ兄さんよ。バーツ兄さんも俺のことを笑っていながら同じだな。ハハハ」
「何が同じだ! 俺はこんな……」
「こんな?」
「クソッ……違うと言いたいのに……何から何までそっくりじゃないか! クソッ!」
「あ……」
バーツさんの言葉にガンツさんも気付いた様で、二人で項垂れる。そんな二人を見て呆れているとイーガンさんが俺の方に寄ってくる。
「で、どうなの?」
「え? 何が?」
「いや、どうにかなるのかなって思ってさ」
「どうにかするには誰かが折れないとダメなんだけどね。どうしたものかな」
「もう、どうにもならないのならさ。いっそ一纏めにしちゃえばいいんじゃないか? こう纏めてギュッて」
そう言って、イーガンさんは自分の両手を組んでギュッと固める様子を見せる。
「纏めて……そうだよ、纏めればいいんだよ。ありがとう、イーガンさん!」
「おお、役に立てたか?」
「うん、バッチリだよ!」
「そうか。で、どうするんだ?」
「纏めちゃおう!」
「纏める?」
「そう、イーガンさんが言ったようにさ。ギュッとしちゃおう」
「ギュッと……でも、どうやって?」
「それはね……」
イーガンさんに聞かれたので、俺が考えていることを話してみる。すると、横で聞いていたバーツさんとガンツさんも俺の話を聞いて頷いている。
「なるほどな。酒に関しては水が変われば味も変わるだろうから、ここに醸造所を持って来ることは出来ても味を保証することは出来ない……か」
「だけど、水を今の里から持って来ることが出来れば、それを防ぐことも出来る……と。だが、どうやって水を引っ張って来るんだ?」
「ふん! 分からないのか?」
「……分からん」
ガンツさんは俺がどうやって水を引っ張ってくるのか、ある程度の予測は付いている様だが、バーツさんはまだ分からないようだ。
「ケイン、教えてやれ」
「え~そこはやってくれないの?」
「なんでワシが」
「なんだ、ガンツも分からないんじゃないか」
「んなことはない!」
「なら、説明してもらおうか? なあ、ガンツよ?」
「ぐぬぬ……」
どこか悔しそうな目で俺を見るガンツさん。
「分かりました。説明しますよ。いいですか? じゃあ、これを見て下さい」
「それよりさ、バーツさんはお酒を造りたいんでしょ?」
「まあな」
「でも、今はこの街に住みたいと思っている……でしょ?」
「あ、ああ、そうだ。ダメなのか?」
「ダメとかはないけど、でもそれだと里でのお酒造りはどうなるの?」
「そりゃ、スーガンがなんとかするだろうよ」
「え? 僕?」
バーツさんにいきなり名指しされたスーガンさんが自分の顔を指差し驚く。
「何をそんなに驚くことがある? もう、酒造りに関しては充分に教えただろうが」
「でも、それでもいきなり一人で造れって言われても……」
「いや、別に一人じゃないだろ。周りにもいるんだし」
「……」
「バーツ兄さん、ちょっといいかな?」
そんなバーツさんとスーガンさんのやり取りを見ていたガンツさんが口を挟む。
「なんだガンツ?」
「バーツ兄さん、いきなり一人でやれと言われてもスーガンも気後れするだろうから、最初の酒造りくらいは手解きしてやってもらえないか。頼む!」
「ガンツ……」
「父さん……」
「親父……」
そう言って、ガンツさんがバーツさんに頭を下げる。そして、その様子にイーガンさん達子供も驚く。言われたバーツさんもガンツさんの様子に驚いているようだ。
「ガンツ、まさかお前がそこまでするとわな」
「バーツ兄さん、バーツ兄さんがいなくなって酒の味が変わったらどうするんだよ!」
「「「え? そこ……」」」
「なんだ?」
ガンツさんが言うことに皆が驚き、その様子にガンツさんは何がおかしいのか分からないといった様子だ。まあ、ガンツさんらしいとも言えるが、スーガンさん達子供は微妙だろうな。
「ハァ~そうだよなぁやっぱ、親父ならそうだよなぁ」
「そうだよね。僕も一瞬喜んだけど……でも、父さんの言うことも一理はあるかな」
「だよな。そこは俺もそう思う」
イーガンさん、スーガンさん、ウーガンさんもそれぞれにガンツさんの言うことに感想を言うがガッカリした様子は見受けられない。これは喜んでいいことなのかは分からないが、多分ガンツさんらしいということでいいのかな。
「なんだよ。酒の味は大事なことだろうが」
「まあ、お前の言うことも分かるが……」
バーツさんはチラリと俺の方を見る。俺に何かを期待している様な目だ。さすがにガンツさんと兄弟だけあって似ている。で、ガンツさんも同じ様に俺の方を見ているが、俺に何をしろというのだろう。
「ハァ~もう、分からないけど分かったよ」
「「お! 分かってくれたか!」」
バーツさんとガンツさんの二人が喜び俺に抱き着いてくる。
「もう、いいから離れてよ!」
「なんだよ、そんなに邪険にするなよ」
「そうだぞ。折角の抱擁なのによ」
「あのね、ガンツさんに抱き着かれてもプラスはないんだよ? 分かってる?」
「ぐっ……」
「ガハハ、ガンツよ。言われたな! ガハハ」
「バーツさん、なにを笑っているんですか。あなたも同じですよ」
「え?」
「ダァハッハ、バーツ兄さんよ。バーツ兄さんも俺のことを笑っていながら同じだな。ハハハ」
「何が同じだ! 俺はこんな……」
「こんな?」
「クソッ……違うと言いたいのに……何から何までそっくりじゃないか! クソッ!」
「あ……」
バーツさんの言葉にガンツさんも気付いた様で、二人で項垂れる。そんな二人を見て呆れているとイーガンさんが俺の方に寄ってくる。
「で、どうなの?」
「え? 何が?」
「いや、どうにかなるのかなって思ってさ」
「どうにかするには誰かが折れないとダメなんだけどね。どうしたものかな」
「もう、どうにもならないのならさ。いっそ一纏めにしちゃえばいいんじゃないか? こう纏めてギュッて」
そう言って、イーガンさんは自分の両手を組んでギュッと固める様子を見せる。
「纏めて……そうだよ、纏めればいいんだよ。ありがとう、イーガンさん!」
「おお、役に立てたか?」
「うん、バッチリだよ!」
「そうか。で、どうするんだ?」
「纏めちゃおう!」
「纏める?」
「そう、イーガンさんが言ったようにさ。ギュッとしちゃおう」
「ギュッと……でも、どうやって?」
「それはね……」
イーガンさんに聞かれたので、俺が考えていることを話してみる。すると、横で聞いていたバーツさんとガンツさんも俺の話を聞いて頷いている。
「なるほどな。酒に関しては水が変われば味も変わるだろうから、ここに醸造所を持って来ることは出来ても味を保証することは出来ない……か」
「だけど、水を今の里から持って来ることが出来れば、それを防ぐことも出来る……と。だが、どうやって水を引っ張って来るんだ?」
「ふん! 分からないのか?」
「……分からん」
ガンツさんは俺がどうやって水を引っ張ってくるのか、ある程度の予測は付いている様だが、バーツさんはまだ分からないようだ。
「ケイン、教えてやれ」
「え~そこはやってくれないの?」
「なんでワシが」
「なんだ、ガンツも分からないんじゃないか」
「んなことはない!」
「なら、説明してもらおうか? なあ、ガンツよ?」
「ぐぬぬ……」
どこか悔しそうな目で俺を見るガンツさん。
「分かりました。説明しますよ。いいですか? じゃあ、これを見て下さい」
0
お気に入りに追加
4,901
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。