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◆何度も捕まりました
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『いいのか? ケイン』
「何が?」
『いや、いい』
「変なの」
マサオの気にすることも分かる気がするが、今はガンツさんとの約束もあるし、目の前の模型を完成させようと思う。
「観覧車はシンボル的なものだから、この辺りかな」
遊戯施設の場所をある程度決めると、それぞれの遊具施設を組み立てていく。
まずは比較的簡単な観覧車に魔導モーターを組み込みゴンドラ部分が回ることを確認する。同じ様にメリーゴーラウンド、コーヒーカップに回転ブランコにも魔導モーターを組み込み回していく。
作業の様子をジッと見ていたマサオが言う。
『ケイン、これって模型だよな』
「そうだよ」
『なら、実際には乗れる大きさになるんだよな』
「そうだね。もしかして乗りたくなった?」
『そうだな。それも気になるけど、一番気になるのはコレだな』
そう言って、マサオが前足で指したのはレールだけで車両が載っていないジェットコースターだった。
「へ~やっぱり気になる?」
『ああ、そうだな。この辺なんか、観覧車とほぼ同じ高さだろ? こんな高さから下っていくのかと思うとな』
「乗ってみたい?」
『乗れるのか?』
「ん~それはもうちょっと待って欲しいかな」
『なんだよ。なら、なんで聞いた?』
「なんとなく?」
マサオと話しながらも、手元ではジェットコースターの車両を作って行く。
「こんなもんかな」
四人乗りの車両を五台作ったところで、その五台の車両を連結させてレールに乗せると、魔導モーターのスイッチを入れる。
「ポチッとな」
するとレールに載せた車両がゆっくりとスロープを上っていく。やがて、先頭車両が頂上を越えると斜面をゆっくりと滑り出す。
車両はコース上を右に左に揺られながら、ループ上になったコースを通り抜ける。
「うん、コース設計は上手くいったかな。どう、マサオ?」
『作ろう!』
「え?」
『すぐ作ろう! 今、作ろう! それで早く乗せろ!』
「マサオ、ハウス!」
『バウッ!』
ジェットコースターの魅力にとりつかれたマサオを落ち着かせ、残りの施設を設置していく。
「うん、こんなものかな。どう? マサオ」
『そんなのはどうでもいい! 早く俺のを作ってくれ!』
「俺のって……マサオのじゃないし」
『プルル……プルル……』
携帯電話が鳴り出したので騒ぐマサオを無視して電話に出ると、父さんだった。
「何、父さん?」
『何じゃないだろ。もう、面接も終わったぞ。集まった人を帰すなり、住む家に案内するなり、やることがあるだろ』
「あ、そうだった。ごめん、すぐに行くね」
電話を切ると、魔導列車の教習をしていた人達を呼びに行き、王都の面接会場へと一緒に向かう。
転移ゲートを潜り、面接会場に着くとドワーフタウンに住みたい人も一度は家に帰ってもらうことにして、転移ゲート小屋を使えるようにブレスレットを渡し、魔力を登録してもらうと転移ゲートでそれぞれの住む場所へと帰ってもらう。
父さん達も転移ゲートで送り出し、帰ろうとしたところでマーティンさんに肩を掴まれる。
「マーティン……さん? 何かな?」
「後で、ちょっと顔貸せや」
「え~顔だけ貸すのはちょっとなぁ」
「そうだな。顔だけは難しいか。なら、このまま攫っていくか?」
「や、やだな~冗談じゃないの」
「なら、さっきの話も冗談だと思っていいのか?」
「あ、それはダメだよ。ちゃんとやってもらわないと!」
「ほう~面白いことを言うな~そんなことを言うのはこのお口かな?」
「い、いふぁい……」
マーティンさんが、俺の頬を軽く抓りながら言う。
「まあ、確かに大変そうだが、やらせてもらえるのなら有り難い。少し八つ当たりしちまったがよろしく頼む」
「うん。こちらこそごめんねマーティンさん」
「まあ、なんだ。これからもよろしくな」
「うん!」
マーティンさんが、右手を出してきたので俺もその手を握り握手を交わす。交わすが離してくれない。心なしか少しずつ痛みも増していく。
「ま、マーティンさん?」
「今度から、こういうのはいきなりなのを止めてもらえると嬉しいかな。俺はサプライズは好きじゃないんでな」
「でも、マーティンさんが無理に……アイタッ!」
「確かに俺から加えてくれとは言ったが、こんな結末は予想していなかったぞ」
最後とばかりに『ギュッ』と力を込められ、やっと手を離してくれた。
「お~いてぇ」
「ケイン、俺にもよこせ」
「え? 何を?」
「電話だ。あと、使い方も教えろ」
「分かったよ。はい、これね」
「おう、ありがとうな。で、使い方は?」
この場で教えてもよかったけど、少し暗くなってきたしマーティンさんを送りついでにマーティンさんの部屋で教えるからと転移ゲートをマーティンさんの部屋に繋ぎ一緒に潜る。
「よし、なら使い方を教えてくれ」
「もう、せっかちだね。じゃあ、これがマーティンさんの番号で、これが俺の番号ね。ちょっと掛けてみて」
「この番号を押せばいいんだな」
『プルル……プルル……』
俺の携帯電話が鳴ったので、受話ボタンを押し出てみると、マーティンさんの声がする。
「『繋がった!』」
俺は携帯電話を切るとマーティンさんに確認する。
「これで使い方は分かった?」
「ああ、十分だ」
「あと、下にガンツさんの番号と……お楽しみの番号を書いとくね」
「お楽しみ?」
「そう、お楽しみ!」
「どういうお楽しみだ?」
「そうだね、その番号に掛ければ女性が出るよ」
「女性? まさかマギーさんじゃないだろうな?」
「まさか! そんなことはしないよ。ちゃんとした独身女性だし、手に職を持っている立派な女性だよ」
「へぇ~そんな人とよく知り合えたな」
「まあ、いろいろあってさ」
「そうか。じゃあ、今日はこれでチャラにしてやるよ」
「そう。じゃあ、俺は帰るね」
「ああ」
ドワーフタウンの工房に戻ると、今度はガンツさんから電話が掛かってくる。
「あ、ガンツさん。どうしたの?」
『どうしたのじゃねえ! こっちのお客さんはどうするんだ!』
「あ、忘れてた。今、どこにいるの?」
『ドワーフタウンの港だ』
「分かったよ。今から、行くね」
転移ゲートで港に向かい、さっきの人達と同じ様にブレスレットを渡し、ここに住むにしても一度は家に帰ってからにしてとお願いして、それぞれの場所に転移ゲートを繋いで戻ってもらう。
「これで今日の仕事は終わりっと!」
「待て!」
最後の研修生も家に帰したので俺も今日は終わりと帰ろうとしたところで、ガンツさんに肩を掴まれる。
「また~」
「また? それよりも約束の物は?」
「約束? ああ、作ったよ。でも、もう遅いから……」
「ダメだ!」
「え~もう、分かったよ。じゃあ、ボビーさんとついでにイーガンさんも呼んでいい?」
「なんだ? ボビー達になんの関係があるんだ?」
「あるよ」
「なんでだ?」
「だって、作ってもらうから」
「ん?」
俺が言ったことに対しガンツさんが怪訝な表情になる。
「ケイン、お前大丈夫か?」
「何が?」
「何がって、お前が人に任せるなんて……」
「ああ、そのこと。それも併せて話すから、ボビーさん達も呼ぶよ」
「分かった。じゃ、頼む」
「うん!」
転移ゲートを工房の自分の部屋に繋ぐとガンツさん達と一緒に潜り、作った模型をしまうと工房の会議室へと向かう。ガンツさんとマサオには呼び出しを頼んだ。
会議室のドアを開き遊園地の模型をインベントリから取り出すとテーブルの上に置くと、会議室のドアが開かれ、ガンツさんを先頭にボビーさん、イーガンさんにマサオが入ると、その後ろから工員の人達がぞろぞろと会議室に入ってくる。
「えっと、ガンツさん。呼んだのは二人なんだけど?」
「言うな! 分かってる。分かってるんだ。でもな……」
ガンツさんが言い淀んでいると、後ろから声がする。
「ケイン、俺達に仕事してもらいたいんだろ? なら、俺達が一緒に聞いてもいいだろ?」
「そうだ! そうだ!」
「って、ことだ。騒ぐようなら叩き出すから」
「「「……」」」
ガンツさんの一言で周りが大人しくなったので、まずは遊園地の模型を見てもらう。
「これが、皆に作ってもらいたい物の模型だよ」
「へ~」
「ほう」
「ふ~ん」
ガンツさんが一番前で齧り付いて見ているのを背中越しに他の人達がのぞき見る。
「ガンツさん、後ろの人達が見えないよ」
「あ~ちょっと待ってろ。それより、説明だ。早く!」
「もう、分かったよ。いい? まず、これが観覧車。下でゴンドラに乗り込んでぐるっと一周回って下りる」
「待て! ソレの何が楽しい?」
「何って、高い所から景色を眺めるのっていいじゃない」
「そうか?」
「ガンツさんだって、高い所から景色を見るのはスキだったじゃない」
「あ、そうか。それもそうだな」
「ん? どういうことだ、親父?」
「ま、まあ、じきに分かる」
「なんか誤魔化されたな。まあ、いいや。ケイン。次だ、次!」
「分かったよ。じゃあ、次はね……」
一通りの説明をさせられたけど、やっぱり盛り上がったのはジェットコースターだった。
『一番乗りは俺だ!』
マサオがそんなことを言ってたけど、心配しなくても実験体はお前だから。
「何が?」
『いや、いい』
「変なの」
マサオの気にすることも分かる気がするが、今はガンツさんとの約束もあるし、目の前の模型を完成させようと思う。
「観覧車はシンボル的なものだから、この辺りかな」
遊戯施設の場所をある程度決めると、それぞれの遊具施設を組み立てていく。
まずは比較的簡単な観覧車に魔導モーターを組み込みゴンドラ部分が回ることを確認する。同じ様にメリーゴーラウンド、コーヒーカップに回転ブランコにも魔導モーターを組み込み回していく。
作業の様子をジッと見ていたマサオが言う。
『ケイン、これって模型だよな』
「そうだよ」
『なら、実際には乗れる大きさになるんだよな』
「そうだね。もしかして乗りたくなった?」
『そうだな。それも気になるけど、一番気になるのはコレだな』
そう言って、マサオが前足で指したのはレールだけで車両が載っていないジェットコースターだった。
「へ~やっぱり気になる?」
『ああ、そうだな。この辺なんか、観覧車とほぼ同じ高さだろ? こんな高さから下っていくのかと思うとな』
「乗ってみたい?」
『乗れるのか?』
「ん~それはもうちょっと待って欲しいかな」
『なんだよ。なら、なんで聞いた?』
「なんとなく?」
マサオと話しながらも、手元ではジェットコースターの車両を作って行く。
「こんなもんかな」
四人乗りの車両を五台作ったところで、その五台の車両を連結させてレールに乗せると、魔導モーターのスイッチを入れる。
「ポチッとな」
するとレールに載せた車両がゆっくりとスロープを上っていく。やがて、先頭車両が頂上を越えると斜面をゆっくりと滑り出す。
車両はコース上を右に左に揺られながら、ループ上になったコースを通り抜ける。
「うん、コース設計は上手くいったかな。どう、マサオ?」
『作ろう!』
「え?」
『すぐ作ろう! 今、作ろう! それで早く乗せろ!』
「マサオ、ハウス!」
『バウッ!』
ジェットコースターの魅力にとりつかれたマサオを落ち着かせ、残りの施設を設置していく。
「うん、こんなものかな。どう? マサオ」
『そんなのはどうでもいい! 早く俺のを作ってくれ!』
「俺のって……マサオのじゃないし」
『プルル……プルル……』
携帯電話が鳴り出したので騒ぐマサオを無視して電話に出ると、父さんだった。
「何、父さん?」
『何じゃないだろ。もう、面接も終わったぞ。集まった人を帰すなり、住む家に案内するなり、やることがあるだろ』
「あ、そうだった。ごめん、すぐに行くね」
電話を切ると、魔導列車の教習をしていた人達を呼びに行き、王都の面接会場へと一緒に向かう。
転移ゲートを潜り、面接会場に着くとドワーフタウンに住みたい人も一度は家に帰ってもらうことにして、転移ゲート小屋を使えるようにブレスレットを渡し、魔力を登録してもらうと転移ゲートでそれぞれの住む場所へと帰ってもらう。
父さん達も転移ゲートで送り出し、帰ろうとしたところでマーティンさんに肩を掴まれる。
「マーティン……さん? 何かな?」
「後で、ちょっと顔貸せや」
「え~顔だけ貸すのはちょっとなぁ」
「そうだな。顔だけは難しいか。なら、このまま攫っていくか?」
「や、やだな~冗談じゃないの」
「なら、さっきの話も冗談だと思っていいのか?」
「あ、それはダメだよ。ちゃんとやってもらわないと!」
「ほう~面白いことを言うな~そんなことを言うのはこのお口かな?」
「い、いふぁい……」
マーティンさんが、俺の頬を軽く抓りながら言う。
「まあ、確かに大変そうだが、やらせてもらえるのなら有り難い。少し八つ当たりしちまったがよろしく頼む」
「うん。こちらこそごめんねマーティンさん」
「まあ、なんだ。これからもよろしくな」
「うん!」
マーティンさんが、右手を出してきたので俺もその手を握り握手を交わす。交わすが離してくれない。心なしか少しずつ痛みも増していく。
「ま、マーティンさん?」
「今度から、こういうのはいきなりなのを止めてもらえると嬉しいかな。俺はサプライズは好きじゃないんでな」
「でも、マーティンさんが無理に……アイタッ!」
「確かに俺から加えてくれとは言ったが、こんな結末は予想していなかったぞ」
最後とばかりに『ギュッ』と力を込められ、やっと手を離してくれた。
「お~いてぇ」
「ケイン、俺にもよこせ」
「え? 何を?」
「電話だ。あと、使い方も教えろ」
「分かったよ。はい、これね」
「おう、ありがとうな。で、使い方は?」
この場で教えてもよかったけど、少し暗くなってきたしマーティンさんを送りついでにマーティンさんの部屋で教えるからと転移ゲートをマーティンさんの部屋に繋ぎ一緒に潜る。
「よし、なら使い方を教えてくれ」
「もう、せっかちだね。じゃあ、これがマーティンさんの番号で、これが俺の番号ね。ちょっと掛けてみて」
「この番号を押せばいいんだな」
『プルル……プルル……』
俺の携帯電話が鳴ったので、受話ボタンを押し出てみると、マーティンさんの声がする。
「『繋がった!』」
俺は携帯電話を切るとマーティンさんに確認する。
「これで使い方は分かった?」
「ああ、十分だ」
「あと、下にガンツさんの番号と……お楽しみの番号を書いとくね」
「お楽しみ?」
「そう、お楽しみ!」
「どういうお楽しみだ?」
「そうだね、その番号に掛ければ女性が出るよ」
「女性? まさかマギーさんじゃないだろうな?」
「まさか! そんなことはしないよ。ちゃんとした独身女性だし、手に職を持っている立派な女性だよ」
「へぇ~そんな人とよく知り合えたな」
「まあ、いろいろあってさ」
「そうか。じゃあ、今日はこれでチャラにしてやるよ」
「そう。じゃあ、俺は帰るね」
「ああ」
ドワーフタウンの工房に戻ると、今度はガンツさんから電話が掛かってくる。
「あ、ガンツさん。どうしたの?」
『どうしたのじゃねえ! こっちのお客さんはどうするんだ!』
「あ、忘れてた。今、どこにいるの?」
『ドワーフタウンの港だ』
「分かったよ。今から、行くね」
転移ゲートで港に向かい、さっきの人達と同じ様にブレスレットを渡し、ここに住むにしても一度は家に帰ってからにしてとお願いして、それぞれの場所に転移ゲートを繋いで戻ってもらう。
「これで今日の仕事は終わりっと!」
「待て!」
最後の研修生も家に帰したので俺も今日は終わりと帰ろうとしたところで、ガンツさんに肩を掴まれる。
「また~」
「また? それよりも約束の物は?」
「約束? ああ、作ったよ。でも、もう遅いから……」
「ダメだ!」
「え~もう、分かったよ。じゃあ、ボビーさんとついでにイーガンさんも呼んでいい?」
「なんだ? ボビー達になんの関係があるんだ?」
「あるよ」
「なんでだ?」
「だって、作ってもらうから」
「ん?」
俺が言ったことに対しガンツさんが怪訝な表情になる。
「ケイン、お前大丈夫か?」
「何が?」
「何がって、お前が人に任せるなんて……」
「ああ、そのこと。それも併せて話すから、ボビーさん達も呼ぶよ」
「分かった。じゃ、頼む」
「うん!」
転移ゲートを工房の自分の部屋に繋ぐとガンツさん達と一緒に潜り、作った模型をしまうと工房の会議室へと向かう。ガンツさんとマサオには呼び出しを頼んだ。
会議室のドアを開き遊園地の模型をインベントリから取り出すとテーブルの上に置くと、会議室のドアが開かれ、ガンツさんを先頭にボビーさん、イーガンさんにマサオが入ると、その後ろから工員の人達がぞろぞろと会議室に入ってくる。
「えっと、ガンツさん。呼んだのは二人なんだけど?」
「言うな! 分かってる。分かってるんだ。でもな……」
ガンツさんが言い淀んでいると、後ろから声がする。
「ケイン、俺達に仕事してもらいたいんだろ? なら、俺達が一緒に聞いてもいいだろ?」
「そうだ! そうだ!」
「って、ことだ。騒ぐようなら叩き出すから」
「「「……」」」
ガンツさんの一言で周りが大人しくなったので、まずは遊園地の模型を見てもらう。
「これが、皆に作ってもらいたい物の模型だよ」
「へ~」
「ほう」
「ふ~ん」
ガンツさんが一番前で齧り付いて見ているのを背中越しに他の人達がのぞき見る。
「ガンツさん、後ろの人達が見えないよ」
「あ~ちょっと待ってろ。それより、説明だ。早く!」
「もう、分かったよ。いい? まず、これが観覧車。下でゴンドラに乗り込んでぐるっと一周回って下りる」
「待て! ソレの何が楽しい?」
「何って、高い所から景色を眺めるのっていいじゃない」
「そうか?」
「ガンツさんだって、高い所から景色を見るのはスキだったじゃない」
「あ、そうか。それもそうだな」
「ん? どういうことだ、親父?」
「ま、まあ、じきに分かる」
「なんか誤魔化されたな。まあ、いいや。ケイン。次だ、次!」
「分かったよ。じゃあ、次はね……」
一通りの説明をさせられたけど、やっぱり盛り上がったのはジェットコースターだった。
『一番乗りは俺だ!』
マサオがそんなことを言ってたけど、心配しなくても実験体はお前だから。
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