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◆着きました2
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「もう、非道いですよ! ガンツさん」
まだ痛そうな頭をさすりながらジョシュアさんがガンツさんに訴える。
「いいから、まずは話を聞け!」
「分かりましたよ。それで、さっきのにはどういう意味があるんだいケイン君」
ジョシュアさんが話を聞いてくれるまでに落ち着いたの、説明する。
「一週目は路面が乾いた状態での急制動で、二週目が路面が濡れた状態での急制動を試してもらったんだけど、違いは……十分に分かってもらったみたいだね」
「ああ、しっかりとね。で、結局は何が言いたいの?」
まだ不機嫌なジョシュアさんが聞いてくる。
「一つは何時も一定の距離で止まれると思っていても雨の日や雪の日とかちょっとした路面の状態で制動距離が伸びたり車が暴れるということを知って欲しいということと……」
「と?」
「舟も同じで、水上では制動距離が一定しないから、自分で調整しないと狙った位置に止められないということ。ガンツさんは自分なりに調整して覚えたみたいだけどね」
「ワシだぞ? 任せろ!」
「なら、それだけ教えてくれてもいいんじゃなかったの。何もあんな怖い思いさせなくてもさ」
「それもそうだけどさ、ジョシュアさんって、頭で考えて体が着いていかないってのが多いじゃない。だから、一度は体で覚えた方が早いかなって思って。ゴメンね」
「はぁ~そういうことならいいよ。覚えられないのは自分でも分かっているからね」
なんとか納得してくれたジョシュアさんを港まで転移ゲートで送ると、ガンツさんに「次はワシのな」と頼まれる。
「でも、どうやって港まで連れて来るのさ」
「もう、来ていると思うぞ」
「分かったよ」
転移ゲートで港に出ると、そこには保育所の子供達と、その親と思われる夫婦だったり、母親だけだったりと結構な人数が集まっていた。
「ガンツさん、聞いていたより多いね」
「そうじゃな。まあ、細けぇこたぁいいじゃねえか。アンジェ!」
「遅いよ! ガンツ!」
「すまん。で、そっちは揃っているのか?」
「当たり前でしょ。もう、点呼も済んでいるよ」
「分かった。じゃあ、ワシはフェリーの準備をするから、ケイン。乗船させてくれ」
「うん、わかったよ」
「ケイン君、今日は無理を聞いてくれてありがとうね」
アンジェさんにお礼を言われ、慌てて止める。最近、こんなんばっかだな。
「アンジェさん、お礼はいいですから。さ、船に乗りましょう」
「それもそうね。じゃあ、あなた達もいいわね」
『『『うん、いいよ!』』』
アンジェさんの横に控えていた子犬達が一斉に返事をする。
「あ、連れてくんだ」
「あら? ダメなの?」
「いえ、そういう訳ではなく、大丈夫かなと」
『兄ちゃん、気にするな』
『別に悪さする訳じゃないんだしさ』
『潮風に当たるってのもいいもんだね~』
子犬達にまで余計なお世話とばかりに返されるとこれ以上言ってもどうしようもないと乗船を促す。
保育所の子供達や親達もぞろぞろとフェリーに乗り込む
すると肩を叩かれ振り向くとリーサさんがいた。
「ふふふ、確かこんなことが前にあったと思うが……」
「そうだね、リーサさん」
「「……」」
『ケイン、乗船し終わったのか!』
ガンツさんから怒鳴られ、ハッと我に返り、リーサさんは子供達の世話に戻り、俺も確認を続ける。
港に誰も残っていないことを確認し、アンジェさんにもう一度、点呼をお願いすると揃っているとのことなので、フェリーの入口を上げて、出港準備を進める。
「ガンツさん、こっちは大丈夫だよ」
ガンツさんのいる艦橋に連絡すると『了解』と短い返事の後にフェリーが動き出す。
フェリーが動き出すと、走り回る子供に海面を眺める子供、動き出したばかりと言うのに具合が悪そうな子供もいる。
走って回る子供に注意しながら、親にも落ちたときには連絡して下さいと言って、艦橋に向かう。
「ガンツさん、リーサさんも来るなら言っといてくれないと!」
「なんでだ? 保育所の集まりでアンジェが来るのなら、リーサも来るのが当然だろ?」
「ぐっ……そりゃそうだけどさ」
「そんなことより、誰も落ちないようにしっかりと見張っとけよ」
「それなら、親に頼んでおいたから。落ちたら教えてって」
「お前……」
やがて、王都の港が見えてきて、そろそろ着くよと客室に向かうとそこには誰もいなかったので、もしやと船底に行くと、はしゃぎ疲れた子供達を寝かせていた。
「もう着くの?」
「アンジェさん、それを言いに来たんだけど……どうした方がいいのかな」
「ケイン君、自然に目を覚ますまで待っていてくれる?」
「それはいいですよ。じゃ、俺は着岸の準備がありますから行きますね」
「ありがとう」
「ケイン、頑張ってな」
「うん、じゃ」
リーサさんとは名残惜しいが、もう王都の港が目の前なのだからと着岸準備を進める。
やがて、フェリーが着岸するとフェリーを波止場に係留させる。
着岸したことを知らせに行くと子犬達は既に起きていた。
『出ていいの?』
『婆ちゃん、行こう!』
『潮の匂いが変わったね』
そんな子犬達のはしゃぎように子供達も一人二人と次々に目を覚ます。
「着いたの!」
「もう、王都なの!」
子供達も子犬達と同じ様に親の手を引いて、フェリーの外に出ようとする。
「ケイン君、本当にもう、王都なの?」
「はい、着きました。ここは王都のデューク様直轄の港湾施設になります。ただ、この施設から王都の方へはまだ出ることが出来ないので注意して下さいね。それとトイレはこのフェリーと待合室の中にしか用意していませんから」
「分かったわ。ありがとうね」
「いいえ。アンジェさんには普段からお世話になっているので」
「ふふふ、ありがとうね。ケイン君」
「ワシとは扱いが随分違うな~ケイン」
まだ痛そうな頭をさすりながらジョシュアさんがガンツさんに訴える。
「いいから、まずは話を聞け!」
「分かりましたよ。それで、さっきのにはどういう意味があるんだいケイン君」
ジョシュアさんが話を聞いてくれるまでに落ち着いたの、説明する。
「一週目は路面が乾いた状態での急制動で、二週目が路面が濡れた状態での急制動を試してもらったんだけど、違いは……十分に分かってもらったみたいだね」
「ああ、しっかりとね。で、結局は何が言いたいの?」
まだ不機嫌なジョシュアさんが聞いてくる。
「一つは何時も一定の距離で止まれると思っていても雨の日や雪の日とかちょっとした路面の状態で制動距離が伸びたり車が暴れるということを知って欲しいということと……」
「と?」
「舟も同じで、水上では制動距離が一定しないから、自分で調整しないと狙った位置に止められないということ。ガンツさんは自分なりに調整して覚えたみたいだけどね」
「ワシだぞ? 任せろ!」
「なら、それだけ教えてくれてもいいんじゃなかったの。何もあんな怖い思いさせなくてもさ」
「それもそうだけどさ、ジョシュアさんって、頭で考えて体が着いていかないってのが多いじゃない。だから、一度は体で覚えた方が早いかなって思って。ゴメンね」
「はぁ~そういうことならいいよ。覚えられないのは自分でも分かっているからね」
なんとか納得してくれたジョシュアさんを港まで転移ゲートで送ると、ガンツさんに「次はワシのな」と頼まれる。
「でも、どうやって港まで連れて来るのさ」
「もう、来ていると思うぞ」
「分かったよ」
転移ゲートで港に出ると、そこには保育所の子供達と、その親と思われる夫婦だったり、母親だけだったりと結構な人数が集まっていた。
「ガンツさん、聞いていたより多いね」
「そうじゃな。まあ、細けぇこたぁいいじゃねえか。アンジェ!」
「遅いよ! ガンツ!」
「すまん。で、そっちは揃っているのか?」
「当たり前でしょ。もう、点呼も済んでいるよ」
「分かった。じゃあ、ワシはフェリーの準備をするから、ケイン。乗船させてくれ」
「うん、わかったよ」
「ケイン君、今日は無理を聞いてくれてありがとうね」
アンジェさんにお礼を言われ、慌てて止める。最近、こんなんばっかだな。
「アンジェさん、お礼はいいですから。さ、船に乗りましょう」
「それもそうね。じゃあ、あなた達もいいわね」
『『『うん、いいよ!』』』
アンジェさんの横に控えていた子犬達が一斉に返事をする。
「あ、連れてくんだ」
「あら? ダメなの?」
「いえ、そういう訳ではなく、大丈夫かなと」
『兄ちゃん、気にするな』
『別に悪さする訳じゃないんだしさ』
『潮風に当たるってのもいいもんだね~』
子犬達にまで余計なお世話とばかりに返されるとこれ以上言ってもどうしようもないと乗船を促す。
保育所の子供達や親達もぞろぞろとフェリーに乗り込む
すると肩を叩かれ振り向くとリーサさんがいた。
「ふふふ、確かこんなことが前にあったと思うが……」
「そうだね、リーサさん」
「「……」」
『ケイン、乗船し終わったのか!』
ガンツさんから怒鳴られ、ハッと我に返り、リーサさんは子供達の世話に戻り、俺も確認を続ける。
港に誰も残っていないことを確認し、アンジェさんにもう一度、点呼をお願いすると揃っているとのことなので、フェリーの入口を上げて、出港準備を進める。
「ガンツさん、こっちは大丈夫だよ」
ガンツさんのいる艦橋に連絡すると『了解』と短い返事の後にフェリーが動き出す。
フェリーが動き出すと、走り回る子供に海面を眺める子供、動き出したばかりと言うのに具合が悪そうな子供もいる。
走って回る子供に注意しながら、親にも落ちたときには連絡して下さいと言って、艦橋に向かう。
「ガンツさん、リーサさんも来るなら言っといてくれないと!」
「なんでだ? 保育所の集まりでアンジェが来るのなら、リーサも来るのが当然だろ?」
「ぐっ……そりゃそうだけどさ」
「そんなことより、誰も落ちないようにしっかりと見張っとけよ」
「それなら、親に頼んでおいたから。落ちたら教えてって」
「お前……」
やがて、王都の港が見えてきて、そろそろ着くよと客室に向かうとそこには誰もいなかったので、もしやと船底に行くと、はしゃぎ疲れた子供達を寝かせていた。
「もう着くの?」
「アンジェさん、それを言いに来たんだけど……どうした方がいいのかな」
「ケイン君、自然に目を覚ますまで待っていてくれる?」
「それはいいですよ。じゃ、俺は着岸の準備がありますから行きますね」
「ありがとう」
「ケイン、頑張ってな」
「うん、じゃ」
リーサさんとは名残惜しいが、もう王都の港が目の前なのだからと着岸準備を進める。
やがて、フェリーが着岸するとフェリーを波止場に係留させる。
着岸したことを知らせに行くと子犬達は既に起きていた。
『出ていいの?』
『婆ちゃん、行こう!』
『潮の匂いが変わったね』
そんな子犬達のはしゃぎように子供達も一人二人と次々に目を覚ます。
「着いたの!」
「もう、王都なの!」
子供達も子犬達と同じ様に親の手を引いて、フェリーの外に出ようとする。
「ケイン君、本当にもう、王都なの?」
「はい、着きました。ここは王都のデューク様直轄の港湾施設になります。ただ、この施設から王都の方へはまだ出ることが出来ないので注意して下さいね。それとトイレはこのフェリーと待合室の中にしか用意していませんから」
「分かったわ。ありがとうね」
「いいえ。アンジェさんには普段からお世話になっているので」
「ふふふ、ありがとうね。ケイン君」
「ワシとは扱いが随分違うな~ケイン」
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