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◆杞憂でした
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ガンツさんからの話を聞いて少し呆れたが、まあアノ人に頼まれたのなら断れないよな。
ガンツさんには、また明日と挨拶してから、まだ悔やんでいる潮まみれのマサオと一緒に転移ゲートで家に帰る。
「ただいま~」
「おかえりなさい。って、マサオ、何そんなにびしょ濡れで、ケイン先にお風呂に行きなさい! 床を汚さないように、直で行きなさい! いいわね、直よ!」
「は、はい。行くよ、マサオ」
『やっぱり、アソコで……』
まだ何かを悩んでいるマサオを掴むと、お風呂場の浴室に直接転移する。
『ドッボ~ン』と音がして、マサオと一緒に浴槽へ飛び込む。
「ありゃ、慣れてないから目測を誤ったか。まあ、いっか。ほら、マサオ。潮を落とすから大人しくしてろよ」
『な、なんだ。どうした、ここは?』
「今、気付いたのかよ。ほら、洗っているんだから、大人しくしてろよ」
『む、分かった。あ~あ、あと少しだったのにな……』
「まだ、言ってんの?」
『だってよ、あと少しなんだぜ』
そう言って、マサオが分厚い肉球を眺める。
大人しくしてくれているならいいかと、この隙にマサオをしっかり洗い、俺も服を脱ぎ、しっかりと洗うと浴槽内の泡だらけのお湯を抜き、軽く浴槽を洗ってからお湯を張る。
「しっかりと温まるんだぞ」
『はいよ』
『ふ~温まったな~やっぱり、海水に浸かると冷えるな』
「そりゃ、何度も落ちればね」
『でも、あと少しなんだぜ』
「はいはい。あ、リーサさん。エルフの里に行きたいんだけどさ、大丈夫かな」
夕食の準備で配膳しているリーサさんを捕まえて聞いてみる。
「大丈夫かってのは、アノ人のことか?」
「うん、そう。どう?」
「まあ、大丈夫かと言われれば大丈夫なんだが……ちょっとな」
「え、何かあった?」
「まあ、それは夕食が終わってからでも話そう。すまないが、少し手伝ってもらえるかな」
「うん、分かった」
リーサさんにエルフの里に残しているお母さんのリディアさんの様子を聞くと大丈夫と言われるが、どこか不安が残る。まあ、食事が終わったら話してくれると言うし、先に食事を済ませよう。
食事が終わり、後片付けも済ませたことでソファに座り、リーサさんの横にメアリーとデイヴも一緒に座ってもらう。
「母の話だったな」
「うん。一応、学校の先生になってもらえる様にお願いしていたのもあったけど、どうかな?」
「そうだな。まずはそれから話そう」
「うん、お願い」
俺の返事を聞いてから、リーサさんが一呼吸置いて話し出す。
「最初は私達を非道く罵っていたが、ケインから預かったお菓子を渡して、なんとか話の席に着いてもらうことは出来た。そして、その隙にと母に父やメアリーと同じ様に学校で教師として働いてもらえないかとお願いしたんだ。その時には信じてもらえなかったが、父がケインが話していたことをそのまま伝えると、その内容に感動していたよ」
「へぇ~あのリディアさんがね」
「ああ、そうだ。今まで絵画と言えば、肖像画や風景画といったものばかりで、いわゆる商業系ではなく、あくまでも芸術品としての扱いだったからな。それをケインが、それだけじゃないと色んな道を示してくれたことにえらく感動していたぞ。うん、私もそう思う」
「そんな、リーサさんまで。じゃあ、リディアさんは快諾してくれたの?」
「ああ、そうだ」
「じゃあ、問題はないんじゃないの?」
「ああ、とりあえずはな」
「なんだかリーサさんらしくないね。歯切れが悪いよ?」
今までリーサさんの話を聞いていたけど、急に奥歯に物が挟まったような話し方になる。
「……」
「もしかして、住むところで何かあった?」
「分かるのか!」
リーサさんが身を乗り出して、そんなことを言う。
「そりゃあね、前に家事が全然出来ないって言ってたのは覚えているから」
「ああ、そうだったな。それで、父が一緒に住もうと言ったんだけど、母がそれを断ったんだ」
「へぇ~それは意外だね」
「そうなんだ。母は突然、一人にされた訳だが慣れてしまえば、これが思ったよりも楽しかったらしく、今更私達のことを気にして暮らすのは苦痛になるかもしれないと言われてしまったんだ」
リーサさんからの話を聞いて、少し驚く。あのリディアさんが……と。
「じゃあ、住むところはどうするの? そのままエルフの里から通うの?」
「いや、それは父達と同じ様に独身寮でいいそうだ」
「それなら、何も困ることはないんじゃないの?」
「それはそうなんだが……」
リーサさんはそう言って、デイヴを見る。それに気付いた俺はリーサさんがまだ幼いデイヴとリディアさんを放しているのを気にしているのかと考える。
「もしかして、デイヴのこと?」
俺の質問にリーサさんが頷くので、デイヴを見ると、デイヴは自分のことなのかと首を傾げて俺を見る。
「デイヴはリディアさん……お母さんと離れて暮らすのはどうなの?」
「僕? 僕は別に?」
「「え?」」
デイヴの返事に俺とリーサさんが二人して驚く。
「だって、今までもあまりお母さんにお世話してもらったって、感じがないから。どちらかと言えば、メアリー姉さんと離れる方がイヤ」
「リディアさん……何やってんだよ……」
「ケイン、どうやら私の考え違いだったようだ」
「そうみたいだね。でも、エルフの里に行っても問題なさそうだと分かってよかったよ」
「すまないな」
「いいって。じゃあ送るから。準備はいい?」
「ああ」
「はい」
「うん!」
「じゃあ、繋ぐよ」
転移ゲートをリーサさんの部屋の前に繋ぎリーサさん達が潜るのを見送り、リビングに戻ると父さん達がニヤニヤしている。
「また、聞いてたんだ」
「舅姑さんとは上手くやるんだぞ」
「ダメだったら、私達みたいに駆け落ちすればいいから」
「ケイン、どっか行くのか?」
「ダメだよ、まだケインには頑張ってもらうんだから!」
何時も通りの会話だけど……クリス兄さんのはどういう意味だろ?
ガンツさんには、また明日と挨拶してから、まだ悔やんでいる潮まみれのマサオと一緒に転移ゲートで家に帰る。
「ただいま~」
「おかえりなさい。って、マサオ、何そんなにびしょ濡れで、ケイン先にお風呂に行きなさい! 床を汚さないように、直で行きなさい! いいわね、直よ!」
「は、はい。行くよ、マサオ」
『やっぱり、アソコで……』
まだ何かを悩んでいるマサオを掴むと、お風呂場の浴室に直接転移する。
『ドッボ~ン』と音がして、マサオと一緒に浴槽へ飛び込む。
「ありゃ、慣れてないから目測を誤ったか。まあ、いっか。ほら、マサオ。潮を落とすから大人しくしてろよ」
『な、なんだ。どうした、ここは?』
「今、気付いたのかよ。ほら、洗っているんだから、大人しくしてろよ」
『む、分かった。あ~あ、あと少しだったのにな……』
「まだ、言ってんの?」
『だってよ、あと少しなんだぜ』
そう言って、マサオが分厚い肉球を眺める。
大人しくしてくれているならいいかと、この隙にマサオをしっかり洗い、俺も服を脱ぎ、しっかりと洗うと浴槽内の泡だらけのお湯を抜き、軽く浴槽を洗ってからお湯を張る。
「しっかりと温まるんだぞ」
『はいよ』
『ふ~温まったな~やっぱり、海水に浸かると冷えるな』
「そりゃ、何度も落ちればね」
『でも、あと少しなんだぜ』
「はいはい。あ、リーサさん。エルフの里に行きたいんだけどさ、大丈夫かな」
夕食の準備で配膳しているリーサさんを捕まえて聞いてみる。
「大丈夫かってのは、アノ人のことか?」
「うん、そう。どう?」
「まあ、大丈夫かと言われれば大丈夫なんだが……ちょっとな」
「え、何かあった?」
「まあ、それは夕食が終わってからでも話そう。すまないが、少し手伝ってもらえるかな」
「うん、分かった」
リーサさんにエルフの里に残しているお母さんのリディアさんの様子を聞くと大丈夫と言われるが、どこか不安が残る。まあ、食事が終わったら話してくれると言うし、先に食事を済ませよう。
食事が終わり、後片付けも済ませたことでソファに座り、リーサさんの横にメアリーとデイヴも一緒に座ってもらう。
「母の話だったな」
「うん。一応、学校の先生になってもらえる様にお願いしていたのもあったけど、どうかな?」
「そうだな。まずはそれから話そう」
「うん、お願い」
俺の返事を聞いてから、リーサさんが一呼吸置いて話し出す。
「最初は私達を非道く罵っていたが、ケインから預かったお菓子を渡して、なんとか話の席に着いてもらうことは出来た。そして、その隙にと母に父やメアリーと同じ様に学校で教師として働いてもらえないかとお願いしたんだ。その時には信じてもらえなかったが、父がケインが話していたことをそのまま伝えると、その内容に感動していたよ」
「へぇ~あのリディアさんがね」
「ああ、そうだ。今まで絵画と言えば、肖像画や風景画といったものばかりで、いわゆる商業系ではなく、あくまでも芸術品としての扱いだったからな。それをケインが、それだけじゃないと色んな道を示してくれたことにえらく感動していたぞ。うん、私もそう思う」
「そんな、リーサさんまで。じゃあ、リディアさんは快諾してくれたの?」
「ああ、そうだ」
「じゃあ、問題はないんじゃないの?」
「ああ、とりあえずはな」
「なんだかリーサさんらしくないね。歯切れが悪いよ?」
今までリーサさんの話を聞いていたけど、急に奥歯に物が挟まったような話し方になる。
「……」
「もしかして、住むところで何かあった?」
「分かるのか!」
リーサさんが身を乗り出して、そんなことを言う。
「そりゃあね、前に家事が全然出来ないって言ってたのは覚えているから」
「ああ、そうだったな。それで、父が一緒に住もうと言ったんだけど、母がそれを断ったんだ」
「へぇ~それは意外だね」
「そうなんだ。母は突然、一人にされた訳だが慣れてしまえば、これが思ったよりも楽しかったらしく、今更私達のことを気にして暮らすのは苦痛になるかもしれないと言われてしまったんだ」
リーサさんからの話を聞いて、少し驚く。あのリディアさんが……と。
「じゃあ、住むところはどうするの? そのままエルフの里から通うの?」
「いや、それは父達と同じ様に独身寮でいいそうだ」
「それなら、何も困ることはないんじゃないの?」
「それはそうなんだが……」
リーサさんはそう言って、デイヴを見る。それに気付いた俺はリーサさんがまだ幼いデイヴとリディアさんを放しているのを気にしているのかと考える。
「もしかして、デイヴのこと?」
俺の質問にリーサさんが頷くので、デイヴを見ると、デイヴは自分のことなのかと首を傾げて俺を見る。
「デイヴはリディアさん……お母さんと離れて暮らすのはどうなの?」
「僕? 僕は別に?」
「「え?」」
デイヴの返事に俺とリーサさんが二人して驚く。
「だって、今までもあまりお母さんにお世話してもらったって、感じがないから。どちらかと言えば、メアリー姉さんと離れる方がイヤ」
「リディアさん……何やってんだよ……」
「ケイン、どうやら私の考え違いだったようだ」
「そうみたいだね。でも、エルフの里に行っても問題なさそうだと分かってよかったよ」
「すまないな」
「いいって。じゃあ送るから。準備はいい?」
「ああ」
「はい」
「うん!」
「じゃあ、繋ぐよ」
転移ゲートをリーサさんの部屋の前に繋ぎリーサさん達が潜るのを見送り、リビングに戻ると父さん達がニヤニヤしている。
「また、聞いてたんだ」
「舅姑さんとは上手くやるんだぞ」
「ダメだったら、私達みたいに駆け落ちすればいいから」
「ケイン、どっか行くのか?」
「ダメだよ、まだケインには頑張ってもらうんだから!」
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