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連載
◆チーズに目がくらみました
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空き地からカイドー村へと向かう街道に出るとガンツさんに車を出してもらう。
「今日は大忙しじゃな」
「あ! ガンツさん、そういやお酒飲んでたじゃん! あ~もう、なんで言わないかな~」
「なんじゃ、今頃」
「もう、『分解』」
ガンツさんに向かって、魔法を放ちガンツさんの体内に残っているアルコールを分解させる。
「おろ? ケイン、なにをした?」
「ガンツさんに飲酒運転をさせる訳にはいかないから、体内に残っているアルコールを分解させてもらったんだ」
「お前、なんて勿体無い事を……」
「いいからいいから、ほら、車を出して。出来れば四駆がいいな」
「くそ、覚えてろよ!」
ガンツさんが出してくれた四駆に乗り込み牧場を目指す。
牧場の入り口らしき場所に近付くと、こちらを見ている人物に気がつく。
「ガンツさん、こっちを見ている人がいるね」
「そうじゃな。揉め事は勘弁じゃぞ」
「まあ、そうならないようにはするつもりだけど」
四駆から降りると、歩いて来た人物に近付く。
「あんたら、なにしに来た?」
「私達は王都の方から来ました。こちらにヨサックさんて方はいらっしゃいますか?」
「ヨサックなら俺だ。子供が俺になんの用だ?」
「酒屋のドラゴさんからの紹介状です。読んで下さい」
懐からドラゴさんに書いてもらった紹介状をヨサックさんに渡し読んでもらう。
「酒屋のドラゴ? ああ、思い出した。たまにしか行かないが、俺も帰りには酒を買って帰るからな。あそこの旦那は俺が作るチーズを喜んでくれるんだよ」
「それ! それが欲しくてここまで来たんです!」
「そ、そうか。なら、客だな。家の方までいいか?」
「なら、一緒に乗って行きませんか?」
「俺が? これに?」
「ええ、どうです?」
「それはいいが、でもどうやって?」
「ガンツさん、お願い!」
「おう」
ガンツさんに頼み後部座席のドアを開けてもらい、ヨサックさんに乗ってもらう。
ヨサックさんが席に着いたのを確認してから、四駆をヨサックさんの家の前まで走らせる。
家の前で四駆を停めると皆で車から降りる。
「狭いが、入ってくれ。お~い、お客さんだ。お茶を頼む」
「は~い」
家の奥から奥さんと思われる女性の声が返される。
食堂らしき場所のテーブルをすすめられたので、ガンツさんと座る。
「滅多に客が来ないもんでな。応接室とかはないんだ。すまんな」
「いえ、急に来たんですから。お気遣いなく」
「変な子供だな……」
ヨサックさんも席に着くと奥さんらしき人がお茶をテーブルの上に置く。
「こんなものですみませんが……」
そう言って出されたのは、ホットミルクだった。
「ワンちゃんもこれね」
そう言って、マサオの前にもミルクを入れた少し深めの皿を置く。
マサオがこちらを見てくるので、軽く頷くとマサオが皿に顔を突っ込み勢いよく飲み出す。
『うまいぞ! ケイン!』
「あ、ばか」
「ん? そうか、うまいか。それはよかった。なあ?」
「ええ、本当に」
なんとか誤魔化せたかな。
「それで、紹介状を読ませてもらったが、うちのチーズを欲しいと?」
「ええ、そうです。売ってもらえますか?」
「売るのは構わないが、今の時期は日持ちはしないが、それでもいいのか?」
「ええ、構いません。出来ればヨサックさんが可能な限り売ってもらえますか?」
「そんな事を言っていいのか?」
「いいんです! もう、売れるだけ売ってください!」
「気持ちは嬉しいが、ダメになると分かっているのに売ることは出来ない。すまないな」
「そうですか。なら、それが解消出来れば売ってもらえるんですね?」
「ん? ああ、それが可能ならな」
「本当に?」
「あ、ああ」
「じゃ、ちょっと場所を借りますね。え~と、あの隅をお借りしていいですか?」
「ん? なにをするつもりか知らんがいいぞ」
「分かりました。じゃ「おい! ケイン! いいのか?」……もう、ガンツさん。なに?」
「お前がなにをするのか予想がつくから言ってるんじゃ! いいのか?」
「別にいいよ。どうせ、その内にべったりになるだろうからさ」
「まあ、それもそうじゃの。なら、好きにせい」
「じゃあ、ガンツさんのお許しも出た事だし、えい!」
台所の隅に少し大きめの冷蔵庫をインベントリから出して設置する。
「「は?」」
ヨサックさん夫婦が椅子から立ち上がり、大きく口を開けたまま黙り込む。
「出したばかりだから、まだ十分には冷えてないね。なら、少しだけ氷魔法でズルして……」
冷蔵庫と冷凍庫を十分に冷やすとヨサックさんに向き直る。
「ヨサックさん? ヨサックさん? お~い、ヨサックさん!」
「は! 俺はなにを見たんだ……」
「ヨサックさん、説明したいんですけどいいですか?」
「ケイン……君は?」
「まあ、今は俺のことは置いといて、ほら、これが冷蔵庫です。どうですか? これなら、チーズも日持ちさせることが出来ると思いません?」
ヨサックさんに冷蔵庫の扉を開けさせて、中の温度を確かめてもらう。
「冷たい……」
「あなた……」
ヨサックさんに遅れて奥さんも覚醒したみたいで、不安そうにヨサックさんに話しかけている。
「ほら、お前も触ってみろ! 中が冷たいんだ!」
「大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。ほら!」
奥さんがソロ~ッと冷蔵庫の中に手を入れると、あまりの冷たさに手を引っ込める。
「ガンツさん、お礼にエールを出してもいいかな?」
「まあ、正直イヤと言いたいところじゃが、冷たさを知ってもらうにはいいからな。構わん、出してやれ。だが、蒸留酒はダメじゃぞ」
「は~い」
インベントリからエールを五本ばかり出すと、冷蔵庫の中に並べる。
「ケイン、これはお酒じゃないのか? なんでここに入れるんだ?」
「エールは冷やした方が美味しいんですよ。後で試してみてくださいね。大体三時間もすれば冷えると思うので」
「そうか……いや、そうじゃない! だから、これはなんなんだ!」
「なにって、チーズを日持ちさせるための解決策じゃないですか?」
「これがそうか。確かに冷えるから日持ちはしそうだな……って、そうじゃない! だから、なんでそんなもんをここに置くんだ?」
「それは、ヨサックさんに説明するためと、後は……」
「後は……」
「お近付きの印ってことで」
「そうか、ならいいか……ってならないだろう!」
「もう、そんなに騒ぐことじゃないでしょ」
「いや、俺もドラゴさんに説明されたから、分かる。これが凄い物だということも。ある地方で売られているってことも」
「もう売っているんだ。すごいねガンツさん」
「おう、ガンガン作っているぞ」
「へ~」
「聞けよ!」
「だから、聞いているじゃないですか。なにが不満なんですか?」
「だから、なんでこんな物がここにあるんだってことだ」
「一言で言えば、作っているのが俺とガンツさんだから?」
「これを? お前とそこの爺さんが?」
「そう。これで納得できました?」
「ああ。いや、もういい」
「なら、売ってもらえるんですね?」
「ああ、だがあまり多くは無理だろう?」
「それなら、心配いりませんよ。なんなら、この牧場のすべてのチーズだって構いませんよ」
「ほう、そこまでいうか面白い。なら、全部を売ってやろうじゃないか。もし一つでも残したら倍額をもらうぞ?」
ヨサックさんが出来る訳がないという風にニヤリと笑う。
「本当に?」
「ああ、本当だ。その前に金は用意してあるんだろうな?」
「それなら、問題ないですよ。ちなみにおいくらですか?」
「そうだな、まけにまけて金貨七枚でどうだ?」
「あれ?」
「なんだ高いか?」
「いや、安いと思って。そんなに量がないんですか?」
「ふん、まあいい。来い! 保管場所に案内してやる」
「分かりました。あ、ガンツさん達はここで待ってて」
「分かった。ケイン、ほどほどにするんじゃぞ」
「心配しすぎだよ」
「それがそうじゃないから……」
「おい! 早く来いよ」
「あ、すみません。今、行きます」
保管庫に入ると少しヒンヤリとする感覚に包まれる。
保管庫の中に置かれている棚の上には熟したチーズが置かれている。
「熟したチーズの棚はどれですか?」
「それなら、右手がそうだ」
「数は抑えていますよね?」
「数? ああ、チーズの数なら覚えている。それが?」
「なら、遠慮なく『収納』」
俺がそう唱えると棚の上のチーズがすべてインベントリに収納される。
「は?」
「他は?」
「……」
「ヨサックさん、次は?」
「あ、ああ。こっちだ。この棚全部だ」
「『収納』次をお願いします」
「あ、ああ……後はこっちだ」
「今日は大忙しじゃな」
「あ! ガンツさん、そういやお酒飲んでたじゃん! あ~もう、なんで言わないかな~」
「なんじゃ、今頃」
「もう、『分解』」
ガンツさんに向かって、魔法を放ちガンツさんの体内に残っているアルコールを分解させる。
「おろ? ケイン、なにをした?」
「ガンツさんに飲酒運転をさせる訳にはいかないから、体内に残っているアルコールを分解させてもらったんだ」
「お前、なんて勿体無い事を……」
「いいからいいから、ほら、車を出して。出来れば四駆がいいな」
「くそ、覚えてろよ!」
ガンツさんが出してくれた四駆に乗り込み牧場を目指す。
牧場の入り口らしき場所に近付くと、こちらを見ている人物に気がつく。
「ガンツさん、こっちを見ている人がいるね」
「そうじゃな。揉め事は勘弁じゃぞ」
「まあ、そうならないようにはするつもりだけど」
四駆から降りると、歩いて来た人物に近付く。
「あんたら、なにしに来た?」
「私達は王都の方から来ました。こちらにヨサックさんて方はいらっしゃいますか?」
「ヨサックなら俺だ。子供が俺になんの用だ?」
「酒屋のドラゴさんからの紹介状です。読んで下さい」
懐からドラゴさんに書いてもらった紹介状をヨサックさんに渡し読んでもらう。
「酒屋のドラゴ? ああ、思い出した。たまにしか行かないが、俺も帰りには酒を買って帰るからな。あそこの旦那は俺が作るチーズを喜んでくれるんだよ」
「それ! それが欲しくてここまで来たんです!」
「そ、そうか。なら、客だな。家の方までいいか?」
「なら、一緒に乗って行きませんか?」
「俺が? これに?」
「ええ、どうです?」
「それはいいが、でもどうやって?」
「ガンツさん、お願い!」
「おう」
ガンツさんに頼み後部座席のドアを開けてもらい、ヨサックさんに乗ってもらう。
ヨサックさんが席に着いたのを確認してから、四駆をヨサックさんの家の前まで走らせる。
家の前で四駆を停めると皆で車から降りる。
「狭いが、入ってくれ。お~い、お客さんだ。お茶を頼む」
「は~い」
家の奥から奥さんと思われる女性の声が返される。
食堂らしき場所のテーブルをすすめられたので、ガンツさんと座る。
「滅多に客が来ないもんでな。応接室とかはないんだ。すまんな」
「いえ、急に来たんですから。お気遣いなく」
「変な子供だな……」
ヨサックさんも席に着くと奥さんらしき人がお茶をテーブルの上に置く。
「こんなものですみませんが……」
そう言って出されたのは、ホットミルクだった。
「ワンちゃんもこれね」
そう言って、マサオの前にもミルクを入れた少し深めの皿を置く。
マサオがこちらを見てくるので、軽く頷くとマサオが皿に顔を突っ込み勢いよく飲み出す。
『うまいぞ! ケイン!』
「あ、ばか」
「ん? そうか、うまいか。それはよかった。なあ?」
「ええ、本当に」
なんとか誤魔化せたかな。
「それで、紹介状を読ませてもらったが、うちのチーズを欲しいと?」
「ええ、そうです。売ってもらえますか?」
「売るのは構わないが、今の時期は日持ちはしないが、それでもいいのか?」
「ええ、構いません。出来ればヨサックさんが可能な限り売ってもらえますか?」
「そんな事を言っていいのか?」
「いいんです! もう、売れるだけ売ってください!」
「気持ちは嬉しいが、ダメになると分かっているのに売ることは出来ない。すまないな」
「そうですか。なら、それが解消出来れば売ってもらえるんですね?」
「ん? ああ、それが可能ならな」
「本当に?」
「あ、ああ」
「じゃ、ちょっと場所を借りますね。え~と、あの隅をお借りしていいですか?」
「ん? なにをするつもりか知らんがいいぞ」
「分かりました。じゃ「おい! ケイン! いいのか?」……もう、ガンツさん。なに?」
「お前がなにをするのか予想がつくから言ってるんじゃ! いいのか?」
「別にいいよ。どうせ、その内にべったりになるだろうからさ」
「まあ、それもそうじゃの。なら、好きにせい」
「じゃあ、ガンツさんのお許しも出た事だし、えい!」
台所の隅に少し大きめの冷蔵庫をインベントリから出して設置する。
「「は?」」
ヨサックさん夫婦が椅子から立ち上がり、大きく口を開けたまま黙り込む。
「出したばかりだから、まだ十分には冷えてないね。なら、少しだけ氷魔法でズルして……」
冷蔵庫と冷凍庫を十分に冷やすとヨサックさんに向き直る。
「ヨサックさん? ヨサックさん? お~い、ヨサックさん!」
「は! 俺はなにを見たんだ……」
「ヨサックさん、説明したいんですけどいいですか?」
「ケイン……君は?」
「まあ、今は俺のことは置いといて、ほら、これが冷蔵庫です。どうですか? これなら、チーズも日持ちさせることが出来ると思いません?」
ヨサックさんに冷蔵庫の扉を開けさせて、中の温度を確かめてもらう。
「冷たい……」
「あなた……」
ヨサックさんに遅れて奥さんも覚醒したみたいで、不安そうにヨサックさんに話しかけている。
「ほら、お前も触ってみろ! 中が冷たいんだ!」
「大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。ほら!」
奥さんがソロ~ッと冷蔵庫の中に手を入れると、あまりの冷たさに手を引っ込める。
「ガンツさん、お礼にエールを出してもいいかな?」
「まあ、正直イヤと言いたいところじゃが、冷たさを知ってもらうにはいいからな。構わん、出してやれ。だが、蒸留酒はダメじゃぞ」
「は~い」
インベントリからエールを五本ばかり出すと、冷蔵庫の中に並べる。
「ケイン、これはお酒じゃないのか? なんでここに入れるんだ?」
「エールは冷やした方が美味しいんですよ。後で試してみてくださいね。大体三時間もすれば冷えると思うので」
「そうか……いや、そうじゃない! だから、これはなんなんだ!」
「なにって、チーズを日持ちさせるための解決策じゃないですか?」
「これがそうか。確かに冷えるから日持ちはしそうだな……って、そうじゃない! だから、なんでそんなもんをここに置くんだ?」
「それは、ヨサックさんに説明するためと、後は……」
「後は……」
「お近付きの印ってことで」
「そうか、ならいいか……ってならないだろう!」
「もう、そんなに騒ぐことじゃないでしょ」
「いや、俺もドラゴさんに説明されたから、分かる。これが凄い物だということも。ある地方で売られているってことも」
「もう売っているんだ。すごいねガンツさん」
「おう、ガンガン作っているぞ」
「へ~」
「聞けよ!」
「だから、聞いているじゃないですか。なにが不満なんですか?」
「だから、なんでこんな物がここにあるんだってことだ」
「一言で言えば、作っているのが俺とガンツさんだから?」
「これを? お前とそこの爺さんが?」
「そう。これで納得できました?」
「ああ。いや、もういい」
「なら、売ってもらえるんですね?」
「ああ、だがあまり多くは無理だろう?」
「それなら、心配いりませんよ。なんなら、この牧場のすべてのチーズだって構いませんよ」
「ほう、そこまでいうか面白い。なら、全部を売ってやろうじゃないか。もし一つでも残したら倍額をもらうぞ?」
ヨサックさんが出来る訳がないという風にニヤリと笑う。
「本当に?」
「ああ、本当だ。その前に金は用意してあるんだろうな?」
「それなら、問題ないですよ。ちなみにおいくらですか?」
「そうだな、まけにまけて金貨七枚でどうだ?」
「あれ?」
「なんだ高いか?」
「いや、安いと思って。そんなに量がないんですか?」
「ふん、まあいい。来い! 保管場所に案内してやる」
「分かりました。あ、ガンツさん達はここで待ってて」
「分かった。ケイン、ほどほどにするんじゃぞ」
「心配しすぎだよ」
「それがそうじゃないから……」
「おい! 早く来いよ」
「あ、すみません。今、行きます」
保管庫に入ると少しヒンヤリとする感覚に包まれる。
保管庫の中に置かれている棚の上には熟したチーズが置かれている。
「熟したチーズの棚はどれですか?」
「それなら、右手がそうだ」
「数は抑えていますよね?」
「数? ああ、チーズの数なら覚えている。それが?」
「なら、遠慮なく『収納』」
俺がそう唱えると棚の上のチーズがすべてインベントリに収納される。
「は?」
「他は?」
「……」
「ヨサックさん、次は?」
「あ、ああ。こっちだ。この棚全部だ」
「『収納』次をお願いします」
「あ、ああ……後はこっちだ」
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