258 / 468
連載
◆まだ洗礼前でした
しおりを挟む
一度、ガンツさんと自室に戻るとこれからの設備拡張について話す。
「さっき、イーガンも言うてたが、やはり手狭になってきておるようじゃの」
「だね。車関連は別棟だから分からなかったけど、領都から持ち込んだ分もあるし、ここの工房で作り始めた物も結構あるからね。どうしようか」
「どうしようって、広げるか作るかじゃろ? 幸いにも空き地はまだまだあるしな」
「そうは言うけどさ、無計画に広げたって後から困るよ」
「そこはほれ! いつもの様にな」
「なって言われても。そもそもいつものようにってなに?」
「いつもなら、模型を使ってから始めるじゃろ? 今回なら街の模型じゃな」
「ああ、そういうこと。なら、ちょっと待ってね」
そういって、ドワーフタウンの模型を用意する。
「今は、こんな感じかな」
「どれ。ほう、だいぶ込み入って来たな。少しは街らしくなってきたか」
「そう言われるとそうだね。俺としては、もう少し少なくてもいいんだけどね」
「そうか? じゃが、これからは人手が必要になるぞ。だから、町長としても工房の関係者としても多少は増えてもらわんと困るんじゃがな」
「それもそうか。で、工房の方はどうするの?」
「まあ、まずは車関連は今のままでいいとしてじゃ。今の工房で作っている物で製造ラインの延長上にある物は動かせないな」
「なら、領都から持ってきたママチャリ関連は別棟にするんだね?」
「ああ、それが良かろう。で、製造ラインには関係ない単品の製品は一纏めにするのがいいと思うが」
「そうだね。でもさ、今はどの程度の製造ラインがあるのか把握してるの?」
「ん? ケインがしているんじゃないのか?」
「え? なんで俺が?」
「へ? なんでもなにも、いつも無茶を言って作らせているのはお前じゃろ?」
「は? それはそうかもしれないけどさ、そこは工房の責任者として知っておこうよ」
「ふっ忘れたのか? ワシは開発の責任者じゃが、工房の責任者は形だけだと言うことを」
「ほ~そうきますか。でも実質のオーナーはガンツさんでしょ?」
「あ~そういえば、そうじゃったな。じゃが、現場は任せっきりじゃったから全然知らんぞ」
「もう、長々とやり取りしてみたけど、結局は二人とも知らないってことだよね?」
「まあ、そうなるな」
「なら、こんなところで二人で話していてもダメじゃない。ガンツさんは下で話してきなよ。はい! これ持って!」
そう言って、ガンツさんに街の模型を渡すと下のイーガンさん達のいる部屋へとゲートを繋ぐ。
イーガンさん達が驚いた顔をしてこちらを見るが、すぐにガンツさんと俺であることに気付くと今度は不思議そうに見る。
「なに?」
「イーガンさん、ガンツさんも仲間に入れてやって」
「仲間に? それはどういうことだ?」
「それは、ガンツさんから説明するから。ほら、ガンツさん」
「あ、ああ、分かったから押すなよ。ったく」
「ケイン君、なんでかを聞いても?」
「うん、それも全部ガンツさんが説明するから。俺は母さんを迎えに行かないとダメだから、もう帰るからさ。だから後はよろしくね! じゃあね~」
「「「あ、ケイン」」」
その場でゲートをアーロンさんの家の前に繋いで、部屋から出る。
「行っちまいやがったな、あの野郎」
「それで、親父よ。どういうことなんだ? その模型は?」
「ああ、これか。これはだな……」
「ああ、新しい工場を作るんですね」
「そうじゃ、ボビーその通りじゃ」
「はぁ? 今から工場を作る? 本気か?」
「本気じゃが、イーガンはなにが心配なんじゃ?」
「なにって、工場だろ? 小屋じゃなく工場なんだろ? それを今から作って、いつ完成予定だというつもりなんだ? 他にも建造中のはいくつもあるから、必要な人足は満足に集めることも出来ないって分かっているんだろうな!」
「ボビーよ、イーガンはまだ洗礼は受けてなかったのか?」
「はい、確かまだだと思います。まあ、私も直接は見ていないので、そういう意味では私もまだですが」
「そうか。なら、今回のことを楽しみにしておくがいい」
「はい、楽しみです」
「なあ、待てよ。親父もボビーさんもなにを納得しているんだよ! それにまだ工場の件も答えを聞いていないぞ!」
「ああ、そうだったな。確かいつ始めていつ終わらせるのかってことだったな」
「ああ、そうだよ。いつまでなんだ?」
「そんなのはお前……一瞬だよ」
「は? 親父、気は確かか? 工場だぞ! 小屋じゃなくて、工場なんだろ?」
「だから、そのくらい分かってるわ! お前こそ、分かっているのか? ケインじゃぞ。まあ、ここでいくら言っても信じられないだろうな。なら、今は工場の建設については別にして必要なことを話し合おうじゃないか」
「誤魔化すのかよ!」
「そうではない。だが、お前が話を信じてくれなければどうしようもないと言うことだ。な、分かるか」
「分からない。ボビーさんはなんで、黙っているんだ?」
「イーガンさん、私は仮ですが、すでに洗礼は受けてますので。なので親方……ガンツさんの言うことも信じられますし、信じます。それはケイン君についても同じです」
「なんだよ、それ! 意味わかんねえよ!」
「イーガン、なら言うが。この街をワシとケインが作ったのは知っているか?」
「ああ。人伝に聞いたことはある。それがどうした?」
「なら、どのくらいの期間を設けたかは聞いたか?」
「期間? この街をどのくらいの期間で作ったかってことか?」
「ああ、そうじゃ」
「それは……聞いてない。いや聞いたことがない」
「まあ、そうじゃろうな」
「それがどうしたって言うんだ?」
「だから、この街はワシとケインが作った。じゃが基本的なところは全部ケインじゃ」
「ハァ~気は確かか?」
「心配せんでもワシは正気じゃ。でな改めて聞くが、あのシンボルとも言えるあの橋は、どのくらいの期間で作ったと思う?」
「さあな。だが、あの大きさなら一年掛かっても不思議じゃないだろうな」
「一瞬じゃ」
「は? 親父、やっぱり一度見てもらった方がいいぞ」
「イーガンさん、間違いじゃないと思いますよ」
「ボビーさんまでなにを言うんですか?」
「イーガン、信じられんのも分かるがな。これが事実じゃ」
「親父、いい加減にしろよ! なんでそこまで頑固なんだ。あんなのが一瞬で出来るわけないだろうが!」
「ああ、ワシもそう思った」
「なら、間違いなんだろ」
「ああ、ワシも目の前で起こったことが信じられんでな、何度も目を擦って見たが、橋が消えることはなかった。ケインの一言で、あの橋は出来上がったんだよ」
「んなわけないだろ」
「なら、領主にでも聞くがええ。証人が必要なら何人でも用意するぞ」
「え? 領主まで……本当なのか?」
「ああ、それにお前が住んでいる独身寮な、あれもワシとガンボの前で一瞬で出来上がったぞ。ガンボにも聞くか?」
「ガンボさんまで……」
「納得出来たのなら、先に進めるぞ。いいか?」
「あ、ああ」
「さて、なにから決めましょうか?」
「まずは製造ラインの把握じゃな。増設予定も含めてな」
「分かりました」
「さっき、イーガンも言うてたが、やはり手狭になってきておるようじゃの」
「だね。車関連は別棟だから分からなかったけど、領都から持ち込んだ分もあるし、ここの工房で作り始めた物も結構あるからね。どうしようか」
「どうしようって、広げるか作るかじゃろ? 幸いにも空き地はまだまだあるしな」
「そうは言うけどさ、無計画に広げたって後から困るよ」
「そこはほれ! いつもの様にな」
「なって言われても。そもそもいつものようにってなに?」
「いつもなら、模型を使ってから始めるじゃろ? 今回なら街の模型じゃな」
「ああ、そういうこと。なら、ちょっと待ってね」
そういって、ドワーフタウンの模型を用意する。
「今は、こんな感じかな」
「どれ。ほう、だいぶ込み入って来たな。少しは街らしくなってきたか」
「そう言われるとそうだね。俺としては、もう少し少なくてもいいんだけどね」
「そうか? じゃが、これからは人手が必要になるぞ。だから、町長としても工房の関係者としても多少は増えてもらわんと困るんじゃがな」
「それもそうか。で、工房の方はどうするの?」
「まあ、まずは車関連は今のままでいいとしてじゃ。今の工房で作っている物で製造ラインの延長上にある物は動かせないな」
「なら、領都から持ってきたママチャリ関連は別棟にするんだね?」
「ああ、それが良かろう。で、製造ラインには関係ない単品の製品は一纏めにするのがいいと思うが」
「そうだね。でもさ、今はどの程度の製造ラインがあるのか把握してるの?」
「ん? ケインがしているんじゃないのか?」
「え? なんで俺が?」
「へ? なんでもなにも、いつも無茶を言って作らせているのはお前じゃろ?」
「は? それはそうかもしれないけどさ、そこは工房の責任者として知っておこうよ」
「ふっ忘れたのか? ワシは開発の責任者じゃが、工房の責任者は形だけだと言うことを」
「ほ~そうきますか。でも実質のオーナーはガンツさんでしょ?」
「あ~そういえば、そうじゃったな。じゃが、現場は任せっきりじゃったから全然知らんぞ」
「もう、長々とやり取りしてみたけど、結局は二人とも知らないってことだよね?」
「まあ、そうなるな」
「なら、こんなところで二人で話していてもダメじゃない。ガンツさんは下で話してきなよ。はい! これ持って!」
そう言って、ガンツさんに街の模型を渡すと下のイーガンさん達のいる部屋へとゲートを繋ぐ。
イーガンさん達が驚いた顔をしてこちらを見るが、すぐにガンツさんと俺であることに気付くと今度は不思議そうに見る。
「なに?」
「イーガンさん、ガンツさんも仲間に入れてやって」
「仲間に? それはどういうことだ?」
「それは、ガンツさんから説明するから。ほら、ガンツさん」
「あ、ああ、分かったから押すなよ。ったく」
「ケイン君、なんでかを聞いても?」
「うん、それも全部ガンツさんが説明するから。俺は母さんを迎えに行かないとダメだから、もう帰るからさ。だから後はよろしくね! じゃあね~」
「「「あ、ケイン」」」
その場でゲートをアーロンさんの家の前に繋いで、部屋から出る。
「行っちまいやがったな、あの野郎」
「それで、親父よ。どういうことなんだ? その模型は?」
「ああ、これか。これはだな……」
「ああ、新しい工場を作るんですね」
「そうじゃ、ボビーその通りじゃ」
「はぁ? 今から工場を作る? 本気か?」
「本気じゃが、イーガンはなにが心配なんじゃ?」
「なにって、工場だろ? 小屋じゃなく工場なんだろ? それを今から作って、いつ完成予定だというつもりなんだ? 他にも建造中のはいくつもあるから、必要な人足は満足に集めることも出来ないって分かっているんだろうな!」
「ボビーよ、イーガンはまだ洗礼は受けてなかったのか?」
「はい、確かまだだと思います。まあ、私も直接は見ていないので、そういう意味では私もまだですが」
「そうか。なら、今回のことを楽しみにしておくがいい」
「はい、楽しみです」
「なあ、待てよ。親父もボビーさんもなにを納得しているんだよ! それにまだ工場の件も答えを聞いていないぞ!」
「ああ、そうだったな。確かいつ始めていつ終わらせるのかってことだったな」
「ああ、そうだよ。いつまでなんだ?」
「そんなのはお前……一瞬だよ」
「は? 親父、気は確かか? 工場だぞ! 小屋じゃなくて、工場なんだろ?」
「だから、そのくらい分かってるわ! お前こそ、分かっているのか? ケインじゃぞ。まあ、ここでいくら言っても信じられないだろうな。なら、今は工場の建設については別にして必要なことを話し合おうじゃないか」
「誤魔化すのかよ!」
「そうではない。だが、お前が話を信じてくれなければどうしようもないと言うことだ。な、分かるか」
「分からない。ボビーさんはなんで、黙っているんだ?」
「イーガンさん、私は仮ですが、すでに洗礼は受けてますので。なので親方……ガンツさんの言うことも信じられますし、信じます。それはケイン君についても同じです」
「なんだよ、それ! 意味わかんねえよ!」
「イーガン、なら言うが。この街をワシとケインが作ったのは知っているか?」
「ああ。人伝に聞いたことはある。それがどうした?」
「なら、どのくらいの期間を設けたかは聞いたか?」
「期間? この街をどのくらいの期間で作ったかってことか?」
「ああ、そうじゃ」
「それは……聞いてない。いや聞いたことがない」
「まあ、そうじゃろうな」
「それがどうしたって言うんだ?」
「だから、この街はワシとケインが作った。じゃが基本的なところは全部ケインじゃ」
「ハァ~気は確かか?」
「心配せんでもワシは正気じゃ。でな改めて聞くが、あのシンボルとも言えるあの橋は、どのくらいの期間で作ったと思う?」
「さあな。だが、あの大きさなら一年掛かっても不思議じゃないだろうな」
「一瞬じゃ」
「は? 親父、やっぱり一度見てもらった方がいいぞ」
「イーガンさん、間違いじゃないと思いますよ」
「ボビーさんまでなにを言うんですか?」
「イーガン、信じられんのも分かるがな。これが事実じゃ」
「親父、いい加減にしろよ! なんでそこまで頑固なんだ。あんなのが一瞬で出来るわけないだろうが!」
「ああ、ワシもそう思った」
「なら、間違いなんだろ」
「ああ、ワシも目の前で起こったことが信じられんでな、何度も目を擦って見たが、橋が消えることはなかった。ケインの一言で、あの橋は出来上がったんだよ」
「んなわけないだろ」
「なら、領主にでも聞くがええ。証人が必要なら何人でも用意するぞ」
「え? 領主まで……本当なのか?」
「ああ、それにお前が住んでいる独身寮な、あれもワシとガンボの前で一瞬で出来上がったぞ。ガンボにも聞くか?」
「ガンボさんまで……」
「納得出来たのなら、先に進めるぞ。いいか?」
「あ、ああ」
「さて、なにから決めましょうか?」
「まずは製造ラインの把握じゃな。増設予定も含めてな」
「分かりました」
0
お気に入りに追加
4,901
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
天災少年はやらかしたくありません!
もるもる(๑˙ϖ˙๑ )
ファンタジー
旧題:チート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!
【アルファポリス様にて発売中!!】
「天災少年はやらかしたくありません!」のタイトルで2022年10月19日出荷されました!
※書籍化に伴い一部を掲載停止させて頂きます
あれ?何でこうなった?
僕の目の前の標的どころか防御結界が消滅。またその先の校舎の上部が消滅。
さらにさらに遠く離れた山の山頂がゴッソリと抉れてしまっている。
あっけにとられる受験者。気絶する女の子。呆然とする教員。
ま……まわりの視線があまりにも痛すぎる……
1人に1つの魂(加護)を3つも持ってしまった少年が、個性の強い魂に振り回されて知らず知らずの内に大災害を発生させて、更なるチートで解決していく物語です!
書籍化記念書き下ろし
天災少年はやらかしたくありません!スピンオフ Stories
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/842685585
第2部『旅行中でもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/979266310
第3部『ダンジョンでもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/211266610
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。