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◆叩いてみました
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ガンボさん達と教科書の内容について話し合った結果、当初は内容よりも子供達の手に渡ることを第一に考え、最初に作る教科書の内容を少なくし、残りは後から作る教科書でカバーすることにした。
「じゃあ、ガンボよ。教科書の内容については任せたぞ。締め切りはあと三日じゃな」
「三日かよ。どうじゃ? カーティス、メアリーいけるか?」
「まあ、なんとかやってみましょう。なあ、メアリー」
「はぁ、ケインのやることはいつもいきなりだわ。これにも慣れなきゃいけないのね。いいわ、やってあげる」
「じゃあ、任せたぞ。ほれ、ケイン。続きじゃ」
「はいはい、じゃあ頑張ってくださいね」
「ああ、ほどほどにな」
ガンボさん達に挨拶し、ゲートを再び工房の自室へと繋ぎ潜っていく。
ソファに座りゆっくりしていると、ガンツさんが言う。
「さて、教科書の内容については決まったと思っていいだろう。そして内容も少なくしたから、一番簡単な方法での製本にすれば、数は揃えられると思うが、どうじゃ?」
「うん、ガンツさんの言う通りだね。でも、その前に製本よりは教科書の原本についてはどうなるの? カーティスさん達の手書きなの?」
「ああ、そこか」
「ほら、前にガンツさんが興味持っていた方法があったでしょ? あれはどうなったの?」
「あれ?」
「ほら、一字ずつ打つっていう方法で、紙に直接印字するってやつ」
「ああ、あれか。あれはまだ進んでおらんていうか、なにもしてないな」
「え~勿体ない。あれが出来れば、すっごく便利になるのに」
「じゃが、それならタブレットでもやっていたじゃろ? ほれ、あの写真の名前を変えたりしてたじゃろ?」
「ああ、あれ」
「そうじゃ、あれをなんとかすれば出来るんじゃないのか?」
「それもそうだね。じゃあさ、ガンツさんは機械式の印字を作ってよ。俺はタブレットをなんとかしてみるからさ」
「ほう、競争という訳か。ワシに勝てるつもりか」
そういうとガンツさんがとニヤリと笑う。
「いや、別に勝負じゃないから。それに俺のはタブレット限定だけどさ、ガンツさんのは出来たら、誰でも欲しがると思うよ。特に行政関連でね」
「そうか?」
「だってさ、手書きって結構、面倒だよね? それに行政関連の事務系なんて特にね」
「まあ、分かるがな。だが、ケインの頭の中にはある程度の構想はあるんじゃろ? なら、合わせられるところは合わせておこうか」
「いいね。じゃあ早速決めようか。まずは刻印する文字の配列だね」
「配列? 順番通りじゃダメなのか?」
「ダメでしょ。まずはよく使う母音にあたる文字を使いやすい位置に配置して、あまり使わないのは遠くでもいいって感じかな」
この世界の文字は英語に近いもので、使う文字もアルファベットとあまり差異はなかった。なら、前世のキーボード配列でいけるんじゃないかと思っている。個人的にはテンキーは付けたいところだけどね。
前世の記憶を頼りに指が覚えているかを試して、エアーでブラインドタッチをしてみる。
「あ~ここか」
「ケイン、なにをやっているんだ?」
そんな俺を見ていたガンツさんが不思議そうに聞いてくる。
「どこにどの文字があれば使いやすいかを考えていたんだ」
「そうか。で、決まったのか?」
「うん、こういうのはどうかな? 最初は使いづらいと思うけど、慣れればいけるからさ」
「どれ?」
試しにと土魔法で簡易的なキーボードを作ってみるが、土魔法で作ったものなので、実際にキーを叩いても沈むとかの反応がない。
「これじゃ分からん。実際に叩いてみないと分からんぞ」
「それもそうだね。でも、そうなるとガンツさんとの共同制作になっちゃうけど、いいの?」
「ああ、ワシは構わんぞ」
「分かったよ」
それならと前世の記憶を頼りに頭の中に昔ながらのタイプライターの形を思い浮かべながら、少しずつタイプライターを形作っていき、数分後には目の前にはステンレンス製のメタリックなタイプライターが現れた。
「動きとしては、この文字のキーを叩くと、同じ文字の活版がインクが染み込んだテープを叩く。すると、紙にその文字が印字される。そして、紙の終わりまで行った時や、次の行にずらしたい時には、この『改行』で紙を一行分上に送るんだ。どう?」
「お前……本当にどこから、この発想が出来るんじゃ?」
「さ、さあ、若さゆえじゃないの?」
「その若さも微妙じゃがな。まあええわ、ちょっと使わせてくれ」
「いいよ、はい」
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
「ガンツさん、ガンツさん?」
一心不乱という感じでタイプライターを打ち続けるガンツさんに声を掛ける。
「お、おお、なんだ? なにがあった?」
「なにが? じゃないでしょ。なにか呟きながら、一心不乱に打っていたから心配になったんじゃない」
「そうか?」
そう言って、ガンツさんが印字された用紙を手に取る。
「うわぁ~自分でいうのもなんだが、引くな~」
「なになに? なにを書いたの?」
印字された内容を覗き込もうとするとガンツさんが、慌てる。
「な、なんじゃ! なにを覗こうとしているんじゃ!」
「なに書いたのか気になるじゃない。いいじゃない、見せてよ!」
「ダメじゃ、これは見せられん!」
「まあ、アンジェさんに対するラブレターみたいなもんだしね」
「ああ、そうじゃ。この胸の内に抱えるものを吐き出したら……って、なんでお前が内容を知っているんじゃ?」
「なんでって、全部口に出しながら打っていたよ? 気付いてなかったの?」
「え? 全部?」
「うん。全部だね」
「うぉぉぉ~」
「ガ、ガンツさん? 大丈夫だから、誰にも言わないよ?」
「そこは疑問形なんじゃな」
「そこは、ちょっと自信がないかもね」
「まあええ。は~なんで口に出るかな~」
「そういう人もいるからね、口に出しながら手を動かす人ってのは多いと思うよ」
「そういうもんかの~」
「それじゃ、仕組みはこれでいいかな?」
「そうじゃな、後はワシが使い勝手がいいように変えてみるか」
「分かった。じゃあ、後はおまかせで」
「あいよ、任された」
タイプライターの改良をガンツさんに任せるとタブレットでの文字入力を考える。
「ここは、キーボードレイアウトを表示して、タップしていくやり方がいいかな。とりあえずは改良してみるか」
「じゃあ、ガンボよ。教科書の内容については任せたぞ。締め切りはあと三日じゃな」
「三日かよ。どうじゃ? カーティス、メアリーいけるか?」
「まあ、なんとかやってみましょう。なあ、メアリー」
「はぁ、ケインのやることはいつもいきなりだわ。これにも慣れなきゃいけないのね。いいわ、やってあげる」
「じゃあ、任せたぞ。ほれ、ケイン。続きじゃ」
「はいはい、じゃあ頑張ってくださいね」
「ああ、ほどほどにな」
ガンボさん達に挨拶し、ゲートを再び工房の自室へと繋ぎ潜っていく。
ソファに座りゆっくりしていると、ガンツさんが言う。
「さて、教科書の内容については決まったと思っていいだろう。そして内容も少なくしたから、一番簡単な方法での製本にすれば、数は揃えられると思うが、どうじゃ?」
「うん、ガンツさんの言う通りだね。でも、その前に製本よりは教科書の原本についてはどうなるの? カーティスさん達の手書きなの?」
「ああ、そこか」
「ほら、前にガンツさんが興味持っていた方法があったでしょ? あれはどうなったの?」
「あれ?」
「ほら、一字ずつ打つっていう方法で、紙に直接印字するってやつ」
「ああ、あれか。あれはまだ進んでおらんていうか、なにもしてないな」
「え~勿体ない。あれが出来れば、すっごく便利になるのに」
「じゃが、それならタブレットでもやっていたじゃろ? ほれ、あの写真の名前を変えたりしてたじゃろ?」
「ああ、あれ」
「そうじゃ、あれをなんとかすれば出来るんじゃないのか?」
「それもそうだね。じゃあさ、ガンツさんは機械式の印字を作ってよ。俺はタブレットをなんとかしてみるからさ」
「ほう、競争という訳か。ワシに勝てるつもりか」
そういうとガンツさんがとニヤリと笑う。
「いや、別に勝負じゃないから。それに俺のはタブレット限定だけどさ、ガンツさんのは出来たら、誰でも欲しがると思うよ。特に行政関連でね」
「そうか?」
「だってさ、手書きって結構、面倒だよね? それに行政関連の事務系なんて特にね」
「まあ、分かるがな。だが、ケインの頭の中にはある程度の構想はあるんじゃろ? なら、合わせられるところは合わせておこうか」
「いいね。じゃあ早速決めようか。まずは刻印する文字の配列だね」
「配列? 順番通りじゃダメなのか?」
「ダメでしょ。まずはよく使う母音にあたる文字を使いやすい位置に配置して、あまり使わないのは遠くでもいいって感じかな」
この世界の文字は英語に近いもので、使う文字もアルファベットとあまり差異はなかった。なら、前世のキーボード配列でいけるんじゃないかと思っている。個人的にはテンキーは付けたいところだけどね。
前世の記憶を頼りに指が覚えているかを試して、エアーでブラインドタッチをしてみる。
「あ~ここか」
「ケイン、なにをやっているんだ?」
そんな俺を見ていたガンツさんが不思議そうに聞いてくる。
「どこにどの文字があれば使いやすいかを考えていたんだ」
「そうか。で、決まったのか?」
「うん、こういうのはどうかな? 最初は使いづらいと思うけど、慣れればいけるからさ」
「どれ?」
試しにと土魔法で簡易的なキーボードを作ってみるが、土魔法で作ったものなので、実際にキーを叩いても沈むとかの反応がない。
「これじゃ分からん。実際に叩いてみないと分からんぞ」
「それもそうだね。でも、そうなるとガンツさんとの共同制作になっちゃうけど、いいの?」
「ああ、ワシは構わんぞ」
「分かったよ」
それならと前世の記憶を頼りに頭の中に昔ながらのタイプライターの形を思い浮かべながら、少しずつタイプライターを形作っていき、数分後には目の前にはステンレンス製のメタリックなタイプライターが現れた。
「動きとしては、この文字のキーを叩くと、同じ文字の活版がインクが染み込んだテープを叩く。すると、紙にその文字が印字される。そして、紙の終わりまで行った時や、次の行にずらしたい時には、この『改行』で紙を一行分上に送るんだ。どう?」
「お前……本当にどこから、この発想が出来るんじゃ?」
「さ、さあ、若さゆえじゃないの?」
「その若さも微妙じゃがな。まあええわ、ちょっと使わせてくれ」
「いいよ、はい」
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
『カシャカシャカシャ……チ~ン』
「ガンツさん、ガンツさん?」
一心不乱という感じでタイプライターを打ち続けるガンツさんに声を掛ける。
「お、おお、なんだ? なにがあった?」
「なにが? じゃないでしょ。なにか呟きながら、一心不乱に打っていたから心配になったんじゃない」
「そうか?」
そう言って、ガンツさんが印字された用紙を手に取る。
「うわぁ~自分でいうのもなんだが、引くな~」
「なになに? なにを書いたの?」
印字された内容を覗き込もうとするとガンツさんが、慌てる。
「な、なんじゃ! なにを覗こうとしているんじゃ!」
「なに書いたのか気になるじゃない。いいじゃない、見せてよ!」
「ダメじゃ、これは見せられん!」
「まあ、アンジェさんに対するラブレターみたいなもんだしね」
「ああ、そうじゃ。この胸の内に抱えるものを吐き出したら……って、なんでお前が内容を知っているんじゃ?」
「なんでって、全部口に出しながら打っていたよ? 気付いてなかったの?」
「え? 全部?」
「うん。全部だね」
「うぉぉぉ~」
「ガ、ガンツさん? 大丈夫だから、誰にも言わないよ?」
「そこは疑問形なんじゃな」
「そこは、ちょっと自信がないかもね」
「まあええ。は~なんで口に出るかな~」
「そういう人もいるからね、口に出しながら手を動かす人ってのは多いと思うよ」
「そういうもんかの~」
「それじゃ、仕組みはこれでいいかな?」
「そうじゃな、後はワシが使い勝手がいいように変えてみるか」
「分かった。じゃあ、後はおまかせで」
「あいよ、任された」
タイプライターの改良をガンツさんに任せるとタブレットでの文字入力を考える。
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