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連載
◆話が違いました
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ガンツさん達と昼食を楽しんでいた頃、王城ではデューク様がハリソン王太子と面会していた。
~ここからはデューク視点でお送りします~
王城のある一室で。
「セバスよ。面会の約束が通ったのはいいが、早くないか?」
「そうですね。ですが、港の件でと一筆書き添えておきましたので、そのせいではないでしょうか?」
「たかが、港のことでか?」
「ええ、それにはケイン様が関わっていることがまるバレでしょうから」
「まあな、それはしょうがないよな。でだ、ここでこんな話をしていて大丈夫なのか? 俺が言うのもなんだが……」
「ご心配なく。ケイン様より、防音装置をお借りして起動中でございます」
「なるほど。なら、今頃天井や壁の向こうから聞いている連中はなにも分からない状態ってことか」
「ええ、そうですね。どうやら読唇術を使って会話の内容を読み取ろうとしているようですが、それも失敗に終わっているようですね」
「そうだろうな。ケインが、口元を隠せば読唇術も怖くない! って言った意味が分かったわ。にしても、この『マスク』というのは、どうも蒸れるな」
「ならば、事前のお話としてはここまでにしましょうか?」
「ああ、そうしよう」
そう言って、マスクを外し、セバスが防音装置を切る。
それと同時に部屋の扉がノックされ、王太子付きの執事が部屋の中へと入ってくる。
「王太子の元へご案内しますので。こちらへ」
ソファから立ち上がり、執事の案内で廊下を進む。
「失礼、先ほどは『王太子』と? 私はハロルド王への面会を求めたのだが?」
「そうですか。私はデューク様をご案内するように言われてますので。ご質問があれば王太子へ直接お願いいたします」
「そうか」
程なくして、王太子が待つ部屋へと案内され中へと入ると既に王太子がソファに座っており、対面に座るように指示される。
ソファに座ると同時に王太子が話す。
「シャルディーア伯よ。この前の面会から、それほど日が経っていないが何用かな。港のことについて、相談とあったが」
「はい。その前に確認ですが、港に関してはハリソン王太子に一任されていると考えてよろしいのですか? 後から、実は間違いでとかはないですよね?」
「おや、私を疑うのかい? 君にはこの前のことも見られているからね。そうそう邪険にするつもりはないよ。それとも、君はあの王の側につくというのかな?」
「いえ、私は責任の所在がはっきりしていれば、なにも言うことはありません。それに先日のことと言われましても、なにを言われているのか私にはさっぱりですが」
「ふ~ん、そうくるんだね。まあいいか。君がそれでいいと思うならね。で? 港のなにを確認したいのかな? こちらとしては、用意した書面の通りなんだけど」
「いえ、いただいた書面に関しましては問題ありません」
「なら、港のなにを確認したいと?」
王太子が思案顔になり、こちらの顔を伺ってくる。
「はい、実はですね港と一口に言っても、『どこからどこまでを港』とするのかが不明瞭でして」
「まあ、そうだよな。あの港は整備されているわけでもないから、今は単なる浜辺でしかない。では逆に聞くが、君はどこまでを港と考えているんだい?」
王太子が面白い物を見つけたようなキラキラとした目でこちらの様子を伺っている。
そうくるとは思わなかったぞ。想定問題集に載ってなかった問題だ!
どう答えるのが正解なんだ?
するとセバスが、そっと耳打ちしてくれた。
「港としての機能で言えば、今のあの状態では港とは言えません。なので、倉庫街から海上までを港として捉えてはいかがでしょうか」
「ああ、それもそうだな。じゃ、それで行くか」
「相談は終わったようだな」
「はい。私が考える範囲ですが。現状では、あの港では港としての機能を果たしていないため、施設としての港ではないと考えています」
「まあそうだよね。だけど、あの状態で港としての権利を欲したのは君だよね?」
「ええ。ですから、そのための確認と相談ですね」
王太子がまた思案顔になるが、ふとなにかを思い付いた顔をする。
「君がなにを言いたいのか、ようやく分かってきたよ」
「そうですか。では、話を続けてもいいですか?」
「ああ、構わない。続けてくれ」
「それでは、続けさせてもらいますね。まず、はっきりさせたいのが港としての範囲ですね。先ほどの話で、今の状態では港と便宜的に言っているだけで、施設としての港とは言えません。なので、私の認識としては倉庫街から浜辺と浜辺から海上のある範囲までを港として改めたいと思います」
「ほう、なるほどね。すまんが簡易図を用意してもらえるか?」
「賜りました」
王太子が側に控えていた執事に簡易的な地図を用意してもらうように頼む。
「さて、地図が用意出来るまで、少しだけ話をしようか。君の相談はこれだけじゃないよね。聞かせて貰えるかな?」
王太子が、これだけじゃないよね? と、こちらの顔を伺いながら話す。
「では、改めてお願いがあります」
「なに? 出来るだけ要望には答えてあげるよ」
「今後は譲り受けました港に関しましては、あらゆる施設に対しての権利は私に一任していただき、他の者からの侵害や妨害を受けないようにお願いしたいのです」
「それはちょっと困るかな。要は港の利権は独り占めってことだよね。それは欲が過ぎない?」
「欲張りと申しますが、元はなにも有効的に利用されていなかった港、いや浜辺ですね。それを私が手を入れて、港湾施設として使うことに対して、そう言われることが分かっているので、お願いしたいと申しております」
「だけどさ、それを私の権限で止めさせろというんでしょ? それだけのことをさせる私にとってのメリットはなにかな?」
「まずは税収ですね」
「まあ、施設として稼働すれば収益が発生するだろうから、税収は上がるだろうね。それで?」
「それでと申しますが、なにも生み出さなかった浜辺から税収が得られるだけでも、十分なのでは? それに王都しての出資はありませんよね?」
「痛いとこつくね。確かに港……港湾施設か、こっちを使うね。港湾施設を作るのは君の資金だね。こちらからの出資はないね。それで、その港湾施設での収益を独り占めするのはちょっと違わないか?」
「そうですか。では、出資を募って、収益を分配するという考えですか?」
「まあ、言うなればそうかな」
「そうですか。では、この話はこれまでですね。港の権利もお返しします」
そう言って、ソファから立ち上がろうとする。
「ま、待て! なんでそうなるんだ」
「開発資金を見積もって、出資を募って、どこをどう開発するのか、開発業者の選定までをそれぞれ決めていくのに数年、いや数十年掛かるんではないでしょうか?」
「いやいや、そこまでは掛からんだろう」
「ですが、今、貴族や主だった商人は先日の懺悔大会で疲弊していますよね? 十分な資金を用意出来る者が何名いるでしょうね」
「ぐっ……それは君のせいじゃないのか?」
「おや? 王と同じことを仰いますか」
「あ、ああ、そうだったな。だが、君は……君のところは、それが出来るというのかい?」
「はい。今、私の領では幸いにも技術の発展が凄まじいのと、それに伴って様々な業種の収益も上がっております」
「ああ、そう言えば報告に上がっていたな」
「思い出していただけたようで」
再び王太子が思案顔になり腕を組む。
「だがな~」
「まだ、なにかご不満が?」
「それだと、周りの連中に金が落ちなくなる」
「そうですか? 港湾施設が充実してくれば、そこで働く人も増えます。もしかしたら、スラムの住人も働きに出るかもしれませんね。それに港湾施設で働いた人が賃金を貰ったら、色んなところで買い物をしますよね。それで、周りに回って返ってくると思えませんか」
「それはそうかもだけどさ。そうじゃなくて、もっと上の連中にね」
「袖の下の話ですか?」
「そう直接的に言われると困るな~」
「それで? どんな人が要求してくるんですか?」
「聞きたい?」
「聞きたいですね。いざとなれば排除したいので」
「排除するの?」
「こちらに降りかかってくるのであれば、ですけどね」
「そうか。まあ、そこまでの力があるからね」
「ですが、王太子よ。ここの港湾施設が出来れば、物流面で大きく変わることは約束しますよ。それだけでも貢献した人物として、後世に伝えられるのではないでしょうか」
「今度は名誉できたか。でも、外れてはいないところが憎いよね。思いっきり的外れなら、こっちも手の出しようがあるんだけどね」
そこへ執事が地図を手に持ち部屋に入ってくるとテーブルの上に地図を広げる。
「君の考えは分かった。まずは港として、どこまでにするかをはっきりさせようか」
「はい、お願いします」
~ここからはデューク視点でお送りします~
王城のある一室で。
「セバスよ。面会の約束が通ったのはいいが、早くないか?」
「そうですね。ですが、港の件でと一筆書き添えておきましたので、そのせいではないでしょうか?」
「たかが、港のことでか?」
「ええ、それにはケイン様が関わっていることがまるバレでしょうから」
「まあな、それはしょうがないよな。でだ、ここでこんな話をしていて大丈夫なのか? 俺が言うのもなんだが……」
「ご心配なく。ケイン様より、防音装置をお借りして起動中でございます」
「なるほど。なら、今頃天井や壁の向こうから聞いている連中はなにも分からない状態ってことか」
「ええ、そうですね。どうやら読唇術を使って会話の内容を読み取ろうとしているようですが、それも失敗に終わっているようですね」
「そうだろうな。ケインが、口元を隠せば読唇術も怖くない! って言った意味が分かったわ。にしても、この『マスク』というのは、どうも蒸れるな」
「ならば、事前のお話としてはここまでにしましょうか?」
「ああ、そうしよう」
そう言って、マスクを外し、セバスが防音装置を切る。
それと同時に部屋の扉がノックされ、王太子付きの執事が部屋の中へと入ってくる。
「王太子の元へご案内しますので。こちらへ」
ソファから立ち上がり、執事の案内で廊下を進む。
「失礼、先ほどは『王太子』と? 私はハロルド王への面会を求めたのだが?」
「そうですか。私はデューク様をご案内するように言われてますので。ご質問があれば王太子へ直接お願いいたします」
「そうか」
程なくして、王太子が待つ部屋へと案内され中へと入ると既に王太子がソファに座っており、対面に座るように指示される。
ソファに座ると同時に王太子が話す。
「シャルディーア伯よ。この前の面会から、それほど日が経っていないが何用かな。港のことについて、相談とあったが」
「はい。その前に確認ですが、港に関してはハリソン王太子に一任されていると考えてよろしいのですか? 後から、実は間違いでとかはないですよね?」
「おや、私を疑うのかい? 君にはこの前のことも見られているからね。そうそう邪険にするつもりはないよ。それとも、君はあの王の側につくというのかな?」
「いえ、私は責任の所在がはっきりしていれば、なにも言うことはありません。それに先日のことと言われましても、なにを言われているのか私にはさっぱりですが」
「ふ~ん、そうくるんだね。まあいいか。君がそれでいいと思うならね。で? 港のなにを確認したいのかな? こちらとしては、用意した書面の通りなんだけど」
「いえ、いただいた書面に関しましては問題ありません」
「なら、港のなにを確認したいと?」
王太子が思案顔になり、こちらの顔を伺ってくる。
「はい、実はですね港と一口に言っても、『どこからどこまでを港』とするのかが不明瞭でして」
「まあ、そうだよな。あの港は整備されているわけでもないから、今は単なる浜辺でしかない。では逆に聞くが、君はどこまでを港と考えているんだい?」
王太子が面白い物を見つけたようなキラキラとした目でこちらの様子を伺っている。
そうくるとは思わなかったぞ。想定問題集に載ってなかった問題だ!
どう答えるのが正解なんだ?
するとセバスが、そっと耳打ちしてくれた。
「港としての機能で言えば、今のあの状態では港とは言えません。なので、倉庫街から海上までを港として捉えてはいかがでしょうか」
「ああ、それもそうだな。じゃ、それで行くか」
「相談は終わったようだな」
「はい。私が考える範囲ですが。現状では、あの港では港としての機能を果たしていないため、施設としての港ではないと考えています」
「まあそうだよね。だけど、あの状態で港としての権利を欲したのは君だよね?」
「ええ。ですから、そのための確認と相談ですね」
王太子がまた思案顔になるが、ふとなにかを思い付いた顔をする。
「君がなにを言いたいのか、ようやく分かってきたよ」
「そうですか。では、話を続けてもいいですか?」
「ああ、構わない。続けてくれ」
「それでは、続けさせてもらいますね。まず、はっきりさせたいのが港としての範囲ですね。先ほどの話で、今の状態では港と便宜的に言っているだけで、施設としての港とは言えません。なので、私の認識としては倉庫街から浜辺と浜辺から海上のある範囲までを港として改めたいと思います」
「ほう、なるほどね。すまんが簡易図を用意してもらえるか?」
「賜りました」
王太子が側に控えていた執事に簡易的な地図を用意してもらうように頼む。
「さて、地図が用意出来るまで、少しだけ話をしようか。君の相談はこれだけじゃないよね。聞かせて貰えるかな?」
王太子が、これだけじゃないよね? と、こちらの顔を伺いながら話す。
「では、改めてお願いがあります」
「なに? 出来るだけ要望には答えてあげるよ」
「今後は譲り受けました港に関しましては、あらゆる施設に対しての権利は私に一任していただき、他の者からの侵害や妨害を受けないようにお願いしたいのです」
「それはちょっと困るかな。要は港の利権は独り占めってことだよね。それは欲が過ぎない?」
「欲張りと申しますが、元はなにも有効的に利用されていなかった港、いや浜辺ですね。それを私が手を入れて、港湾施設として使うことに対して、そう言われることが分かっているので、お願いしたいと申しております」
「だけどさ、それを私の権限で止めさせろというんでしょ? それだけのことをさせる私にとってのメリットはなにかな?」
「まずは税収ですね」
「まあ、施設として稼働すれば収益が発生するだろうから、税収は上がるだろうね。それで?」
「それでと申しますが、なにも生み出さなかった浜辺から税収が得られるだけでも、十分なのでは? それに王都しての出資はありませんよね?」
「痛いとこつくね。確かに港……港湾施設か、こっちを使うね。港湾施設を作るのは君の資金だね。こちらからの出資はないね。それで、その港湾施設での収益を独り占めするのはちょっと違わないか?」
「そうですか。では、出資を募って、収益を分配するという考えですか?」
「まあ、言うなればそうかな」
「そうですか。では、この話はこれまでですね。港の権利もお返しします」
そう言って、ソファから立ち上がろうとする。
「ま、待て! なんでそうなるんだ」
「開発資金を見積もって、出資を募って、どこをどう開発するのか、開発業者の選定までをそれぞれ決めていくのに数年、いや数十年掛かるんではないでしょうか?」
「いやいや、そこまでは掛からんだろう」
「ですが、今、貴族や主だった商人は先日の懺悔大会で疲弊していますよね? 十分な資金を用意出来る者が何名いるでしょうね」
「ぐっ……それは君のせいじゃないのか?」
「おや? 王と同じことを仰いますか」
「あ、ああ、そうだったな。だが、君は……君のところは、それが出来るというのかい?」
「はい。今、私の領では幸いにも技術の発展が凄まじいのと、それに伴って様々な業種の収益も上がっております」
「ああ、そう言えば報告に上がっていたな」
「思い出していただけたようで」
再び王太子が思案顔になり腕を組む。
「だがな~」
「まだ、なにかご不満が?」
「それだと、周りの連中に金が落ちなくなる」
「そうですか? 港湾施設が充実してくれば、そこで働く人も増えます。もしかしたら、スラムの住人も働きに出るかもしれませんね。それに港湾施設で働いた人が賃金を貰ったら、色んなところで買い物をしますよね。それで、周りに回って返ってくると思えませんか」
「それはそうかもだけどさ。そうじゃなくて、もっと上の連中にね」
「袖の下の話ですか?」
「そう直接的に言われると困るな~」
「それで? どんな人が要求してくるんですか?」
「聞きたい?」
「聞きたいですね。いざとなれば排除したいので」
「排除するの?」
「こちらに降りかかってくるのであれば、ですけどね」
「そうか。まあ、そこまでの力があるからね」
「ですが、王太子よ。ここの港湾施設が出来れば、物流面で大きく変わることは約束しますよ。それだけでも貢献した人物として、後世に伝えられるのではないでしょうか」
「今度は名誉できたか。でも、外れてはいないところが憎いよね。思いっきり的外れなら、こっちも手の出しようがあるんだけどね」
そこへ執事が地図を手に持ち部屋に入ってくるとテーブルの上に地図を広げる。
「君の考えは分かった。まずは港として、どこまでにするかをはっきりさせようか」
「はい、お願いします」
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