190 / 468
連載
◆押し付けました
しおりを挟む
部屋の外に追い出され、マサオを見ると「ふぅ~」と嘆息していた。
「犬でも溜め息つくんだね」
『だから、犬じゃねぇって!』
「はいはい。で、どうするの? 一応お目当ての知り合いには会えたと思うんだけど。まあ、見た目は変わっていたけどね」
『はぁ? どうするって部屋の外で待ってろって、アイツが言ってたじゃねえか』
「そっちこそ、何言ってんの。あそこまで我儘ボディになったら、前のほっそりしていた時の服なんて絶対に入らないから。だから、ここで待っても無意味だし。何なら賭けてもいいよ。どうする? 受ける?」
『うっ、俺もそんなにアイツを知っている訳じゃないけど、俺の野生の勘が……』
「おや、野生の勘がどうしたのかな?」
『絶対に負ける……そう、訴えかけている』
「ほらね、じゃ。俺は帰るから、後は適当にね」
エレベーターで下りてアーロンさんに鍵を返す。
「ねえ、アーロンさん。ナーガさんの部屋なんだけど、ちゃんとチェックしているの?」
「あ~バレちゃったか」
「バレちゃったかじゃないでしょ! あんなに悪臭がしているんだから、虫とか絶対に湧いているよ。大事になる前にどうにかしないとダメでしょ」
「周りの部屋からの苦情もあって、何度か注意しに行ったんだが、中々部屋から出て来ないし、出て来たと思ったら、あんなだらしない格好で出て来るもんだから、男の俺としては入りづらくてな」
「なら、奥さんに頼むとかあったでしょ。それはしなかったの?」
「実はな、カミさんが……その……何だ……でな」
「全然、分からない。どう言うこと?」
昼食の仕込みをしていたキールが横から話に加わってくる。
「俺に兄弟が出来るってことだよ」
「ば、バカ、キール! まだ秘密だって言ったじゃないか」
「だって、はっきり言わないとお袋が悪者にされるじゃないか!」
「そう言うことなら、わかりました。では、竜人の里長には八月一杯に改善されないようなら退寮してもらうと伝えて下さい。俺が言っていたと言えば、アーロンさん達には迷惑は掛からないと思いますので」
「ありがとう、ケイン君。恩に切るよ」
「まあ、元はと言えば俺がお世話を押し付けた訳ですし」
「そうだぜ、何も親父が謝る必要もないさ」
「じゃあ、ナーガさんの対応はキールが監視すると言うことでお願いしますね」
「はい」
「な、何言ってんだよ! 親父も何で返事するんだ! おかしいだろうが!」
「キールは毎朝、ナーガさんが出て来るまでドアチャイムを連打して部屋から出して。もしそれでも出てこない場合は、里長に言って竜人全員で対応してもらってね」
「断る! 大体、何で俺が……」
「もしかしたら、とんでもない格好で出てくるかもね。俺もさっき、無理矢理にドアを開けて中に入ったけどさ~すごいの何のって、もうね……」
言葉を切ってキールを見ると『ゴクリ』と生唾を飲み込む音がした。
「(これはもうちょいかな)キールには刺激が強すぎるかもね~」
「な、何だよ。やってやろうじゃないか。要は毎朝起こすだけなんだろ」
「やってくれる! じゃあお願いね」
「あ、ああ、やってやるさ。ふん」
キールが会話から外れるとアーロンさんが耳打ちしてくる。
「ケイン君、あれってほとんど騙しているよね?」
「何のこと? 俺は本当のことしか言ってないけど」
「いや、だって『すごい』とか『刺激的』とかナーガさんに密かに憧れていたキールにはちょっとね」
「でも、すごいのは本当でしょ」
「まあ、確かにあの悪臭はね……」
「それに刺激的だよね」
「まあ、目や鼻に来ますね」
「ね? 俺は嘘なんか言ってないでしょ」
「確かに嘘じゃないですが……はぁ我が息子ながら情けない」
「ねえ、キールは今のナーガさんを見てないよね?」
「そうですね、食事なんかは同僚の女性がお世話していたので、ここにも下りて来ないですし」
「う~ん、キールに悪いことしたかな」
「初恋だったと思いますけどね」
「まあいっか。じゃ、後のことはよろしくお願いしますね。あと、産婆さんが必要になったら連絡して下さい」
「わかりました。ありがとうございます」
「じゃ、頑張って下さいね」
アーロンさんに挨拶をして独身寮を出る。
「あ、行っちゃった。この寮はペットの連れ込みは禁止しているのに」
独身寮を出て、学校に戻ろうとしたところでセバス様から連絡が入り、バイクの担当が決まったのでブレスレットへの登録をお願いしたいとのことなので、お屋敷のお庭へとゲートを繋いで潜る。
「セバス様、バイク隊はどちらに?」
「その前にケイン様よろしいですか。ここへはペットを連れて来られるのはご遠慮願いたいのですが」
「ペット? 俺はペットなんて連れてないですよ?」
「では、その後ろに控えている大型犬はどこから迷い込んだのでしょうか。私にはケイン様の後ろにピッタリとくっついてゲートを潜って来るのが見えましたが」
「へ? まさか……」
その場で振り返ると尻尾をぶんぶんと振るマサオがいた。
「マサオ! 何でお前がここにいるんだ! 帰ったんじゃないのかよ!」
『いや、お前の側にいた方が面白そうだし……ダメ?』
「ダメって、ああもう「ケイン様」……あ、セバス様。申し訳ありません。すぐに山に戻して来ますので」
『え~いいじゃん。しばらくいさせてよ~』
「だから、大人しくしてろって!」
「ケイン様、少しよろしいでしょうか?」
「はい、セバス様。何でしょう?」
「私の耳が確かならばですが、さっきから、その犬と会話していませんか?」
「え、な、何のことでしょうか? 俺が犬と会話何て、そんなこと『だから、犬じゃねえって!』あ、このバカ!」
「話していますね」
セバス様が嘘は許しませんとばかりに圧を増してくる。
「ハァ~少々面倒な話になりますが、聞いてもらえますか」
「わかりました。旦那様に許可を取って来ますので。その間にブレスレットへの登録をお願いします」
「はい、やらせていただきます」
セバス様がお屋敷の中に入るのを確認するとマサオの頬を両手で押さえ、小声で脅しつける。
「(何でここにいるんだ)」
『(だから、面白そうだな~と思ってだけど)』
「(なら、他の人の前では犬のフリをしてろよ。面倒だろうが!)」
『(それは謝るけどよ。犬のフリってのも中々大変なんだぞ)』
「(そんな訳あるか! 大体話さなきゃ犬で行けるだろうが!)」
『(そうだな、うんこれから大人しくしてるから)』
「(もう、遅いよ)」
『(どういうことだ?)』
「あ!わんちゃんだ~」
遠くからマサオを見つけたマリー様が走ってくる。
「いいか、絶対にバレるなよ。後、ケガもさせるなよ」
『(分かった)』
「いいか、お前はこれから犬になりきるんだ。いいな!」
『(ああ、任せろ)』
マリー様が走って俺に飛び付いてくる。
「けいんおにいさま、おひさしぶりです。しゅっぱつまえにあいにきてくれたんですか。そっちのわんちゃんはけいんおにいさまのぺっとですか」
マサオに目で『分かっているな』と合図を送るとマサオからも『分かった』と返される。
「はい、先日山の中で拾いました。名をマサオといいます。触っても大丈夫ですが、あまり掴んだり引っ張ったりしないで下さいね」
「うん、だいじょうぶだから。マサオ、お手」
ちらりとこちらを見るマサオに『言う通りに』と目配せする。
マサオが左前足をマリー様の手の平にゆっくりと乗せる。
「わ~マサオ、おりこうだね。じゃつぎはちんちん」
マサオがこちらを見て首を横に振る。
「あれ、できないの? マサオ、ちんちん」
マサオが伏せの状態で頭を抱え込む。
「マサオそうじゃないよ。けいんおにいちゃん、マサオできないの?」
「マリー様、マサオは拾ったばかりなので。まだそういうことは教えていません。ごめんね」
「そうなんだ。じゃゆるしてあげる」
そう言いながら、マサオに抱きつきもふもふを堪能する。
俺はこの間にブレスレットの登録を済ませるべくバイク担当者の元へ向かい十台のバイク、ついでにマイクロバスも登録して、マサオの所に戻る。
「犬でも溜め息つくんだね」
『だから、犬じゃねぇって!』
「はいはい。で、どうするの? 一応お目当ての知り合いには会えたと思うんだけど。まあ、見た目は変わっていたけどね」
『はぁ? どうするって部屋の外で待ってろって、アイツが言ってたじゃねえか』
「そっちこそ、何言ってんの。あそこまで我儘ボディになったら、前のほっそりしていた時の服なんて絶対に入らないから。だから、ここで待っても無意味だし。何なら賭けてもいいよ。どうする? 受ける?」
『うっ、俺もそんなにアイツを知っている訳じゃないけど、俺の野生の勘が……』
「おや、野生の勘がどうしたのかな?」
『絶対に負ける……そう、訴えかけている』
「ほらね、じゃ。俺は帰るから、後は適当にね」
エレベーターで下りてアーロンさんに鍵を返す。
「ねえ、アーロンさん。ナーガさんの部屋なんだけど、ちゃんとチェックしているの?」
「あ~バレちゃったか」
「バレちゃったかじゃないでしょ! あんなに悪臭がしているんだから、虫とか絶対に湧いているよ。大事になる前にどうにかしないとダメでしょ」
「周りの部屋からの苦情もあって、何度か注意しに行ったんだが、中々部屋から出て来ないし、出て来たと思ったら、あんなだらしない格好で出て来るもんだから、男の俺としては入りづらくてな」
「なら、奥さんに頼むとかあったでしょ。それはしなかったの?」
「実はな、カミさんが……その……何だ……でな」
「全然、分からない。どう言うこと?」
昼食の仕込みをしていたキールが横から話に加わってくる。
「俺に兄弟が出来るってことだよ」
「ば、バカ、キール! まだ秘密だって言ったじゃないか」
「だって、はっきり言わないとお袋が悪者にされるじゃないか!」
「そう言うことなら、わかりました。では、竜人の里長には八月一杯に改善されないようなら退寮してもらうと伝えて下さい。俺が言っていたと言えば、アーロンさん達には迷惑は掛からないと思いますので」
「ありがとう、ケイン君。恩に切るよ」
「まあ、元はと言えば俺がお世話を押し付けた訳ですし」
「そうだぜ、何も親父が謝る必要もないさ」
「じゃあ、ナーガさんの対応はキールが監視すると言うことでお願いしますね」
「はい」
「な、何言ってんだよ! 親父も何で返事するんだ! おかしいだろうが!」
「キールは毎朝、ナーガさんが出て来るまでドアチャイムを連打して部屋から出して。もしそれでも出てこない場合は、里長に言って竜人全員で対応してもらってね」
「断る! 大体、何で俺が……」
「もしかしたら、とんでもない格好で出てくるかもね。俺もさっき、無理矢理にドアを開けて中に入ったけどさ~すごいの何のって、もうね……」
言葉を切ってキールを見ると『ゴクリ』と生唾を飲み込む音がした。
「(これはもうちょいかな)キールには刺激が強すぎるかもね~」
「な、何だよ。やってやろうじゃないか。要は毎朝起こすだけなんだろ」
「やってくれる! じゃあお願いね」
「あ、ああ、やってやるさ。ふん」
キールが会話から外れるとアーロンさんが耳打ちしてくる。
「ケイン君、あれってほとんど騙しているよね?」
「何のこと? 俺は本当のことしか言ってないけど」
「いや、だって『すごい』とか『刺激的』とかナーガさんに密かに憧れていたキールにはちょっとね」
「でも、すごいのは本当でしょ」
「まあ、確かにあの悪臭はね……」
「それに刺激的だよね」
「まあ、目や鼻に来ますね」
「ね? 俺は嘘なんか言ってないでしょ」
「確かに嘘じゃないですが……はぁ我が息子ながら情けない」
「ねえ、キールは今のナーガさんを見てないよね?」
「そうですね、食事なんかは同僚の女性がお世話していたので、ここにも下りて来ないですし」
「う~ん、キールに悪いことしたかな」
「初恋だったと思いますけどね」
「まあいっか。じゃ、後のことはよろしくお願いしますね。あと、産婆さんが必要になったら連絡して下さい」
「わかりました。ありがとうございます」
「じゃ、頑張って下さいね」
アーロンさんに挨拶をして独身寮を出る。
「あ、行っちゃった。この寮はペットの連れ込みは禁止しているのに」
独身寮を出て、学校に戻ろうとしたところでセバス様から連絡が入り、バイクの担当が決まったのでブレスレットへの登録をお願いしたいとのことなので、お屋敷のお庭へとゲートを繋いで潜る。
「セバス様、バイク隊はどちらに?」
「その前にケイン様よろしいですか。ここへはペットを連れて来られるのはご遠慮願いたいのですが」
「ペット? 俺はペットなんて連れてないですよ?」
「では、その後ろに控えている大型犬はどこから迷い込んだのでしょうか。私にはケイン様の後ろにピッタリとくっついてゲートを潜って来るのが見えましたが」
「へ? まさか……」
その場で振り返ると尻尾をぶんぶんと振るマサオがいた。
「マサオ! 何でお前がここにいるんだ! 帰ったんじゃないのかよ!」
『いや、お前の側にいた方が面白そうだし……ダメ?』
「ダメって、ああもう「ケイン様」……あ、セバス様。申し訳ありません。すぐに山に戻して来ますので」
『え~いいじゃん。しばらくいさせてよ~』
「だから、大人しくしてろって!」
「ケイン様、少しよろしいでしょうか?」
「はい、セバス様。何でしょう?」
「私の耳が確かならばですが、さっきから、その犬と会話していませんか?」
「え、な、何のことでしょうか? 俺が犬と会話何て、そんなこと『だから、犬じゃねえって!』あ、このバカ!」
「話していますね」
セバス様が嘘は許しませんとばかりに圧を増してくる。
「ハァ~少々面倒な話になりますが、聞いてもらえますか」
「わかりました。旦那様に許可を取って来ますので。その間にブレスレットへの登録をお願いします」
「はい、やらせていただきます」
セバス様がお屋敷の中に入るのを確認するとマサオの頬を両手で押さえ、小声で脅しつける。
「(何でここにいるんだ)」
『(だから、面白そうだな~と思ってだけど)』
「(なら、他の人の前では犬のフリをしてろよ。面倒だろうが!)」
『(それは謝るけどよ。犬のフリってのも中々大変なんだぞ)』
「(そんな訳あるか! 大体話さなきゃ犬で行けるだろうが!)」
『(そうだな、うんこれから大人しくしてるから)』
「(もう、遅いよ)」
『(どういうことだ?)』
「あ!わんちゃんだ~」
遠くからマサオを見つけたマリー様が走ってくる。
「いいか、絶対にバレるなよ。後、ケガもさせるなよ」
『(分かった)』
「いいか、お前はこれから犬になりきるんだ。いいな!」
『(ああ、任せろ)』
マリー様が走って俺に飛び付いてくる。
「けいんおにいさま、おひさしぶりです。しゅっぱつまえにあいにきてくれたんですか。そっちのわんちゃんはけいんおにいさまのぺっとですか」
マサオに目で『分かっているな』と合図を送るとマサオからも『分かった』と返される。
「はい、先日山の中で拾いました。名をマサオといいます。触っても大丈夫ですが、あまり掴んだり引っ張ったりしないで下さいね」
「うん、だいじょうぶだから。マサオ、お手」
ちらりとこちらを見るマサオに『言う通りに』と目配せする。
マサオが左前足をマリー様の手の平にゆっくりと乗せる。
「わ~マサオ、おりこうだね。じゃつぎはちんちん」
マサオがこちらを見て首を横に振る。
「あれ、できないの? マサオ、ちんちん」
マサオが伏せの状態で頭を抱え込む。
「マサオそうじゃないよ。けいんおにいちゃん、マサオできないの?」
「マリー様、マサオは拾ったばかりなので。まだそういうことは教えていません。ごめんね」
「そうなんだ。じゃゆるしてあげる」
そう言いながら、マサオに抱きつきもふもふを堪能する。
俺はこの間にブレスレットの登録を済ませるべくバイク担当者の元へ向かい十台のバイク、ついでにマイクロバスも登録して、マサオの所に戻る。
0
お気に入りに追加
4,886
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
下級兵士は断罪された追放令嬢を護送する。
やすぴこ
ファンタジー
「ジョセフィーヌ!! 貴様を断罪する!!」
王立学園で行われたプロムナード開催式の場で、公爵令嬢ジョセフィーヌは婚約者から婚約破棄と共に数々の罪を断罪される。
愛していた者からの慈悲無き宣告、親しかった者からの嫌悪、信じていた者からの侮蔑。
弁解の機会も与えられず、その場で悪名高い国外れの修道院送りが決定した。
このお話はそんな事情で王都を追放された悪役令嬢の素性を知らぬまま、修道院まで護送する下級兵士の恋物語である。
この度なろう、アルファ、カクヨムで同時完結しました。
(なろう版だけ諸事情で18話と19話が一本となっておりますが、内容は同じです)
2/7 最終章 外伝『旅する母のラプソディ』を投稿する為、完結解除しました。
2/9 『旅する母のラプソディ』完結しました。アルファポリスオンリーの外伝を近日中にアップします。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。