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◆それは違うと説明しました
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「ガンツさん、俺が危険視されてんですけど?何で?」
「くくく、まあお前は張本人じゃからして分からんじゃろの。」
「だから、その理由を知りたいんだけど。」
「まあ、言うてしまえば、お前の作るものは何にしても楽しさが前に出過ぎってのがあってな。だから、アイツも調子に乗ってしまったみたいじゃな。」
「まあ、乗り物系は何となく分からなくもないけど、これはトラクターで農作業用なのに。」
「じゃが、見てみろ。」と刈り取った後を指差しガンツさんが言う。
「あんだけの雑草が短時間で、これだぞ。楽しくなるのも分かるだろ。」
「それはね。俺だってライセンスがあるのなら、自分で試したいしね。」
「なあ、ケイン君。まだ草刈りはするんだろ。」
「ええ、取り敢えずの動作確認もうまくいったんで、草刈りは進めたいんだけど向こうの工房の移設とか、細かい用事もあるから、それを済ませてからになるかな。」
「そうか、なあアタッチメントの生産も頼んだろ?」
「そうだった。それが?」
「じゃあさ、その動作確認も必要だろ?」
「それはそうだけど。もしかして…」
「ああ、動作確認も含めて俺達で少しばかり刈っても構わないか。」
「それはこっちとしてはありがたいばかりだけど、いいの?」
「ああ、あくまでも動作確認の為だから気にすんなって。」
「分かった。よろしくお願いしますね。」
「任せろって。じゃあ、向こうに送ってもらえるかい。」
「それじゃ工房に繋ぎますね。はい、どうぞ。」
「おう、ありがとうな。あと、あそこに屯してるのも拾ってくれな。」
「分かってるって。」
ゲートを工房に繋いでイーガンさんが乗るトラクターが潜って行くのを見送りガンツさんの元に行き「あそこまで戻ろうか。」と言うと。
「ああ、ケインよ。その前に、この雑草を収納しといてくれ。」
「いいよ。ほいっと。」と雑草を収納する。
「じゃあ、荷台に乗ってくれ。ほら、お前も乗るんだよ。」と若い工員に声を掛ける。
「はい、失礼します。」
軽トラを走らせ見学者の元に戻ると「じゃあ、工房に繋ぐので。」とゲートを工房に繋いで見学者一向を潜らせる。
工員が潜った後にガンツさんと軽トラの荷台に乗ったままゲートを潜って行く。
工房に入るとガンツさんにさっきの若い工員との話を説明しガンツさんの前に「頑張って。」と押し出す。
「ほう、ようは自分のアイデアを形にしたいんだな。分かった、言える範囲で説明してみな。」
「あ、はい。じゃ説明します。その…」
「待て、その前に確か名前は…ジョシュアじゃったな。」
「はい、そうです。」
「おし、説明の続きを頼む。」
「はい、えっとですね。俺…いや私が考えたのは、コイン計数機です。」
「ほう、それはまた、単純そうで面白そうなもんだな。」
「はい、それでですね、例えば鉄貨、銅貨、銀貨、金貨を種類毎に集計する仕組みを考えました。」
「おう、それで?」
「それで…」
「それで?」
「これだけです。」
「それだけか?」
「はい、ここまでは考えたんですけど…」
「ジョシュアだったな。」
「はい、ジョシュアです。」
「それだけと言うのは分かったが、試作品みたいなものはないのか?」
「いえ、自分不器用なもんで作れません。」
「だろうな。それだけの説明じゃ誰も作れんて…いや、ケインなら自分なりの解釈で作ってしまうな。」
「なら、ケイン君なら作れるんですね。」
「まあ、待て。それだとお前が作ったものとは頭っから違う物になるから、お前が作った物とは言えんぞ。ってか、そういうのはワシが許さん。」
「何でですか?私のアイデアですよね。」
「まあ、取っ掛かりはそうじゃが、99%いや、ほぼ全てがケインの作品になるぞ。」
「おかしいですよ。そんなの間違っているでしょ。」
「落ち着け、なら聞くがな。お前のアイデアと言うのなら、そのアイデアとやらを説明してみろ。」
「だから、硬貨を種類毎に集計します。」
「で?」
「『で?』とは?」
「だから、それを実現するためのアイデアを説明してくれと、言うとるんじゃが。」
「だから、硬貨を「それをアイデアとは言わん。」…じゃ何ですか。」
「それは単なる提案じゃな。」
「アイデアじゃないんですか?」
「違うな。ケイン、こいつに説明してやってくれないか。」
「え~何で俺が…」
「お前が唆したんじゃから、お前の役目じゃ。」
「もう、パワハラだよ。」
「『パワハラ』?」
「あ…いいよ、分かったから。じゃあジョシュアさん、いいかな?」
「ああ、分かるように説明してくれ。」
「ふぅ、いい?ジョシュアさんがさっきから言っているのは、『こういう機能の道具が欲しい』って提案してるだけで、とてもアイデアとは言えないから。」
「何で?」
「ハァ~『何で?』じゃないでしょ。ジョシュアさんが言っているのは『提案』で、とてもアイデアと言えるもんじゃありません。」
「だから、それが分からないんだけど。何でアイデアとして扱ってくれないんだ。」
「だから、アイデアとして認めて欲しいのなら、ちゃんと実現出来そうな機能を盛り込まないと。例えばさっきのコイン計数機の場合で言えば、どうやってコインを選別して集計するかまでを考えて初めてアイデアと言えるんじゃないかな。」
「だから、それが出来ないからって相談したんじゃないか。」
「俺が聞いたのはアイデアを形に出来ないって聞いたんだけど、違った?」
「いや、違わない。」
「けど、これは『提案を形にしたい』だよね。」
「そうだな。」
「じゃあ、全然違うじゃん。これじゃ担当部署を作るなんて出来ないよ。この程度なら受付の窓口だけで対応可能だし。」
「え~そんな~」
「ジョシュアよ、残念じゃがケインの言う通りじゃ。提案ならいつでも受け付けるぞ。ただ、その場合は小遣い程度しか出せんぞ。」
「ええ~そんだけですか~」
「それが嫌なら、アイデアまで纏めた物を用意するんじゃな。」
「何か納得出来ないですが、分かりました。」
「納得出来ないか。なら、この場で作るか?そのコイン計数機とやらを。」
「いえ、そんな物をこの場で作れと言われても、そもそも作れませんし。」
「ケインなら、出来るぞ。のう?」
「うん、悪いけどアイデアは固まってるね。ただ、これを作っちゃうと『アイデア泥棒』って言われそうだから、しないけど。」
「え?作れるの?」
「作れるよ。」
「何で?」
「『何で?』って、もう実現方式まで頭の中にあるから?」
「ズルい!」
「いや、ズルいって言われても…」
「本当は頭の中で出来たとか嘘なんでしょ。」
「疑うの?」
「だって、実際に目で見てないし。」
「でも、作ったらアイデア泥棒って言うんでしょ?」
「ぐっ、い…言わない。」
「今は作らないから、後でイーガンさんにでも提案しといて。」
「それなら、今ここで作っても同じじゃないか。なら、この場で作って見せてよ。」
「だから、ここで言い合っても無駄だから、イーガンさんに言って。それでいいでしょガンツさん。」
「ああ、ジョシュアよ。それでいいな。文句があるのなら、さっき言った通りに『提案』として出せ。アイデアと言い張るのなら、それ相応の物を用意して出せ。じゃあこの話はこれまでじゃ。スマンかったなケイン。」
「いいよ、じゃ提案したら言って。」
「ぐぬぬ。」とジョシュアが唸るがガンツとケインはその場から立ち去った後だった。
「くくく、まあお前は張本人じゃからして分からんじゃろの。」
「だから、その理由を知りたいんだけど。」
「まあ、言うてしまえば、お前の作るものは何にしても楽しさが前に出過ぎってのがあってな。だから、アイツも調子に乗ってしまったみたいじゃな。」
「まあ、乗り物系は何となく分からなくもないけど、これはトラクターで農作業用なのに。」
「じゃが、見てみろ。」と刈り取った後を指差しガンツさんが言う。
「あんだけの雑草が短時間で、これだぞ。楽しくなるのも分かるだろ。」
「それはね。俺だってライセンスがあるのなら、自分で試したいしね。」
「なあ、ケイン君。まだ草刈りはするんだろ。」
「ええ、取り敢えずの動作確認もうまくいったんで、草刈りは進めたいんだけど向こうの工房の移設とか、細かい用事もあるから、それを済ませてからになるかな。」
「そうか、なあアタッチメントの生産も頼んだろ?」
「そうだった。それが?」
「じゃあさ、その動作確認も必要だろ?」
「それはそうだけど。もしかして…」
「ああ、動作確認も含めて俺達で少しばかり刈っても構わないか。」
「それはこっちとしてはありがたいばかりだけど、いいの?」
「ああ、あくまでも動作確認の為だから気にすんなって。」
「分かった。よろしくお願いしますね。」
「任せろって。じゃあ、向こうに送ってもらえるかい。」
「それじゃ工房に繋ぎますね。はい、どうぞ。」
「おう、ありがとうな。あと、あそこに屯してるのも拾ってくれな。」
「分かってるって。」
ゲートを工房に繋いでイーガンさんが乗るトラクターが潜って行くのを見送りガンツさんの元に行き「あそこまで戻ろうか。」と言うと。
「ああ、ケインよ。その前に、この雑草を収納しといてくれ。」
「いいよ。ほいっと。」と雑草を収納する。
「じゃあ、荷台に乗ってくれ。ほら、お前も乗るんだよ。」と若い工員に声を掛ける。
「はい、失礼します。」
軽トラを走らせ見学者の元に戻ると「じゃあ、工房に繋ぐので。」とゲートを工房に繋いで見学者一向を潜らせる。
工員が潜った後にガンツさんと軽トラの荷台に乗ったままゲートを潜って行く。
工房に入るとガンツさんにさっきの若い工員との話を説明しガンツさんの前に「頑張って。」と押し出す。
「ほう、ようは自分のアイデアを形にしたいんだな。分かった、言える範囲で説明してみな。」
「あ、はい。じゃ説明します。その…」
「待て、その前に確か名前は…ジョシュアじゃったな。」
「はい、そうです。」
「おし、説明の続きを頼む。」
「はい、えっとですね。俺…いや私が考えたのは、コイン計数機です。」
「ほう、それはまた、単純そうで面白そうなもんだな。」
「はい、それでですね、例えば鉄貨、銅貨、銀貨、金貨を種類毎に集計する仕組みを考えました。」
「おう、それで?」
「それで…」
「それで?」
「これだけです。」
「それだけか?」
「はい、ここまでは考えたんですけど…」
「ジョシュアだったな。」
「はい、ジョシュアです。」
「それだけと言うのは分かったが、試作品みたいなものはないのか?」
「いえ、自分不器用なもんで作れません。」
「だろうな。それだけの説明じゃ誰も作れんて…いや、ケインなら自分なりの解釈で作ってしまうな。」
「なら、ケイン君なら作れるんですね。」
「まあ、待て。それだとお前が作ったものとは頭っから違う物になるから、お前が作った物とは言えんぞ。ってか、そういうのはワシが許さん。」
「何でですか?私のアイデアですよね。」
「まあ、取っ掛かりはそうじゃが、99%いや、ほぼ全てがケインの作品になるぞ。」
「おかしいですよ。そんなの間違っているでしょ。」
「落ち着け、なら聞くがな。お前のアイデアと言うのなら、そのアイデアとやらを説明してみろ。」
「だから、硬貨を種類毎に集計します。」
「で?」
「『で?』とは?」
「だから、それを実現するためのアイデアを説明してくれと、言うとるんじゃが。」
「だから、硬貨を「それをアイデアとは言わん。」…じゃ何ですか。」
「それは単なる提案じゃな。」
「アイデアじゃないんですか?」
「違うな。ケイン、こいつに説明してやってくれないか。」
「え~何で俺が…」
「お前が唆したんじゃから、お前の役目じゃ。」
「もう、パワハラだよ。」
「『パワハラ』?」
「あ…いいよ、分かったから。じゃあジョシュアさん、いいかな?」
「ああ、分かるように説明してくれ。」
「ふぅ、いい?ジョシュアさんがさっきから言っているのは、『こういう機能の道具が欲しい』って提案してるだけで、とてもアイデアとは言えないから。」
「何で?」
「ハァ~『何で?』じゃないでしょ。ジョシュアさんが言っているのは『提案』で、とてもアイデアと言えるもんじゃありません。」
「だから、それが分からないんだけど。何でアイデアとして扱ってくれないんだ。」
「だから、アイデアとして認めて欲しいのなら、ちゃんと実現出来そうな機能を盛り込まないと。例えばさっきのコイン計数機の場合で言えば、どうやってコインを選別して集計するかまでを考えて初めてアイデアと言えるんじゃないかな。」
「だから、それが出来ないからって相談したんじゃないか。」
「俺が聞いたのはアイデアを形に出来ないって聞いたんだけど、違った?」
「いや、違わない。」
「けど、これは『提案を形にしたい』だよね。」
「そうだな。」
「じゃあ、全然違うじゃん。これじゃ担当部署を作るなんて出来ないよ。この程度なら受付の窓口だけで対応可能だし。」
「え~そんな~」
「ジョシュアよ、残念じゃがケインの言う通りじゃ。提案ならいつでも受け付けるぞ。ただ、その場合は小遣い程度しか出せんぞ。」
「ええ~そんだけですか~」
「それが嫌なら、アイデアまで纏めた物を用意するんじゃな。」
「何か納得出来ないですが、分かりました。」
「納得出来ないか。なら、この場で作るか?そのコイン計数機とやらを。」
「いえ、そんな物をこの場で作れと言われても、そもそも作れませんし。」
「ケインなら、出来るぞ。のう?」
「うん、悪いけどアイデアは固まってるね。ただ、これを作っちゃうと『アイデア泥棒』って言われそうだから、しないけど。」
「え?作れるの?」
「作れるよ。」
「何で?」
「『何で?』って、もう実現方式まで頭の中にあるから?」
「ズルい!」
「いや、ズルいって言われても…」
「本当は頭の中で出来たとか嘘なんでしょ。」
「疑うの?」
「だって、実際に目で見てないし。」
「でも、作ったらアイデア泥棒って言うんでしょ?」
「ぐっ、い…言わない。」
「今は作らないから、後でイーガンさんにでも提案しといて。」
「それなら、今ここで作っても同じじゃないか。なら、この場で作って見せてよ。」
「だから、ここで言い合っても無駄だから、イーガンさんに言って。それでいいでしょガンツさん。」
「ああ、ジョシュアよ。それでいいな。文句があるのなら、さっき言った通りに『提案』として出せ。アイデアと言い張るのなら、それ相応の物を用意して出せ。じゃあこの話はこれまでじゃ。スマンかったなケイン。」
「いいよ、じゃ提案したら言って。」
「ぐぬぬ。」とジョシュアが唸るがガンツとケインはその場から立ち去った後だった。
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