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◆可愛くなりました
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工房で工員に集られ、作り置きのエンジンと魔導モーターをカツアゲされた後、ガンツさんの車にイチャモンをつけて来た工員達の元に向かうと「まだ、出来ていない。もう少しまってくれ!」と言われたが、とりあえずトゲトゲした物を全部取っ払ってくれとお願いする。
「それなら」と軽く了承され、待つこと数分。
棘が抜かれ、丸っこいフォルムに変わったガンツさんの車からは禍々しさが消え、大きな黒いカナブンと思えるくらいにはなった。
「何でコオロギに思えたんだろう?」
「おう、結構可愛らしくなったんじゃないのか?これなら街中を走っても大丈夫じゃろ。で、お前らは中も見たんだろう?どうだった?作れそうか?」
「もう少し見せて貰えば何とか作れるかと思います。」
「そうか、ケインあれを渡してやれ。」
「いいの?」
「ああ、もうワシにはこれがあるからの。構わん。やってくれ。」
「じゃ、はいこれ。」
「これは、それの模型ですね。」
「ああ、そうじゃ。結構詳細に作ってもらったでな。設計図代わりにはなるじゃろ。それで作ってみろ。」
「「「「「あざ~す!」」」」」
「よし、取り掛かるぞ!」
「「「「おお!」」」」
工員達は慌ただしく工房の中へと入って行く。
「これで、当分は大人しくなるのかな?」
「ワシにも分からん。じゃが、乗り降りする仕掛けは、あの模型だけじゃ難しいだろうな。まあ、あいつらなら何とかするじゃろ。じゃ、次の場所に行こうか。」
「確か、シンディさんのところだったね。今から出ると大体お昼頃かな。」
「その位じゃな。まあ、着いたら昼飯にするか。」
「うん、そうしよう。じゃあしゅっぱ~つ!」
「はいよ。」
ドワーフタウンから橋に上がり河を渡る。
「ねえ、ガンツさんこっちの方も建物が増えてきたね。」
「おう、ガンボの話じゃ意外と順調に進んでいるらしいぞ。それに近隣からも作業員が入ってきているようじゃ。ワシらドワーフも順調に増えているしの。」
「ドワーフの人達の連絡網って、すごいね。いつの間にか街に入って来ているし。」
「何かワシらをその辺の害虫と同じ扱いにしてないか?」
「…え~と、だってお酒の匂いに惹かれて来ているようなもんだし。そう思ってもしょうがないんじゃないの?」
「ん~反論しようにも酒の匂いに惹かれて集まると言うのは確かじゃしな。じゃが他の連中にはそう言うことを間違っても口に出すなよ。優しいワシじゃから忠告だけで済むんじゃからして。」
「優しい?」
「何でそこを疑問に思うんじゃ。どう考えても優しいじゃろうが。」
「う~まあいいや、いいよそれで。」
「何じゃ何が納得出来ないんじゃ。今日もアンジェの弁当を持って来てやったと言うのに。」
「そこじゃない?アンジェさんは確かに優しいけど、ガンツさんは運んで来るだけだし。」
「しかし、ケインの作業も手伝ったじゃろうが、もう忘れたのか?ケインもその歳で忘れっぽいとはのう。」
「いやいや、手伝ってくれたことは嬉しいけど、最初っから後でガンツさんを手伝うことが前提だったじゃない。そこで見返りを求めなければ『優しい』と評価してたかもしれないのにね。」
「ぐっ、見返りを求めるのは当然のことじゃないのか。」
「そこは『いいよいいよ』で済ませてくれれば『優しい』に一歩近付くんだって。」
「むぅ、難しいの~」
「大体ガンツさんは家族を何年も放ったらかしにしていた時点で『優しい』から選考もれです。次に期待していますので、頑張って下さい。」
「ぐぉ~何か知らんが軽くバカにされている感じだけは分かるぞ~くそぉ言い返せん自分が情けない。」
ガンツさんと言い合いながら、領都の門に近付くと何だか騒がしい気配がする。
「何か騒がしいね。まさかコレのせい?」
「いやいや、棘は取ったんじゃから、それはないだろ。」
「でも、こっちを見ている気がしない?」
「そう言われれば…お~っと危ねえ…もうバイクが配備されてんのか。」
門から飛び出して来たバイクがUターンして、並走しながら窓ガラスを『コンコン』とノックしてくるので、車を停車させる。
「何の用じゃ。もうすぐ門に着くから取り調べは、そこでも構わんじゃろ。」
「あれ?ガンツさんとケイン君。まあ、そうかこんな物で来るのは二人くらいだよね。」
「ケイン、知り合いか?」
「いや、俺は知らないけど?どちら様?」
「あ~非道いな~バイク教習の一期生なのに。覚えていないの?」
「あ~言われて見れば、いた様な。」
「そういうのは後にして、門を通してくれんか。」
「はいはい、ケイン君とガンツさんコンビなら問題ないですね。どうぞ通って下さい。」
「ありがとな。よし、行くぞ。」
車を再出発させると、周りの人々がこちらを物珍しそうに見ているのが分かる。
しかもこちらは全面ガラス張りだから、隠れることも出来ないので丸見え状態で進むことになる。
「ガンツさん、注目されると結構恥ずかしいね。」
「言うな!ワシもそれをずっと考えていた。横だけでも不透明にすべきだったかの。」
「まあ、それもここに来なけりゃ分からなかったし、今後の課題としておこうか。じゃあシンディさんのところに行こう!」
「そうじゃな。今気にすることじゃないか。」
領都の街中をゆっくりと進みシンディさんの工房に着いた。
車から降りて、工房の中に入る。
「シンディさ~ん、いる?連絡ないから、こっちから来たよ~シンディさ~ん!」
「…」
工房の奥から物音と人の気配はするが返事は来ない。
「ちょっと奥に行ってみるね。」
「おう、気をつけてな。」
工房の奥に進むと、そこには横になって気持ちよさそうに寝息を立てているシンディさんがいた。
「シンディさん、シンディさ~ん、起きて下さい!もしも~しシンディさ~ん!」
起こし続けていると、シンディさんの両手が俺の首に伸びて来た…と思ったら、そのまま首に巻き付かれてシンディさんへと引き寄せられる。
「ぷはっシンディさん、起きてるんじゃないの?シンディさん!」
「もう、気持ち良く寝てたのに~何で起こすかな~」
「何でじゃないでしょ!工房は開けっ放しのままで、こんな所で寝てるなんて。」
「あれ、ケイン君。どうしてここに?」
「…まだ寝ぼけているんですか?ガンツさんと約束してから一週間は経つのに何も連絡がないから、こうやって来たんでしょ!もう、しっかりして下さい。」
「あれ?一週間?えっと今日は何日なのかな?」
「今日は十日ですよ。」
「えっ!十日…私、やっちゃった?」
「多分ですけどね。」
「それなら」と軽く了承され、待つこと数分。
棘が抜かれ、丸っこいフォルムに変わったガンツさんの車からは禍々しさが消え、大きな黒いカナブンと思えるくらいにはなった。
「何でコオロギに思えたんだろう?」
「おう、結構可愛らしくなったんじゃないのか?これなら街中を走っても大丈夫じゃろ。で、お前らは中も見たんだろう?どうだった?作れそうか?」
「もう少し見せて貰えば何とか作れるかと思います。」
「そうか、ケインあれを渡してやれ。」
「いいの?」
「ああ、もうワシにはこれがあるからの。構わん。やってくれ。」
「じゃ、はいこれ。」
「これは、それの模型ですね。」
「ああ、そうじゃ。結構詳細に作ってもらったでな。設計図代わりにはなるじゃろ。それで作ってみろ。」
「「「「「あざ~す!」」」」」
「よし、取り掛かるぞ!」
「「「「おお!」」」」
工員達は慌ただしく工房の中へと入って行く。
「これで、当分は大人しくなるのかな?」
「ワシにも分からん。じゃが、乗り降りする仕掛けは、あの模型だけじゃ難しいだろうな。まあ、あいつらなら何とかするじゃろ。じゃ、次の場所に行こうか。」
「確か、シンディさんのところだったね。今から出ると大体お昼頃かな。」
「その位じゃな。まあ、着いたら昼飯にするか。」
「うん、そうしよう。じゃあしゅっぱ~つ!」
「はいよ。」
ドワーフタウンから橋に上がり河を渡る。
「ねえ、ガンツさんこっちの方も建物が増えてきたね。」
「おう、ガンボの話じゃ意外と順調に進んでいるらしいぞ。それに近隣からも作業員が入ってきているようじゃ。ワシらドワーフも順調に増えているしの。」
「ドワーフの人達の連絡網って、すごいね。いつの間にか街に入って来ているし。」
「何かワシらをその辺の害虫と同じ扱いにしてないか?」
「…え~と、だってお酒の匂いに惹かれて来ているようなもんだし。そう思ってもしょうがないんじゃないの?」
「ん~反論しようにも酒の匂いに惹かれて集まると言うのは確かじゃしな。じゃが他の連中にはそう言うことを間違っても口に出すなよ。優しいワシじゃから忠告だけで済むんじゃからして。」
「優しい?」
「何でそこを疑問に思うんじゃ。どう考えても優しいじゃろうが。」
「う~まあいいや、いいよそれで。」
「何じゃ何が納得出来ないんじゃ。今日もアンジェの弁当を持って来てやったと言うのに。」
「そこじゃない?アンジェさんは確かに優しいけど、ガンツさんは運んで来るだけだし。」
「しかし、ケインの作業も手伝ったじゃろうが、もう忘れたのか?ケインもその歳で忘れっぽいとはのう。」
「いやいや、手伝ってくれたことは嬉しいけど、最初っから後でガンツさんを手伝うことが前提だったじゃない。そこで見返りを求めなければ『優しい』と評価してたかもしれないのにね。」
「ぐっ、見返りを求めるのは当然のことじゃないのか。」
「そこは『いいよいいよ』で済ませてくれれば『優しい』に一歩近付くんだって。」
「むぅ、難しいの~」
「大体ガンツさんは家族を何年も放ったらかしにしていた時点で『優しい』から選考もれです。次に期待していますので、頑張って下さい。」
「ぐぉ~何か知らんが軽くバカにされている感じだけは分かるぞ~くそぉ言い返せん自分が情けない。」
ガンツさんと言い合いながら、領都の門に近付くと何だか騒がしい気配がする。
「何か騒がしいね。まさかコレのせい?」
「いやいや、棘は取ったんじゃから、それはないだろ。」
「でも、こっちを見ている気がしない?」
「そう言われれば…お~っと危ねえ…もうバイクが配備されてんのか。」
門から飛び出して来たバイクがUターンして、並走しながら窓ガラスを『コンコン』とノックしてくるので、車を停車させる。
「何の用じゃ。もうすぐ門に着くから取り調べは、そこでも構わんじゃろ。」
「あれ?ガンツさんとケイン君。まあ、そうかこんな物で来るのは二人くらいだよね。」
「ケイン、知り合いか?」
「いや、俺は知らないけど?どちら様?」
「あ~非道いな~バイク教習の一期生なのに。覚えていないの?」
「あ~言われて見れば、いた様な。」
「そういうのは後にして、門を通してくれんか。」
「はいはい、ケイン君とガンツさんコンビなら問題ないですね。どうぞ通って下さい。」
「ありがとな。よし、行くぞ。」
車を再出発させると、周りの人々がこちらを物珍しそうに見ているのが分かる。
しかもこちらは全面ガラス張りだから、隠れることも出来ないので丸見え状態で進むことになる。
「ガンツさん、注目されると結構恥ずかしいね。」
「言うな!ワシもそれをずっと考えていた。横だけでも不透明にすべきだったかの。」
「まあ、それもここに来なけりゃ分からなかったし、今後の課題としておこうか。じゃあシンディさんのところに行こう!」
「そうじゃな。今気にすることじゃないか。」
領都の街中をゆっくりと進みシンディさんの工房に着いた。
車から降りて、工房の中に入る。
「シンディさ~ん、いる?連絡ないから、こっちから来たよ~シンディさ~ん!」
「…」
工房の奥から物音と人の気配はするが返事は来ない。
「ちょっと奥に行ってみるね。」
「おう、気をつけてな。」
工房の奥に進むと、そこには横になって気持ちよさそうに寝息を立てているシンディさんがいた。
「シンディさん、シンディさ~ん、起きて下さい!もしも~しシンディさ~ん!」
起こし続けていると、シンディさんの両手が俺の首に伸びて来た…と思ったら、そのまま首に巻き付かれてシンディさんへと引き寄せられる。
「ぷはっシンディさん、起きてるんじゃないの?シンディさん!」
「もう、気持ち良く寝てたのに~何で起こすかな~」
「何でじゃないでしょ!工房は開けっ放しのままで、こんな所で寝てるなんて。」
「あれ、ケイン君。どうしてここに?」
「…まだ寝ぼけているんですか?ガンツさんと約束してから一週間は経つのに何も連絡がないから、こうやって来たんでしょ!もう、しっかりして下さい。」
「あれ?一週間?えっと今日は何日なのかな?」
「今日は十日ですよ。」
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「多分ですけどね。」
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