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◆技術者にとってはエサでした
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ガンツさんのゲテモノ車に乗りドワーフタウンの工房へと向かうが…悲鳴らしきものがあちこちから聞こえて来た。
「ガンツさん、やっぱり不評みたいだね。」
「な、何を言うか。このままでいい。周りが慣れるまで待つ。」
「アンジェさんに見せた?」
「いやまだじゃ。」
「他の人からの評判が耳に入る前に告白した方がいいよ。」
「何でワシが悪いことしたみたいになっとるんじゃ。」
「だって…ねえ。」
「そもそも、こんなデザインにしたのはケインじゃろ。何でワシが悪いことになってるんじゃ。」
「まあ、それは後で対策を考えるとして、今は工房に行こうよ。」
「あ、ああ分かった。」
しばらく走り、工房の前に着くと中から工具片手に工員が飛び出して来た。
「おい!誰か乗っているのか!ここが誰の工房だと思ってるんだ!あの『まさかのケイン』が関わっているんだぞ!今なら見逃してやるから、とっととここから立ち去るんだ。」
「ガンツさん、どうする?何か俺のことも軽く悪者扱いされているんだけど…」
「なあ、アイツらが言う『まさかのケイン』ってのは何なんだ?」
「食い付くのそこ!もっと別のところがあるでしょ!」
「いや、しかし『まさかのケイン』…ぷっ…『まさかのケイン』って、まさか?ぷっ」
「もう、笑いたかったら笑えばいいでしょ!我慢すると血管が切れるよ。」
「ぷっははは、まさかお前に『二つ名』とはな。しかも『まさかのケイン』か、本当に『まさか』だな。ぷっ…くくく。」
「それより、これ…どうするのさ。」
「まあ、とりあえずは降りるか。」
『ガチャ』と運転席の下が開放されガンツさんと俺のシートがゆっくりと下りていくと、それを見た工員に「親方!何やってるんですか!」と注意されてしまった。
「お前らこそ何をやっているんだ。こんな格好いいワシの車を見に来たって訳でもなさそうじゃし。」
「…」
「何じゃ何か言わんか。」
「親方、本気で『格好いい』と思っているんですか?俺達はどこかを侵略しに行くって言われた方が信じられますよ。」
「侵略?何を言っとるんじゃ?こんな格好いい車で何をやろうと言うんじゃ。大丈夫か?」
「「「「「いやいやいや…正気ですか!」」」」」
「皆んなして、そう言わんでも…格好いいのにのぉ~」
「で、侵略じゃなければ何なんですか?」
「おう、そうじゃ!まずはこれを見せたくての。これがワシらドワーフでも乗れる四駆車じゃ。どうじゃ?そう聞くと格好良かろう?ん?」
「…俺らドワーフでも乗れると言うのは有り難いですが、このフォルムはちょっと…」
「何じゃ、じゃあこれはワシが秘匿する。お前らはお前らで作れば良かろう。」
「いや、親方として秘匿するってのはどうなんですか?そんなことが許されるとでも言うんですか!」
「ワシのセンスをバカにする奴らに何を教えろと言うんじゃ!」
「親方のセンスのなさは今更じゃないですか!そこのケイン君もよく知っている筈です。ケイン君が付いていながら何でこんな風になってしまったんですか!」
「いや俺はガンツさんの好きな様にさせただけで…でも、そこまで責められること?」
「ここに来るまで悲鳴が聞こえなかったとでも?」
「ちょっとは聞こえたかな?」
「ここまで聞こえる悲鳴がちょっとですか。」
「ぐっ、そこまで言わんでもええじゃろ。」
「俺達で、その禍々しいフォルムを変えますから、置いて行って下さい。」
「イヤじゃ、ワシはこれでドライブするんじゃ!ワシから奪うな!」
「しかし、このまま街中を走られたら、それこそパニックを引き起こします。なのでここは素直に渡して下さい。」
「ケ、ケイン…何とかならんか。」
「え~と、この車のフォルムを変えると言うことですけど、具体的な案を見せてもらえますか?」
「「「「「へ?」」」」」
「いや、ガンツさんだって自分が格好いいと思っているのにどんなフォルムにされるかも説明されないまま、引き渡せと言うのはちょっと横暴じゃないかなと。それにこれが禍々しいのは認めますが、あなた達がこれよりも格好いいフォルムにすると信じられる物を俺達に見せてもらえますか?」
「「「「「ぐっ」」」」」
「出来ないのであれば、俺達は引き渡しを拒否します。」
「分かった。だが、すぐには用意出来ない。少し時間をもらえないか。」
「分かりました。俺達はこの工房で作られた四駆を見させてもらうので、その間に準備して下さいね。大体十分くらいでしょうか。では、ガンツさん行こう。」
「ケイン、そんなに禍々しいかの。」
「うん、そう思うよ。」
「ワシには格好良く見えたんじゃがの。何が悪かったんじゃろうか。」
「まあ、あのトゲトゲを取るだけでも変わると思うんだけどね。」
「何を言う!あの無数の棘が強さを表しとるんじゃぞ。それを取るなんて…」
「(いや、あれがあるから『世紀末風』に見えるんだけどな~)何でそこまで棘に拘るのさ。別になくてもいいじゃん。」
「ダメじゃ、強そうに見せんと襲われてしまう。だから、ダメじゃ。」
「あれ?ガンツさん、車にシールド着けなかったの?」
「ほえ?何じゃそれは。」
「いや、飛行機には着けたじゃん。何で車には着けなかったのさ。」
「あ…あ~!忘れとった。そうか、それがあったな。なら、棘はいらんな。」
「随分、あっさりだね。」
「守られるのなら、何でもええよ。後でアイツらに言って取り外そう。」
「うん、そうだね。」
工房の中に入り、四駆の様子を見る。
「うわ~結構作ったね~ガンツさんとして、作りはどうなの?」
「まあ、合格点じゃな。じゃが、肝心の駆動装置はまだ試しておらんじゃろうから、そこは誰かに試してもらわんとの。」
「デザインは問題ないの?」
「元々はケインの模型じゃろ?それほど変わったことはしていないと思うがの。」
「でもさ、俺としてはここの部分にこういうのを追加したいんだよね。」
「何じゃ、何を追加したいんじゃ。」
簡単にメモ紙に書いて『ウィンチ』を説明する。
「そんな物を着けてどうなると言うんじゃ?」
「壁を登れる様になるよ。」
「もう少し詳しく聞こうか。」
ガンツさんにウィンチの使い方を説明すると、「なら反重力の魔道具を付けた方が早いんじゃないか?」と言われるが、あれは浮くだけなので結局は引っ張る必要があるから、ウィンチは有効であることを納得してもらう。
「それは分かった。他にも何かあるのか?」
「じゃあ、ついでに…」と『シュノーケル』も説明する。
「ふむ、これを着けると多少の深いところでも川を渡ることが出来る様になると…」
「そう、どう?面白くない?」
「なぜじゃ…なぜもっと早く言ってくれんかった…」
「ど、どうしたのさガンツさん。」
「ケインがもっと早く言ってくれれば、ワシのに着けることが出来たのに…」
「そこなの?」
そんなやり取りをしていると肩をちょんちょんと叩かれる。
後ろを振り向くと工員達が迫っていて「さっきの話をもう少し詳しく!」と。
工員達にさっきの話をもう一度、より詳細に話す。
「ふむ、全部に着ける必要はないな。試しに三台に着けてみるか。よし、やるぞ!」
「「「「「おお!」」」」」
「あ、ケイン君、魔導モーターとエンジンはありったけ置いていって下さいね。頼みましたよ。」
「う、うん分かったよ。」
「何じゃケインも弱いの~」
「何で止めないのさ!」
「半端に餌をやるケインが悪い。」
「え~俺のせいなの~」
「ガンツさん、やっぱり不評みたいだね。」
「な、何を言うか。このままでいい。周りが慣れるまで待つ。」
「アンジェさんに見せた?」
「いやまだじゃ。」
「他の人からの評判が耳に入る前に告白した方がいいよ。」
「何でワシが悪いことしたみたいになっとるんじゃ。」
「だって…ねえ。」
「そもそも、こんなデザインにしたのはケインじゃろ。何でワシが悪いことになってるんじゃ。」
「まあ、それは後で対策を考えるとして、今は工房に行こうよ。」
「あ、ああ分かった。」
しばらく走り、工房の前に着くと中から工具片手に工員が飛び出して来た。
「おい!誰か乗っているのか!ここが誰の工房だと思ってるんだ!あの『まさかのケイン』が関わっているんだぞ!今なら見逃してやるから、とっととここから立ち去るんだ。」
「ガンツさん、どうする?何か俺のことも軽く悪者扱いされているんだけど…」
「なあ、アイツらが言う『まさかのケイン』ってのは何なんだ?」
「食い付くのそこ!もっと別のところがあるでしょ!」
「いや、しかし『まさかのケイン』…ぷっ…『まさかのケイン』って、まさか?ぷっ」
「もう、笑いたかったら笑えばいいでしょ!我慢すると血管が切れるよ。」
「ぷっははは、まさかお前に『二つ名』とはな。しかも『まさかのケイン』か、本当に『まさか』だな。ぷっ…くくく。」
「それより、これ…どうするのさ。」
「まあ、とりあえずは降りるか。」
『ガチャ』と運転席の下が開放されガンツさんと俺のシートがゆっくりと下りていくと、それを見た工員に「親方!何やってるんですか!」と注意されてしまった。
「お前らこそ何をやっているんだ。こんな格好いいワシの車を見に来たって訳でもなさそうじゃし。」
「…」
「何じゃ何か言わんか。」
「親方、本気で『格好いい』と思っているんですか?俺達はどこかを侵略しに行くって言われた方が信じられますよ。」
「侵略?何を言っとるんじゃ?こんな格好いい車で何をやろうと言うんじゃ。大丈夫か?」
「「「「「いやいやいや…正気ですか!」」」」」
「皆んなして、そう言わんでも…格好いいのにのぉ~」
「で、侵略じゃなければ何なんですか?」
「おう、そうじゃ!まずはこれを見せたくての。これがワシらドワーフでも乗れる四駆車じゃ。どうじゃ?そう聞くと格好良かろう?ん?」
「…俺らドワーフでも乗れると言うのは有り難いですが、このフォルムはちょっと…」
「何じゃ、じゃあこれはワシが秘匿する。お前らはお前らで作れば良かろう。」
「いや、親方として秘匿するってのはどうなんですか?そんなことが許されるとでも言うんですか!」
「ワシのセンスをバカにする奴らに何を教えろと言うんじゃ!」
「親方のセンスのなさは今更じゃないですか!そこのケイン君もよく知っている筈です。ケイン君が付いていながら何でこんな風になってしまったんですか!」
「いや俺はガンツさんの好きな様にさせただけで…でも、そこまで責められること?」
「ここに来るまで悲鳴が聞こえなかったとでも?」
「ちょっとは聞こえたかな?」
「ここまで聞こえる悲鳴がちょっとですか。」
「ぐっ、そこまで言わんでもええじゃろ。」
「俺達で、その禍々しいフォルムを変えますから、置いて行って下さい。」
「イヤじゃ、ワシはこれでドライブするんじゃ!ワシから奪うな!」
「しかし、このまま街中を走られたら、それこそパニックを引き起こします。なのでここは素直に渡して下さい。」
「ケ、ケイン…何とかならんか。」
「え~と、この車のフォルムを変えると言うことですけど、具体的な案を見せてもらえますか?」
「「「「「へ?」」」」」
「いや、ガンツさんだって自分が格好いいと思っているのにどんなフォルムにされるかも説明されないまま、引き渡せと言うのはちょっと横暴じゃないかなと。それにこれが禍々しいのは認めますが、あなた達がこれよりも格好いいフォルムにすると信じられる物を俺達に見せてもらえますか?」
「「「「「ぐっ」」」」」
「出来ないのであれば、俺達は引き渡しを拒否します。」
「分かった。だが、すぐには用意出来ない。少し時間をもらえないか。」
「分かりました。俺達はこの工房で作られた四駆を見させてもらうので、その間に準備して下さいね。大体十分くらいでしょうか。では、ガンツさん行こう。」
「ケイン、そんなに禍々しいかの。」
「うん、そう思うよ。」
「ワシには格好良く見えたんじゃがの。何が悪かったんじゃろうか。」
「まあ、あのトゲトゲを取るだけでも変わると思うんだけどね。」
「何を言う!あの無数の棘が強さを表しとるんじゃぞ。それを取るなんて…」
「(いや、あれがあるから『世紀末風』に見えるんだけどな~)何でそこまで棘に拘るのさ。別になくてもいいじゃん。」
「ダメじゃ、強そうに見せんと襲われてしまう。だから、ダメじゃ。」
「あれ?ガンツさん、車にシールド着けなかったの?」
「ほえ?何じゃそれは。」
「いや、飛行機には着けたじゃん。何で車には着けなかったのさ。」
「あ…あ~!忘れとった。そうか、それがあったな。なら、棘はいらんな。」
「随分、あっさりだね。」
「守られるのなら、何でもええよ。後でアイツらに言って取り外そう。」
「うん、そうだね。」
工房の中に入り、四駆の様子を見る。
「うわ~結構作ったね~ガンツさんとして、作りはどうなの?」
「まあ、合格点じゃな。じゃが、肝心の駆動装置はまだ試しておらんじゃろうから、そこは誰かに試してもらわんとの。」
「デザインは問題ないの?」
「元々はケインの模型じゃろ?それほど変わったことはしていないと思うがの。」
「でもさ、俺としてはここの部分にこういうのを追加したいんだよね。」
「何じゃ、何を追加したいんじゃ。」
簡単にメモ紙に書いて『ウィンチ』を説明する。
「そんな物を着けてどうなると言うんじゃ?」
「壁を登れる様になるよ。」
「もう少し詳しく聞こうか。」
ガンツさんにウィンチの使い方を説明すると、「なら反重力の魔道具を付けた方が早いんじゃないか?」と言われるが、あれは浮くだけなので結局は引っ張る必要があるから、ウィンチは有効であることを納得してもらう。
「それは分かった。他にも何かあるのか?」
「じゃあ、ついでに…」と『シュノーケル』も説明する。
「ふむ、これを着けると多少の深いところでも川を渡ることが出来る様になると…」
「そう、どう?面白くない?」
「なぜじゃ…なぜもっと早く言ってくれんかった…」
「ど、どうしたのさガンツさん。」
「ケインがもっと早く言ってくれれば、ワシのに着けることが出来たのに…」
「そこなの?」
そんなやり取りをしていると肩をちょんちょんと叩かれる。
後ろを振り向くと工員達が迫っていて「さっきの話をもう少し詳しく!」と。
工員達にさっきの話をもう一度、より詳細に話す。
「ふむ、全部に着ける必要はないな。試しに三台に着けてみるか。よし、やるぞ!」
「「「「「おお!」」」」」
「あ、ケイン君、魔導モーターとエンジンはありったけ置いていって下さいね。頼みましたよ。」
「う、うん分かったよ。」
「何じゃケインも弱いの~」
「何で止めないのさ!」
「半端に餌をやるケインが悪い。」
「え~俺のせいなの~」
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