153 / 468
連載
◆装備は充実させました
しおりを挟む
ガンツさんの車がもう少しで完成という所で父さんから連絡が入る。
「ガンツさん、父さんがもう手が空いたって。ガンツさんの方はどう?」
「ワシの方ももう少しじゃ。ケインは旦那を迎えに行ってやれ。ワシもすぐに追いつくから。」
「分かったよ。じゃ、先に行くね。」
「ああ。」
一度、父さんの店に出ると既に父さんが待っていた。
「おお!びっくりするじゃない。どうしたの?」
「いや、待ちきれなくてな。じゃ行こうか。」
「休ませてもくれないの?」
「ん?休む必要なんてないだろ。ほら、繋いでくれよ。」
「もう、分かったよ。はい、潜ってね。」
「分かったから、押すなよ。お~ここは…どこだ?」
「分かんないよね。ここはドワーフタウンの教習所だよ。今日は、こっちの大型車用のコースを使うから。」
「お、おう分かった。」
父さんと大型車の教習所に入り、父さんに車を出してもらう。
「出し方は教えては、もらったが緊張するなあ。」
「いいから、出さないと乗れないじゃん。」
「わ、分かったよ。じゃ出すぞ。『解除』」
『ドスン』という音と共に父さんの白い車が出現する。
「うわぁ…で、でかいな。本当にこれを俺が運転するのか。」
「無理?」
「いや、無理とは言わないが、少し練習させて欲しい。」
「いいよ、ここを使って。」
「ありがとうな、ケイン。じゃ、乗ってみるか。『ガチャ』…あれ?なあ、ケイン開かないんだが。」
「あ、それは『解錠』で開くから。」
「そうなのか?じゃ、『解錠』」と父さんが呟くと『ガチャリ』とロックが解除される音がした。
「おお、開いたみたいだな。すごいな。ちなみに閉める時は?」
「それは『施錠』だね。」
「ふんふん、そうか。まあ今はいいか。じゃ、乗ってみるか。『ガチャ』…ケイン、開いてない…」
「あ~言い忘れていたけど、鍵を開けたままの状態でしばらく放置していると鍵が掛かるから、注意してね。」
「そういうことか、ならもう一回『解錠』と。」
『ガチャリ』と音がして開いたと同時に父さんがドアを開け乗り込む。
「おう、教習所の車とは、結構違うな。」
「まあ、大きさもだけど視界も高いしね。ほら、忘れない内にミラー類の調整も忘れないでよ。」
「分かってるって。まずシート位置を調整して…次にルームミラーだよな。それからフェンダーミラーを…ってこれはドアの所にあるな。じゃ、これを…って窓ガラスはどうやって下げるんだ?ハンドルがないぞ。」
「窓ガラスは、運転席のドアの取手部分にスイッチ類があるでしょ。それで上げ下げ出来るから。」
「スイッチね~これかな?」と父さんが一つのスイッチを『ぐっ』と押すと左後ろの窓ガラスが下りていく。
「違った。じゃ、これか!」と押すが、今度は右後ろの窓ガラスが下りていく。
「ケイン、どれが正解だ?」
「父さん、落ち着いて。窓ガラスの上下スイッチは場所の通りだから。」
「場所の通り?…あ、そうか、そういうことか。じゃ、これだ!」
『ぐっ』と押し込むと運転席の窓ガラスが下りていく。
「これでミラーの調整が出来るな。」
「待って!父さん。ミラーの調整は違うよ。」
「え?教習所ではこう教わったけどな。」
「ほら、窓ガラスのスイッチの上につまみがあるでしょ?」
「つまみ?ああ、あるな。これが?」
「そのつまみを右に『カチッ』と音がするまで捻って。」
「捻る?こう…か。」『カチッ』と音がして、これ以上は捻ることが出来ない。
「捻ったぞ。」
「じゃあさ、ミラーをずらしたい方向にそのつまみを倒して。」
「ずらしたい方向?」
「例えば上向きにしたいなら、前に倒して。下向きにしたいなら、手前に引いて。右に向けたいなら、右に倒して、左なら左に倒す。どう?」
「待て待て、え~とまずは少し上だから前に倒す。」
すると『ジ~』と小さく機械音が鳴りミラーが上向きに動く。
「なるほどな、左側のミラーを調整する場合は、つまみを左に捻ってから動かせばいいんだな。」
「そう、その通り。大丈夫そうだね。」
「ああ、だけど少し運転以外の装備品を試させてもらうな。」
「うん、いいよ。好きなだけいじって。」
「悪いな。すぐに終わらせるから。」
「いいよ、俺の方は気にしないでいいから。」
メモ紙に双子に必要な物を書いていたらガンツさんがやって来た。
「ケイン、出来たぞ。」
ガンツさんが窓ガラスを下げて、こっちに手を振る。
俺の側で車を止めると、運転席の下部分が『パカッ』と開くと運転席がゆっくりと降りてくる。
「う~ん、乗り降りしている間は見せ物だな。」
「ふふん、どうだ!ケイン、これがワシの車だ。」
「『車だ!』って、ついさっきまで一緒に作ってたじゃん。」
「そ、そうじゃったな。」
「で、ここまで運転して来てどうだったの?どこか不備なところとか、不満とかなかった?」
「そうじゃな。視界は問題なかったな。見晴らしはいいし、足元もよく見える。まあ、不満は後ろが見えにくいってことだけだな。」
「そうか、ここまでは平坦だしね。それなら今度はドラゴニュータウンの方で走り回ってみる?」
「いや、それはいい。だが、四駆の走りを体験するには山道だろ。今度、アズマ村に行くのに使ってみるか。」
「それはいいね。でもまだ、向こうからの連絡もないけど、いっていいのかな?」
「そんなの気にする必要もあるまい。」
「そうかな、まあいいか。じゃ、今度予定を見直して行こうか。」
「ああ、そうしてくれ。ついでにあいつらの作った四駆も試さんとな。」
「それなら、父さんかダンさんに頼まないとね。」
「そうなるか。まあ、それしかないよな。」
「あまり気が進まないみたいね。」
「セバスのじいさんに頼むのがな~」
「ふふふ、いいライバルだよね。」
「側から見ればそうなるんだよな~」
そこへ父さんが入ってくる。
「なあ、ケイン。動かそうとしたんだけど、シフトレバーが分からなくてな。」
「ああ、それ説明するのを忘れていたね。ごめんね。シフトレバーはハンドルの左側についているんだ。」
車の助手席に乗り、父さんには運転席に乗ってもらう。ガンツさんは後部座席に座る。
「ほら、このレバーがそうだよ。基本動作はフロアシフトと同じだから、すぐに慣れると思うんだけど。どうかな?」
「まあ、慣れるしかないか。じゃ、出すぞ。おお、ガンツさんもいたんだ。」
「旦那、安全運転で頼むぞ。」
「ああ、大丈夫だ。よし行くぞ。」
コラムシフトを操作し一速に入れ、ゆっくりと動き出す。
「おお、動いた!動いたぞケイン!」
「落ち着いて父さん、ほら前を見て。」
父さんを教習所のコースへと案内し入ってもらう。
「じゃ。もう飽きたかもしれないけど教習コースのおさらいでお願いね。」
「むぅここでぶつける訳にもいかんな。よし、行くぞ。」
車の速度まで教習時代に戻りゆっくりと安全運転でコースを回る。
「ガンツさん、父さんがもう手が空いたって。ガンツさんの方はどう?」
「ワシの方ももう少しじゃ。ケインは旦那を迎えに行ってやれ。ワシもすぐに追いつくから。」
「分かったよ。じゃ、先に行くね。」
「ああ。」
一度、父さんの店に出ると既に父さんが待っていた。
「おお!びっくりするじゃない。どうしたの?」
「いや、待ちきれなくてな。じゃ行こうか。」
「休ませてもくれないの?」
「ん?休む必要なんてないだろ。ほら、繋いでくれよ。」
「もう、分かったよ。はい、潜ってね。」
「分かったから、押すなよ。お~ここは…どこだ?」
「分かんないよね。ここはドワーフタウンの教習所だよ。今日は、こっちの大型車用のコースを使うから。」
「お、おう分かった。」
父さんと大型車の教習所に入り、父さんに車を出してもらう。
「出し方は教えては、もらったが緊張するなあ。」
「いいから、出さないと乗れないじゃん。」
「わ、分かったよ。じゃ出すぞ。『解除』」
『ドスン』という音と共に父さんの白い車が出現する。
「うわぁ…で、でかいな。本当にこれを俺が運転するのか。」
「無理?」
「いや、無理とは言わないが、少し練習させて欲しい。」
「いいよ、ここを使って。」
「ありがとうな、ケイン。じゃ、乗ってみるか。『ガチャ』…あれ?なあ、ケイン開かないんだが。」
「あ、それは『解錠』で開くから。」
「そうなのか?じゃ、『解錠』」と父さんが呟くと『ガチャリ』とロックが解除される音がした。
「おお、開いたみたいだな。すごいな。ちなみに閉める時は?」
「それは『施錠』だね。」
「ふんふん、そうか。まあ今はいいか。じゃ、乗ってみるか。『ガチャ』…ケイン、開いてない…」
「あ~言い忘れていたけど、鍵を開けたままの状態でしばらく放置していると鍵が掛かるから、注意してね。」
「そういうことか、ならもう一回『解錠』と。」
『ガチャリ』と音がして開いたと同時に父さんがドアを開け乗り込む。
「おう、教習所の車とは、結構違うな。」
「まあ、大きさもだけど視界も高いしね。ほら、忘れない内にミラー類の調整も忘れないでよ。」
「分かってるって。まずシート位置を調整して…次にルームミラーだよな。それからフェンダーミラーを…ってこれはドアの所にあるな。じゃ、これを…って窓ガラスはどうやって下げるんだ?ハンドルがないぞ。」
「窓ガラスは、運転席のドアの取手部分にスイッチ類があるでしょ。それで上げ下げ出来るから。」
「スイッチね~これかな?」と父さんが一つのスイッチを『ぐっ』と押すと左後ろの窓ガラスが下りていく。
「違った。じゃ、これか!」と押すが、今度は右後ろの窓ガラスが下りていく。
「ケイン、どれが正解だ?」
「父さん、落ち着いて。窓ガラスの上下スイッチは場所の通りだから。」
「場所の通り?…あ、そうか、そういうことか。じゃ、これだ!」
『ぐっ』と押し込むと運転席の窓ガラスが下りていく。
「これでミラーの調整が出来るな。」
「待って!父さん。ミラーの調整は違うよ。」
「え?教習所ではこう教わったけどな。」
「ほら、窓ガラスのスイッチの上につまみがあるでしょ?」
「つまみ?ああ、あるな。これが?」
「そのつまみを右に『カチッ』と音がするまで捻って。」
「捻る?こう…か。」『カチッ』と音がして、これ以上は捻ることが出来ない。
「捻ったぞ。」
「じゃあさ、ミラーをずらしたい方向にそのつまみを倒して。」
「ずらしたい方向?」
「例えば上向きにしたいなら、前に倒して。下向きにしたいなら、手前に引いて。右に向けたいなら、右に倒して、左なら左に倒す。どう?」
「待て待て、え~とまずは少し上だから前に倒す。」
すると『ジ~』と小さく機械音が鳴りミラーが上向きに動く。
「なるほどな、左側のミラーを調整する場合は、つまみを左に捻ってから動かせばいいんだな。」
「そう、その通り。大丈夫そうだね。」
「ああ、だけど少し運転以外の装備品を試させてもらうな。」
「うん、いいよ。好きなだけいじって。」
「悪いな。すぐに終わらせるから。」
「いいよ、俺の方は気にしないでいいから。」
メモ紙に双子に必要な物を書いていたらガンツさんがやって来た。
「ケイン、出来たぞ。」
ガンツさんが窓ガラスを下げて、こっちに手を振る。
俺の側で車を止めると、運転席の下部分が『パカッ』と開くと運転席がゆっくりと降りてくる。
「う~ん、乗り降りしている間は見せ物だな。」
「ふふん、どうだ!ケイン、これがワシの車だ。」
「『車だ!』って、ついさっきまで一緒に作ってたじゃん。」
「そ、そうじゃったな。」
「で、ここまで運転して来てどうだったの?どこか不備なところとか、不満とかなかった?」
「そうじゃな。視界は問題なかったな。見晴らしはいいし、足元もよく見える。まあ、不満は後ろが見えにくいってことだけだな。」
「そうか、ここまでは平坦だしね。それなら今度はドラゴニュータウンの方で走り回ってみる?」
「いや、それはいい。だが、四駆の走りを体験するには山道だろ。今度、アズマ村に行くのに使ってみるか。」
「それはいいね。でもまだ、向こうからの連絡もないけど、いっていいのかな?」
「そんなの気にする必要もあるまい。」
「そうかな、まあいいか。じゃ、今度予定を見直して行こうか。」
「ああ、そうしてくれ。ついでにあいつらの作った四駆も試さんとな。」
「それなら、父さんかダンさんに頼まないとね。」
「そうなるか。まあ、それしかないよな。」
「あまり気が進まないみたいね。」
「セバスのじいさんに頼むのがな~」
「ふふふ、いいライバルだよね。」
「側から見ればそうなるんだよな~」
そこへ父さんが入ってくる。
「なあ、ケイン。動かそうとしたんだけど、シフトレバーが分からなくてな。」
「ああ、それ説明するのを忘れていたね。ごめんね。シフトレバーはハンドルの左側についているんだ。」
車の助手席に乗り、父さんには運転席に乗ってもらう。ガンツさんは後部座席に座る。
「ほら、このレバーがそうだよ。基本動作はフロアシフトと同じだから、すぐに慣れると思うんだけど。どうかな?」
「まあ、慣れるしかないか。じゃ、出すぞ。おお、ガンツさんもいたんだ。」
「旦那、安全運転で頼むぞ。」
「ああ、大丈夫だ。よし行くぞ。」
コラムシフトを操作し一速に入れ、ゆっくりと動き出す。
「おお、動いた!動いたぞケイン!」
「落ち着いて父さん、ほら前を見て。」
父さんを教習所のコースへと案内し入ってもらう。
「じゃ。もう飽きたかもしれないけど教習コースのおさらいでお願いね。」
「むぅここでぶつける訳にもいかんな。よし、行くぞ。」
車の速度まで教習時代に戻りゆっくりと安全運転でコースを回る。
0
お気に入りに追加
4,886
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
下級兵士は断罪された追放令嬢を護送する。
やすぴこ
ファンタジー
「ジョセフィーヌ!! 貴様を断罪する!!」
王立学園で行われたプロムナード開催式の場で、公爵令嬢ジョセフィーヌは婚約者から婚約破棄と共に数々の罪を断罪される。
愛していた者からの慈悲無き宣告、親しかった者からの嫌悪、信じていた者からの侮蔑。
弁解の機会も与えられず、その場で悪名高い国外れの修道院送りが決定した。
このお話はそんな事情で王都を追放された悪役令嬢の素性を知らぬまま、修道院まで護送する下級兵士の恋物語である。
この度なろう、アルファ、カクヨムで同時完結しました。
(なろう版だけ諸事情で18話と19話が一本となっておりますが、内容は同じです)
2/7 最終章 外伝『旅する母のラプソディ』を投稿する為、完結解除しました。
2/9 『旅する母のラプソディ』完結しました。アルファポリスオンリーの外伝を近日中にアップします。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。