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◆機械化してました
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父さんの車を作りながら、双子用に何が必要かを考えているとガンツさんから注意された。
「ケイン、ちゃんと集中しないと怪我するぞ。双子のことを思う気持ちは分かるが今は目の前の作業に集中してくれ。」
「ごめんなさい。ちゃんとするね。」
「ああ、そうしてくれ、その前にちょっと休憩するか。」
「え、始めたばかりだよ。」
「お前、その気持ちのまんま初めてもためにはならんよ。いいから、休憩だ。」
「はい…」
ガンツさんが用意してくれたお茶を飲みながら話す。
「で、何を考えていたんじゃ?」
「だって、双子でしょ?何をするにしても倍になるから、何が必要になるかな~って勘げていたんだ。」
「まあ、有体に言えばベッドじゃろ。」
「うん、それも考えた。別にするか、一つの大きいのにするか。」
「まるでケインが父親みたいじゃな。で、他には?」
「他には少し早いけどベビーカーにチャイルドシートかな。」
「どっちも聞き覚えがないの。」
「後は、ベッドの上から吊すやつとか、ガラガラとかおしゃぶりに…」
「あ~もうええ、ならさっさと旦那の車を作っちまえ。それから、さっき言ったのを作ればいいだろ。ほら、ワシも手伝ってやるから作ってしまうぞ。」
「ガンツさん、いいの?」
「お前がボ~ッと作業している方が危なくて心配で見てられんわ。ほら、手を動かせ。」
「うん、ありがとう。」
「おう、ワシの孫が産まれたら、さっきのを作ってくれればいいから。」
「うん、いいよ。それくらいなら…って、孫~」
「ああ、そうじゃ。孫がな産まれるんじゃと。予定はまだ先なんだが年内には産まれるかもとか言ってたな。」
「なんで、息子さんは同居しているって言ってたけど、お嫁さんもなの?」
「ああ、孫は三男の方じゃ。」
「え~三男。ガンツさんのところって何人子供がいるの?」
「そうじゃの、今は五人じゃな。」
「五人。何年も放ったらかしなのに子供だけ残していくダメ親父の典型じゃ…」
「待て!ケイン、言うな。ワシもアンジェに任せっきりだったのは申し訳ないと思っている。じゃがワシも若い頃は…その、まあなんじゃ、分かるじゃろ?」
「もうすぐ八歳に何言ってるの。つまりは帰る度に…ってことでしょ。」
「ぐぅ、八歳と言いながら核心をつくのぉ。まあ、つまりはそう言うことじゃ。もしケインと会ってなかったら二桁いってたかも知れんの。」
「そんなに!まあ、いいよ。考えてみたら俺ってガンツさんのこと、全然知らなかったんだね。」
「ああ、追々話していけばいいと思っていたからの。まあ今度、機会を作って紹介するからの。」
「約束ですよ。」
「ああ、分かった。ほら、手を動かせ。」
二台目と言うこともあり、次々と出来上がっていく。
「ケイン、昼にしようや。」
「うん、分かった。」
ガンツさんがテーブルの上にアンジェさん作のお弁当を広げている。
俺は二人分のお茶を用意して、テーブルへと戻る。
「お前、領主の車に何やら仕掛けを追加してたじゃろ?」
「あ、分かっちゃった?」
「分からんはずはなかろう。で、あれは何なんだ?」
「あれ、そこまでは分からなかったの?」
「見かけは普通のと変わらんかったからの。後で聞こうと思っていたんじゃ。」
「ヒントはジェットエンジンだよ。」
「ジェット?…まさか、アレを。」
「そう、アレをちょっとだけね。緊急用に少しの間だけだから、エンジン本体が壊れるほどの影響はないと思うんだけど、セバス様にテストしてもらうから、その時に改めて確認するつもりだよ。」
「緊急用とは言え、とんでもないことを考えつくもんじゃな。なあ、それってワシのレース用に使ってもええか?」
「ガンツさんはモーター使うんじゃなかったの?」
「両方作って、速い方を採用する。」
「なんて我儘な。」
「何じゃ欲しければ作れと言うたのはケインじゃろ?」
「そりゃ、そう言ったけどさ。何か違わない?」
「違くない!後で切り替えの方法とか教えてもらうからな。」
「分かったから、飛んでいかないようにしてよ。」
「ああ、十分気をつけるさ。」
昼食を食べ終わり、残りの作業を済ませてしまう。
夕暮れ近くになり、やっと父さんの車が完成した。
「ケイン、完成したな。」
「うん、ガンツさんが手伝ってくれたお陰だよ。ありがとうね。」
「ああ、それはいいから。あの仕掛けを早く教えてくれ。」
「何だよ。まあいいよ、仕掛けは単純でエンジンの吸気で空気を圧縮しているでしょ?」
「ああ、しているな。それをアレに替えるんだろ。」
「そう、ただね吸気口に魔法陣を二つ用意して、普段は空気だけの方を使って、緊急時に『可燃性空気』に切り替えるってだけだから。」
「何じゃそれだけか、拍子抜けじゃの。」
「でも、それに気付くかどうかが大きいんじゃないの?」
「確かにな。それにワシにはアノ魔法陣は描けん。じゃから頼むな。」
「分かったよ。でもどれに使うの?これは四駆用に使うんでしょ?」
「何じゃ、くれるのは一つだけか。ケチくさいの~」
「そんなこと言うんだ。じゃあ逆の性質の物を集める魔法陣に替えてもいいんだよ?」
「恐ろしいこと言うなよ。」
「もう『ケチ』とか『ズルい』はナシでお願いね。」
「分かったから、頼むな。」
「じゃあ、はいこれ!」
「何じゃもうあるのか。」
「自分用に取っといたんだけどね。ガンツさんにあげるよ。」
「すまんな。これでワシの…ふっふっふっ。あのジジイには負けられん。」
「ガンツさん、悪い顔になってるよ。」
「む、ああ顔に出てたか。こりゃ失敬。」
「何でセバス様と仲良く出来ないのかな。」
「それは無理ってもんじゃ。アイツとはどうも反りが合わん。」
「まったくしょうがない、じい様達だね。」
「『じい様』言うな~」
ガンツさんは自分の作業に戻り俺はデューク様に納品するブレスレットの量産に入る。
「まあ、量産って言っても、魔法陣を刻印して見えないようにするだけなんだけどね。ふふんふ~ん。」
そろそろ帰ろうかとガンツさんから言われるまで、俺は黙々とブレスレットを作り続けていたらしい。
側から見ていて「無表情で作業しとるから、そこに機械人形がいるようで怖かったぞ。」とガンツさんが言う。
でも、これで納品数には十分に足りる筈なので、セバス様に電話する。
『これはケイン様、こちらからご連絡しようと思っていたところでした。それでケイン様のご用は何でしょうか?』
「ブレスレットの納品数が揃いましたので、そのご連絡です。」
『何と、それは本当ですか。ありがとうございます。これで王都出発組以外も安心出来ます。』
「それでセバス様のご用は?」
『はい、ダン達が帰って来たので、例の仕掛けを確認したいと思いまして。明日のお昼から大丈夫でしょうか。その際にブレスレットも納入して頂けたらと思います。』
「分かりました。では、明日お迎えにあがりますので、お庭でお待ち下さい。」
『はい、分かりました。ありがとうございます。では、明日よろしくお願いします。』
「はい、また明日。」
「ケイン、ちゃんと集中しないと怪我するぞ。双子のことを思う気持ちは分かるが今は目の前の作業に集中してくれ。」
「ごめんなさい。ちゃんとするね。」
「ああ、そうしてくれ、その前にちょっと休憩するか。」
「え、始めたばかりだよ。」
「お前、その気持ちのまんま初めてもためにはならんよ。いいから、休憩だ。」
「はい…」
ガンツさんが用意してくれたお茶を飲みながら話す。
「で、何を考えていたんじゃ?」
「だって、双子でしょ?何をするにしても倍になるから、何が必要になるかな~って勘げていたんだ。」
「まあ、有体に言えばベッドじゃろ。」
「うん、それも考えた。別にするか、一つの大きいのにするか。」
「まるでケインが父親みたいじゃな。で、他には?」
「他には少し早いけどベビーカーにチャイルドシートかな。」
「どっちも聞き覚えがないの。」
「後は、ベッドの上から吊すやつとか、ガラガラとかおしゃぶりに…」
「あ~もうええ、ならさっさと旦那の車を作っちまえ。それから、さっき言ったのを作ればいいだろ。ほら、ワシも手伝ってやるから作ってしまうぞ。」
「ガンツさん、いいの?」
「お前がボ~ッと作業している方が危なくて心配で見てられんわ。ほら、手を動かせ。」
「うん、ありがとう。」
「おう、ワシの孫が産まれたら、さっきのを作ってくれればいいから。」
「うん、いいよ。それくらいなら…って、孫~」
「ああ、そうじゃ。孫がな産まれるんじゃと。予定はまだ先なんだが年内には産まれるかもとか言ってたな。」
「なんで、息子さんは同居しているって言ってたけど、お嫁さんもなの?」
「ああ、孫は三男の方じゃ。」
「え~三男。ガンツさんのところって何人子供がいるの?」
「そうじゃの、今は五人じゃな。」
「五人。何年も放ったらかしなのに子供だけ残していくダメ親父の典型じゃ…」
「待て!ケイン、言うな。ワシもアンジェに任せっきりだったのは申し訳ないと思っている。じゃがワシも若い頃は…その、まあなんじゃ、分かるじゃろ?」
「もうすぐ八歳に何言ってるの。つまりは帰る度に…ってことでしょ。」
「ぐぅ、八歳と言いながら核心をつくのぉ。まあ、つまりはそう言うことじゃ。もしケインと会ってなかったら二桁いってたかも知れんの。」
「そんなに!まあ、いいよ。考えてみたら俺ってガンツさんのこと、全然知らなかったんだね。」
「ああ、追々話していけばいいと思っていたからの。まあ今度、機会を作って紹介するからの。」
「約束ですよ。」
「ああ、分かった。ほら、手を動かせ。」
二台目と言うこともあり、次々と出来上がっていく。
「ケイン、昼にしようや。」
「うん、分かった。」
ガンツさんがテーブルの上にアンジェさん作のお弁当を広げている。
俺は二人分のお茶を用意して、テーブルへと戻る。
「お前、領主の車に何やら仕掛けを追加してたじゃろ?」
「あ、分かっちゃった?」
「分からんはずはなかろう。で、あれは何なんだ?」
「あれ、そこまでは分からなかったの?」
「見かけは普通のと変わらんかったからの。後で聞こうと思っていたんじゃ。」
「ヒントはジェットエンジンだよ。」
「ジェット?…まさか、アレを。」
「そう、アレをちょっとだけね。緊急用に少しの間だけだから、エンジン本体が壊れるほどの影響はないと思うんだけど、セバス様にテストしてもらうから、その時に改めて確認するつもりだよ。」
「緊急用とは言え、とんでもないことを考えつくもんじゃな。なあ、それってワシのレース用に使ってもええか?」
「ガンツさんはモーター使うんじゃなかったの?」
「両方作って、速い方を採用する。」
「なんて我儘な。」
「何じゃ欲しければ作れと言うたのはケインじゃろ?」
「そりゃ、そう言ったけどさ。何か違わない?」
「違くない!後で切り替えの方法とか教えてもらうからな。」
「分かったから、飛んでいかないようにしてよ。」
「ああ、十分気をつけるさ。」
昼食を食べ終わり、残りの作業を済ませてしまう。
夕暮れ近くになり、やっと父さんの車が完成した。
「ケイン、完成したな。」
「うん、ガンツさんが手伝ってくれたお陰だよ。ありがとうね。」
「ああ、それはいいから。あの仕掛けを早く教えてくれ。」
「何だよ。まあいいよ、仕掛けは単純でエンジンの吸気で空気を圧縮しているでしょ?」
「ああ、しているな。それをアレに替えるんだろ。」
「そう、ただね吸気口に魔法陣を二つ用意して、普段は空気だけの方を使って、緊急時に『可燃性空気』に切り替えるってだけだから。」
「何じゃそれだけか、拍子抜けじゃの。」
「でも、それに気付くかどうかが大きいんじゃないの?」
「確かにな。それにワシにはアノ魔法陣は描けん。じゃから頼むな。」
「分かったよ。でもどれに使うの?これは四駆用に使うんでしょ?」
「何じゃ、くれるのは一つだけか。ケチくさいの~」
「そんなこと言うんだ。じゃあ逆の性質の物を集める魔法陣に替えてもいいんだよ?」
「恐ろしいこと言うなよ。」
「もう『ケチ』とか『ズルい』はナシでお願いね。」
「分かったから、頼むな。」
「じゃあ、はいこれ!」
「何じゃもうあるのか。」
「自分用に取っといたんだけどね。ガンツさんにあげるよ。」
「すまんな。これでワシの…ふっふっふっ。あのジジイには負けられん。」
「ガンツさん、悪い顔になってるよ。」
「む、ああ顔に出てたか。こりゃ失敬。」
「何でセバス様と仲良く出来ないのかな。」
「それは無理ってもんじゃ。アイツとはどうも反りが合わん。」
「まったくしょうがない、じい様達だね。」
「『じい様』言うな~」
ガンツさんは自分の作業に戻り俺はデューク様に納品するブレスレットの量産に入る。
「まあ、量産って言っても、魔法陣を刻印して見えないようにするだけなんだけどね。ふふんふ~ん。」
そろそろ帰ろうかとガンツさんから言われるまで、俺は黙々とブレスレットを作り続けていたらしい。
側から見ていて「無表情で作業しとるから、そこに機械人形がいるようで怖かったぞ。」とガンツさんが言う。
でも、これで納品数には十分に足りる筈なので、セバス様に電話する。
『これはケイン様、こちらからご連絡しようと思っていたところでした。それでケイン様のご用は何でしょうか?』
「ブレスレットの納品数が揃いましたので、そのご連絡です。」
『何と、それは本当ですか。ありがとうございます。これで王都出発組以外も安心出来ます。』
「それでセバス様のご用は?」
『はい、ダン達が帰って来たので、例の仕掛けを確認したいと思いまして。明日のお昼から大丈夫でしょうか。その際にブレスレットも納入して頂けたらと思います。』
「分かりました。では、明日お迎えにあがりますので、お庭でお待ち下さい。」
『はい、分かりました。ありがとうございます。では、明日よろしくお願いします。』
「はい、また明日。」
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