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◆発表がありました
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ガンツさんと教習所へ出向きマイクロバス二台を納品する。
「ダンさんは…まだ練習中みたいだね。んじゃセバス様は?」
「ケイン様、マイクロバス二台、合わせて三台。確かにお預かりしました。」
「あ、セバス様。ここに置いて行きますが構いませんか?」
「はい、問題ありません。ありがとうございます。」
「それで、どうです?明日は王都まで行けそうですか?」
「ええ、今のところは大丈夫だと思いますよ。まあダンだけですけどね。」
「そうなんですね。まあ慣れるしかないですからね。」
「そのようですね。」
「それで数としては三台あれば十分だと思うんですが、足りますか?」
「そうですね、あの三台で運転手を含めて六十人ですよね。十分です。ただ…」
「ただ?」
「旦那様も広い方に乗りたいとか言いそうで。」
「ああ、あり得ますね。」
「まあ、確かにあの領主なら言いそうだな。」
「それでは、デューク様の車を運転するのはセバス様とか?」
「旦那様がそれだけは許してくれと仰るので、あの三人の中で溢れた者が運転手となる予定です。」
「それだと、デューク様含めて、アリー様、エリー様、ショーン様、ミリー様、それにセバス様とリリスさん。これに運転手を含めると八人ですね。」
「そう、そうなんです。運転手が足りないんです。」
「え?でもライセンス保持者は増えていると聞きましたが。」
「確かに増えはしましたが、熟練度で言うと旦那様を乗せていいレベルに達しているとは思えなくて。ケイン様、あのマイクロバスほどの大きさはいらないんですが、十人程度乗れる車を作って貰えないでしょうか?」
「そうですね、父さん用に考えていた少し大きめの車を作る予定でしたので、それでよければご用意しますよ。」
「本当ですか!ありがとうございます。助かります。」
「では、今から工房に戻って取り掛かりますね。」
「はい、よろしくお願いします。」
ガンツさんと工房の自室へと戻り話し合う。
「いいのか?ケイン、あんな安請け合いしちまって。」
「いいよ。父さんに作る予定だったのは本当だし。それにさ、四駆を組み込んで作ってみようかと思ってね。」
「あの四駆と違う形になるのか?」
「そう、見た目は箱型で八人乗りを考えているんだ。」
「そうか。下で作ってるのとは確かに違うな。でもよ、ここじゃ作れないだろ?」
「じゃ、格納庫に行って作ろうか。」
「そうじゃな、下に行ったら邪魔者扱いされちまうしな。」
「じゃあ、明日格納庫でね。」
「おう、明日な。」
「抜け駆けはナシだよ。」
「ぐっ。わかったよ。」
ガンツさんと別れ家に帰る。
「なあ、ケイン。慣らしをすぐに終わらせる方法ってないかな?」
「何、サム兄さんは、もう飽きたの?」
「違う!飽きた訳じゃないんだけどさ~ず~っと50km以下ってのがな~」
「そんなに飛ばしてどこに行こうってのさ。城壁の中なら20kmも出せば速過ぎるくらいでしょ。やっぱりリミッターつけないとダメか。」
「ケ、ケイン分かった。もう言わないから、慣らし運転頑張るからリミッター付けるなんて物騒なこと言わないでくれよ。」
「その前に街中で爆走なんてしないでよ。もし誰か怪我でもさせたら、取り上げるからね。」
「マジ?」
「マジもマジ!」
「俺が悪くなくても?」
「悪くなくても。」
「何でだよ!俺が悪くない場合だってあるだろ。」
「それでも注意しなきゃいけないのはバイクに乗った兄さんの方だからね。」
「相手が車なら、どうだ?」
「その場合は状況次第だけど、とりあえずは没収かな。」
「そんな~」
「そのくらい注意して乗らないと、本当に誰かを怪我させてしまうよ。そうなると…」
「なると?」
「よくて擦り傷、悪くて…」
「悪くて?」
「死亡事故…だね。」
「誰かを殺してしまうってことか。」
「そう、俺くらいの子供なら簡単に飛ばされて死んじゃうよ。」
「ま、まさか~嘘だろ。なあ嘘だよな。」
「何で嘘ってなるの?馬車に轢かれても同じ様に死んだ人もいるよね。それがあんな大きなバイクが凄い速さで突っ込んで来たら、大人でも飛ばされるって。」
「マジかよ。」
「まさか、自分が危険運転していたことに気付いてなかった?」
「人の間をすり抜けるのを面白いと思って…」
「うわぁ最低!」
「そこまで言うのかよ。」
「言うよ。兄さんはもう少し怖さを知った方がいいと思う。」
「怖さ?」
「そう、怖さ。人にぶつかって謝って終わりにはならないからね。人によっちゃ二度と歩けないとか障害が残る場合だったり、死んだ方がマシと思わせてしまうかも知れないよ。そうなったら、その人の残りの人生を全部背負いこめる?無理でしょ。」
「…正直、楽しさばかりで、そこまで考えていなかった。」
「で、どうするの?まだ街中で乗るの?」
「いや、やめとくわ。しばらくは我慢する。どうしても乗りたいと思った時は、城壁の外で乗るわ。」
「それがいいよ。もし飛ばしたいなら、レース場に行くといいよ。話はしとくから。」
「レース場?」
「うん、ドワーフタウンの外れに作ったんだ。思いっきり飛ばせるから慣らし運転が終わったら案内するね。」
「ああ、分かった。その時はお願いするよ。」
「あら、私が言っても聞かなかったのにケインが言うと聞くのね。それほど没収されるのが嫌なら、私も使わせてもらおうかしら。ねえ、ケイン。」
「いいよ、いつでも言って。」
「お、おま「ほら夕食にするから、片付けてね。」…はい。」
夕食時に母さんから発表があると言ってきた。
「発表って何?」
「もうすぐ産まれるのは分かる?」
「分かる。それで?」
「それで…って、あんたらはもう。今度は女の子がいいわね。」
「母さん、話が進まないよ。」
「そうね、赤ちゃんが産まれたらあなた達の世話をすることは出来ません。それは分かる?」
「俺はケインが産まれるって時に同じことを言われたと思うけど。」
「僕は覚えてないや。」
「そうね、クリスはその時は二歳だもんね。」
「でだ、父さんは母さんに付きっきりになるから、お前達はなるべく自分のことは自分でしてくれ。俺達からお願いしたいことはそれだけだ。」
「げぇ~洗濯とかもしなきゃいけないのか~」
「僕やケインは問題ないと思うけどね。」
「そうね、サムは心配だわ。ねえ、ケイン。もしサムが色々サボるような没収しちゃっていいからね。」
「え、ちょっ「分かった。遠慮なく没収するから。」…マジかよ。」
「マジよ!恥ずかしくないお兄ちゃんでいてね。」
「サム、頑張れ!」
「父さんまで…母さん、父さんには何か罰はないの?」
「な、サム!俺を売るのか!」
「そうね、父さんの場合は冷蔵庫の使用禁止かしら。」
「何だか軽いね。」
「それが父さんとお前の違いだ。なあ?」
「サム、よく考えて。冷蔵庫が禁止ってなれば父さんは氷も使えないし、冷えたエールも飲むことが出来なくなるのよ。十分罰になると思うけど。」
「あ、そうか。まさかそんな搦手で来るとは…サム!お前のせいだ!」
「あ、汚ったね~」
「二人とも静かにする!何なら今から執行してもらってもいいんだけど?」
「「ごめんなさい。」」
「ダンさんは…まだ練習中みたいだね。んじゃセバス様は?」
「ケイン様、マイクロバス二台、合わせて三台。確かにお預かりしました。」
「あ、セバス様。ここに置いて行きますが構いませんか?」
「はい、問題ありません。ありがとうございます。」
「それで、どうです?明日は王都まで行けそうですか?」
「ええ、今のところは大丈夫だと思いますよ。まあダンだけですけどね。」
「そうなんですね。まあ慣れるしかないですからね。」
「そのようですね。」
「それで数としては三台あれば十分だと思うんですが、足りますか?」
「そうですね、あの三台で運転手を含めて六十人ですよね。十分です。ただ…」
「ただ?」
「旦那様も広い方に乗りたいとか言いそうで。」
「ああ、あり得ますね。」
「まあ、確かにあの領主なら言いそうだな。」
「それでは、デューク様の車を運転するのはセバス様とか?」
「旦那様がそれだけは許してくれと仰るので、あの三人の中で溢れた者が運転手となる予定です。」
「それだと、デューク様含めて、アリー様、エリー様、ショーン様、ミリー様、それにセバス様とリリスさん。これに運転手を含めると八人ですね。」
「そう、そうなんです。運転手が足りないんです。」
「え?でもライセンス保持者は増えていると聞きましたが。」
「確かに増えはしましたが、熟練度で言うと旦那様を乗せていいレベルに達しているとは思えなくて。ケイン様、あのマイクロバスほどの大きさはいらないんですが、十人程度乗れる車を作って貰えないでしょうか?」
「そうですね、父さん用に考えていた少し大きめの車を作る予定でしたので、それでよければご用意しますよ。」
「本当ですか!ありがとうございます。助かります。」
「では、今から工房に戻って取り掛かりますね。」
「はい、よろしくお願いします。」
ガンツさんと工房の自室へと戻り話し合う。
「いいのか?ケイン、あんな安請け合いしちまって。」
「いいよ。父さんに作る予定だったのは本当だし。それにさ、四駆を組み込んで作ってみようかと思ってね。」
「あの四駆と違う形になるのか?」
「そう、見た目は箱型で八人乗りを考えているんだ。」
「そうか。下で作ってるのとは確かに違うな。でもよ、ここじゃ作れないだろ?」
「じゃ、格納庫に行って作ろうか。」
「そうじゃな、下に行ったら邪魔者扱いされちまうしな。」
「じゃあ、明日格納庫でね。」
「おう、明日な。」
「抜け駆けはナシだよ。」
「ぐっ。わかったよ。」
ガンツさんと別れ家に帰る。
「なあ、ケイン。慣らしをすぐに終わらせる方法ってないかな?」
「何、サム兄さんは、もう飽きたの?」
「違う!飽きた訳じゃないんだけどさ~ず~っと50km以下ってのがな~」
「そんなに飛ばしてどこに行こうってのさ。城壁の中なら20kmも出せば速過ぎるくらいでしょ。やっぱりリミッターつけないとダメか。」
「ケ、ケイン分かった。もう言わないから、慣らし運転頑張るからリミッター付けるなんて物騒なこと言わないでくれよ。」
「その前に街中で爆走なんてしないでよ。もし誰か怪我でもさせたら、取り上げるからね。」
「マジ?」
「マジもマジ!」
「俺が悪くなくても?」
「悪くなくても。」
「何でだよ!俺が悪くない場合だってあるだろ。」
「それでも注意しなきゃいけないのはバイクに乗った兄さんの方だからね。」
「相手が車なら、どうだ?」
「その場合は状況次第だけど、とりあえずは没収かな。」
「そんな~」
「そのくらい注意して乗らないと、本当に誰かを怪我させてしまうよ。そうなると…」
「なると?」
「よくて擦り傷、悪くて…」
「悪くて?」
「死亡事故…だね。」
「誰かを殺してしまうってことか。」
「そう、俺くらいの子供なら簡単に飛ばされて死んじゃうよ。」
「ま、まさか~嘘だろ。なあ嘘だよな。」
「何で嘘ってなるの?馬車に轢かれても同じ様に死んだ人もいるよね。それがあんな大きなバイクが凄い速さで突っ込んで来たら、大人でも飛ばされるって。」
「マジかよ。」
「まさか、自分が危険運転していたことに気付いてなかった?」
「人の間をすり抜けるのを面白いと思って…」
「うわぁ最低!」
「そこまで言うのかよ。」
「言うよ。兄さんはもう少し怖さを知った方がいいと思う。」
「怖さ?」
「そう、怖さ。人にぶつかって謝って終わりにはならないからね。人によっちゃ二度と歩けないとか障害が残る場合だったり、死んだ方がマシと思わせてしまうかも知れないよ。そうなったら、その人の残りの人生を全部背負いこめる?無理でしょ。」
「…正直、楽しさばかりで、そこまで考えていなかった。」
「で、どうするの?まだ街中で乗るの?」
「いや、やめとくわ。しばらくは我慢する。どうしても乗りたいと思った時は、城壁の外で乗るわ。」
「それがいいよ。もし飛ばしたいなら、レース場に行くといいよ。話はしとくから。」
「レース場?」
「うん、ドワーフタウンの外れに作ったんだ。思いっきり飛ばせるから慣らし運転が終わったら案内するね。」
「ああ、分かった。その時はお願いするよ。」
「あら、私が言っても聞かなかったのにケインが言うと聞くのね。それほど没収されるのが嫌なら、私も使わせてもらおうかしら。ねえ、ケイン。」
「いいよ、いつでも言って。」
「お、おま「ほら夕食にするから、片付けてね。」…はい。」
夕食時に母さんから発表があると言ってきた。
「発表って何?」
「もうすぐ産まれるのは分かる?」
「分かる。それで?」
「それで…って、あんたらはもう。今度は女の子がいいわね。」
「母さん、話が進まないよ。」
「そうね、赤ちゃんが産まれたらあなた達の世話をすることは出来ません。それは分かる?」
「俺はケインが産まれるって時に同じことを言われたと思うけど。」
「僕は覚えてないや。」
「そうね、クリスはその時は二歳だもんね。」
「でだ、父さんは母さんに付きっきりになるから、お前達はなるべく自分のことは自分でしてくれ。俺達からお願いしたいことはそれだけだ。」
「げぇ~洗濯とかもしなきゃいけないのか~」
「僕やケインは問題ないと思うけどね。」
「そうね、サムは心配だわ。ねえ、ケイン。もしサムが色々サボるような没収しちゃっていいからね。」
「え、ちょっ「分かった。遠慮なく没収するから。」…マジかよ。」
「マジよ!恥ずかしくないお兄ちゃんでいてね。」
「サム、頑張れ!」
「父さんまで…母さん、父さんには何か罰はないの?」
「な、サム!俺を売るのか!」
「そうね、父さんの場合は冷蔵庫の使用禁止かしら。」
「何だか軽いね。」
「それが父さんとお前の違いだ。なあ?」
「サム、よく考えて。冷蔵庫が禁止ってなれば父さんは氷も使えないし、冷えたエールも飲むことが出来なくなるのよ。十分罰になると思うけど。」
「あ、そうか。まさかそんな搦手で来るとは…サム!お前のせいだ!」
「あ、汚ったね~」
「二人とも静かにする!何なら今から執行してもらってもいいんだけど?」
「「ごめんなさい。」」
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