131 / 468
連載
◆駄竜が目覚めました
しおりを挟む
里長達が現場視察を行なっていた頃、微睡から目を覚ます…駄竜。
「う~ん、寝ちゃったな~ねぇマーサ、今何時?あれ、ここは…どこ?」
やっと目を覚ました駄竜が寝ぼけ眼を擦りながら、少しずつ意識を覚醒させる。
「そうでした。視察目的でこの街に来たんでしたね。それで宿代わりにと、この施設に案内されてベッドを見つけたから、少しだけと横になったら、いつの間にか寝てしまったと言うことでしょうか…ヤバい!」
マーサの部屋を訪ねてノックしても何の応答もない。
「マジ?」
と、その時に「ぐ~」と腹が鳴る。
「少し寝たからお腹がすいちゃったな。そうだ食堂で何か食べさせてもらえないかしら。」
一階に下りて食堂に向かうと少年がいたので、何か食べさせてもらえないかと尋ねる。
一瞬、驚いた様な顔をしたが、直ぐに紅潮し「な、何かご、ご用ですか?」と言われた。
「ねえ、お腹が空いたの。何か軽く食べられるものないかしら?」
「食べるものですか?それよりお姉さんは、一緒に行かなくてよかったんですか?」
「一緒に行く?」
「ええ、あの後ケインが皆さんを連れて出て行きましたよ。」
「え~本当に!ヤバい!また、あの子にポンコツ扱いされてしまいます。どうしよう…ねえ、どこに行ったか分かるかしら?」
「え~と、確かドラゴニュータウンに行くとか言ってましたね。」
「そう、ありがとう。」
「あ、待って下さい。」
「何?急いでるんですけど。」
「少し距離があるのでママチャリを使った方がいいですよ。歩いて行くには遠いので。」
「何?そのママチャリってのは?」
「じゃ、外にいいですか。」
「いいわ。」
独身寮の外に出てママチャリを指差して「あれですよ。」と言うが、駄竜は「どれ?」と言うばかり。
ここでキールは駄竜が外部から来た人だと言うことを思い出し、ママチャリを一台引いて持って来ると「これです。」と駄竜の前に置く。
「これは?」
「これがママチャリです。」
「で、これはどうするんですか?」
「どうする?」
「ええ、これをどうするんですか?」
「え~と、ちょっと見てて下さい。」
キールがママチャリに乗ってみせ「どうです、分かりました?」と聞くが反応がない。
「だから、どうするんでしょう?」
「え~参ったな。」
「ねえ、私もあの人達を追いかけたいんだけど、このママチャリをどう使えばいいの?」
「ですから、さっき俺が見せたようにお姉さんがこれに乗って行くんです。」
「私が?」
「ええ。」
「これに?」
「ええ。」
「どうやって乗るの?」
「それなら、俺が教えますので。他の人にも俺が教えてすぐに乗れましたよ。任せて下さい。」
「そうなの。じゃ、お願いね。」
「ええ。じゃ、こちらにお願いします。」
「ええ。」
サドルの位置を調整し駄竜を乗せてみる。
キールも同じようにママチャリに乗り横に並ぶと「じゃ、俺の動きを真似してみて下さい。行きますよ。」と漕ぎ出すが、駄竜はペダルを踏み込むが…『パタン』と倒れる。
「え、あれ?何で?」
他の人達がすぐ乗れるようになったので、駄竜もすぐに乗れるものと思っていたキールだが、まさかここまでとは思っていなかった。
「お姉さん、何でペダルを漕がないんですか?ペダルを漕がないと進みませんから。」
「え?どうして?」
「どうしてって…落ち着け、キール。あいつはこんな時にどうしてた。どうやって切り抜けた…」
「ねえ、まだ乗れないの?」
「あ~もう、こんなとんでもないポンコツどうすんだ。どうすればいいんだ。ケイン、お前はどうした?」
「呼んだ?」
「ああ、ケイン来てくれたんだ…って何の用だ?」
「そろそろそこの駄…ナーガが起きる時間かなと思って来てみたんだけど。用がなさそうだから、帰るね。」
「ま、待て!待ってくれ。」
「何?」
「あのお姉さんをママチャリに乗れるようにしてくれ。」
「へ~それって命令?」
「違う!頼んでいるんだ。」
「それで?」
「頼むから、あのお姉さんをママチャリに乗れるようにして下さい。頼みます。」
「イヤです。」
「そうか、引き受けてくれるか。」
「イヤです。」
「ん?聞き間違いかな。今何て?」
「イヤです。」
「何でだよ。俺がこうやって頼んでいるのに!」
「だから、俺が教えるのがイヤだってだけで、キールが教えるのを手伝うのは構わないってこと。」
「何で?」
「だって、これからこういう人が増えると思うんだ。でも、ここに教えてくれる人がいれば助かるからね。これから独身寮には、ああいう人達が来るからさ。まずはママチャリに乗ってもらわないと、ここではキツイからね。」
「だから、それが何で俺なんだ?」
「だってそれなりに暇でしょ?」
「違う!暇じゃない。」
「ちゃんとアーロンさんに確認済みだから、問題ないって了承は得ているから。」
「親父~」
気を取り直して、クレイグさんに教えた時の話をキールに教えて、後は実践してもらうだけとなった。
「(頑張れ、キール。その駄竜は一筋縄じゃ行かないと思うぞ。)」
キールが苦労しながら駄竜に教えているのを横目にその場を離れる。
セバス様に電話を掛けて、デューク様の予定を確認してもらうと今からなら少しだけなら大丈夫と言われたので、了解を得てから執務室へとゲートを繋いで潜る。
「来たか、ケイン。今日は何の用だ。というか今度は俺から何をもぎ取って行くんだ。あ~ん」
「デューク様、そんな人聞きの悪い。今日はまともなお願いですよ。」
「怪しいな。まあいい言ってみろ。」
「ドワーフタウンの教習所に何人か回して欲しいんです。バイクと車の両方で。」
「車は何となく分かるが、バイクはどうしてだ?」
「少し前に里長達をドラゴニュータウンに案内したんですが、まだ単なる草原なんで確認するにも足だけじゃ辛いんですよ。で、ママチャリに乗せてみたんですが、これでもあの広い草原を走るには少し物足りないと言うか、単にキツいだけだなと思ったんで、それならバイクのライセンスを取ってもらえばいいかなと思ったんですよね。それに車の方は、大型車の開発が意外と早く終わりそうなので、大型車の教習の片手間に車の教習もやってもらえないかなと思ってます。あ、大型車の運転手候補は最初の三人でお願いしますね。」
「待て待て、一度に言い過ぎだ。少し理解する時間をもらえないか。」
「旦那様、大丈夫です。私の方でまとめていますので。」
「そうか、ではセバスから見てどう思う?」
「教官は随時増やしていますから、貸出として考えるのであれば、短期間なら問題ありません。ただ…」
「ただ?」
「ドワーフタウンの利便性に慣れてしまうとこちらに戻ってこれるかどうかが心配ですね。」
「それは分かるがな。その辺はちゃんと契約で縛ってくれな。」
「賜りました。それで期間の方は?」
「大型車の試作車が明後日には出来るから、その辺りからお願い出来ますか?」
「では明明後日からダン達は大型車が完成し運転に慣れるまでとして、その後に他の教官を派遣するように致します。それでよろしいでしょうか。」
「はい、お願いします。」
「ダン達にもその様に伝えておきますね。」
「う~ん、寝ちゃったな~ねぇマーサ、今何時?あれ、ここは…どこ?」
やっと目を覚ました駄竜が寝ぼけ眼を擦りながら、少しずつ意識を覚醒させる。
「そうでした。視察目的でこの街に来たんでしたね。それで宿代わりにと、この施設に案内されてベッドを見つけたから、少しだけと横になったら、いつの間にか寝てしまったと言うことでしょうか…ヤバい!」
マーサの部屋を訪ねてノックしても何の応答もない。
「マジ?」
と、その時に「ぐ~」と腹が鳴る。
「少し寝たからお腹がすいちゃったな。そうだ食堂で何か食べさせてもらえないかしら。」
一階に下りて食堂に向かうと少年がいたので、何か食べさせてもらえないかと尋ねる。
一瞬、驚いた様な顔をしたが、直ぐに紅潮し「な、何かご、ご用ですか?」と言われた。
「ねえ、お腹が空いたの。何か軽く食べられるものないかしら?」
「食べるものですか?それよりお姉さんは、一緒に行かなくてよかったんですか?」
「一緒に行く?」
「ええ、あの後ケインが皆さんを連れて出て行きましたよ。」
「え~本当に!ヤバい!また、あの子にポンコツ扱いされてしまいます。どうしよう…ねえ、どこに行ったか分かるかしら?」
「え~と、確かドラゴニュータウンに行くとか言ってましたね。」
「そう、ありがとう。」
「あ、待って下さい。」
「何?急いでるんですけど。」
「少し距離があるのでママチャリを使った方がいいですよ。歩いて行くには遠いので。」
「何?そのママチャリってのは?」
「じゃ、外にいいですか。」
「いいわ。」
独身寮の外に出てママチャリを指差して「あれですよ。」と言うが、駄竜は「どれ?」と言うばかり。
ここでキールは駄竜が外部から来た人だと言うことを思い出し、ママチャリを一台引いて持って来ると「これです。」と駄竜の前に置く。
「これは?」
「これがママチャリです。」
「で、これはどうするんですか?」
「どうする?」
「ええ、これをどうするんですか?」
「え~と、ちょっと見てて下さい。」
キールがママチャリに乗ってみせ「どうです、分かりました?」と聞くが反応がない。
「だから、どうするんでしょう?」
「え~参ったな。」
「ねえ、私もあの人達を追いかけたいんだけど、このママチャリをどう使えばいいの?」
「ですから、さっき俺が見せたようにお姉さんがこれに乗って行くんです。」
「私が?」
「ええ。」
「これに?」
「ええ。」
「どうやって乗るの?」
「それなら、俺が教えますので。他の人にも俺が教えてすぐに乗れましたよ。任せて下さい。」
「そうなの。じゃ、お願いね。」
「ええ。じゃ、こちらにお願いします。」
「ええ。」
サドルの位置を調整し駄竜を乗せてみる。
キールも同じようにママチャリに乗り横に並ぶと「じゃ、俺の動きを真似してみて下さい。行きますよ。」と漕ぎ出すが、駄竜はペダルを踏み込むが…『パタン』と倒れる。
「え、あれ?何で?」
他の人達がすぐ乗れるようになったので、駄竜もすぐに乗れるものと思っていたキールだが、まさかここまでとは思っていなかった。
「お姉さん、何でペダルを漕がないんですか?ペダルを漕がないと進みませんから。」
「え?どうして?」
「どうしてって…落ち着け、キール。あいつはこんな時にどうしてた。どうやって切り抜けた…」
「ねえ、まだ乗れないの?」
「あ~もう、こんなとんでもないポンコツどうすんだ。どうすればいいんだ。ケイン、お前はどうした?」
「呼んだ?」
「ああ、ケイン来てくれたんだ…って何の用だ?」
「そろそろそこの駄…ナーガが起きる時間かなと思って来てみたんだけど。用がなさそうだから、帰るね。」
「ま、待て!待ってくれ。」
「何?」
「あのお姉さんをママチャリに乗れるようにしてくれ。」
「へ~それって命令?」
「違う!頼んでいるんだ。」
「それで?」
「頼むから、あのお姉さんをママチャリに乗れるようにして下さい。頼みます。」
「イヤです。」
「そうか、引き受けてくれるか。」
「イヤです。」
「ん?聞き間違いかな。今何て?」
「イヤです。」
「何でだよ。俺がこうやって頼んでいるのに!」
「だから、俺が教えるのがイヤだってだけで、キールが教えるのを手伝うのは構わないってこと。」
「何で?」
「だって、これからこういう人が増えると思うんだ。でも、ここに教えてくれる人がいれば助かるからね。これから独身寮には、ああいう人達が来るからさ。まずはママチャリに乗ってもらわないと、ここではキツイからね。」
「だから、それが何で俺なんだ?」
「だってそれなりに暇でしょ?」
「違う!暇じゃない。」
「ちゃんとアーロンさんに確認済みだから、問題ないって了承は得ているから。」
「親父~」
気を取り直して、クレイグさんに教えた時の話をキールに教えて、後は実践してもらうだけとなった。
「(頑張れ、キール。その駄竜は一筋縄じゃ行かないと思うぞ。)」
キールが苦労しながら駄竜に教えているのを横目にその場を離れる。
セバス様に電話を掛けて、デューク様の予定を確認してもらうと今からなら少しだけなら大丈夫と言われたので、了解を得てから執務室へとゲートを繋いで潜る。
「来たか、ケイン。今日は何の用だ。というか今度は俺から何をもぎ取って行くんだ。あ~ん」
「デューク様、そんな人聞きの悪い。今日はまともなお願いですよ。」
「怪しいな。まあいい言ってみろ。」
「ドワーフタウンの教習所に何人か回して欲しいんです。バイクと車の両方で。」
「車は何となく分かるが、バイクはどうしてだ?」
「少し前に里長達をドラゴニュータウンに案内したんですが、まだ単なる草原なんで確認するにも足だけじゃ辛いんですよ。で、ママチャリに乗せてみたんですが、これでもあの広い草原を走るには少し物足りないと言うか、単にキツいだけだなと思ったんで、それならバイクのライセンスを取ってもらえばいいかなと思ったんですよね。それに車の方は、大型車の開発が意外と早く終わりそうなので、大型車の教習の片手間に車の教習もやってもらえないかなと思ってます。あ、大型車の運転手候補は最初の三人でお願いしますね。」
「待て待て、一度に言い過ぎだ。少し理解する時間をもらえないか。」
「旦那様、大丈夫です。私の方でまとめていますので。」
「そうか、ではセバスから見てどう思う?」
「教官は随時増やしていますから、貸出として考えるのであれば、短期間なら問題ありません。ただ…」
「ただ?」
「ドワーフタウンの利便性に慣れてしまうとこちらに戻ってこれるかどうかが心配ですね。」
「それは分かるがな。その辺はちゃんと契約で縛ってくれな。」
「賜りました。それで期間の方は?」
「大型車の試作車が明後日には出来るから、その辺りからお願い出来ますか?」
「では明明後日からダン達は大型車が完成し運転に慣れるまでとして、その後に他の教官を派遣するように致します。それでよろしいでしょうか。」
「はい、お願いします。」
「ダン達にもその様に伝えておきますね。」
0
お気に入りに追加
4,886
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
下級兵士は断罪された追放令嬢を護送する。
やすぴこ
ファンタジー
「ジョセフィーヌ!! 貴様を断罪する!!」
王立学園で行われたプロムナード開催式の場で、公爵令嬢ジョセフィーヌは婚約者から婚約破棄と共に数々の罪を断罪される。
愛していた者からの慈悲無き宣告、親しかった者からの嫌悪、信じていた者からの侮蔑。
弁解の機会も与えられず、その場で悪名高い国外れの修道院送りが決定した。
このお話はそんな事情で王都を追放された悪役令嬢の素性を知らぬまま、修道院まで護送する下級兵士の恋物語である。
この度なろう、アルファ、カクヨムで同時完結しました。
(なろう版だけ諸事情で18話と19話が一本となっておりますが、内容は同じです)
2/7 最終章 外伝『旅する母のラプソディ』を投稿する為、完結解除しました。
2/9 『旅する母のラプソディ』完結しました。アルファポリスオンリーの外伝を近日中にアップします。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。