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◆傷つきました
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ダリルさんからの謝罪が止まないので、とりあえず中に入れてもらえないかと頼んでみると既に里長の方へ連絡が通っていたらしくすんなりと入ることが出来た。
「ガンツさん、忘れ物。」
「おう、そうじゃった。」とホーク号に右手をかざすと「収納」と呟きホーク号をその場から消す。
「「ケイン(君)!あれは何だ!」」
「ちょっと何言ってるんですか?」
「「はぁ?」」
「何ってあれはお前のせいだろうが!」
「あの大きな物はどこに消えたんだ?」
「そんなに慌てることじゃないでしょ。ガンツさんの持ち物だからガンツさんが持ち歩くのは当然のことでしょう。全く何言ってるんだか。ハァ~」
「「いやいや、違うだろ。」」
「とりあえず、あのまま出しっ放しじゃ邪魔になるし、ここの人達も落ち着かないでしょ。だから、収納してもらいました。はい、終わり。」
「旦那様、なすがままです。」
「…ああ、そうだったな。でもな、あんなもんを普通に見せられると一言言ってもいいだろう。」
「そのお気持ちは分かりますが、何を言っても無駄になるだけです。」
「何だかな~」
「さあ、里長のところまで案内をお願いしますねダリルさん。」
「本当にこんな奴を会わせていいんだろうか…」
竜人の里と言うからどこかに竜でもいるのかと思っていたが、どうやらここにはいないらしい。
なら、どこに行けば見られるのか聞いてみるか。
「ねえ、ダリルさん。竜人と言われるからには竜と関わりがあるんですよね?」
「ああ、人によっては『トカゲ』と揶揄する奴らもいるがな。トカゲにはこんな角はないだろう。これが竜であった頃の名残だな。」
「そうなんですね、ではその竜にはどこで会えますか?」
「分からん。」
「そうですか、分かりませんか。あれ否定しない…ってことは、いるんですか?」
「ああ、そう聞いている。里長なら知っているかもしれんがな。」
「里長が…」
「いいか、くれぐれも失礼な真似はしない様にな。いいな!」
「もう、そんなに念を押されるとフリに聞こえるから止めてください。」
「『フリ』?フリとは何だ?」
「親父、それは後で説明するから、ケインの言うことはあまりまともに受け取らない方がいい。」
「そうじゃな、身近で見ているワシでさえ今のは追い込まない方がいいと思うぞ。」
「ならば、なるべく大人しくしてくれることを祈るしかないのか。」
「すまない親父。とんでもない奴を連れてきてしまったと思う。」
「まあ退屈しのぎにはいいと思うがな。さあ、ここだ。中に入ってくれ。」
里長の住居らしき場所へと案内されると、さらに屋内へと通される。
「里長、二十年振りに娘のモニカが客人と一緒に戻って来ました。」
「ん?娘?ああ、あの『振られて家出したモニカ』のことか。そうかそうか失恋を癒す旅を終えて戻って来たか。しかし二十年掛かるとは、それほど大きな失恋だったのかの。」
「また、言われた~」
「おお、モニカ久々じゃの。どれ失恋の痛手を癒した顔を見せておくれ。」
「今の言葉でやさぐれそうですけどね。」
「なんじゃ、何を気にしておる?そうか、そこの若者がお前の新しい彼氏か。そうかそうか、彼氏の前で元カレの話などするもんじゃなかったな。これは失敬。」
「違うから!振られたから元カレ以前の問題だから、それにそこの男は関係ないから!貴族様お付きの運転手だから!全然彼氏じゃないし、好みじゃないし!」
「ぐっ」
「ああ、あちこちに飛び火してるよ。セバス様どうにか回収出来ない?」
「すみませんが、私にもどうしようも出来そうにありません。」
そんな時どこからか『ぐ~』とお腹の音が聞こえた。
皆んなが一斉にモニカさんを見る。
「ち、違うぞ。私じゃないぞ。ケインそんな疑いの目で見るな。私なら私だとはっきり言うから。」
「それもそうだね。ま、いっか。ねえダリルさん。そろそろお昼にしたいんだけど、どこか場所を借りられませんか。」
「そうか、もう昼過ぎだな。」
「なら、この家の前をお借りしても?」
「かまわんぞ。好きにしなさい。」
「里長、いいんですか?」
「いいも何もこの家の中では、これだけの人数を座らせることは出来んじゃろ。」
「まあ、そうですね。」
「じゃあお借りしますね。アンジェさん、リーサさん、手伝ってもらえますか。」
「私は?」
「モニカさんは…いいです。」
「な、何か手伝うくらいは出来るだろ。いいからさせてくれ。」
「邪魔になるので、大人しくしていて下さい。それが一番の手伝いになりますから。」
「…はい。」
家の前にテーブルと椅子を用意すると、近くに調理台を作りアンジェさんとリーサさんに魔導ミキサーと野菜に肉、卵にパン粉、小麦粉を渡す。
「じゃ、アンジェさん指揮をお願いしますね。足りない物があれば出しますから。」
「ふふふ、ケイン君ありがとうね。じゃリーサさんお手伝いよろしくね。」
「ああ、待ってろケイン。うまい物を用意するからな。」
「よろしくリーサさん。」
「ワシらは何をすればいいのかの。」
「ガンツさんは、この辺をカメラに納めておいてよ。後で役に立つかもしれないし。それに記念にもなるしね。アンジェさん多めでもいいよ。」
「ば、ばか言うな。(ケインには見つからない場所に保存しとかないと)」
「俺は何をすべきかな。」
「デューク様は、この里と交易出来そうかセバス様と回ってみてはどうです?この里ならではのお酒とか特産品とかありそうな気がしますけどね。後はドワーフタウンの建設現場への勧誘とかでしょうか。」
「なるほどな。よし、セバス少し回ってみるか。」
「はい、旦那様。」
皆んながそれぞれに散っていったと思ったら、体育座りで拗ねているダンさんがいた。
「どうせ、俺なんか…好みじゃないって…あんなはっきり言わなくても…」
「(うわぁ面倒臭ッ)」
とか思っているとこっちを好奇心旺盛な目で見ている子供達と目が合う。
『ちょいちょい』と手招きすると、他の子と目を合わせ『私?』と自分を指差す女の子と男の子。
まあどっちでもいいんだけど、どちらも年長っぽいからいいかと頷きこっちへ来てもらう。
「俺はケイン、君達は?」
「俺はダズ。父ちゃんはドズだ。」
「私はリズ。父ちゃんはドズよ。」
「あれ、何か聞き覚えが…ああ、モニカさんを振った人の名前だ。そうかそうか、へえ~」
「それでケインはどうして、この里に来たの?」
「ん?単純に竜人の里に興味があっただけだよ。言うなら観光かな。」
「『観光』?って。」
「自分の興味がある場所の景色や特産品を見て回ったりすることだよ。」
「「へ~」」
「君達はどこか別の場所に行ったりとかしないの?」
「「ない。」」
「そうなんだ。理由を聞いても?」
「小さいからダメだって言われた。」
「俺は、危ないからって言われた。」
「まあ、どっちも正解だよね。」
「でもケインもちっさい。」
「俺より弱そう。」
「ぐっ、何も言い返せない。」
「「だからケインはずるい!」」
「ちょっと待って!確かに俺はちっさいし弱そうに見えるかもしれないけど、これでも魔法が使えるからね。ちょっとは強いと思うよ。」
「「うそ!」」
「うそって、正面切って言われると傷つくな~」
「だって、普通の人は魔力が少ないから魔法が使えてもほとんど役に立たないって。」
「それは個人差があるからね~ほら。」
各属性の魔力玉を発現させ、回して見せる。
「「うそ!」」
「(よし、今度は言い方に聞こえる。)」
「「どうやってるの!」」
「え、何?急にどうしたの?」
「「使えないの!」」
「え~と、魔法が使えないってこと?」
「「そう!」」
「ガンツさん、忘れ物。」
「おう、そうじゃった。」とホーク号に右手をかざすと「収納」と呟きホーク号をその場から消す。
「「ケイン(君)!あれは何だ!」」
「ちょっと何言ってるんですか?」
「「はぁ?」」
「何ってあれはお前のせいだろうが!」
「あの大きな物はどこに消えたんだ?」
「そんなに慌てることじゃないでしょ。ガンツさんの持ち物だからガンツさんが持ち歩くのは当然のことでしょう。全く何言ってるんだか。ハァ~」
「「いやいや、違うだろ。」」
「とりあえず、あのまま出しっ放しじゃ邪魔になるし、ここの人達も落ち着かないでしょ。だから、収納してもらいました。はい、終わり。」
「旦那様、なすがままです。」
「…ああ、そうだったな。でもな、あんなもんを普通に見せられると一言言ってもいいだろう。」
「そのお気持ちは分かりますが、何を言っても無駄になるだけです。」
「何だかな~」
「さあ、里長のところまで案内をお願いしますねダリルさん。」
「本当にこんな奴を会わせていいんだろうか…」
竜人の里と言うからどこかに竜でもいるのかと思っていたが、どうやらここにはいないらしい。
なら、どこに行けば見られるのか聞いてみるか。
「ねえ、ダリルさん。竜人と言われるからには竜と関わりがあるんですよね?」
「ああ、人によっては『トカゲ』と揶揄する奴らもいるがな。トカゲにはこんな角はないだろう。これが竜であった頃の名残だな。」
「そうなんですね、ではその竜にはどこで会えますか?」
「分からん。」
「そうですか、分かりませんか。あれ否定しない…ってことは、いるんですか?」
「ああ、そう聞いている。里長なら知っているかもしれんがな。」
「里長が…」
「いいか、くれぐれも失礼な真似はしない様にな。いいな!」
「もう、そんなに念を押されるとフリに聞こえるから止めてください。」
「『フリ』?フリとは何だ?」
「親父、それは後で説明するから、ケインの言うことはあまりまともに受け取らない方がいい。」
「そうじゃな、身近で見ているワシでさえ今のは追い込まない方がいいと思うぞ。」
「ならば、なるべく大人しくしてくれることを祈るしかないのか。」
「すまない親父。とんでもない奴を連れてきてしまったと思う。」
「まあ退屈しのぎにはいいと思うがな。さあ、ここだ。中に入ってくれ。」
里長の住居らしき場所へと案内されると、さらに屋内へと通される。
「里長、二十年振りに娘のモニカが客人と一緒に戻って来ました。」
「ん?娘?ああ、あの『振られて家出したモニカ』のことか。そうかそうか失恋を癒す旅を終えて戻って来たか。しかし二十年掛かるとは、それほど大きな失恋だったのかの。」
「また、言われた~」
「おお、モニカ久々じゃの。どれ失恋の痛手を癒した顔を見せておくれ。」
「今の言葉でやさぐれそうですけどね。」
「なんじゃ、何を気にしておる?そうか、そこの若者がお前の新しい彼氏か。そうかそうか、彼氏の前で元カレの話などするもんじゃなかったな。これは失敬。」
「違うから!振られたから元カレ以前の問題だから、それにそこの男は関係ないから!貴族様お付きの運転手だから!全然彼氏じゃないし、好みじゃないし!」
「ぐっ」
「ああ、あちこちに飛び火してるよ。セバス様どうにか回収出来ない?」
「すみませんが、私にもどうしようも出来そうにありません。」
そんな時どこからか『ぐ~』とお腹の音が聞こえた。
皆んなが一斉にモニカさんを見る。
「ち、違うぞ。私じゃないぞ。ケインそんな疑いの目で見るな。私なら私だとはっきり言うから。」
「それもそうだね。ま、いっか。ねえダリルさん。そろそろお昼にしたいんだけど、どこか場所を借りられませんか。」
「そうか、もう昼過ぎだな。」
「なら、この家の前をお借りしても?」
「かまわんぞ。好きにしなさい。」
「里長、いいんですか?」
「いいも何もこの家の中では、これだけの人数を座らせることは出来んじゃろ。」
「まあ、そうですね。」
「じゃあお借りしますね。アンジェさん、リーサさん、手伝ってもらえますか。」
「私は?」
「モニカさんは…いいです。」
「な、何か手伝うくらいは出来るだろ。いいからさせてくれ。」
「邪魔になるので、大人しくしていて下さい。それが一番の手伝いになりますから。」
「…はい。」
家の前にテーブルと椅子を用意すると、近くに調理台を作りアンジェさんとリーサさんに魔導ミキサーと野菜に肉、卵にパン粉、小麦粉を渡す。
「じゃ、アンジェさん指揮をお願いしますね。足りない物があれば出しますから。」
「ふふふ、ケイン君ありがとうね。じゃリーサさんお手伝いよろしくね。」
「ああ、待ってろケイン。うまい物を用意するからな。」
「よろしくリーサさん。」
「ワシらは何をすればいいのかの。」
「ガンツさんは、この辺をカメラに納めておいてよ。後で役に立つかもしれないし。それに記念にもなるしね。アンジェさん多めでもいいよ。」
「ば、ばか言うな。(ケインには見つからない場所に保存しとかないと)」
「俺は何をすべきかな。」
「デューク様は、この里と交易出来そうかセバス様と回ってみてはどうです?この里ならではのお酒とか特産品とかありそうな気がしますけどね。後はドワーフタウンの建設現場への勧誘とかでしょうか。」
「なるほどな。よし、セバス少し回ってみるか。」
「はい、旦那様。」
皆んながそれぞれに散っていったと思ったら、体育座りで拗ねているダンさんがいた。
「どうせ、俺なんか…好みじゃないって…あんなはっきり言わなくても…」
「(うわぁ面倒臭ッ)」
とか思っているとこっちを好奇心旺盛な目で見ている子供達と目が合う。
『ちょいちょい』と手招きすると、他の子と目を合わせ『私?』と自分を指差す女の子と男の子。
まあどっちでもいいんだけど、どちらも年長っぽいからいいかと頷きこっちへ来てもらう。
「俺はケイン、君達は?」
「俺はダズ。父ちゃんはドズだ。」
「私はリズ。父ちゃんはドズよ。」
「あれ、何か聞き覚えが…ああ、モニカさんを振った人の名前だ。そうかそうか、へえ~」
「それでケインはどうして、この里に来たの?」
「ん?単純に竜人の里に興味があっただけだよ。言うなら観光かな。」
「『観光』?って。」
「自分の興味がある場所の景色や特産品を見て回ったりすることだよ。」
「「へ~」」
「君達はどこか別の場所に行ったりとかしないの?」
「「ない。」」
「そうなんだ。理由を聞いても?」
「小さいからダメだって言われた。」
「俺は、危ないからって言われた。」
「まあ、どっちも正解だよね。」
「でもケインもちっさい。」
「俺より弱そう。」
「ぐっ、何も言い返せない。」
「「だからケインはずるい!」」
「ちょっと待って!確かに俺はちっさいし弱そうに見えるかもしれないけど、これでも魔法が使えるからね。ちょっとは強いと思うよ。」
「「うそ!」」
「うそって、正面切って言われると傷つくな~」
「だって、普通の人は魔力が少ないから魔法が使えてもほとんど役に立たないって。」
「それは個人差があるからね~ほら。」
各属性の魔力玉を発現させ、回して見せる。
「「うそ!」」
「(よし、今度は言い方に聞こえる。)」
「「どうやってるの!」」
「え、何?急にどうしたの?」
「「使えないの!」」
「え~と、魔法が使えないってこと?」
「「そう!」」
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