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◆すごく睨まれました
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「それで何階に設置するんじゃ?」
「順番的に三階だね。」
「じゃ行こうか。」
エレベーターに乗り三階で降りる。
「この部屋がエルフの里と繋がるのか。」
「そう、この転送ゲートでね。」と予め用意していたエルフの里と繋ぐ転送ゲートを取り出し設置する。
「他に必要なものがある場合は個々の管理者にお任せしているから、あとは好きにして構わないよ。じゃ、俺は向こうに用意して来るからさ。終わったら電話するから、そこのゲートを試してもらえる?」
「ああ、分かった。なるべく早くな。」
「何もなければすぐだから、じゃね。」
エルフの里にゲートを繋ぐと誰も通らない様に素早く潜り抜ける。
エルフの里に出るといきなり肩を掴まれた。
「おい、お前一人か?リーサお姉さんはどうした?」
振り返るとベティがいた。
「はあ、また面倒な。」
「面倒とは何だ!いいからリーサお姉さんを連れて来い!それか私を連れて行け!さあ!」
「はいはい、そう願うなら、邪魔しないで下さいね。じゃ失礼しますね。」
「あ、待て!」
もううるさくて相手にしていられないので、適当に邪魔にならない場所に倉庫を建てる。
「ああ、こういうのがいるなら、この倉庫自体に壊されないように保護を掛けとかないとな。まずは『硬化』、次に『耐久性向上』と何かの為に『自動再生』と。これだけしとけば大丈夫でしょ。」
倉庫の扉を開けて中に入り、内装というか灯りを用意し、転送ゲートを設置する。
「よし、これで準備完了と。」
倉庫の外に出ようとすると、中に入ろうともがいているベティが視界に入る。
「何してんの?」
「何故だ!何故入れない!通せ!ここを通せ!」
「…ちょっと怖いんですけど。」
倉庫の外に出て、扉に鍵を掛ける。
「よし、じゃ電話しますか。」
リーサさんに電話を掛けるとワンコールもしない内に繋がる。
『ケインか!無事か!』
「リーサさん、落ち着いて。もう通れるから、こっちに来てもらえる?ああ、あと余計なのがここにいるから、注意してね。」
『余計?ああ分かった。すぐに行く。』
電話が切られるとほぼ同時に倉庫の扉が開きリーサさんが出て来た。
「ケイン!」
「リーサお姉さん!」
リーサさんがベティを華麗にサイドステップで交わすと俺に抱きついてくる。
「ぐぬぬ!」
そんな血走った目で見られても俺にはどうしようも出来ないし。
「さあ、リーサさんは実家に出向いてクレイグさんを呼んで来てもらえるかな。もし荷物がたくさんありそうなら、リヤカーを持って行く?」
「それは兄に取りに来させるから、私はいい。」
「じゃ、余計なモノは連れて来ないようにね。じゃ俺は長にこの倉庫の許可を取って来るから。また後でね。じゃガンツさん、行こうか。」
「ああ、それでそこの娘はどうするんだ?ずっと睨んでいるが。」
「それは俺にも分からないよ。好きにするんじゃない?」
「まあ、気にすることもないか。なら行こうかの。」
長の家に着いたので、ドアをノックししばらく待つ。
「はい、どなた様?」
「長、久しぶりですね。今日はお願いがあって来ました。
「ケイン君か、久しぶりというほどでもないが。とりあえず中に入りなさい。ガンツさんもどうぞ。ん?ベティお前はどうしてここにいる?持ち場に戻りなさい。」
「チッ」
「何じゃ?」
「さあ俺には何とも。」
先日の部屋に案内されると、まだ研究者として紹介出来る人物は揃っていないと謝罪される。
「まあ、今はそれほど急いでいませんし、それにクレイグさんに来てもらえることになりましたので。」
「クレイグ?あのリーサの兄のクレイグか。」
「ええ、話をしてみたら、興味を持ってもらえたので雇ってみることにしました。」
「だが、あれは相当な不器用と聞いているぞ。」
「その辺は可能な限りサポートするので大丈夫でしょう。まあ自分の部屋の片付けくらいはしてもらいますが。」
「そうか、まあそれはよかろう。それでお願いとは?」
「実はですね、広場の隅に倉庫を建てさせてもらいました。事後承諾で申し訳ありません。」
「倉庫?まあ広場で邪魔にならない位置なら問題はない。でも何で倉庫なんだ?」
「それはですね。実は…」
長に転送ゲートのことを話し、倉庫の中に設置しているが許可されている者しか近付けないことを話す。
「なるほどの。それでこの間のベティの様な行為を防ぐという訳か。」
「ええ、それが一番の目的ですね。」
「しかし、それだと誰もが行きたい移住したいと騒ぎ出すんじゃないか?」
「今は無理ですけど、その内に期間限定とかで通れる様に出来たらと考えています。移住したいのであれば、自分が何が出来るか、何をしたいかがはっきりすれば、審査します。で、そのあとはそこの町長が許可を出しますので。」
「ああ、出すぞ。一応ワシはドワーフタウンの町長をしておる。ただ、ここが嫌だからと移住してくるのを防ぐ為に審査はさせてもらう。」
「何で審査が必要になるんじゃ?」
「実はこの間、リーサさんのご家族が移住すると騒ぎ出したので、誰も彼もと受け入れないようにするためにこれからは審査することを取り入れました。」
「そうか、この里から不必要に人が流出しないのであれば、その転送ゲートは好きにしていい。」
「ありがとうございます。では、お礼としては不十分でしょうが以前お渡ししたのを数本だけおいていきますね。」
ガンツさんの秘蔵酒を三本ほど出してから席を立つ。
「これからクレイグさんを移住させますね。まあ使い物にならないくらいの不器用と分かったら返品しに来ますので。ご心配なく。」
「『ご心配なく』とはいかんじゃろ。どうにか返すことなく使う方法はないのかの。」
「まあ不器用でも真面目であれば、使い途はあるかと思いますがね。ちょっと不安なところもありますし。」
「それはないとも言えんの。」
「じゃあそういうことで。」
「ああ、これはありがたく飲ませてもらうよ。ありがとうな。」
長の家を出るとそこにはベティがこっちを睨み立っていた。
「お前、本当に何もしとらんのか?」
「してないって。ガンツさんも一緒だったから知ってるよね?」
「それもそうだな、ならこの間のゲートに放り込んだ件か。」
「ああ、それぐらいしか思いつかないね。でも、あれでこっちが悪者にされるのは納得いかないな。でも、まともに相手するのも疲れそうだし。リーサさんに投げちゃおう。」
「何じゃリーサに任せるのか。でも、どうやって来てもらうんじゃ?」
「この調子なら黙ってても着いて来るでしょう。さあ、リーサさんの所へって言っても知らないから倉庫に戻ろうか。」
「じゃな。」
倉庫の方へと向かうと予想通りにベティも着いて来る。
もうリーサさんが目的ならそっちに行けばいいものを本当に面倒くさい。
そんなことを考えているとクレイグさんを倉庫に向かわせているから、リヤカーを渡して欲しいとリーサさんから電話でお願いされた。
電話を切りしばらく待っているとグレイグさんが来たので、向こうで出すからと家まで案内してもらう。
ガンツさんは歩くのも面倒なので先に向こうに戻っていると告げ、倉庫の中へと入って行った。
俺はクレイグさんの案内で家に着くとリヤカーを出しリーサさんを呼ぶ。
「ケイン、わざわざ私に会いに来たのか。」
抱きつこうとしてきたのを交わし、外を指差すと「あ~そういうことか。悪かった。」とリーサさんに謝られる。
「ごめんだけど、どうにかしてくれるかな?理由も何もなくただ睨んで着いて来るだけだから、害はないけど、怖いし。絶対に何か企んでるよね。」
「そうか、ちょっと話してくる。すまんがクレイグの手伝いを頼んでもいいかな。」
「まあ、そのくらいなら。」
「すまない。」
さて、どうなるのかな。
「順番的に三階だね。」
「じゃ行こうか。」
エレベーターに乗り三階で降りる。
「この部屋がエルフの里と繋がるのか。」
「そう、この転送ゲートでね。」と予め用意していたエルフの里と繋ぐ転送ゲートを取り出し設置する。
「他に必要なものがある場合は個々の管理者にお任せしているから、あとは好きにして構わないよ。じゃ、俺は向こうに用意して来るからさ。終わったら電話するから、そこのゲートを試してもらえる?」
「ああ、分かった。なるべく早くな。」
「何もなければすぐだから、じゃね。」
エルフの里にゲートを繋ぐと誰も通らない様に素早く潜り抜ける。
エルフの里に出るといきなり肩を掴まれた。
「おい、お前一人か?リーサお姉さんはどうした?」
振り返るとベティがいた。
「はあ、また面倒な。」
「面倒とは何だ!いいからリーサお姉さんを連れて来い!それか私を連れて行け!さあ!」
「はいはい、そう願うなら、邪魔しないで下さいね。じゃ失礼しますね。」
「あ、待て!」
もううるさくて相手にしていられないので、適当に邪魔にならない場所に倉庫を建てる。
「ああ、こういうのがいるなら、この倉庫自体に壊されないように保護を掛けとかないとな。まずは『硬化』、次に『耐久性向上』と何かの為に『自動再生』と。これだけしとけば大丈夫でしょ。」
倉庫の扉を開けて中に入り、内装というか灯りを用意し、転送ゲートを設置する。
「よし、これで準備完了と。」
倉庫の外に出ようとすると、中に入ろうともがいているベティが視界に入る。
「何してんの?」
「何故だ!何故入れない!通せ!ここを通せ!」
「…ちょっと怖いんですけど。」
倉庫の外に出て、扉に鍵を掛ける。
「よし、じゃ電話しますか。」
リーサさんに電話を掛けるとワンコールもしない内に繋がる。
『ケインか!無事か!』
「リーサさん、落ち着いて。もう通れるから、こっちに来てもらえる?ああ、あと余計なのがここにいるから、注意してね。」
『余計?ああ分かった。すぐに行く。』
電話が切られるとほぼ同時に倉庫の扉が開きリーサさんが出て来た。
「ケイン!」
「リーサお姉さん!」
リーサさんがベティを華麗にサイドステップで交わすと俺に抱きついてくる。
「ぐぬぬ!」
そんな血走った目で見られても俺にはどうしようも出来ないし。
「さあ、リーサさんは実家に出向いてクレイグさんを呼んで来てもらえるかな。もし荷物がたくさんありそうなら、リヤカーを持って行く?」
「それは兄に取りに来させるから、私はいい。」
「じゃ、余計なモノは連れて来ないようにね。じゃ俺は長にこの倉庫の許可を取って来るから。また後でね。じゃガンツさん、行こうか。」
「ああ、それでそこの娘はどうするんだ?ずっと睨んでいるが。」
「それは俺にも分からないよ。好きにするんじゃない?」
「まあ、気にすることもないか。なら行こうかの。」
長の家に着いたので、ドアをノックししばらく待つ。
「はい、どなた様?」
「長、久しぶりですね。今日はお願いがあって来ました。
「ケイン君か、久しぶりというほどでもないが。とりあえず中に入りなさい。ガンツさんもどうぞ。ん?ベティお前はどうしてここにいる?持ち場に戻りなさい。」
「チッ」
「何じゃ?」
「さあ俺には何とも。」
先日の部屋に案内されると、まだ研究者として紹介出来る人物は揃っていないと謝罪される。
「まあ、今はそれほど急いでいませんし、それにクレイグさんに来てもらえることになりましたので。」
「クレイグ?あのリーサの兄のクレイグか。」
「ええ、話をしてみたら、興味を持ってもらえたので雇ってみることにしました。」
「だが、あれは相当な不器用と聞いているぞ。」
「その辺は可能な限りサポートするので大丈夫でしょう。まあ自分の部屋の片付けくらいはしてもらいますが。」
「そうか、まあそれはよかろう。それでお願いとは?」
「実はですね、広場の隅に倉庫を建てさせてもらいました。事後承諾で申し訳ありません。」
「倉庫?まあ広場で邪魔にならない位置なら問題はない。でも何で倉庫なんだ?」
「それはですね。実は…」
長に転送ゲートのことを話し、倉庫の中に設置しているが許可されている者しか近付けないことを話す。
「なるほどの。それでこの間のベティの様な行為を防ぐという訳か。」
「ええ、それが一番の目的ですね。」
「しかし、それだと誰もが行きたい移住したいと騒ぎ出すんじゃないか?」
「今は無理ですけど、その内に期間限定とかで通れる様に出来たらと考えています。移住したいのであれば、自分が何が出来るか、何をしたいかがはっきりすれば、審査します。で、そのあとはそこの町長が許可を出しますので。」
「ああ、出すぞ。一応ワシはドワーフタウンの町長をしておる。ただ、ここが嫌だからと移住してくるのを防ぐ為に審査はさせてもらう。」
「何で審査が必要になるんじゃ?」
「実はこの間、リーサさんのご家族が移住すると騒ぎ出したので、誰も彼もと受け入れないようにするためにこれからは審査することを取り入れました。」
「そうか、この里から不必要に人が流出しないのであれば、その転送ゲートは好きにしていい。」
「ありがとうございます。では、お礼としては不十分でしょうが以前お渡ししたのを数本だけおいていきますね。」
ガンツさんの秘蔵酒を三本ほど出してから席を立つ。
「これからクレイグさんを移住させますね。まあ使い物にならないくらいの不器用と分かったら返品しに来ますので。ご心配なく。」
「『ご心配なく』とはいかんじゃろ。どうにか返すことなく使う方法はないのかの。」
「まあ不器用でも真面目であれば、使い途はあるかと思いますがね。ちょっと不安なところもありますし。」
「それはないとも言えんの。」
「じゃあそういうことで。」
「ああ、これはありがたく飲ませてもらうよ。ありがとうな。」
長の家を出るとそこにはベティがこっちを睨み立っていた。
「お前、本当に何もしとらんのか?」
「してないって。ガンツさんも一緒だったから知ってるよね?」
「それもそうだな、ならこの間のゲートに放り込んだ件か。」
「ああ、それぐらいしか思いつかないね。でも、あれでこっちが悪者にされるのは納得いかないな。でも、まともに相手するのも疲れそうだし。リーサさんに投げちゃおう。」
「何じゃリーサに任せるのか。でも、どうやって来てもらうんじゃ?」
「この調子なら黙ってても着いて来るでしょう。さあ、リーサさんの所へって言っても知らないから倉庫に戻ろうか。」
「じゃな。」
倉庫の方へと向かうと予想通りにベティも着いて来る。
もうリーサさんが目的ならそっちに行けばいいものを本当に面倒くさい。
そんなことを考えているとクレイグさんを倉庫に向かわせているから、リヤカーを渡して欲しいとリーサさんから電話でお願いされた。
電話を切りしばらく待っているとグレイグさんが来たので、向こうで出すからと家まで案内してもらう。
ガンツさんは歩くのも面倒なので先に向こうに戻っていると告げ、倉庫の中へと入って行った。
俺はクレイグさんの案内で家に着くとリヤカーを出しリーサさんを呼ぶ。
「ケイン、わざわざ私に会いに来たのか。」
抱きつこうとしてきたのを交わし、外を指差すと「あ~そういうことか。悪かった。」とリーサさんに謝られる。
「ごめんだけど、どうにかしてくれるかな?理由も何もなくただ睨んで着いて来るだけだから、害はないけど、怖いし。絶対に何か企んでるよね。」
「そうか、ちょっと話してくる。すまんがクレイグの手伝いを頼んでもいいかな。」
「まあ、そのくらいなら。」
「すまない。」
さて、どうなるのかな。
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