59 / 468
連載
◆隠してました
しおりを挟む
「じゃ、ガンツさんは自分でスッキリするまで乗ってていいから、操船のコツを掴んでね。」
「何じゃワシ一人か。淋しいの…」
「じゃあガンボさんでも呼んでみる?」
「お、そうじゃあいつがいたわな。ちょっと待て、電話してみるからの。」
ガンツさんが携帯を取り出しガンボさんに掛ける。
『はい、ガンボ。』
「ワシじゃ、ガンツじゃ。お前は今何しておる?」
『ワシか、ワシは今は蒸留所の工事を見ているが?』
「なら、それほど忙しくはないんじゃな。」
『まあ、そう言われると…そうじゃな。』
「なら、そこで待っておれ。」
電話を切ると俺に繋げ!と合図する。
「しょうがないな~」と思いつつガンボさんがいるであろう蒸留所へと繋ぐと、ちょうどの場所だったらしく久々のガンボさんがいた。
「なんじゃ、急に。」
そう言いながらも警戒心もなしにゲートを潜ってこっちにくる感じは、俺達に慣れているよなと思いつつもガンツさんに付き合わせられるガンボさんに合掌する。
「な、何で拝むんじゃ。ケイン、ちょ、ま、待て、ちょっと待て、ワシに何を着せるんじゃ!何じゃこのモコモコした物は!」
「さ、ガンボよ。共に行こうじゃないか。なあにワシとお前の仲じゃ。さあ!」
無理矢理にボートに乗せられ顔は怯えているが、目に見える全ての物が見た事がない物と分かると好奇心が勝つようで、もう恐怖心は無くなったようだ。
「よし、乗ったな。では行くぞ!ふん!」
ガンツさんはスロットルをほぼ全開まで回したようでボートの舳先が浮いてウィリーしながら海上を滑るように走って行く。
「お、おお!ガンツよ分かっているな。後で代わるんじゃぞ。」
「何じゃもう慣れおったか。なら、もう少しは楽しめるかの。ほれっ」
ガンツさんは右に左にとジグザグに走らせたり、急旋回したりと思いっ切り堪能していた。
ガンツさんが堪能した後はガンボさんへと場所を代わり、ガンボさんがゆっくりとスロットルを開けて行く。
「ほう、舵と推進力が一つになっておるのか。それに取り外しが可能でどのボートにも取り付け可能と。ふむ、ガンツよケインはまた面白い物を作ったもんじゃの。」
「だろ?アイツといると楽しくてしょうがないわ。そうじゃ、これから集荷場も整備するんじゃが、ついでだ。お前も付き合え。コンテナ車を蒸留所へ直接引き込めるようにしたいからの。」
「そう言う話なら、付き合おうか。正直、現場監督ばかりだと刺激がなくてな。ガハハ」
思いっ切り水上を楽しんだガンツさん達が港へと戻って来たので、引き上げてボートをしまう。
「じゃ、先に領都の方をやっちゃうね。」
ゲートを領都の駅の近くへと繋ぎ潜って行く。
「ケイン、この辺りか?」
「そうだね、駅の近くで領都側ってなるとこの辺だね。じゃ分岐させるね。」
駅へと繋がる線路を集荷場へと下るために勾配を緩やかにしたスロープを取り付けるが、駅の入り口を邪魔しないように高さを調整し、線路を敷設する。
「じゃあこの辺に倉庫がいるよね。」
「待て!ここは城壁の外だぞ。こんなところに倉庫を作ったら狙われるじゃないか。」
「そうじゃ、ここはコンテナの高さに合わせた荷卸用の場所があればええわ。」
「ええと、こんな感じかな?」
線路に沿ってコンテナの高さに合わせた広場を作り、ついでに天井も用意し多少の雨は防げるようにした。
「ケイン、ここに馬車で上がれるようにスロープが欲しいな。」
「分かった。馬車ならそんなに急には出来ないし、蹄が滑らないようにしてと。こんな感じかな。どう?」
「「おういいぞ。」」
「じゃここは終わりでいいかな?」
「ああ、次は向こうだな。」
「それじゃ繋ぐよ。」
元の港建設予定地、蒸留所の近くへとゲートを繋ぎ皆んなで潜る。
「じゃ港の駅から、ここへ下ろす感じでいいのかな?」
「待て待て、ちょっと模型を出してみろ。そんな軽く作ろうとするんじゃない。ガンツも止めろよ。まったく…」
「まあ言う通りにしとこうかの。」
模型を出すが、今のドワーフタウンとは多少差異が出て来たので、一部を作り替える。
「よし、現状に近付いたね。はい。」
「すまんの。で、今作った港がここじゃろ。それで酒造所、蒸溜所、でウォーターパークじゃったか。」
「あ、そこにも駅が欲しいって言われてた。忘れてたよ。」
「ならば港の駅からはそこまで延長じゃな。」
「ついでにレース場まで繋いでしまえ。」
「そうしようか。」
港からウォーターパークを通りレース場へと回る環状線が出来た。
「それで集荷場をここにするとなると、港から引き込むにはスロープが急勾配になるな。そうすると港の手前から下ろすか。」
「こんな感じ?」
「そうじゃな、これならどこにも干渉しないな。よし、これで頼む。」
「倉庫はガンボさん達で用意するんだよね。なら、これで作っちゃうね。えいっ」
そこには模型で作った物と全く同じ物が目の前にあった。
「…これには慣れたと思っていても慣れんもんじゃの。」
「ガンボはまだ何じゃな。ワシは慣れた…と思う。」
「何じゃ、随分と自信がないの?」
「それはしょうがないのじゃ、アイツが出してくるのはどれもこれも予想外のことが多すぎての。」
「なら、ワシが慣れてしまう未来は来ないってことじゃな。ったく、面倒なことに関わってしまったもんじゃて。」
「嫌になったらいつでも里に送り返してやるぞ?どうじゃ、うん?」
「何か、ええ笑顔じゃの。じゃがワシもここでの暮らしが気にいっとるからの。だが刺激が多過ぎるのも考えもんじゃな。」
「それは贅沢じゃな、だが何もないよりはマシじゃて。」
「それもそうじゃな。」
「ジイ様達、そろそろいい?」
「「今、何と言うた?」」
「え?『ジイ様達』だけど。」
「「ワシらをまとめるな!」」
「そんな怒ることないじゃん。実際ジイ様なんだし、『ジジイ』言わないだけでも褒めるとこだよ。」
「まあまあケイン君、ほら貴方達がずっと話しているからでしょうに。まったく。でも『ジイ様達』はいいわね。私も呼ばせてもらおうかしら。」
「「やめてくれ…」」
「じゃ、俺は線路を繋いで来るね。」と魔導モーター搭載のトロッコを出し線路に乗せる。
「ガンツさんはどうする?」
「ワシはここで蒸溜所の中を仕上げるのを手伝うわ。」
「もう、手持ちが少なくなっているもんね。」
「そうじゃな、ワシよりもアンジェが飲むもんでな。」
「あ、貴方、な、何を言ってるのかな~」
「いや、本当のことじゃろ。ワシが付けた線からかなり減っていたからの。」
「う、うそ。いつの間に。」
「何じゃ気付いとらんかったのか。ワシはてっきり開きなおって飲んでいると思うていたがの。」
『お~まさかの告発。まあアンジェさんもドワーフだったってことだな。』
「じゃあ俺は行くね。リーサさん行こう。」
「ああ、こんな小さいので行くのか。」
「何じゃワシ一人か。淋しいの…」
「じゃあガンボさんでも呼んでみる?」
「お、そうじゃあいつがいたわな。ちょっと待て、電話してみるからの。」
ガンツさんが携帯を取り出しガンボさんに掛ける。
『はい、ガンボ。』
「ワシじゃ、ガンツじゃ。お前は今何しておる?」
『ワシか、ワシは今は蒸留所の工事を見ているが?』
「なら、それほど忙しくはないんじゃな。」
『まあ、そう言われると…そうじゃな。』
「なら、そこで待っておれ。」
電話を切ると俺に繋げ!と合図する。
「しょうがないな~」と思いつつガンボさんがいるであろう蒸留所へと繋ぐと、ちょうどの場所だったらしく久々のガンボさんがいた。
「なんじゃ、急に。」
そう言いながらも警戒心もなしにゲートを潜ってこっちにくる感じは、俺達に慣れているよなと思いつつもガンツさんに付き合わせられるガンボさんに合掌する。
「な、何で拝むんじゃ。ケイン、ちょ、ま、待て、ちょっと待て、ワシに何を着せるんじゃ!何じゃこのモコモコした物は!」
「さ、ガンボよ。共に行こうじゃないか。なあにワシとお前の仲じゃ。さあ!」
無理矢理にボートに乗せられ顔は怯えているが、目に見える全ての物が見た事がない物と分かると好奇心が勝つようで、もう恐怖心は無くなったようだ。
「よし、乗ったな。では行くぞ!ふん!」
ガンツさんはスロットルをほぼ全開まで回したようでボートの舳先が浮いてウィリーしながら海上を滑るように走って行く。
「お、おお!ガンツよ分かっているな。後で代わるんじゃぞ。」
「何じゃもう慣れおったか。なら、もう少しは楽しめるかの。ほれっ」
ガンツさんは右に左にとジグザグに走らせたり、急旋回したりと思いっ切り堪能していた。
ガンツさんが堪能した後はガンボさんへと場所を代わり、ガンボさんがゆっくりとスロットルを開けて行く。
「ほう、舵と推進力が一つになっておるのか。それに取り外しが可能でどのボートにも取り付け可能と。ふむ、ガンツよケインはまた面白い物を作ったもんじゃの。」
「だろ?アイツといると楽しくてしょうがないわ。そうじゃ、これから集荷場も整備するんじゃが、ついでだ。お前も付き合え。コンテナ車を蒸留所へ直接引き込めるようにしたいからの。」
「そう言う話なら、付き合おうか。正直、現場監督ばかりだと刺激がなくてな。ガハハ」
思いっ切り水上を楽しんだガンツさん達が港へと戻って来たので、引き上げてボートをしまう。
「じゃ、先に領都の方をやっちゃうね。」
ゲートを領都の駅の近くへと繋ぎ潜って行く。
「ケイン、この辺りか?」
「そうだね、駅の近くで領都側ってなるとこの辺だね。じゃ分岐させるね。」
駅へと繋がる線路を集荷場へと下るために勾配を緩やかにしたスロープを取り付けるが、駅の入り口を邪魔しないように高さを調整し、線路を敷設する。
「じゃあこの辺に倉庫がいるよね。」
「待て!ここは城壁の外だぞ。こんなところに倉庫を作ったら狙われるじゃないか。」
「そうじゃ、ここはコンテナの高さに合わせた荷卸用の場所があればええわ。」
「ええと、こんな感じかな?」
線路に沿ってコンテナの高さに合わせた広場を作り、ついでに天井も用意し多少の雨は防げるようにした。
「ケイン、ここに馬車で上がれるようにスロープが欲しいな。」
「分かった。馬車ならそんなに急には出来ないし、蹄が滑らないようにしてと。こんな感じかな。どう?」
「「おういいぞ。」」
「じゃここは終わりでいいかな?」
「ああ、次は向こうだな。」
「それじゃ繋ぐよ。」
元の港建設予定地、蒸留所の近くへとゲートを繋ぎ皆んなで潜る。
「じゃ港の駅から、ここへ下ろす感じでいいのかな?」
「待て待て、ちょっと模型を出してみろ。そんな軽く作ろうとするんじゃない。ガンツも止めろよ。まったく…」
「まあ言う通りにしとこうかの。」
模型を出すが、今のドワーフタウンとは多少差異が出て来たので、一部を作り替える。
「よし、現状に近付いたね。はい。」
「すまんの。で、今作った港がここじゃろ。それで酒造所、蒸溜所、でウォーターパークじゃったか。」
「あ、そこにも駅が欲しいって言われてた。忘れてたよ。」
「ならば港の駅からはそこまで延長じゃな。」
「ついでにレース場まで繋いでしまえ。」
「そうしようか。」
港からウォーターパークを通りレース場へと回る環状線が出来た。
「それで集荷場をここにするとなると、港から引き込むにはスロープが急勾配になるな。そうすると港の手前から下ろすか。」
「こんな感じ?」
「そうじゃな、これならどこにも干渉しないな。よし、これで頼む。」
「倉庫はガンボさん達で用意するんだよね。なら、これで作っちゃうね。えいっ」
そこには模型で作った物と全く同じ物が目の前にあった。
「…これには慣れたと思っていても慣れんもんじゃの。」
「ガンボはまだ何じゃな。ワシは慣れた…と思う。」
「何じゃ、随分と自信がないの?」
「それはしょうがないのじゃ、アイツが出してくるのはどれもこれも予想外のことが多すぎての。」
「なら、ワシが慣れてしまう未来は来ないってことじゃな。ったく、面倒なことに関わってしまったもんじゃて。」
「嫌になったらいつでも里に送り返してやるぞ?どうじゃ、うん?」
「何か、ええ笑顔じゃの。じゃがワシもここでの暮らしが気にいっとるからの。だが刺激が多過ぎるのも考えもんじゃな。」
「それは贅沢じゃな、だが何もないよりはマシじゃて。」
「それもそうじゃな。」
「ジイ様達、そろそろいい?」
「「今、何と言うた?」」
「え?『ジイ様達』だけど。」
「「ワシらをまとめるな!」」
「そんな怒ることないじゃん。実際ジイ様なんだし、『ジジイ』言わないだけでも褒めるとこだよ。」
「まあまあケイン君、ほら貴方達がずっと話しているからでしょうに。まったく。でも『ジイ様達』はいいわね。私も呼ばせてもらおうかしら。」
「「やめてくれ…」」
「じゃ、俺は線路を繋いで来るね。」と魔導モーター搭載のトロッコを出し線路に乗せる。
「ガンツさんはどうする?」
「ワシはここで蒸溜所の中を仕上げるのを手伝うわ。」
「もう、手持ちが少なくなっているもんね。」
「そうじゃな、ワシよりもアンジェが飲むもんでな。」
「あ、貴方、な、何を言ってるのかな~」
「いや、本当のことじゃろ。ワシが付けた線からかなり減っていたからの。」
「う、うそ。いつの間に。」
「何じゃ気付いとらんかったのか。ワシはてっきり開きなおって飲んでいると思うていたがの。」
『お~まさかの告発。まあアンジェさんもドワーフだったってことだな。』
「じゃあ俺は行くね。リーサさん行こう。」
「ああ、こんな小さいので行くのか。」
0
お気に入りに追加
4,901
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
天災少年はやらかしたくありません!
もるもる(๑˙ϖ˙๑ )
ファンタジー
旧題:チート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!
【アルファポリス様にて発売中!!】
「天災少年はやらかしたくありません!」のタイトルで2022年10月19日出荷されました!
※書籍化に伴い一部を掲載停止させて頂きます
あれ?何でこうなった?
僕の目の前の標的どころか防御結界が消滅。またその先の校舎の上部が消滅。
さらにさらに遠く離れた山の山頂がゴッソリと抉れてしまっている。
あっけにとられる受験者。気絶する女の子。呆然とする教員。
ま……まわりの視線があまりにも痛すぎる……
1人に1つの魂(加護)を3つも持ってしまった少年が、個性の強い魂に振り回されて知らず知らずの内に大災害を発生させて、更なるチートで解決していく物語です!
書籍化記念書き下ろし
天災少年はやらかしたくありません!スピンオフ Stories
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/842685585
第2部『旅行中でもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/979266310
第3部『ダンジョンでもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/211266610
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~
斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている
酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。