49 / 468
連載
◆閑話 残されたものたち
しおりを挟む
ある老人が異世界へと旅立った日の朝、老人の家の玄関が勢いよく開かれる。
「じいちゃ~ん、いる~?いるよね~玄関の鍵開いてるもんね、不用心だよ~可愛い孫娘が来たよ~○ineの返事がないよ~貸したラノベの感想聞かせてよ~どうした~じいちゃ~ん?」
靴を脱ぎながら、奥にいる筈の祖父へ声を掛けるが返事が来ない。三和土から廊下へと足を伸ばすと廊下の奥から見覚えのある猫達が寄って来る。
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「なに、お前達どうした。こんなに甘えて来て。じいちゃんが甘えさせてくれんの?じいちゃんはどこよ。じいちゃ~ん。」
いる筈の祖父に声を掛けながら居間の襖を開ける。
いつも昼には昼食を食べながらバ○キングを見るのが日課になっているのは知っている。だから、平日のこの時間には、この座卓の前にある座椅子に座りテレビを見ている筈だった。しかし、祖父の姿は見えない。気になり、台所を見るが朝食を食べた様子もない。昨日洗ったであろう茶碗や湯呑み等が伏せて置いてあった。しかも炊飯器には炊き立てのご飯が入ったままだし、玄関に靴もあったから出かけた訳ではないようだ。ひょっとして具合が悪く、まだ布団で寝ているのかと考え、寝室としている隣の和室へと続く襖を開ける。
そこには布団に入り横になって目を瞑っている祖父の姿があった。
「じいちゃん、可愛い孫娘が学校帰りに来たんだよ。起きてくれないかな?貸したラノベの感想を聞かせてよ、いつもじいちゃんなりの『ここがおかしい』とかのこだわりを聞くのも好きなんだよねえ、じいちゃん?もしかして具合が悪いの?なら、一緒に病院へ行こうか?」
祖父が寝ている布団の枕元近くまで寄ると顔色が悪く、既に呼吸していないことに気付く。
「………じい…ちゃん…?、ねえじいちゃん。孫娘が来たよ。起きなきゃ。もうお昼過ぎてるよ。ほら、バイ○ングも始まってるよ。ねえ、じいちゃん返事してよ、じいちゃん、じいちゃ~ん…」
それから父親に連絡し、両親が仕事を抜け出し慌てて駆けつけた頃には日が暮れていた。
家の主人がいなくなっても、この猫達は気付いているのか、気にしていないだけなのか、当たり前のようにご飯を催促してくる。
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「もうじいちゃんはいないんだよ、どうする?お前達のご飯やトイレの世話をしてくれる人がいないんだよ。淋しいのは私だけなのかな~」
抱っこしていた猫が『みゃぁ』と小さく鳴いて頬を伝う涙を舐める。
膝に前足を乗せ、頭を擦りよてくる猫、肩に乗ってくる猫、こっちを見ながらあくびをする猫、膝の上で丸くなる猫。
そうやって猫達を愛でていると、父の弟のお嫁さんである、いやな伯母さん達の会話が聞こえる。
「もうこんなに猫がいて、どうすんの。この家にいつまでいるつもりなのかしら。」
「あら、猫なんて追い出せばいいじゃない。この家を相続するのに邪魔なんだし。」
「あら、もうご自分が相続なさるつもりなの?うちは次男、そちらは三男でしょ。弁えて欲しいわね。」
「ちょっと、やめないか。まだお通夜も済んでいないのに。」
「そうだぞ、お前も一緒になって何を言ってんだ。」
「何よ!今だから必要なんでしょ!ここを取られたらどうすんの!」
「そうよ、取られるのを黙って見ているつもりなの!」
「お前達…俺はここは放棄するつもりだ。いやちょっと前までは親父が残した猫と一緒に暮らすのも悪くないかと考えていた。」
「俺も兄さんと同じだった。」
「なら、いいじゃない。さっさと猫を処分してしまいましょ。それがいいわ。」
「あなた、うちもちゃんと要求しないと取られちゃうわよ。」
「もういいから、お前達は黙っていてくれ。もう放棄する。決めた、今決めた。全て長男である兄貴に任せる。誰にも文句は言わせない。」
「俺も上の兄さんに任せるから、もう何も言うなよ。」
「何でそんな非道いこと言うの?」
「非道いだと?今まで何かと理由を付けてここに立ち寄らなかったお前が言うな。親父の世話も兄貴の家が、家族が皆で世話してくれていたのを知らない訳じゃないよな?せめてお金だけでも渡そうとしていたのすら、お前は反対したよな。」
「…それは、そうだけど…」
「なら、何も言うな。うちにはその資格はない。」
「うちも絵に描いたように同じだね、分かったよな、もうこの話はお終いだ。」
そんなゴタゴタを興味なさそうに眺めていた猫達がいっせいに走ってじいちゃんが寝ている側に行き、枕元の両脇に二匹、布団の中の股ぐらに一匹、両脇に二匹、布団の胸上に一匹と寝る準備を始める。
そんな猫達の様子を見ていた孫娘が呟く。
「そういや、じいちゃんがよく言ってたな、寝る時間になると声を掛けるからか、それを覚えていて寝る時間が近付くと側に寄って来るって。寝る位置も決まっているって。そうか、お前達はもう寝る時間なんだね。でもねじいちゃんはもう、ずっと寝たまんまなんだ。いくら呼んでも起きないんだよ。お前達にも声をかけることもないんだよ。ごめんね、じいちゃん。早く気付いてやれなくて。もっと遊びに来ればよかったね。ごめんね、じいちゃん………」
なぜ自分がと、早く来てあげられなかった事を後悔する。
お通夜の間、じいちゃんと一緒に寝る猫達を気色悪いと煙たがる心無い親戚もいたが、『最後だから』と見守る人達もいたのが救いになった。
時折、寝返りをうちながらも祖父から離れようとしないこの子達を見ると本当に可愛がってもらえていたんだと思える。
父がそばに寄って来て孫娘に告げる。
「なあ、もしこの家に引っ越すとなったら、お前は嫌か?」
「ううん、嫌だなんて言わないよ。だって好きでよくこの家に来てたんだし。ねえ、ここに住むことに決まったの?」
「ああ、あいつらがここを放棄するって言うんでな、今のマンションを引き払って、ここに住もうかと考えている。もう母さんにも話して了解を得たところだ。」
「なら、この子達もこのままでいいの?処分するとか言わない?」
「そんなことする訳がないだろう。父さんだって、マンションだから猫を飼うのを我慢していたんだから。むしろ嬉しいくらいさ。」
「そうなんだ、ありがとうね。父さん。」
お通夜から数日たった、ある日の夜、孫娘は寝ている間に不思議な夢を見た。
夢の中で祖父は若返って少年になっていたどころか、茶髪になって、好き勝手に魔法を使ったり、樽のようなおじいさんと笑いながらいろんな物を作ったり、時には幼女に絡まれたり、キレイなお姉さんといちゃついたりと、今までの祖父とは違って見えた。
見た目は全然生前とは違うのになぜかその少年は祖父であると認識出来た。
もしかして祖父は違う世界で生きているのかなと夢の中で孫娘は思った。
「私が貸したラノベが役に立っていたら嬉しいな。
じいちゃんはあれだけハマっていたから、きっと無双しているはず。
もし行けるなら、いつか私もそっちに行ってみたいな。」
孫娘が目を覚ますと、私の枕元の両脇に二匹、布団の中の股間に一匹、両脇に二匹、布団の胸上に一匹が寝ていた。
「いつの間にかじいちゃんと一緒かよ。ふふっ」
このこ達もこことは異なる世界で生きている祖父を感じたのかもしれないと思う。
孫娘は布団から出ると思いっ切り伸びをしてから、側で毛繕いをしている猫達に声を掛ける。
「さ、お前達ご飯にするよ。」『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「そう言えば、この子達の名前は教えてもらっていないや。いつまでも『お前達』じゃダメだよね。」
「よし、まずはふっさふさで一番お年寄りっぽいオスのお前だ!お前の名前は『ガンツ』」『…』
「で、小さいけど胸の上で寝るお○ぱい好きな君は、『ケイン』」『みぃ…』
「そのケインに一番べったりで、少しあざといあなたは『エリー』」『にゃぁ』
「そんなエリーの隙を窺いケインに甘える子は『マリー』」『みゃぁ』
「そしてそして、遠くからハーレムの様子を見ているほっそりとしたお姉さんなあなたは『リーサ』」『なぁう』
「ちょっとだるそうなぽっちゃり気味なあなたは『リリー』」『ゴロゴロ』
「よし、これで全員だね。違う世界で見たじいちゃん(仮)達の名前だけど、いいよね。」
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「さあご飯にするよ。おいで!ケイン、ガンツ、リーサ、エリー、マリー、リリー」
『みぃ』『…』『なぁう』『にゃぁ』『みゃぁ』『ゴロゴロ』
「ふふっケインを呼ぶと他の子も着いてくるから、楽でいいよね。そういえばじいちゃんもラノベのハーレムが好きだったなあ。夢で見たじいちゃん(仮)も夢の中でハーレムを楽しんでね。」
「じいちゃ~ん、いる~?いるよね~玄関の鍵開いてるもんね、不用心だよ~可愛い孫娘が来たよ~○ineの返事がないよ~貸したラノベの感想聞かせてよ~どうした~じいちゃ~ん?」
靴を脱ぎながら、奥にいる筈の祖父へ声を掛けるが返事が来ない。三和土から廊下へと足を伸ばすと廊下の奥から見覚えのある猫達が寄って来る。
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「なに、お前達どうした。こんなに甘えて来て。じいちゃんが甘えさせてくれんの?じいちゃんはどこよ。じいちゃ~ん。」
いる筈の祖父に声を掛けながら居間の襖を開ける。
いつも昼には昼食を食べながらバ○キングを見るのが日課になっているのは知っている。だから、平日のこの時間には、この座卓の前にある座椅子に座りテレビを見ている筈だった。しかし、祖父の姿は見えない。気になり、台所を見るが朝食を食べた様子もない。昨日洗ったであろう茶碗や湯呑み等が伏せて置いてあった。しかも炊飯器には炊き立てのご飯が入ったままだし、玄関に靴もあったから出かけた訳ではないようだ。ひょっとして具合が悪く、まだ布団で寝ているのかと考え、寝室としている隣の和室へと続く襖を開ける。
そこには布団に入り横になって目を瞑っている祖父の姿があった。
「じいちゃん、可愛い孫娘が学校帰りに来たんだよ。起きてくれないかな?貸したラノベの感想を聞かせてよ、いつもじいちゃんなりの『ここがおかしい』とかのこだわりを聞くのも好きなんだよねえ、じいちゃん?もしかして具合が悪いの?なら、一緒に病院へ行こうか?」
祖父が寝ている布団の枕元近くまで寄ると顔色が悪く、既に呼吸していないことに気付く。
「………じい…ちゃん…?、ねえじいちゃん。孫娘が来たよ。起きなきゃ。もうお昼過ぎてるよ。ほら、バイ○ングも始まってるよ。ねえ、じいちゃん返事してよ、じいちゃん、じいちゃ~ん…」
それから父親に連絡し、両親が仕事を抜け出し慌てて駆けつけた頃には日が暮れていた。
家の主人がいなくなっても、この猫達は気付いているのか、気にしていないだけなのか、当たり前のようにご飯を催促してくる。
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「もうじいちゃんはいないんだよ、どうする?お前達のご飯やトイレの世話をしてくれる人がいないんだよ。淋しいのは私だけなのかな~」
抱っこしていた猫が『みゃぁ』と小さく鳴いて頬を伝う涙を舐める。
膝に前足を乗せ、頭を擦りよてくる猫、肩に乗ってくる猫、こっちを見ながらあくびをする猫、膝の上で丸くなる猫。
そうやって猫達を愛でていると、父の弟のお嫁さんである、いやな伯母さん達の会話が聞こえる。
「もうこんなに猫がいて、どうすんの。この家にいつまでいるつもりなのかしら。」
「あら、猫なんて追い出せばいいじゃない。この家を相続するのに邪魔なんだし。」
「あら、もうご自分が相続なさるつもりなの?うちは次男、そちらは三男でしょ。弁えて欲しいわね。」
「ちょっと、やめないか。まだお通夜も済んでいないのに。」
「そうだぞ、お前も一緒になって何を言ってんだ。」
「何よ!今だから必要なんでしょ!ここを取られたらどうすんの!」
「そうよ、取られるのを黙って見ているつもりなの!」
「お前達…俺はここは放棄するつもりだ。いやちょっと前までは親父が残した猫と一緒に暮らすのも悪くないかと考えていた。」
「俺も兄さんと同じだった。」
「なら、いいじゃない。さっさと猫を処分してしまいましょ。それがいいわ。」
「あなた、うちもちゃんと要求しないと取られちゃうわよ。」
「もういいから、お前達は黙っていてくれ。もう放棄する。決めた、今決めた。全て長男である兄貴に任せる。誰にも文句は言わせない。」
「俺も上の兄さんに任せるから、もう何も言うなよ。」
「何でそんな非道いこと言うの?」
「非道いだと?今まで何かと理由を付けてここに立ち寄らなかったお前が言うな。親父の世話も兄貴の家が、家族が皆で世話してくれていたのを知らない訳じゃないよな?せめてお金だけでも渡そうとしていたのすら、お前は反対したよな。」
「…それは、そうだけど…」
「なら、何も言うな。うちにはその資格はない。」
「うちも絵に描いたように同じだね、分かったよな、もうこの話はお終いだ。」
そんなゴタゴタを興味なさそうに眺めていた猫達がいっせいに走ってじいちゃんが寝ている側に行き、枕元の両脇に二匹、布団の中の股ぐらに一匹、両脇に二匹、布団の胸上に一匹と寝る準備を始める。
そんな猫達の様子を見ていた孫娘が呟く。
「そういや、じいちゃんがよく言ってたな、寝る時間になると声を掛けるからか、それを覚えていて寝る時間が近付くと側に寄って来るって。寝る位置も決まっているって。そうか、お前達はもう寝る時間なんだね。でもねじいちゃんはもう、ずっと寝たまんまなんだ。いくら呼んでも起きないんだよ。お前達にも声をかけることもないんだよ。ごめんね、じいちゃん。早く気付いてやれなくて。もっと遊びに来ればよかったね。ごめんね、じいちゃん………」
なぜ自分がと、早く来てあげられなかった事を後悔する。
お通夜の間、じいちゃんと一緒に寝る猫達を気色悪いと煙たがる心無い親戚もいたが、『最後だから』と見守る人達もいたのが救いになった。
時折、寝返りをうちながらも祖父から離れようとしないこの子達を見ると本当に可愛がってもらえていたんだと思える。
父がそばに寄って来て孫娘に告げる。
「なあ、もしこの家に引っ越すとなったら、お前は嫌か?」
「ううん、嫌だなんて言わないよ。だって好きでよくこの家に来てたんだし。ねえ、ここに住むことに決まったの?」
「ああ、あいつらがここを放棄するって言うんでな、今のマンションを引き払って、ここに住もうかと考えている。もう母さんにも話して了解を得たところだ。」
「なら、この子達もこのままでいいの?処分するとか言わない?」
「そんなことする訳がないだろう。父さんだって、マンションだから猫を飼うのを我慢していたんだから。むしろ嬉しいくらいさ。」
「そうなんだ、ありがとうね。父さん。」
お通夜から数日たった、ある日の夜、孫娘は寝ている間に不思議な夢を見た。
夢の中で祖父は若返って少年になっていたどころか、茶髪になって、好き勝手に魔法を使ったり、樽のようなおじいさんと笑いながらいろんな物を作ったり、時には幼女に絡まれたり、キレイなお姉さんといちゃついたりと、今までの祖父とは違って見えた。
見た目は全然生前とは違うのになぜかその少年は祖父であると認識出来た。
もしかして祖父は違う世界で生きているのかなと夢の中で孫娘は思った。
「私が貸したラノベが役に立っていたら嬉しいな。
じいちゃんはあれだけハマっていたから、きっと無双しているはず。
もし行けるなら、いつか私もそっちに行ってみたいな。」
孫娘が目を覚ますと、私の枕元の両脇に二匹、布団の中の股間に一匹、両脇に二匹、布団の胸上に一匹が寝ていた。
「いつの間にかじいちゃんと一緒かよ。ふふっ」
このこ達もこことは異なる世界で生きている祖父を感じたのかもしれないと思う。
孫娘は布団から出ると思いっ切り伸びをしてから、側で毛繕いをしている猫達に声を掛ける。
「さ、お前達ご飯にするよ。」『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「そう言えば、この子達の名前は教えてもらっていないや。いつまでも『お前達』じゃダメだよね。」
「よし、まずはふっさふさで一番お年寄りっぽいオスのお前だ!お前の名前は『ガンツ』」『…』
「で、小さいけど胸の上で寝るお○ぱい好きな君は、『ケイン』」『みぃ…』
「そのケインに一番べったりで、少しあざといあなたは『エリー』」『にゃぁ』
「そんなエリーの隙を窺いケインに甘える子は『マリー』」『みゃぁ』
「そしてそして、遠くからハーレムの様子を見ているほっそりとしたお姉さんなあなたは『リーサ』」『なぁう』
「ちょっとだるそうなぽっちゃり気味なあなたは『リリー』」『ゴロゴロ』
「よし、これで全員だね。違う世界で見たじいちゃん(仮)達の名前だけど、いいよね。」
『にゃぁ』『みぃ』『なぁう』『ゴロゴロ』『みゃぁ』『…』
「さあご飯にするよ。おいで!ケイン、ガンツ、リーサ、エリー、マリー、リリー」
『みぃ』『…』『なぁう』『にゃぁ』『みゃぁ』『ゴロゴロ』
「ふふっケインを呼ぶと他の子も着いてくるから、楽でいいよね。そういえばじいちゃんもラノベのハーレムが好きだったなあ。夢で見たじいちゃん(仮)も夢の中でハーレムを楽しんでね。」
22
お気に入りに追加
4,901
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
天災少年はやらかしたくありません!
もるもる(๑˙ϖ˙๑ )
ファンタジー
旧題:チート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!
【アルファポリス様にて発売中!!】
「天災少年はやらかしたくありません!」のタイトルで2022年10月19日出荷されました!
※書籍化に伴い一部を掲載停止させて頂きます
あれ?何でこうなった?
僕の目の前の標的どころか防御結界が消滅。またその先の校舎の上部が消滅。
さらにさらに遠く離れた山の山頂がゴッソリと抉れてしまっている。
あっけにとられる受験者。気絶する女の子。呆然とする教員。
ま……まわりの視線があまりにも痛すぎる……
1人に1つの魂(加護)を3つも持ってしまった少年が、個性の強い魂に振り回されて知らず知らずの内に大災害を発生させて、更なるチートで解決していく物語です!
書籍化記念書き下ろし
天災少年はやらかしたくありません!スピンオフ Stories
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/842685585
第2部『旅行中でもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/979266310
第3部『ダンジョンでもチート(現代知識)×チート(魔法)×チート(武術)はチート∞(天災級)?!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/589572036/211266610
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~
斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている
酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚
異世界に転生したけどトラブル体質なので心配です
小鳥遊 ソラ(著者名:小鳥遊渉)
ファンタジー
元々、トラブルに遭いやすい体質だった男の異世界転生記。
トラブルに巻き込まれたり、自分から飛び込んだり、たまに自分で作ったり、魔物と魔法や剣のある異世界での転生物語。余り期待せずに読んで頂ければありがたいです。
戦闘は少な目です。アルフレッドが強すぎて一方的な戦いが多くなっています。
身内には優しく頼れる存在ですが、家族の幸せの為なら、魔物と悪人限定で無慈悲で引くくらい冷酷になれます。
転生した村は辺境過ぎて、お店もありません。(隣町にはあります)魔法の練習をしたり、魔狼に襲われ討伐したり、日照り解消のために用水路を整備したり、井戸の改良をしたり、猪被害から村に柵を作ったり、盗賊・熊・ゴブリンに襲われたり、水車に風車に手押しポンプ、色々と前世の記憶で作ったりして、段々と発展させて行きます。一部の人達からは神の使いと思われ始めています。………etc そんな日々、アルフレッドの忙しい日常をお楽しみいただければ!
知識チート、魔法チート、剣術チート、アルは無自覚ですが、強制的に出世?させられ、婚約申込者も増えていきます。6歳である事や身分の違いなどもある為、なかなか正式に婚約者が決まりません。女難あり。(メダリオン王国は一夫一妻制)
戦闘は短めを心掛けていますが、時にシリアスパートがあります。ご都合主義です。
基本は、登場人物達のズレた思考により、このお話は成り立っております。コメディーの域にはまったく届いていませんが、偶に、クスッと笑ってもらえる作品になればと考えております。コメディー要素多めを目指しております。女神と神獣も出てきます。
※舞台のイメージは中世ヨーロッパを少し過去に遡った感じにしています。魔法がある為に、産業、医療などは発展が遅れている感じだと思っていただければ。
中世ヨーロッパの史実に出来るだけ近い状態にしたいと考えていますが、婚姻、出産、平均寿命などは現代と余りにも違い過ぎて適用は困難と判断しました。ご理解くださいますようお願いします。
俺はアラサーのシステムエンジニアだったはずだが、取引先のシステムがウイルスに感染、復旧作業した後に睡魔に襲われ、自前のシュラフで仮眠したところまで覚えているが、どうも過労死して、辺境騎士の3男のアルフレッド6歳児に転生? 前世では早くに両親を亡くし、最愛の妹を残して過労死した社畜ブラックどっぷりの幸薄な人生だった男が、今度こそ家族と幸せに暮らしたいと願い、日々、努力する日常。
※最後になりますが、作者のスキル不足により、不快な思いをなされる方がおられましたら、申し訳なく思っております。何卒、お許しくださいますようお願い申し上げます。
この作品は、空想の産物であり、現実世界とは一切無関係です。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。