53 / 185
第1章 ここが異世界
第52話 お米の国の人だから
しおりを挟む
『ドンドンドン! ヒロ様! ご無事ですか! ヒロ様! ご無事なら返事を! ヒロ様!』
「ふぁ~もう、何? うるさいんだけど……ねえ、セツ」
『ピ?』
俺はぼんやりした頭を無理矢理覚醒させ、セツの中から這い出ると部屋の扉を叩きまくっているオジーに文句を言うために扉へと近付き、まだ叩かれている扉を「はいはい、今出るから」とゆっくり開ければ、そこにはどこか焦った感じのオジーとこんなに薄く透ける衣服があるのかと思われる下着なのか寝間着なのか判断しづらい格好をしたセシルとユリアさんが正座させられていた。
「オジー、おはよう。で、なに?」
「おはようございます。ヒロ様……ではなくてですね、ご無事なんですか?」
「え? 見ての通りご無事ですけど?」
「……その様ですね」
「で、今は何時なの? その二人はなんでそんな格好で廊下に正座しているの?」
「ハァ~今はもうすぐ九時になろうという時間です」
「え? もう、そんな時間なの? あれ? でも、確か……八時には起こして欲しいとお願いしていたと思うんだけど?」
「まあ、その様ですね……」
「まあ、いいよ。俺も疲れていたみたいだし、よく眠れたからね。で、その二人がなんでそんな格好なのか? なんで正座しているのかは説明してもらえるかな」
「分かりました。ですが、旦那様が食堂でお待ちです。二人は反省の意も込めて、暫くはこのままにしておきますので」
「俺はいいけど……」
そう言って正座させられている二人を見ると、俺に何かを期待している様な目で見てくるが、ちょっと面倒なことになりそうなのであっさりと無視してオジーと二人で食堂へと向かう。
「おはようございます」
「ああ、おはよう。随分、ゆっくりだったな」
「すみません。どうやら、寝坊したみたいで……」
「ふふふ、まあ責めている訳ではない。だが、もう少し早く起きるのをお勧めするぞ」
「あ、はい」
「先ずは食事だな。腹が減ってはどうしようもなかろう。頼む」
「は!」
領主はオジーに朝食の準備を頼むと俺と領主の二人分の食事を載せたワゴンを押してきたメイドさんが俺と領主の前に茶碗やお皿を並べていくのを黙って見ている。
今日はユリアさんが正座の最中なので、別のメイドさんが給仕してくれているが、このメイドさんもなかなかで領主の審美眼を褒めたくなる。
並べ終わったのかメイドさんが軽くお辞儀をして「ごゆっくりどうぞ」と離れていく。俺の目の前には茶碗に盛られた白米、豆腐とワカメの味噌汁に種類は分からないがみりん干しの魚を焼いた物に見慣れた黄色いたくわんとこれもまた『ザ・日本の朝食』と言ってもおかしくない内容だ。俺はそんな目の前に並べられた茶碗や皿を不思議そうに見ていると領主が「食べないのか?」と聞いて来た。
「いえ、食べますけど……こんなにも和食なのが不思議でしょうがなくて」
「ああ、そうだろうな」
「はい。こっちの人達は日本の人からすれば西洋人の見た目なので、こんな和食よりはどちらかと言えばパンとスープのイメージだったので、正直頭が追いついていません」
「ああ、そういうことか。そうだな客の其方が不思議に思うのはしょうがないことだろう。だがな、もう我々は何百年も前から主食は米なのだ」
「へ?」
「確かに稲作が広がる前は小麦が主でパンを焼き、スープで腹を満たしていたのだ。だが、米が伝えられ、その腹持ちの良さと栄養面からも段々と米を主食とする者が広がり、こうなった訳だ」
「まあ、確かにアレルギーとか聞きませんしね」
「パンが良いなら用意させるが?」
「いえ、お米でお願いします」
「ふふふ、やはり米が主食なのだな」
「はい」
「納得したのであれば、冷めない内にいただこうではないか」
「はい」
「「いただきます!」」
領主とサシでの朝食を終えオジーに連れられ部屋に戻ると、まだ廊下には正座したままの二人がいた。変わっていたのはスケスケの煽情的な衣服を隠すためなのか肩から毛布を掛けられているが、二人の首からは板きれがぶら下がっていた。
俺はその板きれが気になり、近付くとそこには『私はヒロ様の寝所を襲いに来ましたが、部屋に入ることが適わずこうしてバツを受けています』と書かれていた。
俺はその内容をセシルに「どういうことなのか?」と確認すれば「……ホンの出来心です」と言い、ユリアさんにも同じ様に尋ねれば「八時前に起こさなければOKだと思いまして」としれっと答える。
「要は二人して夜這いに来たけど、扉が開かず四苦八苦しているところをオジーに見つかり正座させられていると……そういうことなの?」
「「……」」
「答えないんだ。で、どっちが先なの?」と尋ねればセシルはビシッとユリアさんを指さし、ユリアさんも黙って右手を挙げる。
「確かに八時前には起こさないでと言ったけど、だからって起こさなければ何をしてもいいって意味じゃないからね。その辺はどうなのさ?」
「……横に寝ていればその気になってもらえるかと思いまして」
「……なんだかんだ言っても殿方ですから。初めてでも肌を合わせていれば。キャッ!」
セシルはあれだけ言ったのにまだよく分かってくれてないみたいだけど、もっと分からないのがユリアさんだ。何故、俺に興味を持つのだろうか。セシルと違ってまだ焦る必要もないだろうに。
「セシル、分かっていないようだから、もう一度言うね」
「はい!」
「俺はまだ君とはそういったことはしないから!」
「え?」
「じゃ、私ですか?」
「もっとないから!」
「ふぁ~もう、何? うるさいんだけど……ねえ、セツ」
『ピ?』
俺はぼんやりした頭を無理矢理覚醒させ、セツの中から這い出ると部屋の扉を叩きまくっているオジーに文句を言うために扉へと近付き、まだ叩かれている扉を「はいはい、今出るから」とゆっくり開ければ、そこにはどこか焦った感じのオジーとこんなに薄く透ける衣服があるのかと思われる下着なのか寝間着なのか判断しづらい格好をしたセシルとユリアさんが正座させられていた。
「オジー、おはよう。で、なに?」
「おはようございます。ヒロ様……ではなくてですね、ご無事なんですか?」
「え? 見ての通りご無事ですけど?」
「……その様ですね」
「で、今は何時なの? その二人はなんでそんな格好で廊下に正座しているの?」
「ハァ~今はもうすぐ九時になろうという時間です」
「え? もう、そんな時間なの? あれ? でも、確か……八時には起こして欲しいとお願いしていたと思うんだけど?」
「まあ、その様ですね……」
「まあ、いいよ。俺も疲れていたみたいだし、よく眠れたからね。で、その二人がなんでそんな格好なのか? なんで正座しているのかは説明してもらえるかな」
「分かりました。ですが、旦那様が食堂でお待ちです。二人は反省の意も込めて、暫くはこのままにしておきますので」
「俺はいいけど……」
そう言って正座させられている二人を見ると、俺に何かを期待している様な目で見てくるが、ちょっと面倒なことになりそうなのであっさりと無視してオジーと二人で食堂へと向かう。
「おはようございます」
「ああ、おはよう。随分、ゆっくりだったな」
「すみません。どうやら、寝坊したみたいで……」
「ふふふ、まあ責めている訳ではない。だが、もう少し早く起きるのをお勧めするぞ」
「あ、はい」
「先ずは食事だな。腹が減ってはどうしようもなかろう。頼む」
「は!」
領主はオジーに朝食の準備を頼むと俺と領主の二人分の食事を載せたワゴンを押してきたメイドさんが俺と領主の前に茶碗やお皿を並べていくのを黙って見ている。
今日はユリアさんが正座の最中なので、別のメイドさんが給仕してくれているが、このメイドさんもなかなかで領主の審美眼を褒めたくなる。
並べ終わったのかメイドさんが軽くお辞儀をして「ごゆっくりどうぞ」と離れていく。俺の目の前には茶碗に盛られた白米、豆腐とワカメの味噌汁に種類は分からないがみりん干しの魚を焼いた物に見慣れた黄色いたくわんとこれもまた『ザ・日本の朝食』と言ってもおかしくない内容だ。俺はそんな目の前に並べられた茶碗や皿を不思議そうに見ていると領主が「食べないのか?」と聞いて来た。
「いえ、食べますけど……こんなにも和食なのが不思議でしょうがなくて」
「ああ、そうだろうな」
「はい。こっちの人達は日本の人からすれば西洋人の見た目なので、こんな和食よりはどちらかと言えばパンとスープのイメージだったので、正直頭が追いついていません」
「ああ、そういうことか。そうだな客の其方が不思議に思うのはしょうがないことだろう。だがな、もう我々は何百年も前から主食は米なのだ」
「へ?」
「確かに稲作が広がる前は小麦が主でパンを焼き、スープで腹を満たしていたのだ。だが、米が伝えられ、その腹持ちの良さと栄養面からも段々と米を主食とする者が広がり、こうなった訳だ」
「まあ、確かにアレルギーとか聞きませんしね」
「パンが良いなら用意させるが?」
「いえ、お米でお願いします」
「ふふふ、やはり米が主食なのだな」
「はい」
「納得したのであれば、冷めない内にいただこうではないか」
「はい」
「「いただきます!」」
領主とサシでの朝食を終えオジーに連れられ部屋に戻ると、まだ廊下には正座したままの二人がいた。変わっていたのはスケスケの煽情的な衣服を隠すためなのか肩から毛布を掛けられているが、二人の首からは板きれがぶら下がっていた。
俺はその板きれが気になり、近付くとそこには『私はヒロ様の寝所を襲いに来ましたが、部屋に入ることが適わずこうしてバツを受けています』と書かれていた。
俺はその内容をセシルに「どういうことなのか?」と確認すれば「……ホンの出来心です」と言い、ユリアさんにも同じ様に尋ねれば「八時前に起こさなければOKだと思いまして」としれっと答える。
「要は二人して夜這いに来たけど、扉が開かず四苦八苦しているところをオジーに見つかり正座させられていると……そういうことなの?」
「「……」」
「答えないんだ。で、どっちが先なの?」と尋ねればセシルはビシッとユリアさんを指さし、ユリアさんも黙って右手を挙げる。
「確かに八時前には起こさないでと言ったけど、だからって起こさなければ何をしてもいいって意味じゃないからね。その辺はどうなのさ?」
「……横に寝ていればその気になってもらえるかと思いまして」
「……なんだかんだ言っても殿方ですから。初めてでも肌を合わせていれば。キャッ!」
セシルはあれだけ言ったのにまだよく分かってくれてないみたいだけど、もっと分からないのがユリアさんだ。何故、俺に興味を持つのだろうか。セシルと違ってまだ焦る必要もないだろうに。
「セシル、分かっていないようだから、もう一度言うね」
「はい!」
「俺はまだ君とはそういったことはしないから!」
「え?」
「じゃ、私ですか?」
「もっとないから!」
55
お気に入りに追加
689
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる