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押しかけ猫 その1
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散歩している目の前に飛び込んで来るのもいれば、ドアを開けていた車の中に居座る猫もいる。
姉がある日、車のドアを開けたまま用事を済ませ、戻ってくるとソレは車の中に居たという。
近付けば逃げると思って、近付いてみるが逃げ出す気配もない。
道具を使ってみてもじゃれるだけで逃げることはない。
で、結局どうすることも出来ずに私の元へと連れて来た。
そして、私の元に連れて来られたその猫は成猫ほど大きくはなかった。多分、半年はたっていないのだろう。それに人恋しさに姉を頼ったところから、捨て猫だったのだろうと思う。
いきなり、先住猫がいるこの家に連れて来られて怖がるかと思ったが、そんな様子もなく皿に盛られたカリカリに顔を突っ込み、お腹が落ち着くと今度は水を飲み、前足で顔を洗うと『トイレはここですか?』とでもいうように当たり前のように猫のトイレに入り砂を掻き、ブリリアントな物を排出するとスッキリした顔で出て来て、当然の様に私の膝の上へとやって来てゴロゴロと喉を鳴らす。
えっと、今日初めて会ったはずだよね?
姉がある日、車のドアを開けたまま用事を済ませ、戻ってくるとソレは車の中に居たという。
近付けば逃げると思って、近付いてみるが逃げ出す気配もない。
道具を使ってみてもじゃれるだけで逃げることはない。
で、結局どうすることも出来ずに私の元へと連れて来た。
そして、私の元に連れて来られたその猫は成猫ほど大きくはなかった。多分、半年はたっていないのだろう。それに人恋しさに姉を頼ったところから、捨て猫だったのだろうと思う。
いきなり、先住猫がいるこの家に連れて来られて怖がるかと思ったが、そんな様子もなく皿に盛られたカリカリに顔を突っ込み、お腹が落ち着くと今度は水を飲み、前足で顔を洗うと『トイレはここですか?』とでもいうように当たり前のように猫のトイレに入り砂を掻き、ブリリアントな物を排出するとスッキリした顔で出て来て、当然の様に私の膝の上へとやって来てゴロゴロと喉を鳴らす。
えっと、今日初めて会ったはずだよね?
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