91 / 130
第三章 旅の始まり
第十八話 来ないならこちらから
しおりを挟む
親衛隊と思われるイケメンを折り重なっている兵士達の間から引きずり出して質問する。
「ねえ、聞こえる?」
「……」
「あれ? 聞こえているよね?」
「……」
「そっか、聞こえないかぁ~じゃあ、しょうがないよね」
「……」
聞こえているハズなのにイケメンは何も聞こえません! 聞きたくありません! といった感じで自分の耳を両手で押さえ黙って目を閉じて縮こまっていたので俺は肩掛けバッグの中から解体用のナイフを取り出すとケースを外し抜き身の状態にして刃の表面を確認する。
「ん、これなら耳くらいなら簡単に切れそう。聞こえない耳ならいらないし、ゴブリンの素材取りと同じ様に耳を「な、なにをするつもりだ!」……え? だって、俺の話を聞いてくれないのならいらないかなぁ~と思って」
「だからって、それはないだろ!」
「でも「俺がやろう」……そ、じゃお願い」
「……ふぅ聞こえているのだろう。元隊長として、そのままの状態ではどうにもならないどころか、悪手であることは分かるだろ」
「……」
イケメンの耳を左手で掴もうとしたところでジムから何をするつもりだと声を掛けられたので、見たまんまのことを言えば不満そうに異を唱えてくるので俺も言い返そうとしたらマイクさんが任せろと言ってきたので交代する。
イケメンにマイクさんが声を掛けるが、その体をビクッとさせるだけで相変わらず目も開けないし、耳は塞いだままだ。
マイクさんはそんなイケメンの上半身を起こすと、その頬を張る。
「痛い……」
「ふん、喋れるのならどうしてこういうことをしたのかを正直に話せ。話さないなら、俺からはもう手助けすることは出来ない。そこの子供に話したくなるまで好いように嬲られるんだな」
「隊長!」
「よせ。俺はもう元隊長だ。お前とは何も関係ない」
「そ、そんなぁ~」
「いいから、離せ!」
マイクさんがイケメンにちゃんとこうなった理由を話せと言うもまだだんまりを決め込むイケメンに話さないなら、このまま俺に拷問されろとマイクさんの足に縋っているイケメンに言うがイケメンはこの足を離したらオシマイとばかりにより一層しがみ付く。
そんなやり取りを見てたけど……いや、別に拷問するような嗜虐趣味はないからね。ちょっと脅したら話すかと思ったんだけど意外と芯が強いのか、それとも背後に控えているのがよほど怖いのかのどちらかと思うが、後者だろうな。なんせ国の中央にいる連中だから。
「おじさん、もういいよ。おじさんは場所は分かるんでしょ。なら、俺をそこまで連れて行ってよ。こうなったら、俺が直接乗り込んだ方が早いし」
「お前なぁ、そう簡単に言うなよ。相手は王族だぞ」
「それがどうかしたの? 俺はもう怒ってんだよ。ここの娘を助けたのにどうして俺が狙われるのさ。だから、そんな命令を下したオバさん達に我慢ならないし。そんなことをしていると知っていて何も対処しない連中にも文句言いたくもなるでしょ!」
「……まあな」
「それとも、おじさんも関係者の一人として俺と対応する?」
「いや、止めておこう。俺の勘だがお前とは争わない方がいいと感じている」
「それはどうもってお礼を言えば好いのかな? で、案内はしてくれるの? どうなの?」
「ふぅ~しょうがない。案内しよう」
元親衛隊隊長ならば、こんなくだらない仕返し? を企んだオバさん達の場所が分かるだろうと案内を頼むと不承不承といった感じで廊下を歩き出したので、俺達も黙って着いて行く。
しばらく歩くと一際豪華な感じの大きな扉の前に立つと「ここだ」とマイクさんが立ち止まるので「開けて」とお願いする。
マイクさんは嘆息すると『コンコンコン』と短くノックすると「入れ」と中からは横柄な感じの女性の声がしたのでマイクさんはゆっくりと扉を押し開く。
「ん? お前はマイク……親衛隊を辞めたのでは?」
「はい。辞めました。辞めましたが、第二王妃様にお会いしたいと言う方がおりましたので案内を仰せつかりました」
「私に?」
「はい」
「さっきの手配書の小僧のことなら……ハッ! もしや「はい、その通り『拘束』」……な、何をする! 私を第二王妃と知っての狼藉か!」
「もう、やかましいなぁ~アオイ、頼んでもいい?」
「それはいいが、どうすればいいのだ?」
「とりあえず担いじゃって」
「うむ、分かった」
「「「……」」」
第二王妃は部屋の中央に置かれているソファに鷹揚に座っていたが、マイクさんを見るとどうしてここに来たかと尋ね、おじさんは素直に俺を連れて来たと答えるが、もうやり取りも面倒なので直ぐに拘束するとアオイに担いでもらう。
部屋にいた侍女達は俺達の様子に驚いてはいたが騒ぐこともなくただ黙って俺達の様子を見ていた。
そしてマイクさんはアオイを見て「そのままでいいのか?」と聞いて来たが俺は「構わないから、次お願い」と返す。
マイクさんは俺の返事に嘆息するとその向かいの部屋の扉の前に立つと先程と同じ様なやり取りを交わして部屋の扉を開けると同時にソファに座るオバさんに拘束を掛けるとアオイに同じ様に担いでもらい、王様との謁見場所へと向かうが、その前にジムさんに王太子兄弟もその場所に来てもらうように伝言を頼む。
「俺が?」
「そうだよ。今、暇なのはお兄さんでしょ」
「でも……「ジム、いいから行って来い」……マイク様」
「いいから、行け! もしごねるようならソフィア様に関連することだと言え。それとマリオ王子には『絶対に面白いことが見られるから』と言え。分かったら、行け!」
「は、はい!」
マイクさんに言われたジムさがは王城の廊下をダダッと掛けていくの見てから、マイクさんに話しかける。
「あんなこと言っていいの?」
「いいさ。それに面白いモノが見られるのは確かだろ?」
「まあ、それは否定しないけどね」
「だが、お前のシナリオにはもう一人足りないんじゃないのか?」
「そうだけど、どこにいるか知らないし。後でどうにでもなるかと思っているんだけど。ダメかな?」
「ふむ、そうだな。もしこの騒ぎがバレて、それがソフィア様に関することだと言うことが分かれば……」
俺の問い掛けにマイクさんは考え込んでいるが、やがて口を開く。
「そうだな。バレれば考えられるのは篭もるか逃亡だな。それだと面倒だから、登城するように言ってもらうのが一番だろうな」
「誰が?」
「そりゃもちろん……ソフィア様の父上ってことになるだろう」
「でも、話を聞いた限りじゃやる気なさそうだけど?」
「そこはヘリオ様次第だな。さ、着いたぞ」
「へ~ここがそうなんだ」
「ああ、ここが所謂『謁見の間』だ」
「ふ~ん」
俺はその無駄に大きく豪勢な扉の前で感心するが、そんな俺達を手に持つ槍で「何要だ!」と制してくる衛士がいた。だから、俺は素直に答える。
「ソフィアの父ちゃんに会いに来た」
「ねえ、聞こえる?」
「……」
「あれ? 聞こえているよね?」
「……」
「そっか、聞こえないかぁ~じゃあ、しょうがないよね」
「……」
聞こえているハズなのにイケメンは何も聞こえません! 聞きたくありません! といった感じで自分の耳を両手で押さえ黙って目を閉じて縮こまっていたので俺は肩掛けバッグの中から解体用のナイフを取り出すとケースを外し抜き身の状態にして刃の表面を確認する。
「ん、これなら耳くらいなら簡単に切れそう。聞こえない耳ならいらないし、ゴブリンの素材取りと同じ様に耳を「な、なにをするつもりだ!」……え? だって、俺の話を聞いてくれないのならいらないかなぁ~と思って」
「だからって、それはないだろ!」
「でも「俺がやろう」……そ、じゃお願い」
「……ふぅ聞こえているのだろう。元隊長として、そのままの状態ではどうにもならないどころか、悪手であることは分かるだろ」
「……」
イケメンの耳を左手で掴もうとしたところでジムから何をするつもりだと声を掛けられたので、見たまんまのことを言えば不満そうに異を唱えてくるので俺も言い返そうとしたらマイクさんが任せろと言ってきたので交代する。
イケメンにマイクさんが声を掛けるが、その体をビクッとさせるだけで相変わらず目も開けないし、耳は塞いだままだ。
マイクさんはそんなイケメンの上半身を起こすと、その頬を張る。
「痛い……」
「ふん、喋れるのならどうしてこういうことをしたのかを正直に話せ。話さないなら、俺からはもう手助けすることは出来ない。そこの子供に話したくなるまで好いように嬲られるんだな」
「隊長!」
「よせ。俺はもう元隊長だ。お前とは何も関係ない」
「そ、そんなぁ~」
「いいから、離せ!」
マイクさんがイケメンにちゃんとこうなった理由を話せと言うもまだだんまりを決め込むイケメンに話さないなら、このまま俺に拷問されろとマイクさんの足に縋っているイケメンに言うがイケメンはこの足を離したらオシマイとばかりにより一層しがみ付く。
そんなやり取りを見てたけど……いや、別に拷問するような嗜虐趣味はないからね。ちょっと脅したら話すかと思ったんだけど意外と芯が強いのか、それとも背後に控えているのがよほど怖いのかのどちらかと思うが、後者だろうな。なんせ国の中央にいる連中だから。
「おじさん、もういいよ。おじさんは場所は分かるんでしょ。なら、俺をそこまで連れて行ってよ。こうなったら、俺が直接乗り込んだ方が早いし」
「お前なぁ、そう簡単に言うなよ。相手は王族だぞ」
「それがどうかしたの? 俺はもう怒ってんだよ。ここの娘を助けたのにどうして俺が狙われるのさ。だから、そんな命令を下したオバさん達に我慢ならないし。そんなことをしていると知っていて何も対処しない連中にも文句言いたくもなるでしょ!」
「……まあな」
「それとも、おじさんも関係者の一人として俺と対応する?」
「いや、止めておこう。俺の勘だがお前とは争わない方がいいと感じている」
「それはどうもってお礼を言えば好いのかな? で、案内はしてくれるの? どうなの?」
「ふぅ~しょうがない。案内しよう」
元親衛隊隊長ならば、こんなくだらない仕返し? を企んだオバさん達の場所が分かるだろうと案内を頼むと不承不承といった感じで廊下を歩き出したので、俺達も黙って着いて行く。
しばらく歩くと一際豪華な感じの大きな扉の前に立つと「ここだ」とマイクさんが立ち止まるので「開けて」とお願いする。
マイクさんは嘆息すると『コンコンコン』と短くノックすると「入れ」と中からは横柄な感じの女性の声がしたのでマイクさんはゆっくりと扉を押し開く。
「ん? お前はマイク……親衛隊を辞めたのでは?」
「はい。辞めました。辞めましたが、第二王妃様にお会いしたいと言う方がおりましたので案内を仰せつかりました」
「私に?」
「はい」
「さっきの手配書の小僧のことなら……ハッ! もしや「はい、その通り『拘束』」……な、何をする! 私を第二王妃と知っての狼藉か!」
「もう、やかましいなぁ~アオイ、頼んでもいい?」
「それはいいが、どうすればいいのだ?」
「とりあえず担いじゃって」
「うむ、分かった」
「「「……」」」
第二王妃は部屋の中央に置かれているソファに鷹揚に座っていたが、マイクさんを見るとどうしてここに来たかと尋ね、おじさんは素直に俺を連れて来たと答えるが、もうやり取りも面倒なので直ぐに拘束するとアオイに担いでもらう。
部屋にいた侍女達は俺達の様子に驚いてはいたが騒ぐこともなくただ黙って俺達の様子を見ていた。
そしてマイクさんはアオイを見て「そのままでいいのか?」と聞いて来たが俺は「構わないから、次お願い」と返す。
マイクさんは俺の返事に嘆息するとその向かいの部屋の扉の前に立つと先程と同じ様なやり取りを交わして部屋の扉を開けると同時にソファに座るオバさんに拘束を掛けるとアオイに同じ様に担いでもらい、王様との謁見場所へと向かうが、その前にジムさんに王太子兄弟もその場所に来てもらうように伝言を頼む。
「俺が?」
「そうだよ。今、暇なのはお兄さんでしょ」
「でも……「ジム、いいから行って来い」……マイク様」
「いいから、行け! もしごねるようならソフィア様に関連することだと言え。それとマリオ王子には『絶対に面白いことが見られるから』と言え。分かったら、行け!」
「は、はい!」
マイクさんに言われたジムさがは王城の廊下をダダッと掛けていくの見てから、マイクさんに話しかける。
「あんなこと言っていいの?」
「いいさ。それに面白いモノが見られるのは確かだろ?」
「まあ、それは否定しないけどね」
「だが、お前のシナリオにはもう一人足りないんじゃないのか?」
「そうだけど、どこにいるか知らないし。後でどうにでもなるかと思っているんだけど。ダメかな?」
「ふむ、そうだな。もしこの騒ぎがバレて、それがソフィア様に関することだと言うことが分かれば……」
俺の問い掛けにマイクさんは考え込んでいるが、やがて口を開く。
「そうだな。バレれば考えられるのは篭もるか逃亡だな。それだと面倒だから、登城するように言ってもらうのが一番だろうな」
「誰が?」
「そりゃもちろん……ソフィア様の父上ってことになるだろう」
「でも、話を聞いた限りじゃやる気なさそうだけど?」
「そこはヘリオ様次第だな。さ、着いたぞ」
「へ~ここがそうなんだ」
「ああ、ここが所謂『謁見の間』だ」
「ふ~ん」
俺はその無駄に大きく豪勢な扉の前で感心するが、そんな俺達を手に持つ槍で「何要だ!」と制してくる衛士がいた。だから、俺は素直に答える。
「ソフィアの父ちゃんに会いに来た」
63
お気に入りに追加
1,287
あなたにおすすめの小説

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。

追放されましたがマイペースなハーフエルフは今日も美味しい物を作る。
翔千
ファンタジー
ハーフエルフのシェナは所属していたAランクの勇者パーティーで魔力が弱いからと言う理由で雑用係をさせられていた。だが、ある日「態度が大きい」「役に立たない」と言われ、パーティー脱退の書類にサインさせられる。所属ギルドに出向くと何故かギルドも脱退している事に。仕方なく、フリーでクエストを受けていると、森で負傷した大男と遭遇し、助けた。実は、シェナの母親、ルリコは、異世界からトリップしてきた異世界人。アニメ、ゲーム、漫画、そして美味しい物が大好きだったルリコは異世界にトリップして、エルフとの間に娘、シェナを産む。料理上手な母に料理を教えられて育ったシェナの異世界料理。
少し捻くれたハーフエルフが料理を作って色々な人達と厄介事に出会うお話です。ちょこちょこ書き進めていくつもりです。よろしくお願します。

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・

不登校が久しぶりに登校したらクラス転移に巻き込まれました。
ちょす氏
ファンタジー
あ~めんどくせぇ〜⋯⋯⋯⋯。
不登校生徒である神門創一17歳。高校生である彼だが、ずっと学校へ行くことは決してなかった。
しかし今日、彼は鞄を肩に引っ掛けて今──長い廊下の一つの扉である教室の扉の前に立っている。
「はぁ⋯⋯ん?」
溜息を吐きながら扉を開けたその先は、何やら黄金色に輝いていた。
「どういう事なんだ?」
すると気付けば真っ白な謎の空間へと移動していた。
「神門創一さん──私は神様のアルテミスと申します」
'え?神様?マジで?'
「本来呼ばれるはずでは無かったですが、貴方は教室の半分近く体を入れていて巻き込まれてしまいました」
⋯⋯え?
つまり──てことは俺、そんなくだらない事で死んだのか?流石にキツくないか?
「そんな貴方に──私の星であるレイアースに転移させますね!」
⋯⋯まじかよ。
これは巻き込まれてしまった高校17歳の男がのんびり(嘘)と過ごす話です。
語彙力や文章力が足りていない人が書いている作品の為優しい目で読んでいただけると有り難いです。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる