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第三章 旅の始まり
第九話 交錯する思い
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とある王城の一室にて執務机に座り書類仕事に勤しんでいるまだ若い青年の元へ一人の青年が駆け込んでくる。
「ヘリオ兄さん、親衛隊長が辞めたって本当か!」
「ああ、マリオか。本当だ。ついさっき辞めたいって言ってきた。こんな置き土産を辞表代わりにね」
ヘリオが引き出しから羊皮紙の束を出すと机の上に放り投げ、マリオに顎で「見てみろ」とでもいう風な仕草をする。
「……見てもいいの?」
「ああ、お前も知っておいた方がいいと思ってな」
「じゃあ……え? うわぁ~なるほど。ソフィアがいなくなったのもこれが原因なんだね」
「そうだ。あのババア達は母上を虐めるだけでは足りなくて我が妹にまで手に掛けようとしたんだ。許せると思うか?」
「……でも、正面からはどうしようも出来ないよね」
「そうだな。それが問題なんだよ。秘密裏に動こうとしてもあのオバさん達だからな。絶対に何か仕掛けてあるだろうし。本当なら、王である父上が率先して動けばいいんだが……」
「あ~それもあったね」
「そうなんだよな~」
二人の父である国王はソフィアが自分から離れたことで、それまで暴走していた庇護欲が別の方に向いてしまい今はある一人の女性に夢中になっているらしいと二人は聞いている。
「まあ、大人しくしてくれている内はいいが、下手に子供とか作らないように注意してさえくれればいい」
「そうだよね~あ、そうだ! 子供と言えば、兄さんの方はどうなのさ」
「聞くな! 相も変わらずだ」
「え~頼むよ。兄さんが早く男の子を作ってくれないと俺は結婚も子作りも出来ないんだからね」
「それは悪いと思っている。だから、お前も「好きには出来ないよ」……そうだったな」
父である国王に長いこと嫡子である男の子が生まれなかった間に王弟でもある公爵の叔父の元に男児が生まれた。これを機会に次の国王である王太子は、公爵の息子にしようと動く一派と国王の下になんとか男児をと望む一派に別れた。そして、国王になんとか頑張って欲しいと第三王妃としてソフィアの母である『ブリジット』を用立てた。
第一王妃、第二王妃と違いブリジットの容姿に一目惚れした国王は頑張った。頑張りに頑張って第一王子に第二王子、ついでもう一人と頑張った末にソフィアが生まれたのだ。
国王は王子が二人も生まれたことで、これで責任を果たしたとばかりにソフィアとその母であるブリジットを寵愛した。だが、それが面白くなかったのが第一王妃に第二王妃、それと王弟であるジャミール公爵と、その息子シャムザだろう。
そして、国王は最後の仕事として、今回の様に血族での争いが起きないようにと次期国王となる王太子に男児が生まれるまでは、その男兄弟の婚姻、および出産は認められないことになった。従って、王太子であるヘリオに男児が生まれない限り、または国王自らが許可しない限りはマリオが婚姻を結ぶことは許されないのである。
「まあ、私も頑張っているのだから、そこのところはどうか大目にみてくれ」
「ん~そうだよね。じゃあ、俺はその間、自由にやらせてもらうから」
「え? どういう意味だマリオ?」
「だから、俺も親衛隊長と同じってこと」
「は?」
「だから、しばらくは王家と関係なく生きていくから」
「へ?」
「じゃ!」
「マリオ!」
どこか清々しい顔で部屋から出て行く弟の顔を見て羨ましく思うヘリオだった。
◇◆◇◆◇
寵愛を一身に受け、毎日を過ごしているブリジットとソフィアを見ていた第一王妃と第二王妃は互いに手を取り合い、ブリジットに対し様々な嫌がらせを講じる。そしてブリジットがそれを国王に伝えても国王は「よきに計らえ」と言うばかりで何も動かなかった。
国王としても既に興味がない第一王妃、第二王妃が自爆してくれればいいというくらいにしか思っていなかった。それにブリジットよりも日々可愛さを増していくソフィアの方へと国王の愛情のバロメーターは傾いていたこともあったので、国王としてはブリジットのことなどどうでもいいことだった。
そして、いつまでも続く執拗なイジメにブリジットは国王を見限ると共に自分の娘であるソフィアに対しても憎悪の感情が生まれてくるのを感じていた。
このままでは自らソフィアに対し何かしてしまいそうになるかもと思ったブリジットは故郷であるクレイヴ領に療養目的で帰ることにしたのだ。
だが、王妃達はブリジットがいなくなったからといって、手を緩めることはなかった。単にブリジットがいないのならば、その娘を対象とすればいいだけの話だからだ。
そして、その手はソフィアに向かおうとしたが、まだ小さかったソフィアを国王が遠ざけることを良しとしなかったために、その手が届くことはなかった。
しかし、手が出せないとなるとその憎悪は募りに募り、色々と計画しては没にすることを繰り返していたが、ソフィアが母を恋しがりクレイヴ領へ出立するという話を聞いた王妃達は十分に計画を練った。
計画を練ることは出来たが、実働部隊となると二人の王妃達には全くといっていいほど、動いてくれる手足はなかった。そこで話を持っていったのが、王弟ジャミール公爵だ。
ジャミール公爵は二人から話を聞くと二つ返事で協力を約束してくれた。ただし、実際にはジャミール公爵は相手と繋ぐだけで実際に依頼するのは二人の王妃にやらせた。これでジャミール公爵が直接手を下すことはなくなった。何かあれば二人の王妃がやったことになるだろう。
そして、ジャミール公爵の伝手を頼りに親衛隊長にソフィアの護衛騎士達を取り込み送り込んだが、その計画は一人の冒険者と従魔の手に因って防がれたと聞いた。
報告を受けて面白くないのは王妃二人だ。ならば、その冒険者を探し出して連れて来いと手配書をあちこちに配したが成果はなかった。
そして先程、王都のギルドマスターから手配書を止めるようにと正式に通達があり、それを受けた親衛隊長も本日限りで辞めると言ってきたのだ。
二人の王妃は腸が煮えくり返る思いだったが、いきなり手足をもがれてはどうしようも出来ないため、また新たな手を考えるしかないのだった。
「ヘリオ兄さん、親衛隊長が辞めたって本当か!」
「ああ、マリオか。本当だ。ついさっき辞めたいって言ってきた。こんな置き土産を辞表代わりにね」
ヘリオが引き出しから羊皮紙の束を出すと机の上に放り投げ、マリオに顎で「見てみろ」とでもいう風な仕草をする。
「……見てもいいの?」
「ああ、お前も知っておいた方がいいと思ってな」
「じゃあ……え? うわぁ~なるほど。ソフィアがいなくなったのもこれが原因なんだね」
「そうだ。あのババア達は母上を虐めるだけでは足りなくて我が妹にまで手に掛けようとしたんだ。許せると思うか?」
「……でも、正面からはどうしようも出来ないよね」
「そうだな。それが問題なんだよ。秘密裏に動こうとしてもあのオバさん達だからな。絶対に何か仕掛けてあるだろうし。本当なら、王である父上が率先して動けばいいんだが……」
「あ~それもあったね」
「そうなんだよな~」
二人の父である国王はソフィアが自分から離れたことで、それまで暴走していた庇護欲が別の方に向いてしまい今はある一人の女性に夢中になっているらしいと二人は聞いている。
「まあ、大人しくしてくれている内はいいが、下手に子供とか作らないように注意してさえくれればいい」
「そうだよね~あ、そうだ! 子供と言えば、兄さんの方はどうなのさ」
「聞くな! 相も変わらずだ」
「え~頼むよ。兄さんが早く男の子を作ってくれないと俺は結婚も子作りも出来ないんだからね」
「それは悪いと思っている。だから、お前も「好きには出来ないよ」……そうだったな」
父である国王に長いこと嫡子である男の子が生まれなかった間に王弟でもある公爵の叔父の元に男児が生まれた。これを機会に次の国王である王太子は、公爵の息子にしようと動く一派と国王の下になんとか男児をと望む一派に別れた。そして、国王になんとか頑張って欲しいと第三王妃としてソフィアの母である『ブリジット』を用立てた。
第一王妃、第二王妃と違いブリジットの容姿に一目惚れした国王は頑張った。頑張りに頑張って第一王子に第二王子、ついでもう一人と頑張った末にソフィアが生まれたのだ。
国王は王子が二人も生まれたことで、これで責任を果たしたとばかりにソフィアとその母であるブリジットを寵愛した。だが、それが面白くなかったのが第一王妃に第二王妃、それと王弟であるジャミール公爵と、その息子シャムザだろう。
そして、国王は最後の仕事として、今回の様に血族での争いが起きないようにと次期国王となる王太子に男児が生まれるまでは、その男兄弟の婚姻、および出産は認められないことになった。従って、王太子であるヘリオに男児が生まれない限り、または国王自らが許可しない限りはマリオが婚姻を結ぶことは許されないのである。
「まあ、私も頑張っているのだから、そこのところはどうか大目にみてくれ」
「ん~そうだよね。じゃあ、俺はその間、自由にやらせてもらうから」
「え? どういう意味だマリオ?」
「だから、俺も親衛隊長と同じってこと」
「は?」
「だから、しばらくは王家と関係なく生きていくから」
「へ?」
「じゃ!」
「マリオ!」
どこか清々しい顔で部屋から出て行く弟の顔を見て羨ましく思うヘリオだった。
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寵愛を一身に受け、毎日を過ごしているブリジットとソフィアを見ていた第一王妃と第二王妃は互いに手を取り合い、ブリジットに対し様々な嫌がらせを講じる。そしてブリジットがそれを国王に伝えても国王は「よきに計らえ」と言うばかりで何も動かなかった。
国王としても既に興味がない第一王妃、第二王妃が自爆してくれればいいというくらいにしか思っていなかった。それにブリジットよりも日々可愛さを増していくソフィアの方へと国王の愛情のバロメーターは傾いていたこともあったので、国王としてはブリジットのことなどどうでもいいことだった。
そして、いつまでも続く執拗なイジメにブリジットは国王を見限ると共に自分の娘であるソフィアに対しても憎悪の感情が生まれてくるのを感じていた。
このままでは自らソフィアに対し何かしてしまいそうになるかもと思ったブリジットは故郷であるクレイヴ領に療養目的で帰ることにしたのだ。
だが、王妃達はブリジットがいなくなったからといって、手を緩めることはなかった。単にブリジットがいないのならば、その娘を対象とすればいいだけの話だからだ。
そして、その手はソフィアに向かおうとしたが、まだ小さかったソフィアを国王が遠ざけることを良しとしなかったために、その手が届くことはなかった。
しかし、手が出せないとなるとその憎悪は募りに募り、色々と計画しては没にすることを繰り返していたが、ソフィアが母を恋しがりクレイヴ領へ出立するという話を聞いた王妃達は十分に計画を練った。
計画を練ることは出来たが、実働部隊となると二人の王妃達には全くといっていいほど、動いてくれる手足はなかった。そこで話を持っていったのが、王弟ジャミール公爵だ。
ジャミール公爵は二人から話を聞くと二つ返事で協力を約束してくれた。ただし、実際にはジャミール公爵は相手と繋ぐだけで実際に依頼するのは二人の王妃にやらせた。これでジャミール公爵が直接手を下すことはなくなった。何かあれば二人の王妃がやったことになるだろう。
そして、ジャミール公爵の伝手を頼りに親衛隊長にソフィアの護衛騎士達を取り込み送り込んだが、その計画は一人の冒険者と従魔の手に因って防がれたと聞いた。
報告を受けて面白くないのは王妃二人だ。ならば、その冒険者を探し出して連れて来いと手配書をあちこちに配したが成果はなかった。
そして先程、王都のギルドマスターから手配書を止めるようにと正式に通達があり、それを受けた親衛隊長も本日限りで辞めると言ってきたのだ。
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