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第一章 旅立ち
第十話 これからの課題が一杯
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「本当にごめんなさいね」
「いえ、本当に大丈夫ですから」
「分かったわ。じゃあ、手続きを進めさせてもらうけど、一つだけ確認してもいいかしら?」
「はい、なんでしょう」
「タロ……タロ様の種族はなんでしょうか?」
「え? タロは見たとおりの『フェンリルだよ』……タロ……」
「やっぱり……」
「おい、コータ! お前、なんてもんを街中に入れているんだよ!」
「ハンス、落ち着きなさい」
「いや、ダメだろ。ノエルこそ何を落ち着いているんだよ! お前、これがどういうことか分かっているのか!」
「ハンス、落ち着きなさいって言っているでしょ!」
「……」
ノエルさんに不意に抱き着かれて呼吸困難になったことを謝り続けられていたので、もう十分だからと告げたところでノエルさんからタロの種族について聞かれたから、逡巡することなく設定として考えていた『銀狼』だと答える前にタロがバラしてしまう。
まあ、ノエルさんはタロを見て何かを感じていたのだろうから、タロ様と呼んでしまったのだろうけど問題はハンスさんだ。
タロがフェンリルだと分かった瞬間にソファから立ち上がり俺を責めてくる。それをノエルさんはしつこいくらいに落ち着けと言っているのに『これが落ち着いていられるか!』と口角に泡を作りながらも腰の剣に手を掛け、俺とタロを見据えている。
しかし、ノエルさんが更に強い口調で落ち着きなさいと言ったところでハンスさんは剣から手を離し、、ソファにゆっくりと座る。
「もう、例え危険な魔獣だったとしてもタロ様はこんなに落ち着いているじゃないの。それなのに剣にまで手を掛けるなんて衛士としてどうなのよ」
「……面目ない。だけど、お前……フェンリルだぞ。何も思わないのか」
『ボク怖くないよ』
「「え?」」
ハンスさんは表面上は落ち着いたが、それでもタロがフェンリルという事実を真正面から受け止めるには無理があるとでも言いたげにノエルさん訴えているところにタロが口を挟むものだから、余計にややこしくなった感じがする。
「えっと、タロ様……」
『なに?』
「話せるのか?」
『うん、そうだよ』
「「……」」
タロからの返事を聞いたノエルさんもハンスさんも急に黙り込む。いや、違うなこれは考えを放棄しているんだろう。なので、再起動させるべく二人に声を掛けてみる。
「あの、ハンスさん、ノエルさん」
「あ、コータ君ごめんなさいね」
「コータ、本当に大丈夫なんだよな」
『なにが大丈夫なの?』
「いや、だから、その……」
「タロ、ハンスさんはお前が誰かを傷付けないかを心配しているんだよ」
『なんだ、そんなことか』
ハンスさんはフェンリルの強さや凶暴さを知っているのかタロがこの町で暴れて人を傷付けないかを不安視しているようだが、肝心のタロにはそんなことには興味がないとでもいうような言い草だ。
「そんなことって……お前、本当にフェンリルなのか?」
『う~ん、どうやって証明すれば信じてもらえるのかな? 何か捕まえてくればいいの? それとも「いい、分かった! 信じるから何もしないでくれ!」……そう?』
だが、今度はその余りにも大人しすぎるタロに対しハンスさんは本当にタロがフェンリルなのかと疑いを持ってしまう。それに対しタロは自分の強さを証明すれば分かってもらえるのだろうかと何かを捕まえて来れば信じてもらえるだろうとハンスさんに言うが、ハンスさんはタロが大柄の魔獣を咥えて町に戻ってくるのを想像してみたのか、タロがフェンリルだということは信じるからと何もしないでくれと懇願していた。
そして、そんなハンスさんに対しノエルさんは嘆息しながら淡々と話す。
「もう、ハンス。私が証人よ。私の種族は知っているでしょ」
「ああ、狼人族だよな。それがどうした」
「だから、私達にとってフェンリルであるタロ様は崇め奉る存在であらせられるの! 神獣様なのよ!」
「でもな~それを信じろと言ってもな~」
「じゃあ、他の狼人族の人にタロ様を会わせてみる? 多分、タロ様の目の前で土下座するわよ。そうなったら、街中大騒ぎになるわよね。そんなことになれば領主さまも……」
「分かった、分かったよ。信じる、信じるから、勘弁してくれ!」
「もう、こんなに神々しいのになぜ分からないのかしら」
「そうなの? タロ」
『ボク分かんない』
思わぬところから、タロの種族がバレてしまったことで少しだけパニックになってしまったハンスさんがこれで手続きは完了だなとノエルさんに言えば、ノエルさんがちょっとだけ待っててねと俺が記載した羊皮紙を持って部屋から出て行った。
「ハァ~ったくよ~単なる王家の客人だと思って接待していたら、とんでもないものをぶち込んでくれたな」
「え~それを俺に言われても困るんだけど」
「まあ、いいよ。って、よくはないな。お前、タロのこと絶対に他所でばらすなよ!」
「うん、それは俺からは大丈夫と言えるけど……」
『え? ボク?』
ハンスさんにタロの秘密である種族は絶対にバラすなと言われるが、少なくとも俺から口外することはない。だが、良くも悪くも正直者であるタロが心配だ。タロのことだから『お前、フェンリルだろ』と言われれば『なんで分かったの』となるだろうし、逆に『お前、銀狼だろ』と言われれば『違うよ、ボクはフェンリルだもん!』と答えてしまうだろうなと想像が付いてしまう。
「どうすればいいと思います?」
「さあな。一つ手があるとすれば、『隠蔽』に『偽装』のスキルだろうな」
「お~キタァ!」
「ん? どうした?」
「なんでもないよ」
「変なヤツだな。まあ、いいか。あのな先ずはタロに対し、『偽装』スキルを使って、少し大きいだけの銀狼に見せ掛けるんだ。これは従魔用の首輪に付与して貰えれば大丈夫だろう。あと、『隠蔽』スキルはタロを鑑定しようとする輩がいないとも限らない。だから、そういう外部からの干渉に対して種族が『銀狼』となるように騙す訳だ」
「ふぇ~」
「おい、大丈夫か? ちゃんと理解したんだろうな?」
「あ、大丈夫。分かったから」
「ホントか?」
「ホント、ホント、ワタシダイジョブ」
「なんか怪しいが、まあいいか」
ハンスさんから説明を聞いている時に『隠蔽』と『偽装』に『付与』が使えるのか確認してみたら『肯定します』って返事が来たから思わず声に出てしまったのをハンスさんが気にしてくれた。
ここで使う訳にもいかないので、今は使わないけど冒険者ギルドを出る前にタロには使った方がいいだろうと考えている。
そんなことを考えていると部屋の外からなんだか騒がしい声が聞こえてきた。雰囲気的にノエルさんだとは思うが、もう一人オジサンっぽい声が聞こえてくる。
テンプレだとここでギルマス登場だろうなと思っていたらドアが開きノエルさんと、そのノエルさんよりも大きい禿頭に口髭、顎髭の男性ホルモンを過多に放出していそうな筋骨隆々なオジサンがのっそりと入ってくる。
「どうぞお座り下さい」
「おう、言われなくても座るが一体、どうしたんだ? ん? ああ、そういうことか! お前な~こういう修羅場に俺を呼ぶなよ。こんなことはお前らの両親や親族と一緒に解決しろよ。ハァ~じゃあ、そういうことで俺はこれで失礼するぞ。坊主、急にこんな母親が出来て残念だろうが、頑張るんだぞ。じゃあな『バチン!』……痛ってぇな~なにするんだよ!」
ギルドマスターはソファに座り俺とハンスさんを一瞥するなり、何かを察したかのように喋り始めると立ち上がり、俺の頭をグリグリと撫でて部屋から出て行こうとしたところでノエルさんから頭を思いっ切り叩かれていた。
「いえ、本当に大丈夫ですから」
「分かったわ。じゃあ、手続きを進めさせてもらうけど、一つだけ確認してもいいかしら?」
「はい、なんでしょう」
「タロ……タロ様の種族はなんでしょうか?」
「え? タロは見たとおりの『フェンリルだよ』……タロ……」
「やっぱり……」
「おい、コータ! お前、なんてもんを街中に入れているんだよ!」
「ハンス、落ち着きなさい」
「いや、ダメだろ。ノエルこそ何を落ち着いているんだよ! お前、これがどういうことか分かっているのか!」
「ハンス、落ち着きなさいって言っているでしょ!」
「……」
ノエルさんに不意に抱き着かれて呼吸困難になったことを謝り続けられていたので、もう十分だからと告げたところでノエルさんからタロの種族について聞かれたから、逡巡することなく設定として考えていた『銀狼』だと答える前にタロがバラしてしまう。
まあ、ノエルさんはタロを見て何かを感じていたのだろうから、タロ様と呼んでしまったのだろうけど問題はハンスさんだ。
タロがフェンリルだと分かった瞬間にソファから立ち上がり俺を責めてくる。それをノエルさんはしつこいくらいに落ち着けと言っているのに『これが落ち着いていられるか!』と口角に泡を作りながらも腰の剣に手を掛け、俺とタロを見据えている。
しかし、ノエルさんが更に強い口調で落ち着きなさいと言ったところでハンスさんは剣から手を離し、、ソファにゆっくりと座る。
「もう、例え危険な魔獣だったとしてもタロ様はこんなに落ち着いているじゃないの。それなのに剣にまで手を掛けるなんて衛士としてどうなのよ」
「……面目ない。だけど、お前……フェンリルだぞ。何も思わないのか」
『ボク怖くないよ』
「「え?」」
ハンスさんは表面上は落ち着いたが、それでもタロがフェンリルという事実を真正面から受け止めるには無理があるとでも言いたげにノエルさん訴えているところにタロが口を挟むものだから、余計にややこしくなった感じがする。
「えっと、タロ様……」
『なに?』
「話せるのか?」
『うん、そうだよ』
「「……」」
タロからの返事を聞いたノエルさんもハンスさんも急に黙り込む。いや、違うなこれは考えを放棄しているんだろう。なので、再起動させるべく二人に声を掛けてみる。
「あの、ハンスさん、ノエルさん」
「あ、コータ君ごめんなさいね」
「コータ、本当に大丈夫なんだよな」
『なにが大丈夫なの?』
「いや、だから、その……」
「タロ、ハンスさんはお前が誰かを傷付けないかを心配しているんだよ」
『なんだ、そんなことか』
ハンスさんはフェンリルの強さや凶暴さを知っているのかタロがこの町で暴れて人を傷付けないかを不安視しているようだが、肝心のタロにはそんなことには興味がないとでもいうような言い草だ。
「そんなことって……お前、本当にフェンリルなのか?」
『う~ん、どうやって証明すれば信じてもらえるのかな? 何か捕まえてくればいいの? それとも「いい、分かった! 信じるから何もしないでくれ!」……そう?』
だが、今度はその余りにも大人しすぎるタロに対しハンスさんは本当にタロがフェンリルなのかと疑いを持ってしまう。それに対しタロは自分の強さを証明すれば分かってもらえるのだろうかと何かを捕まえて来れば信じてもらえるだろうとハンスさんに言うが、ハンスさんはタロが大柄の魔獣を咥えて町に戻ってくるのを想像してみたのか、タロがフェンリルだということは信じるからと何もしないでくれと懇願していた。
そして、そんなハンスさんに対しノエルさんは嘆息しながら淡々と話す。
「もう、ハンス。私が証人よ。私の種族は知っているでしょ」
「ああ、狼人族だよな。それがどうした」
「だから、私達にとってフェンリルであるタロ様は崇め奉る存在であらせられるの! 神獣様なのよ!」
「でもな~それを信じろと言ってもな~」
「じゃあ、他の狼人族の人にタロ様を会わせてみる? 多分、タロ様の目の前で土下座するわよ。そうなったら、街中大騒ぎになるわよね。そんなことになれば領主さまも……」
「分かった、分かったよ。信じる、信じるから、勘弁してくれ!」
「もう、こんなに神々しいのになぜ分からないのかしら」
「そうなの? タロ」
『ボク分かんない』
思わぬところから、タロの種族がバレてしまったことで少しだけパニックになってしまったハンスさんがこれで手続きは完了だなとノエルさんに言えば、ノエルさんがちょっとだけ待っててねと俺が記載した羊皮紙を持って部屋から出て行った。
「ハァ~ったくよ~単なる王家の客人だと思って接待していたら、とんでもないものをぶち込んでくれたな」
「え~それを俺に言われても困るんだけど」
「まあ、いいよ。って、よくはないな。お前、タロのこと絶対に他所でばらすなよ!」
「うん、それは俺からは大丈夫と言えるけど……」
『え? ボク?』
ハンスさんにタロの秘密である種族は絶対にバラすなと言われるが、少なくとも俺から口外することはない。だが、良くも悪くも正直者であるタロが心配だ。タロのことだから『お前、フェンリルだろ』と言われれば『なんで分かったの』となるだろうし、逆に『お前、銀狼だろ』と言われれば『違うよ、ボクはフェンリルだもん!』と答えてしまうだろうなと想像が付いてしまう。
「どうすればいいと思います?」
「さあな。一つ手があるとすれば、『隠蔽』に『偽装』のスキルだろうな」
「お~キタァ!」
「ん? どうした?」
「なんでもないよ」
「変なヤツだな。まあ、いいか。あのな先ずはタロに対し、『偽装』スキルを使って、少し大きいだけの銀狼に見せ掛けるんだ。これは従魔用の首輪に付与して貰えれば大丈夫だろう。あと、『隠蔽』スキルはタロを鑑定しようとする輩がいないとも限らない。だから、そういう外部からの干渉に対して種族が『銀狼』となるように騙す訳だ」
「ふぇ~」
「おい、大丈夫か? ちゃんと理解したんだろうな?」
「あ、大丈夫。分かったから」
「ホントか?」
「ホント、ホント、ワタシダイジョブ」
「なんか怪しいが、まあいいか」
ハンスさんから説明を聞いている時に『隠蔽』と『偽装』に『付与』が使えるのか確認してみたら『肯定します』って返事が来たから思わず声に出てしまったのをハンスさんが気にしてくれた。
ここで使う訳にもいかないので、今は使わないけど冒険者ギルドを出る前にタロには使った方がいいだろうと考えている。
そんなことを考えていると部屋の外からなんだか騒がしい声が聞こえてきた。雰囲気的にノエルさんだとは思うが、もう一人オジサンっぽい声が聞こえてくる。
テンプレだとここでギルマス登場だろうなと思っていたらドアが開きノエルさんと、そのノエルさんよりも大きい禿頭に口髭、顎髭の男性ホルモンを過多に放出していそうな筋骨隆々なオジサンがのっそりと入ってくる。
「どうぞお座り下さい」
「おう、言われなくても座るが一体、どうしたんだ? ん? ああ、そういうことか! お前な~こういう修羅場に俺を呼ぶなよ。こんなことはお前らの両親や親族と一緒に解決しろよ。ハァ~じゃあ、そういうことで俺はこれで失礼するぞ。坊主、急にこんな母親が出来て残念だろうが、頑張るんだぞ。じゃあな『バチン!』……痛ってぇな~なにするんだよ!」
ギルドマスターはソファに座り俺とハンスさんを一瞥するなり、何かを察したかのように喋り始めると立ち上がり、俺の頭をグリグリと撫でて部屋から出て行こうとしたところでノエルさんから頭を思いっ切り叩かれていた。
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