1 / 131
第一章 旅立ち
第一話 どうしてこうなったのかな
しおりを挟む
どうしてこうなった?
俺こと『佐々木光太』は何故だか今、緑色の不格好な小人と豚面の太った人? を相手に戦っている。主にタロがだけど。
「おい、ボーッとするな! まだ片付いていないんだぞ!」
「は~い」
「気に入らん! これの始末が付いたら覚えてろよ!」
そんな俺に小言を言ってきたのは護衛隊の隊長らしき女性だ。声の感じから女性らしいと思える。見た目は百七十センチメートル超えの細マッチョな感じだけど、残念ながら鎧にフルフェイスの兜で全身を隠されている為にボディラインを拝むことは出来ない。隊長らしいと思ったのはさっきから、この女性が指揮しているからなんだけどね。
どうして俺まで戦っているんだろうか?
時は少しだけ遡る。その時は確かに俺は日本にいたはずだった。だったというのは、ここはどう見ても日本ではないらしいと思えるからだ。
なぜ、日本じゃないと言えるのか。だって、日本というか地球では太陽は一つしか見えなかったハズだ。だけど、俺の見ている空には太陽らしき眩しいくらいに光っている天体と、その横に二つほど惑星が見えるからだ。
それに目の前に広がっているのはだだっ広い草原と、遠くには山が見えるだけで電柱や道路標識とかの人工物が全く目に入ってこない。ついでに言えば、第一村人にも会えていない。
「まったく、どういうことなんだ? 確か俺は……」
俺はこうなる前に自分に何が起こったのかを思い出す。思い出そうとしている顔をさっきからベロベロと舐めてくるのは犬だったハズのタロだ。
そう、俺はデスマーチがやっと終わったので久々の定時帰りで帰宅すると『ワン!』と柴犬のタロが嬉しそうに飛び付いてくる。
「そうか、お前の散歩もサボり気味だったな。よし、すぐに用意してくるから待ってろよ」
『ワン!』
俺はくたびれたスーツからジャージに着替え散歩道具を手に玄関を出る。
「タロ、お待たせ」
『ワン!』
「待て待て、今リードを付けるから。よし、出来たぞ」
『ワフ!』
タロは俺が子供の頃に飼い始めたからもう十五歳を超える老犬だ。なのに未だに散歩と言えば俺をグイグイと引っ張るほどの力がある。
「いつの間にか俺より年上になっちまったな。タロ」
『オン!』
いつもの散歩コースを回りもう少しで家に着くというところでタロがピタッと止まる。
「どうしたタロ? 帰るぞ」
『ワン!』
「ん? 何があるんだ?」
『ワフ!』
「お、おい、ちょっと待て!」
タロが急に走り出したものだからリードを持つ俺も一緒に走るしかない。
「おい、タロ。どうしたんだよ。タロ!」
『ワンワン!』
タロと俺の前には横断歩道にしゃがみ込んでいる幼児がいた。
「おいおい、なんでこんなところにいるんだよ。親はどうした……おい、タロ!」
『ワン!』
「見てしまったからには俺が対処するしかないよなぁ」
タロが幼児の場所まで引っ張り、俺もしゃがんで幼児を抱っこする。
「あぅ~」
「『あぅ~』じゃないよ。お前、どこから来たんだよ。ん? 嘘だろ……」
『ワフ!』
そこで俺の意識は途切れてしまい、気が付けばこんなところにいたと言う訳だが、誰からなんの説明もないままなのでここがどこなのか、俺はどうなったのか、これからどうなるのかすら分からない。
おまけに今も顔をベロベロと舐めているのは雰囲気からタロと分かるが、見た目はどう見ても老犬だった柴犬のタロではない。
顔はオオカミみたいにシュッとした顔付きで体は銀色の体毛に覆われている。と、見た目は普通にオオカミなんだが大きさが違う。どう違うかと言えば、タロが座った状態で体高が二メートルを超していることだろう。
「これってどういうことなんだ? ここはどこなんだよ?」
『ここは女神イーシュが治める世界です』
「え?」
俺の視界の隅っこにチャットウィンドウみたいに文字が流れて表示された。
「え? なに? どういうこと? なにが表示されているの?」
『現在地を表示します』
「ふぇ?」
今度は視界いっぱいに地図が表示され青い光が点滅している。
「もしかして、これが今の場所ってことなのかな?」
『肯定します』
「もしかして、俺がどこって尋ねたからなのかな」
『肯定します』
「えっと、誰がどうやって文字を流しているのかな?」
『……』
「これは答えてくれないんだ」
『肯定します』
「あっそ。じゃあ、俺がなんでここにいるのかは教えて貰えるのかな?」
『あなたは地球……日本にて交通事故にて死亡しました。その際にそこにいるタロ殿からあなたが死亡したのは自分の責任なのでなんとかして欲しいと頼まれました』
「えっと、タロが?」
『はい。タロ殿もあなたと一緒に死亡しましたが、本来ならばタロ殿が引っ張った際にあなたがリードを離してしまいタロ殿が幼児を救った後にトラックに撥ねられて死亡する予定でした』
「それが俺がリードを離さなかった為に予定外で死んだ……そういうことなのね」
『肯定します』
「でもさ、それならそっちで生き返らせてくれてもよかったんじゃないのかな?」
『それは無理でした』
「え? どうして、俺はここにいるよね?」
『既にあなたの体は荼毘に付されました』
「え? もう焼かれたの?」
『はい。遺体検分から火葬場まで早かったですよ』
「あ~アイツか……」
『はい。あなたの妹が全ての手続きを素早く済ませましたよ。お通夜とかすっ飛ばして、火葬場へダイレクトでした』
「おうふ……」
視界の隅で流される文字を追っているだけなのに目眩がする。それにしても、仲は確かによくないがダイレクトに火葬場に運ばれたと聞いて泣きたくなる。
『ワフ!』
「ありがとうな、慰めてくれるんだな」
『ワン! 気にするなコータ』
「ああ、ありがとうな……ん? 今のはお前かタロ?」
『うん、ボクだよコータ』
「喋るの?」
『うん、喋れるみたいだね』
「あ~そうなんだ」
『嬉しいな!』
「……」
タロは俺と話せるようになったことが嬉しいようでさっきからシッポがブンブンと土埃が舞うくらいに振っている。
「あれ? ちょっと待って! 俺の体は焼かれたんだよな? なら、今のこの体は? あ! よく見ると小さい……」
『お答えします。あなたの体はなく魂だけの存在だった為に器である肉体はこちらで用意いたしました。また、こちらの世界に対応する為に魔力回路も内蔵しました』
「魔力回路?」
『はい。ここでは地球の様な電力に頼った文明ではなく剣と魔法の世界なのですが、体内に魔力回路がないと魔法の発動は出来ません』
「へ~ってことは俺も魔法が使えるの?」
『肯定します』
「でも、体が小さくなったのはどうしてなのかな」
『この世界であなたの年齢でやり直すには無理があるということでこちらでの十二歳の平均的体型で構築しました』
「ふ~ん、なら俺は精神年齢は二十六歳の実年齢が十二歳ってことなんだ」
『肯定します』
十二歳の体にしたと言われ自分の両手をグッパーしてみるが、とりあえずは思い通りに動くし指は五本ずつあった。
「異世界と言っても身体的には変わりないのか。じゃあ、ここも……よかった。ちゃんとあった。ほっ」
一通りの説明を受けた後に改めて自分の格好を見直す。鏡がないから確かなことは分からないが、髪は明るい茶髪で肌は黄色ではなく白っぽい。この分なら瞳の色も違うのかもしれない。そして、着ている服装は少し生地が厚めの生成りの長袖シャツに深緑色のズボンに革の編み込みブーツに革ベストに肩掛けカバンと所謂冒険者の格好に見える。
カバンの中には革袋に入った金貨、銀貨、銅貨が数枚ずつ入っていたけど、貨幣価値は分からない。
「よし、まずは人がいるところに行こう。ここにいても安全とは限らないしな」
『分かった。乗ってく?』
「いいよ、先ずは歩いてみるよ。観察しながら歩きたいしね」
『うん。疲れたら言ってね』
「ああ、ありがとう」
俺とタロは立ち上がり歩き出す。
「でも、どっちに行けばいいんだろうな」
『ねえ、コータ。あっちの方から音が聞こえるよ』
「あっちから? どんな音?」
『えっとね、カンカンとかキンキンとか』
「それって金属音じゃないの。もしかして誰かが戦っているの?」
興味本位からタロの案内で音がする方へと向かうと街道へと出たようで、そこで見たのは三台の馬車を守るように取り囲む騎士っぽい人達とそれを襲っている緑色の小人と豚面の大柄な何かだ。
「えっと、もしかしてあれは襲われているのかな」
『肯定します』
「緑色の小人はひょっとしてゴブリン?」
『肯定します』
「じゃあ、あっちはオークとか?」
『肯定します』
「うわぁ~ラノベのテンプレ展開じゃないか。ここは見つからないようにしないと。ん?」
見つからないように茂みの陰から見物していたんだが、騎士っぽい人がこちらを見て何かを叫んでいる。
「うわっ! 見つかったみたいだけど、何を叫んでいるんだろ?」
『全言語理解スキルを習得しました』
「え?「そこの! 見ていないで一緒に戦え!」……え~」
俺こと『佐々木光太』は何故だか今、緑色の不格好な小人と豚面の太った人? を相手に戦っている。主にタロがだけど。
「おい、ボーッとするな! まだ片付いていないんだぞ!」
「は~い」
「気に入らん! これの始末が付いたら覚えてろよ!」
そんな俺に小言を言ってきたのは護衛隊の隊長らしき女性だ。声の感じから女性らしいと思える。見た目は百七十センチメートル超えの細マッチョな感じだけど、残念ながら鎧にフルフェイスの兜で全身を隠されている為にボディラインを拝むことは出来ない。隊長らしいと思ったのはさっきから、この女性が指揮しているからなんだけどね。
どうして俺まで戦っているんだろうか?
時は少しだけ遡る。その時は確かに俺は日本にいたはずだった。だったというのは、ここはどう見ても日本ではないらしいと思えるからだ。
なぜ、日本じゃないと言えるのか。だって、日本というか地球では太陽は一つしか見えなかったハズだ。だけど、俺の見ている空には太陽らしき眩しいくらいに光っている天体と、その横に二つほど惑星が見えるからだ。
それに目の前に広がっているのはだだっ広い草原と、遠くには山が見えるだけで電柱や道路標識とかの人工物が全く目に入ってこない。ついでに言えば、第一村人にも会えていない。
「まったく、どういうことなんだ? 確か俺は……」
俺はこうなる前に自分に何が起こったのかを思い出す。思い出そうとしている顔をさっきからベロベロと舐めてくるのは犬だったハズのタロだ。
そう、俺はデスマーチがやっと終わったので久々の定時帰りで帰宅すると『ワン!』と柴犬のタロが嬉しそうに飛び付いてくる。
「そうか、お前の散歩もサボり気味だったな。よし、すぐに用意してくるから待ってろよ」
『ワン!』
俺はくたびれたスーツからジャージに着替え散歩道具を手に玄関を出る。
「タロ、お待たせ」
『ワン!』
「待て待て、今リードを付けるから。よし、出来たぞ」
『ワフ!』
タロは俺が子供の頃に飼い始めたからもう十五歳を超える老犬だ。なのに未だに散歩と言えば俺をグイグイと引っ張るほどの力がある。
「いつの間にか俺より年上になっちまったな。タロ」
『オン!』
いつもの散歩コースを回りもう少しで家に着くというところでタロがピタッと止まる。
「どうしたタロ? 帰るぞ」
『ワン!』
「ん? 何があるんだ?」
『ワフ!』
「お、おい、ちょっと待て!」
タロが急に走り出したものだからリードを持つ俺も一緒に走るしかない。
「おい、タロ。どうしたんだよ。タロ!」
『ワンワン!』
タロと俺の前には横断歩道にしゃがみ込んでいる幼児がいた。
「おいおい、なんでこんなところにいるんだよ。親はどうした……おい、タロ!」
『ワン!』
「見てしまったからには俺が対処するしかないよなぁ」
タロが幼児の場所まで引っ張り、俺もしゃがんで幼児を抱っこする。
「あぅ~」
「『あぅ~』じゃないよ。お前、どこから来たんだよ。ん? 嘘だろ……」
『ワフ!』
そこで俺の意識は途切れてしまい、気が付けばこんなところにいたと言う訳だが、誰からなんの説明もないままなのでここがどこなのか、俺はどうなったのか、これからどうなるのかすら分からない。
おまけに今も顔をベロベロと舐めているのは雰囲気からタロと分かるが、見た目はどう見ても老犬だった柴犬のタロではない。
顔はオオカミみたいにシュッとした顔付きで体は銀色の体毛に覆われている。と、見た目は普通にオオカミなんだが大きさが違う。どう違うかと言えば、タロが座った状態で体高が二メートルを超していることだろう。
「これってどういうことなんだ? ここはどこなんだよ?」
『ここは女神イーシュが治める世界です』
「え?」
俺の視界の隅っこにチャットウィンドウみたいに文字が流れて表示された。
「え? なに? どういうこと? なにが表示されているの?」
『現在地を表示します』
「ふぇ?」
今度は視界いっぱいに地図が表示され青い光が点滅している。
「もしかして、これが今の場所ってことなのかな?」
『肯定します』
「もしかして、俺がどこって尋ねたからなのかな」
『肯定します』
「えっと、誰がどうやって文字を流しているのかな?」
『……』
「これは答えてくれないんだ」
『肯定します』
「あっそ。じゃあ、俺がなんでここにいるのかは教えて貰えるのかな?」
『あなたは地球……日本にて交通事故にて死亡しました。その際にそこにいるタロ殿からあなたが死亡したのは自分の責任なのでなんとかして欲しいと頼まれました』
「えっと、タロが?」
『はい。タロ殿もあなたと一緒に死亡しましたが、本来ならばタロ殿が引っ張った際にあなたがリードを離してしまいタロ殿が幼児を救った後にトラックに撥ねられて死亡する予定でした』
「それが俺がリードを離さなかった為に予定外で死んだ……そういうことなのね」
『肯定します』
「でもさ、それならそっちで生き返らせてくれてもよかったんじゃないのかな?」
『それは無理でした』
「え? どうして、俺はここにいるよね?」
『既にあなたの体は荼毘に付されました』
「え? もう焼かれたの?」
『はい。遺体検分から火葬場まで早かったですよ』
「あ~アイツか……」
『はい。あなたの妹が全ての手続きを素早く済ませましたよ。お通夜とかすっ飛ばして、火葬場へダイレクトでした』
「おうふ……」
視界の隅で流される文字を追っているだけなのに目眩がする。それにしても、仲は確かによくないがダイレクトに火葬場に運ばれたと聞いて泣きたくなる。
『ワフ!』
「ありがとうな、慰めてくれるんだな」
『ワン! 気にするなコータ』
「ああ、ありがとうな……ん? 今のはお前かタロ?」
『うん、ボクだよコータ』
「喋るの?」
『うん、喋れるみたいだね』
「あ~そうなんだ」
『嬉しいな!』
「……」
タロは俺と話せるようになったことが嬉しいようでさっきからシッポがブンブンと土埃が舞うくらいに振っている。
「あれ? ちょっと待って! 俺の体は焼かれたんだよな? なら、今のこの体は? あ! よく見ると小さい……」
『お答えします。あなたの体はなく魂だけの存在だった為に器である肉体はこちらで用意いたしました。また、こちらの世界に対応する為に魔力回路も内蔵しました』
「魔力回路?」
『はい。ここでは地球の様な電力に頼った文明ではなく剣と魔法の世界なのですが、体内に魔力回路がないと魔法の発動は出来ません』
「へ~ってことは俺も魔法が使えるの?」
『肯定します』
「でも、体が小さくなったのはどうしてなのかな」
『この世界であなたの年齢でやり直すには無理があるということでこちらでの十二歳の平均的体型で構築しました』
「ふ~ん、なら俺は精神年齢は二十六歳の実年齢が十二歳ってことなんだ」
『肯定します』
十二歳の体にしたと言われ自分の両手をグッパーしてみるが、とりあえずは思い通りに動くし指は五本ずつあった。
「異世界と言っても身体的には変わりないのか。じゃあ、ここも……よかった。ちゃんとあった。ほっ」
一通りの説明を受けた後に改めて自分の格好を見直す。鏡がないから確かなことは分からないが、髪は明るい茶髪で肌は黄色ではなく白っぽい。この分なら瞳の色も違うのかもしれない。そして、着ている服装は少し生地が厚めの生成りの長袖シャツに深緑色のズボンに革の編み込みブーツに革ベストに肩掛けカバンと所謂冒険者の格好に見える。
カバンの中には革袋に入った金貨、銀貨、銅貨が数枚ずつ入っていたけど、貨幣価値は分からない。
「よし、まずは人がいるところに行こう。ここにいても安全とは限らないしな」
『分かった。乗ってく?』
「いいよ、先ずは歩いてみるよ。観察しながら歩きたいしね」
『うん。疲れたら言ってね』
「ああ、ありがとう」
俺とタロは立ち上がり歩き出す。
「でも、どっちに行けばいいんだろうな」
『ねえ、コータ。あっちの方から音が聞こえるよ』
「あっちから? どんな音?」
『えっとね、カンカンとかキンキンとか』
「それって金属音じゃないの。もしかして誰かが戦っているの?」
興味本位からタロの案内で音がする方へと向かうと街道へと出たようで、そこで見たのは三台の馬車を守るように取り囲む騎士っぽい人達とそれを襲っている緑色の小人と豚面の大柄な何かだ。
「えっと、もしかしてあれは襲われているのかな」
『肯定します』
「緑色の小人はひょっとしてゴブリン?」
『肯定します』
「じゃあ、あっちはオークとか?」
『肯定します』
「うわぁ~ラノベのテンプレ展開じゃないか。ここは見つからないようにしないと。ん?」
見つからないように茂みの陰から見物していたんだが、騎士っぽい人がこちらを見て何かを叫んでいる。
「うわっ! 見つかったみたいだけど、何を叫んでいるんだろ?」
『全言語理解スキルを習得しました』
「え?「そこの! 見ていないで一緒に戦え!」……え~」
165
お気に入りに追加
1,296
あなたにおすすめの小説

追放されましたがマイペースなハーフエルフは今日も美味しい物を作る。
翔千
ファンタジー
ハーフエルフのシェナは所属していたAランクの勇者パーティーで魔力が弱いからと言う理由で雑用係をさせられていた。だが、ある日「態度が大きい」「役に立たない」と言われ、パーティー脱退の書類にサインさせられる。所属ギルドに出向くと何故かギルドも脱退している事に。仕方なく、フリーでクエストを受けていると、森で負傷した大男と遭遇し、助けた。実は、シェナの母親、ルリコは、異世界からトリップしてきた異世界人。アニメ、ゲーム、漫画、そして美味しい物が大好きだったルリコは異世界にトリップして、エルフとの間に娘、シェナを産む。料理上手な母に料理を教えられて育ったシェナの異世界料理。
少し捻くれたハーフエルフが料理を作って色々な人達と厄介事に出会うお話です。ちょこちょこ書き進めていくつもりです。よろしくお願します。

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる