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第一章 さようなら日本、こんにちは異世界
第40話 ことの顛末
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池内直樹の葬儀も終わり、初七日も過ぎ池内直樹の納骨を済ませた後に池内家は池内守の海外赴任に合わせて引っ越していった。
池内家が引っ越してしまっては、訴えられた側としては橋口弁護士を窓口に減額や減刑などの嘆願を行うが「その件については一切妥協しません」とけんもほろろに追い返されるだけだった。
池内直樹の虐めに加担していた学生達は、このままこの町にいる限りは噂が後から付いて来ると思い、他の町、市外、県外へと引っ越す者も多かったが、行く先々で「あの関係者」ということが直ぐにバレてしまい結局は村八分になるのには、それほどの時間は必要としなかった。
子供達は転校先で虐められ、親は勤め先では爪弾きにされ単純労働でしか賃金を得られなかった。だが、それでも勤められる職があるだけでも幸せだと言えるだろう。
主犯格である高橋隆一の店は地域に根ざしたストアを営んでいたが、息子である隆一が起こしてしまった自殺教唆を切っ掛けに客は離れ、取引先は次々に取引を止めたいと言われてしまった為に営業自体が出来なくなりやむなく閉店となり廃業となった。
そして隆一の父親は店の後始末を済ませ僅かばかりの金を妻に渡すと宣言通りに隆一の前で自殺するのだった。
その方法はと言えば、寝ている隆一をロープで縛ると、川原に立てた杭に隆一をロープで固定した後に瞼をガムテープで固定する。そして顔も動かないように正面を向かせて固定すると、その前で自らに灯油を掛け笑いながら火を着けるのだった。
隆一はその余りにもむごい光景に目を瞑り顔を背けることが出来ずに父親が焼け崩れるのを黙って見せられるのだった。
父親は宣言通りに隆一の前で無残な死に様をさらした訳だが、隆一が精神に異常を来すことはなかった。何故かと言えば、三級神の働きがあったからなのだが。
隆一は生きる意味も見出せず、高校に進むこともなくフラフラと意味もなく過ごしていた。時折、不意に自殺しようと車道に飛び出そうとすれば、通りがかりの者に「大丈夫ですか」と助けられるが、助けた相手が隆一だと分かれば「ちっ」とまるで助けるんじゃなかったとばかりにその場に投げ捨てられる。
ならばと高所から飛び降りようとすれば、屋上へと通じる扉が開いてなかったり、同じ様に助けに入る誰かの手で自殺することすら、許されなかった。ならば、このまま餓死するか病死になればと思うが、またこれも同じ様に寸前のところで誰かの手により救われては「助けるんじゃなかった」と助けた相手が後悔するということを繰り返し、齢九十を過ぎたところで公園のベンチの上で老衰で亡くなっているところを発見された。
もう一人の主犯である田村政美も似たような感じで高校に進学しようにもどちらの親も政美を引き取ることを拒否してきた。おまけに家も処分することとなり、父親達も家を出て行き、政美は一人残された。政美は生きる為に施設を頼ってみるが、年齢を理由に拒否された。
安らげる場所を求め、高橋隆一の家を訪ねるが、その隆一から拒否されてしまう。他の嘗ての友達だった者に助けを求めるが、政美だと分かった瞬間に「アンタのせいで!」と追い払われることを繰り返していた。
政美は住むところもなく食べるものもなくフラフラしていると、タチの悪い男達が寄ってきて衣食住を世話する代わりに体を要求される。
普段の政美ならどんな手を使ってでも必死に抵抗するのだろうが、親に捨てられ、彼氏だった隆一には相手にされず、友達だったものは政美を見ると唾棄してくる。それに十分な睡眠も取れず十分な食事も取れていない政美に真面な判断が出来るハズもなく言われるがままに男について行くのだった。
男は政美に対し約束通りに衣食住は世話してくれたが、その代わりとして当然の様に体を要求され、気分次第で殴られる生活が始まる。そして窶れていた体が元通りとまではいかなくてもある程度に回復してくると男はそろそろいいかと店に連れて行き、働かせられた。
政美がいくら稼ごうと男に全てを取り上げられ、子供が出来れば堕胎を要求され、歳を取り夜の店で働くのが無理になると、今度は体を売ることを要求され、それもダメとなると家を追い出されることとなる。
「なんで私がこんな目に遭うの……教えてよ!」
政美はそう言って天を仰ぐが答えてくれる者がいるはずもなく政美は黙って涙するしかなかった。
「もう、このまま死んだ方が楽かも知れない」
政美はそう思い、目を瞑るが体を揺り起こされるのに気付き目を開ければ、ボランティア団体の者だという女性がいた。
政美はその女性に着いていくと色々な書類にサインさせられた後は、個室へと案内されたので、これでゆっくり寝られると、その日は久しぶりにゆっくり寝ることが出来た。
次の日、政美が起きると部屋の中には日が射し明るくなっていたのに気付いたが、部屋の中には家財道具らしき物は一切ない。あるのはシャワーとトイレが一緒になったユニットバスだけだった。
ボランティアが用意してくれた部屋だしこんなものかと、外に出ようとすれば、部屋の扉が開かないことに焦る。
「え、なんで? どうしてなの?」
部屋の扉を叩き大声で部屋の外に訴える政美に対し「うるせぇ!」と部屋の外から怒号と共に扉を蹴られ驚く。
「なに? どういうことなの?」
政美は訳が分からず、ここがどこなのかと不安になるが、やがて昨日ここへ案内してくれた女性が部屋に入ってくると政美に対しニッコリと笑いかける。
「よく、眠れましたか?」
「え、あっはい」
「では、後で必要最低限の物を持って来ますので」
「あの……」
「はい、なんでしょう」
「ここはどこなんですか? 部屋の外には出られないのですか?」
「あ~そうですね。基本、この部屋の中だけで過ごしていただくことになります」
「え?」
「ふふふ、どうしたのですか? 衣食住は保証されているのですよ」
「でも……」
「気になることは多少あると思いますが、その内慣れると思いますから大丈夫ですよ」
「でも……」
「ちっ、うるせえな。いいから、ここで黙って過ごしていればいいんだよ!」
「ひっ」
ボランティアの女性の変わりように驚く政美だが、今の自分では適う訳もなく女性が言うようにジッとしているしかない。
「いいね、分かったね」
「……」
女性はそれだけ言うと、部屋の外に出て行く。そして、政美が外の景色を見たのは昨日が最後となり、亡くなるまでこの部屋に幽閉されるのだった。
政美が亡くなった後にこの施設は生活保護受給者を閉じ込めておく施設だと言うことが分かり摘発されることとなるのだが、なぜそれが世間に知られることになったかと言えば、あの池内直樹に関連した人物の情報が全て掲載されているHPのせいだった。
そこには今、田村政美がどういう状況なのか、政美の状況が変わる度に更新されていたのだ。
では、何故早く報告しなかったのかと言えば、やはり政美が生きている内は出来るだけ苦しんで欲しいという願いが叶えられた結果なのだろう。
『ふ~これでほぼいなくなったのはいいんだけど、次の子を選ばなきゃいけないのよねぇ~』
池内家が引っ越してしまっては、訴えられた側としては橋口弁護士を窓口に減額や減刑などの嘆願を行うが「その件については一切妥協しません」とけんもほろろに追い返されるだけだった。
池内直樹の虐めに加担していた学生達は、このままこの町にいる限りは噂が後から付いて来ると思い、他の町、市外、県外へと引っ越す者も多かったが、行く先々で「あの関係者」ということが直ぐにバレてしまい結局は村八分になるのには、それほどの時間は必要としなかった。
子供達は転校先で虐められ、親は勤め先では爪弾きにされ単純労働でしか賃金を得られなかった。だが、それでも勤められる職があるだけでも幸せだと言えるだろう。
主犯格である高橋隆一の店は地域に根ざしたストアを営んでいたが、息子である隆一が起こしてしまった自殺教唆を切っ掛けに客は離れ、取引先は次々に取引を止めたいと言われてしまった為に営業自体が出来なくなりやむなく閉店となり廃業となった。
そして隆一の父親は店の後始末を済ませ僅かばかりの金を妻に渡すと宣言通りに隆一の前で自殺するのだった。
その方法はと言えば、寝ている隆一をロープで縛ると、川原に立てた杭に隆一をロープで固定した後に瞼をガムテープで固定する。そして顔も動かないように正面を向かせて固定すると、その前で自らに灯油を掛け笑いながら火を着けるのだった。
隆一はその余りにもむごい光景に目を瞑り顔を背けることが出来ずに父親が焼け崩れるのを黙って見せられるのだった。
父親は宣言通りに隆一の前で無残な死に様をさらした訳だが、隆一が精神に異常を来すことはなかった。何故かと言えば、三級神の働きがあったからなのだが。
隆一は生きる意味も見出せず、高校に進むこともなくフラフラと意味もなく過ごしていた。時折、不意に自殺しようと車道に飛び出そうとすれば、通りがかりの者に「大丈夫ですか」と助けられるが、助けた相手が隆一だと分かれば「ちっ」とまるで助けるんじゃなかったとばかりにその場に投げ捨てられる。
ならばと高所から飛び降りようとすれば、屋上へと通じる扉が開いてなかったり、同じ様に助けに入る誰かの手で自殺することすら、許されなかった。ならば、このまま餓死するか病死になればと思うが、またこれも同じ様に寸前のところで誰かの手により救われては「助けるんじゃなかった」と助けた相手が後悔するということを繰り返し、齢九十を過ぎたところで公園のベンチの上で老衰で亡くなっているところを発見された。
もう一人の主犯である田村政美も似たような感じで高校に進学しようにもどちらの親も政美を引き取ることを拒否してきた。おまけに家も処分することとなり、父親達も家を出て行き、政美は一人残された。政美は生きる為に施設を頼ってみるが、年齢を理由に拒否された。
安らげる場所を求め、高橋隆一の家を訪ねるが、その隆一から拒否されてしまう。他の嘗ての友達だった者に助けを求めるが、政美だと分かった瞬間に「アンタのせいで!」と追い払われることを繰り返していた。
政美は住むところもなく食べるものもなくフラフラしていると、タチの悪い男達が寄ってきて衣食住を世話する代わりに体を要求される。
普段の政美ならどんな手を使ってでも必死に抵抗するのだろうが、親に捨てられ、彼氏だった隆一には相手にされず、友達だったものは政美を見ると唾棄してくる。それに十分な睡眠も取れず十分な食事も取れていない政美に真面な判断が出来るハズもなく言われるがままに男について行くのだった。
男は政美に対し約束通りに衣食住は世話してくれたが、その代わりとして当然の様に体を要求され、気分次第で殴られる生活が始まる。そして窶れていた体が元通りとまではいかなくてもある程度に回復してくると男はそろそろいいかと店に連れて行き、働かせられた。
政美がいくら稼ごうと男に全てを取り上げられ、子供が出来れば堕胎を要求され、歳を取り夜の店で働くのが無理になると、今度は体を売ることを要求され、それもダメとなると家を追い出されることとなる。
「なんで私がこんな目に遭うの……教えてよ!」
政美はそう言って天を仰ぐが答えてくれる者がいるはずもなく政美は黙って涙するしかなかった。
「もう、このまま死んだ方が楽かも知れない」
政美はそう思い、目を瞑るが体を揺り起こされるのに気付き目を開ければ、ボランティア団体の者だという女性がいた。
政美はその女性に着いていくと色々な書類にサインさせられた後は、個室へと案内されたので、これでゆっくり寝られると、その日は久しぶりにゆっくり寝ることが出来た。
次の日、政美が起きると部屋の中には日が射し明るくなっていたのに気付いたが、部屋の中には家財道具らしき物は一切ない。あるのはシャワーとトイレが一緒になったユニットバスだけだった。
ボランティアが用意してくれた部屋だしこんなものかと、外に出ようとすれば、部屋の扉が開かないことに焦る。
「え、なんで? どうしてなの?」
部屋の扉を叩き大声で部屋の外に訴える政美に対し「うるせぇ!」と部屋の外から怒号と共に扉を蹴られ驚く。
「なに? どういうことなの?」
政美は訳が分からず、ここがどこなのかと不安になるが、やがて昨日ここへ案内してくれた女性が部屋に入ってくると政美に対しニッコリと笑いかける。
「よく、眠れましたか?」
「え、あっはい」
「では、後で必要最低限の物を持って来ますので」
「あの……」
「はい、なんでしょう」
「ここはどこなんですか? 部屋の外には出られないのですか?」
「あ~そうですね。基本、この部屋の中だけで過ごしていただくことになります」
「え?」
「ふふふ、どうしたのですか? 衣食住は保証されているのですよ」
「でも……」
「気になることは多少あると思いますが、その内慣れると思いますから大丈夫ですよ」
「でも……」
「ちっ、うるせえな。いいから、ここで黙って過ごしていればいいんだよ!」
「ひっ」
ボランティアの女性の変わりように驚く政美だが、今の自分では適う訳もなく女性が言うようにジッとしているしかない。
「いいね、分かったね」
「……」
女性はそれだけ言うと、部屋の外に出て行く。そして、政美が外の景色を見たのは昨日が最後となり、亡くなるまでこの部屋に幽閉されるのだった。
政美が亡くなった後にこの施設は生活保護受給者を閉じ込めておく施設だと言うことが分かり摘発されることとなるのだが、なぜそれが世間に知られることになったかと言えば、あの池内直樹に関連した人物の情報が全て掲載されているHPのせいだった。
そこには今、田村政美がどういう状況なのか、政美の状況が変わる度に更新されていたのだ。
では、何故早く報告しなかったのかと言えば、やはり政美が生きている内は出来るだけ苦しんで欲しいという願いが叶えられた結果なのだろう。
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