36 / 56
第一章 さようなら日本、こんにちは異世界
第36話 すでに主犯格だと気付かされる
しおりを挟む
中学から帰り、部屋着に着替えゆっくりしていたところに玄関ドアのチャイムが鳴る。
「は~い、どちら様ですか」
「橋口様より速達です」
「橋口……え、うそ」
川村は橋口の名前を聞くと、なんの根拠もないのにその郵便物が自分にとって良い物に違いないと心が躍る。
「では、受け取りのサインをお願いします」
「はい、これでいいのかな」
「はい、確かに」
「ご苦労様……さてと」
川村は玄関を閉じると橋口からの贈り物を鼻歌まじりで封を切り、中味を確認する。
「なんだろうな。まさか、婚姻届だったりして……キャッ! って、何よこれ!」
川村は自分が勝手に有り得ないことを想像していながら、その封筒の中味を見た瞬間に激怒する。手に取った書類には「訴状」と書かれており、その内容としては池内直樹の虐めに対し、対応しないどころか無視したことに対し損害賠償を行うというものだった。
「なんでよ! なんで私がお金を払わないとダメなのよ。しかも何、この金額は。どう考えても払えないわよ。こんな額なんて」
そう川村が憤慨するのも無理はないだろう。損害賠償額としてそこに書かれていたのは『五億円』だった。だが、その金額の下には『対象者個人で払うのは困難でしょうから請求者達で話し合って按分してお支払いすることをお勧めします』とも書かれていたのに気付くと「じゃあ私は払わなくてもいいかも知れないってことじゃない」となる。
そして同じ頃、各家庭では「どうして」となるのだった。
翌朝、職員室では各々に届いた訴状について内容を確認し合い、ほぼ書かれている内容が同じだと分かり、全員がホッとするが問題はここからだった。
「では、誰がどれくらいの額を払うのか」と喧々囂々となるのだ。しかし、対象者は教員だけではなかったので、朝も早い時間から保護者の一人がどういうことなのかと職員室に怒鳴り込んでくると堰を切ったように後から後からやって来る保護者ですぐに職員室は一杯になり収拾が付かなくなった校長は全員を体育館へと集める。
当然、こんな調子で授業が行えるハズもなく生徒達は自宅へ帰宅するようにと言われる。だが、教室にはイジメの当事者である田村政美と高橋隆一の二人が他の生徒に取り囲まれていた。
「お前達、なんのつもりだ?」
「そうよ。何よ」
池内直樹のイジメ首謀者の二人はいきなり同級生に囲まれ、訳が分からないと言うと一人の生徒が「お前、知らないのか。それとも聞いてないのか」と言ってくる。
「だから、なんのことだよ!」
「……お前ら、親から聞いてないってどういうことだよ」
「だから、なんのことなのってさっきから、聞いているでしょ!」
「まさかお前らの親は知らない振りをするつもりか? それとももう親に見放されているのか?」
「はぁ? お前、さっきからなんなんだよ。やんのか!」
隆一がそう言って、同級生の一人に食ってかかろうとするが、他のクラスメイトが「止めろ。今はそんなことしている場合じゃないだろ」と二人を分ける。
「だから、なんのことだってさっきから聞いているだろ! いいから、言えよ!」
「分かったよ。じゃあ、教えてやる。俺達はほぼ全員が池内の父親から訴えられているんだよ」
「はぁ? 何言ってんだ?」
「何言ってんだっていいたいのは、こっちだよ。お前らの悪ふざけに少しだけ付き合ったつもりだったのに池内が死んだら、コレだよ」
「しかも警察も動いているって聞いたぞ」
「冗談だろ?」
「冗談ならいいな」
「ちっ」
隆一は面白くなさそうに舌打ちをすると「そもそもはお前のせいだろうが」と今度は田村政美に食ってかかる。
「何よ! 私一人が悪いって言うの! 皆、楽しそうにやっていたじゃないの!」
「「「……」」」
「あんたも、あんたもそうでしょ。アイツが飛び降りる前に楽しそうにしていたじゃないの!」
「「「……」」」
政美はそこまで一気に言うと興奮したせいか、息も荒くふぅふぅ~と肩で息をしている。
「でも、私は自殺しろとは言ってない!」
「そうだ! それは俺も言ってない!」
「俺も!」
「私も!」
一人の生徒が自分は直樹に対し自殺しろとは言ってないと政美に訴えれば、私も僕もと次々に声が上がる。
政美もそう言えば誰が言い出したのかと隆一を見れば、隆一の目が泳ぐのが分かる。
「隆一……」
「な、なんだよ。俺が言ったとでも言うのかよ!」
「そういや、隆一が部活の後輩に言えば、アイツの弟を虐めるのは簡単だって言ってたよな」
「あ、そうだ。確かに言ってた」
「なんだよ! 俺だけが悪いのかよ! お前らだって楽しそうに俺の提案に乗ったじゃないか!」
そんな風に教室内では主犯格の二人だけがつるし上げられるところだったが、主犯のふたりから、皆が楽しそうに虐めていたと言われてしまえば、誰も反論することは出来ずに暗い顔になる。
そして、体育館では按分の割合について教師と保護者達で揉めている。
「あんたが、校長として責任取って五割は出しなよ」
「そんな、五割っていくらになるか分かって言っているんですか!」
「そもそも、ここまで話が大きくなったのはあんたら教師が無視したからだろうが! 違うと言えるのかよ!」
「そ、その件に付きましては……」
そう校長は口籠もると「お前のせいだろ」とでも言いたげに川村の方を見れば、川村は川村で「私が悪いのか」と言う顔になる。すると、担任である川村に気付いた保護者の一人が川村に対し「担任として言うことはないのか!」と罵声を浴びせる。
すると、川村はムッとした様子で、校長からマイクを取り上げると「私は言いました」と保護者達に向かって言った後に、学年主任、教頭、校長の顔を順に見てから正面に向き直り、マイクに向かって話し出す。
「私は池内直樹君が虐められていることに気付いた初期の段階でここにいる上司の学年主任、教頭、校長へと報告しました」
「あのバカ……」
川村がマイクに向かってそう話せばさっき上げられた三人の内の誰かが川村を否定する。そして川村が校長達には相談したという事実を聞いた保護者がまた憤慨する。
「校長、どういうことだよ! やっぱり、アンタが原因なんじゃねえか!」
「そうだ、そうだ!」
「校長一人で難しいのなら、アンタら四人と主犯の二人で分ければいいじゃねえか」
「そうだな。それが一番だな」
「え、ちょっと待って。四人って……校長、教頭、学年主任と……私ってこと? 冗談じゃないわ」
「はぁ何言ってんだアンタは。例え、校長達に止められたからって、虐め事態は教室でされているんだから、アンタが止めることは出来ただろうが!」
「え~」
川村はさっきまではもしかしたら自分は払わなくても済むかもしれないと思っていたのに一転して責任者の一人として上げられてしまい憤慨するが、その保護者が言うことも尤もだと他の保護者もその発言に乗っかり、校長、教頭、学年主任と担任の四人で一組とされ、更に高橋隆一と田村政美の二人を加えて六人で按分を決めろと言われて緊急集会はお開きとなってしまった。
「もう、どうすんのよ! こうなれば池内君のお父さんに頼むしかないじゃないの」
「は~い、どちら様ですか」
「橋口様より速達です」
「橋口……え、うそ」
川村は橋口の名前を聞くと、なんの根拠もないのにその郵便物が自分にとって良い物に違いないと心が躍る。
「では、受け取りのサインをお願いします」
「はい、これでいいのかな」
「はい、確かに」
「ご苦労様……さてと」
川村は玄関を閉じると橋口からの贈り物を鼻歌まじりで封を切り、中味を確認する。
「なんだろうな。まさか、婚姻届だったりして……キャッ! って、何よこれ!」
川村は自分が勝手に有り得ないことを想像していながら、その封筒の中味を見た瞬間に激怒する。手に取った書類には「訴状」と書かれており、その内容としては池内直樹の虐めに対し、対応しないどころか無視したことに対し損害賠償を行うというものだった。
「なんでよ! なんで私がお金を払わないとダメなのよ。しかも何、この金額は。どう考えても払えないわよ。こんな額なんて」
そう川村が憤慨するのも無理はないだろう。損害賠償額としてそこに書かれていたのは『五億円』だった。だが、その金額の下には『対象者個人で払うのは困難でしょうから請求者達で話し合って按分してお支払いすることをお勧めします』とも書かれていたのに気付くと「じゃあ私は払わなくてもいいかも知れないってことじゃない」となる。
そして同じ頃、各家庭では「どうして」となるのだった。
翌朝、職員室では各々に届いた訴状について内容を確認し合い、ほぼ書かれている内容が同じだと分かり、全員がホッとするが問題はここからだった。
「では、誰がどれくらいの額を払うのか」と喧々囂々となるのだ。しかし、対象者は教員だけではなかったので、朝も早い時間から保護者の一人がどういうことなのかと職員室に怒鳴り込んでくると堰を切ったように後から後からやって来る保護者ですぐに職員室は一杯になり収拾が付かなくなった校長は全員を体育館へと集める。
当然、こんな調子で授業が行えるハズもなく生徒達は自宅へ帰宅するようにと言われる。だが、教室にはイジメの当事者である田村政美と高橋隆一の二人が他の生徒に取り囲まれていた。
「お前達、なんのつもりだ?」
「そうよ。何よ」
池内直樹のイジメ首謀者の二人はいきなり同級生に囲まれ、訳が分からないと言うと一人の生徒が「お前、知らないのか。それとも聞いてないのか」と言ってくる。
「だから、なんのことだよ!」
「……お前ら、親から聞いてないってどういうことだよ」
「だから、なんのことなのってさっきから、聞いているでしょ!」
「まさかお前らの親は知らない振りをするつもりか? それとももう親に見放されているのか?」
「はぁ? お前、さっきからなんなんだよ。やんのか!」
隆一がそう言って、同級生の一人に食ってかかろうとするが、他のクラスメイトが「止めろ。今はそんなことしている場合じゃないだろ」と二人を分ける。
「だから、なんのことだってさっきから聞いているだろ! いいから、言えよ!」
「分かったよ。じゃあ、教えてやる。俺達はほぼ全員が池内の父親から訴えられているんだよ」
「はぁ? 何言ってんだ?」
「何言ってんだっていいたいのは、こっちだよ。お前らの悪ふざけに少しだけ付き合ったつもりだったのに池内が死んだら、コレだよ」
「しかも警察も動いているって聞いたぞ」
「冗談だろ?」
「冗談ならいいな」
「ちっ」
隆一は面白くなさそうに舌打ちをすると「そもそもはお前のせいだろうが」と今度は田村政美に食ってかかる。
「何よ! 私一人が悪いって言うの! 皆、楽しそうにやっていたじゃないの!」
「「「……」」」
「あんたも、あんたもそうでしょ。アイツが飛び降りる前に楽しそうにしていたじゃないの!」
「「「……」」」
政美はそこまで一気に言うと興奮したせいか、息も荒くふぅふぅ~と肩で息をしている。
「でも、私は自殺しろとは言ってない!」
「そうだ! それは俺も言ってない!」
「俺も!」
「私も!」
一人の生徒が自分は直樹に対し自殺しろとは言ってないと政美に訴えれば、私も僕もと次々に声が上がる。
政美もそう言えば誰が言い出したのかと隆一を見れば、隆一の目が泳ぐのが分かる。
「隆一……」
「な、なんだよ。俺が言ったとでも言うのかよ!」
「そういや、隆一が部活の後輩に言えば、アイツの弟を虐めるのは簡単だって言ってたよな」
「あ、そうだ。確かに言ってた」
「なんだよ! 俺だけが悪いのかよ! お前らだって楽しそうに俺の提案に乗ったじゃないか!」
そんな風に教室内では主犯格の二人だけがつるし上げられるところだったが、主犯のふたりから、皆が楽しそうに虐めていたと言われてしまえば、誰も反論することは出来ずに暗い顔になる。
そして、体育館では按分の割合について教師と保護者達で揉めている。
「あんたが、校長として責任取って五割は出しなよ」
「そんな、五割っていくらになるか分かって言っているんですか!」
「そもそも、ここまで話が大きくなったのはあんたら教師が無視したからだろうが! 違うと言えるのかよ!」
「そ、その件に付きましては……」
そう校長は口籠もると「お前のせいだろ」とでも言いたげに川村の方を見れば、川村は川村で「私が悪いのか」と言う顔になる。すると、担任である川村に気付いた保護者の一人が川村に対し「担任として言うことはないのか!」と罵声を浴びせる。
すると、川村はムッとした様子で、校長からマイクを取り上げると「私は言いました」と保護者達に向かって言った後に、学年主任、教頭、校長の顔を順に見てから正面に向き直り、マイクに向かって話し出す。
「私は池内直樹君が虐められていることに気付いた初期の段階でここにいる上司の学年主任、教頭、校長へと報告しました」
「あのバカ……」
川村がマイクに向かってそう話せばさっき上げられた三人の内の誰かが川村を否定する。そして川村が校長達には相談したという事実を聞いた保護者がまた憤慨する。
「校長、どういうことだよ! やっぱり、アンタが原因なんじゃねえか!」
「そうだ、そうだ!」
「校長一人で難しいのなら、アンタら四人と主犯の二人で分ければいいじゃねえか」
「そうだな。それが一番だな」
「え、ちょっと待って。四人って……校長、教頭、学年主任と……私ってこと? 冗談じゃないわ」
「はぁ何言ってんだアンタは。例え、校長達に止められたからって、虐め事態は教室でされているんだから、アンタが止めることは出来ただろうが!」
「え~」
川村はさっきまではもしかしたら自分は払わなくても済むかもしれないと思っていたのに一転して責任者の一人として上げられてしまい憤慨するが、その保護者が言うことも尤もだと他の保護者もその発言に乗っかり、校長、教頭、学年主任と担任の四人で一組とされ、更に高橋隆一と田村政美の二人を加えて六人で按分を決めろと言われて緊急集会はお開きとなってしまった。
「もう、どうすんのよ! こうなれば池内君のお父さんに頼むしかないじゃないの」
0
お気に入りに追加
717
あなたにおすすめの小説
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
幼馴染みが婚約者になった
名無しの夜
ファンタジー
聖王なくして人類に勝利なし。魔族が驚異を振るう世界においてそう噂される最強の個人。そんな男が修める国の第三王子として生まれたアロスは王家の血筋が絶えないよう、王子であることを隠して過ごしていたが、そんなアロスにある日聖王妃より勅命が下る。その内容は幼馴染みの二人を妻にめとり子供を生ませろというもの。幼馴染みで親友の二人を妻にしろと言われ戸惑うアロス。一方、アロスが当の第三王子であることを知らない幼馴染みの二人は手柄を立てて聖王妃の命令を取り消してもらおうと、アロスを連れて旅に出る決心を固める。
勇者がこちらに来てるらしい
犬派のノラ猫
ファンタジー
ここは魔界のとあるところにある魔王城
そこで生活している大魔王様は
こちらに向かってきている怖い勇者を
どうにかしようと日々部下達と
頑張っています!
夫に用無しと捨てられたので薬師になって幸せになります。
光子
恋愛
この世界には、魔力病という、まだ治療法の見つかっていない未知の病が存在する。私の両親も、義理の母親も、その病によって亡くなった。
最後まで私の幸せを祈って死んで行った家族のために、私は絶対、幸せになってみせる。
たとえ、離婚した元夫であるクレオパス子爵が、市民に落ち、幸せに暮らしている私を連れ戻そうとしていても、私は、あんな地獄になんか戻らない。
地獄に連れ戻されそうになった私を救ってくれた、同じ薬師であるフォルク様と一緒に、私はいつか必ず、魔力病を治す薬を作ってみせる。
天国から見守っているお義母様達に、いつか立派な薬師になった姿を見てもらうの。そうしたら、きっと、私のことを褒めてくれるよね。自慢の娘だって、思ってくれるよね――――
不定期更新。
この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
【完結】『母の命を奪った罪人である自分は、誰にも愛されない』だと? そんなワケあるかボケっ!!
月白ヤトヒコ
恋愛
うちで開催されているパーティーで、家族に冷遇されている子供を見た。
なんでも、その子が生まれるときに母親が亡くなったそうで。それから、父親と上の兄弟に目の仇にされているのだとか。俺は初めて見たが、噂になる程の家族の言動。
俺、こういうの大っ嫌いなんだけど? ちょっと前に、親友が突然神学校に入りやがった。それもこういう理由で、だ。
というワケで、大人げなく怒鳴っている見苦しいオッサンと、罵倒されて委縮している子供の間に割って入ることにした。
俺の前で、そんなクソみたいなことしてるそっちが悪い。
罵倒されてる子は親友じゃないし、このオッサンはアイツの父親じゃないのも判ってる。
けど、赦せん。目障りで耳障りだ。
だから――――俺の八つ当たり受けろ? お前らが、その子にやってることと同じだろ。
「あなた方がそうやって、その子を目の仇にする度、冷遇する度、理不尽に叱責する度、『キャー、わたしの仇に仕返ししてくれてありがとう! わたしの産んだ子だけど、そんなの関係ないわ! だって、わたしの命を奪った子だものね! もっと冷遇して、もっとつらい目に遭わせて、追い詰めて思い知らせてやって!』って、そういう、自分の子供を傷付けて喜ぶような性格の悪い女だって、死んだ後も家族に、旦那に喧伝されるって、マジ憐れだわー」
死んだ後も、家族に『自分が死んだことを生まれたばかりの子供のせいにして、仇を討ってほしいと思われてた』なんて、奥さんもマジ浮かばれないぜ。
『母の命を奪った罪人である自分は、誰にも愛されない』だと? そんなワケあるかボケっ!!
設定はふわっと。
【では、なぜ貴方も生きているのですか?】の、主人公の親友の話。そっちを読んでなくても大丈夫です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる